2022年10月13日

ハヤシビーフ全粒粉パン〜資生堂パーラー編

毎週木曜日にパンを焼くのが我が家の週間ルーティーンです。

全粒粉強力粉100gを基準に、時には豆乳ヨーグルトのホエーだったり、ここ最近は賞味期限切れのノンアルコールビールだったりで生地を捏ねます。
前日の夕方にポリ袋で生地を捏ね、翌朝木曜日に焼き上げるオーバーナイト発酵の全粒粉パンがいつものスタイル。

今週はコロンッとした佇まい愛らしいこちらのパンです。

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強力粉100gを使用すると、大体パンが4つ焼き上がります。
当日のお昼にふたつを食べたら残りは冷凍。
週末に解凍して軽く焼き直し、主人が淹れてくれるコーヒーと共に軽い朝食とするのが常です。

先日解凍したカレーパン、日付を見ると随分寝かせたものと我ながら驚きました。
ですがそのカレーパンがあまりに美味しかったので、久しぶりにカレーパンなど焼いてみる気分になった、という訳です。

が、あれ?備蓄棚から発掘されたのは、賞味期限が切れた資生堂パーラーのレトルトカレーがふたつ。
しかもひとつはカレーでなくハヤシビーフ。

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と、いう訳で、今週のパンはちょっと贅沢とも言える『資生堂パーラーのハヤシビーフ全粒粉パン』と相成りました。

賞味期限切れのノンアルコールビールで捏ねた全粒粉生地の中には、粗くつぶした大豆と一緒に言わずと知れた伝統的な資生堂パーラーさんのハヤシビーフがたっぷり。
贅沢とも言えるでしょうが、少々罰当たりな気がしないでもない。

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先日解凍したカレーパンは実に上出来でした。
過去の成功に気を良くしたのでしょうね。
同じように成形出来ると駒を進めたところ、フィリングが上手く包めずケースを利用することに。
見栄えする画像を冒頭に持ってきた、というだけのお話でした。

ですが賞味期限切れメンバーがふたつ含まれているとは言え、美味しいことに変わりはないのです。


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◆材料(4つ分)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g
  • アジョワンシード 1g

  • ノンアルコールビール 80g
  • お塩 1g
  • オリーブオイル 10g


    ◆フィリングその他

  • ハヤシビーフ 適量
  • 蒸し大豆 適量

  • パン粉 適量
  • オリーブオイル 適量
  • 水溶き卵黄 適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイースト・アジョワンシードをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせます。
    ここにお塩・オリーブオイルも順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

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  2. 半量残した生地に1を加えます。
    ビニール袋を振りながら、自然に生地がひとつにまとまるようなじませます。

    生地がまとまったらビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。

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    少しふっくらとした温かな生地をヨーグルトメーカーから取り出します。

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  3. ビニール袋越しに手のひらで圧をかけてガス抜きをし、再度形を整えてビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れてしっかりと蓋をし、ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵させましょう。

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  4. ひと晩野菜室で過ごした今朝の生地です。
    先ずは早めに野菜室から出して室温の戻してあげたら、ビニール袋越しに再度ガス抜きをしましょう。

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    ここでようやくビニール袋から出して形を整え、包丁で4等分します。
    生地をのばすようにしながらそれぞれを丸め直し、ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。

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  5. ベンチタイムの間にフィリングの準備をします。
    蒸し大豆をフォークで粗くつぶします。
    湯せんで軽く温めたハヤシビーフをここに加えて混ぜておきましょう。

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  6. ベンチタイムが終了したら成形へと進みます。

    ラップに挟んで生地をのばし、生地の縁につかないよう5をたっぷり中央に。
    生地を対角線上に合わせながらしっかりフィリングを閉じ込め、綴じ目を下にケースに収めます。

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    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40度で45分間の最終発酵を促します。

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  7. 小鍋にパン粉と極少量のオリーブオイルを合わせ、軽く加熱しながらオリーブオイルをパン粉になじませます。
    焼き色をつける必要はありません。
    オリーブオイルがパン粉全体になじめばOK

    水溶き卵黄を刷毛で表面にぬり、パン粉を散らして予熱したオーブンへ。

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    設定温度を190度にして12分。
    賞味期限切れとは言え、資生堂パーラーと聞けば我々世代は心が躍るのです。

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たっぷりキャベツのクラムチャウダー風スープを添えましょう。
ストウブでじっくり焼いた大ぶりなキャベツにたっぷりのアサリ、そしてオーツミルク。
秋も深まるとやはりスープに和むのです。

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  1. 芯を残してくし形に切ったキャベツをオリーブオイルでじっくり蒸し焼きにします。
    人参も一緒に。

  2. 1にスープストックを注ぎ、小ぶりに切った里芋も加えます。
    やわらかくなるまで蓋をしてコトコト。

  3. 冷凍あさりを加え、オーツミルクも加えてひと煮たち。
    お塩・オイスターソース・極少量のナンプラーで味付けをし、最後に黒胡椒を挽いて出来上がり。

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ニキビの薬、忘れずに飲んでね。

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とにかく鰹が好きな主人。
朝食の干物を取り寄せる際、先日見慣れぬこんなものを一緒に購入しました。

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これね、『鰹のはらんぼ』と呼ばれる部位を塩干しにしたもの。
鮭で言えば『はらみ』の部分ってことかしら。

主人は相当期待していたようですが、どうも海なし県の我々にはなかなかなじみ辛い味。
なので考えた結果の竜田揚げにしてみました。




食べやすく切った鰹はらんぼを、お醤油・お酒・みりん・お酢・たっぷりのおろし生姜を合わせた中に漬け込みます。
もともと塩味がしっかり効いているので、お塩は省略、お醤油は控えめ。

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30分ほどしっかり漬け込んだら水気を軽く切って米粉をまぶし、太白胡麻油でカリッとするまで揚げるだけ。

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そのまま焼いて食べるよりはぐっと食べやすくなりました。
間違いなく日本酒、しかも昔ながらの昭和な日本酒に合う味です。

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残ったハヤシビーフを温泉卵と合わせて小さなハヤシビーフ丼に。
そして鰹はらんぼの竜田揚げ。

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いくら何でも、ハヤシビーフに珍味的存在なはらんぼは合わせ辛い。
だからと無理無理竜田揚げにしてはみましたが、この解決策もいかがなものかと今となっては思います。

主人が三角食べ反対派で良かった。
そして残しておいた竜田揚げは、当初の予定通り今宵昭和なお酒に合わせましょう。
5時からの宴会に向けてやり残した家事を片付けます。


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2022年10月12日

ざくざくホロホロ全粒粉スコーン〜たっぷり切れ端野菜編

10月も半ば。
1年を通して4時に起床する生活が板についた今、早朝リビングの窓を開ける時が何時より季節を感じる瞬間です。
昨日、今日は西の空にお月さまが綺麗でした。

今朝は久しぶりにスコーンを焼いてみましたよ。

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ごつごつとした見るからに素朴なスコーン。
全粒粉生地に少量のアーモンドプードル、そしてたっぷりの野菜を混ぜた甘さ控えめのスコーンです。

お砂糖の量を極力控え、ドライフィグの甘さを活かした小ぶりなスコーン。
たっぷり加えた野菜は、いつぞや面取りした人参とかぼちゃの切れ端です。

面取りをした野菜の切れ端は、その都度まとめて冷凍保存。
随分たまったな、の頃合いを見て何かしらのお片付けメニューをひねり出します。
こうして今回はスコーンとなった訳ですが、これが期待以上に美味しい。

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ポリ袋で生地を捏ね、元は冷凍クズ野菜のお片付け料理。
にも拘わらずしっかりとバターを使用したおかげか、兎に角生地がホロホロでざくざくで私好みな焼き上がり。

人参とかぼちゃの風味をまとめるフィグの存在感、そして微かに鼻腔をくすぐるエルブ・ド・プロヴァンスの底力にも感心しきりなのです。

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◆材料(小ぶりなスコーン6つ分です)

  • 全粒粉薄力粉 80g
  • アーモンドプードル 10g
  • てんさい糖 8g
  • ベーキングパウダー 4g
  • お塩 1g
  • エルブ・ド・プロヴァンス ひとつまみ

  • 無塩タイプの発酵バター 50g

  • 面取り人参・カボチャの切れ端(冷凍しておいたもの、凍ったまま使用) 97gありました
  • ドライフィグ 1個

  • 仕上げ用のオーツミルク 適量

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◆作り方

  1. 生地はポリ袋で。

    全粒粉薄力粉・アーモンドプードル・てんさい糖・ベーキングパウダー・お塩・エルブ ド プロヴァンスをポリ袋に合わせ、口をしっかり持って振り混ぜます。

    ここによく冷えた状態のバターをさいの目に切って加えましょう。

    バターを切るのは意外と難儀、ゆで卵カッターを使って。
    いちどカッターを入れたら、90度向きを変えてもう一度。
    大昔100均ショップで購入した茹で卵カッターがここで役に立つなんて。

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  2. バターを指先でつぶすようにしながら粉類になじませます。
    バターがなじんだら、凍った状態のまま刻んだ冷凍人参とかぼちゃも加えてなじませます。
    ・・・極少量れんこんも混じっておりました。

    最初はそぼろ状だった生地が、少しずつ水分を含んでまとまってきます。
    形を整え、1時間ほど冷蔵庫で休ませましょう。

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  3. 休ませた生地を包丁で6等分します。

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    オーブンシートを敷いた天板に並べ、表面にオーツミルクを刷毛でぬって予熱したオーブンへ。

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    設定温度を200度にして18〜20分。
    全くもって不器量な焼き上がり。

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    ですがこれがホロホロのサクサク、そして程よい甘さで私の好み。
    バターの風味のおかげで主人からも高評価でした。
    また切れ端野菜がたまった頃に。

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完熟具合を見極めるのが難しい洋梨。
随分と追熟が進んだと思ったのですが、再度の見当違いにがっくり肩を落とします。

ですが、完熟を見誤った洋梨とて美味しく食べられるよう考えるのが私の役割。
コンポートも良いけれど、お砂糖を使わないサラダの材料として使うのが今シーズンのお気に入りです。

塩麴にひと晩マリネしカッテージチーズと模した木綿豆腐・それに洋梨を合わせたサラダが大変美味しく出来ました。
色合いもなかなかロマンティックです。

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木綿豆腐の塩麴漬けは、前日からマリネしておきます。

  1. 木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、しばらくおいて水切りをしておきます。
    もともとが水切り不要とされているお豆腐を使っております。

  2. 水切りしたお豆腐を新しいキッチンペーパーで包みなおします。
    ラップに塩麴を適量ひろげ、キッチンペーパーで包んだお豆腐をこの上に置きます。
    上にも塩麴をぬったら、ラップでぴったりと包みましょう。

    ラップに爪楊枝で突いて2〜3か所穴を開け、網の上にのせ、軽い重石をしてひと晩冷蔵庫へ。

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  3. ひと晩塩麴でマリネした木綿豆腐。
    お水は極少量バットに溜まっておりました。




  4. 皮をむいていちょう切りにした洋梨(未完熟のもの)に、少量のレモン汁をまぶします。
    3のお豆腐を軽く崩して加えましょう。

    ミルで粉砕したペコリーノロマーノ
    ローストした胡桃
    セミドライミニトマト
    さっと茹でた向き枝豆
    刻んだドライレモン
    ドライブルーベリー
    オリーブオイル
    粗挽き黒胡椒

    を合わせて和えれば出来上がり。

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残り3個となりました洋梨。
フルーツとしてヨーグルトの脇に添えられる日が迎えられるのでしょうか。

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今朝の主食はお蕎麦。
温泉卵とたっぷりの山芋、最近お気に入りの冷凍オクラを山芋に少し足して粘りをプラス。
最近お気に入りの食べ方です。

お魚は金太郎イワシですよ。

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洋梨は見誤りましたが、今朝の柿はばっちりな食べ頃でした。
柿とヨーグルトの組み合わせがとにかく好き。

ここにほんの少しバルサミコ酢が欲しいところではありますが、食材にあふれております我が家、少し我慢しましょう。

主人の食欲が壊れ始めたようですから。
彼の取り寄せ熱が再加熱しておりますので。

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2022年10月11日

ラードな焼きおにぎり

三連休明けの火曜日です。
連休中に少々飲み過ぎたお酒のリセットも期待して、今日はあっさり和風なお昼ご飯に致しましょう。

シンプルな焼きおにぎりなど拵えてみましたよ。

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見た目はシンプル。
でも、やっぱりそこにはお片付け料理の一環が潜んでおります。

数日前に拵えた『豚バラブロックのビール煮込み ☆彡
豚の脂がかたまった煮汁を、炊き立ての新米に混ぜて焼いた贅沢な焼きおにぎりです。
『ラード焼きおにぎり』とてもいうのでしょうか。

ラード焼きおにぎりなんて聞くと、さぞやこってりしていそうではありますが、量が量だけに意外なほどこってり感は和らいでおります。

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全体にうっすらと味付けされた小粒で艶やかな新米、そして程よい焼き色。
うん、豚の脂が残ったら、今後は焼きおにぎりもオプションで。

豚バラブロックを煮た際の我が家の流れが定まった、そんな焼きおにぎりが今日のお昼ご飯です。

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レシピと言うほどでもありませんが。

  1. 豚バラブロックのビール煮込み。
    豚肉を食べてしまった後、煮汁と表面を覆う豚の脂を使います。

  2. 炊き立てのご飯に煮汁を混ぜ込み、小ぶりな三角おにぎりにしてグリルパンに並べましょう。

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  3. 中火で先ずは10分弱、裏返してもう片面も軽く焼いて出来上がり。

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    焼きおにぎりにグリルパンを使用するのは初めてです。
    オーブンよりフライパンより、格段にふっくら焼き上がることを今更ながら大発見。

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連休明け、要するに連日飲酒の翌日は、やはり和食を体が欲します。
決してあっさりしているわけではありませんが、やはり和食。


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少々季節外れとなった感はありますが、茄子の揚げびたしは昨日のカレーの片手間に拵えたもの。
下処理した茄子を揚げた後、スパイスのテンパリングに移るのは我ながら強引な力業。

少し前まで、和食だろうが何だろうが、煮物は食材にかかわらず圧力鍋一辺倒でした。
ですがいつもカボチャが煮崩れる。
ようやく気付きました。
何でもかんでも圧力鍋ではよろしくない、と。



本では、昆布は煮立たせないように取り出しましょうとありますが、そこは家庭料理。
昆布を落し蓋にしてしまうのも十分ありだと思うのです。
ことこと煮た昆布は昔から私の大好物ですもの。

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煮干しだって煮物の具として料理に参加します。
ワタも頭もそのまま。
煮干しを予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストして日本酒の肴、これが大好きな私ですもの。
面取りした人参を焼きおにぎりにも使用したラードでさっと炒めてから、蓮根・里芋・昆布を加えてストウブでことこと10分煮込みます。

家庭料理はストレスなく、が楽しい。
煮物に使った蓮根と人参を少し残しておいて、ストウブで煮込んでいる間に金平を一品。

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そんなストレスフリーでまとめた今日のお昼ご飯。
ラードな焼きおにぎりは主人のハートを見事に貫通すること請け合い。

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まだまだ続く新米の高揚感。
炊飯器のない我が家では、圧力鍋かストウブを使ってご飯を炊くのですが、やはりストウブで炊いた新米の蓋を開ける時、あの気分は格別です。

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火曜日。
いつもならお魚は、しめ鯖・アボカド・スライス玉ねぎの組み合わせです。
が、今週はイオンネットスーパーでアボカドが品切れでしたので、あっさり鰆のみりん干しに変更。

今日は飲まないよね、飲まないよね。


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posted by しんさん at 13:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月06日

ミルキー全粒粉スティックパン〜ココナッツ練乳バターたっぷり編

木曜日なので本日のお昼はパンです。 

いつものように前日の夕方、賞味期限切れのノンアルコールビールを使って全粒粉生地を準備し、ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵を促し当日の朝に焼くオーバーナイト発酵の全粒粉パン。
今週は『練乳バター』をたっぷりサンドした甘い全粒粉スティックパンですよ。

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以前は手作り豆乳ヨーグルトのホエーで捏ねておりましたが、ノンアルコールビールが大量に残っていることが発覚してからは全粒粉ビールパンにあっさり路線を変更致しました。

やがてはノンアルコールビールの賞味期限が切れてしまいましたが、あくまでも目安の数字と割り切って使用しております。

ですが全粒粉とビールの相性なのか、焼き上がりの素朴な香りに賞味期限切れの罪悪感など全く感じません。
もともとは主人が飲むと言って買ったノンアルコールビールですものね、運命共同体ですよ。
それにしても艶やかな焼き上がりです。

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『練乳バター』と冒頭で書きましたが、実はこの練乳も手作りです。

先週、ココナッツミルクとココナッツシュガーを合わせて煮詰めた『コンデンスココナッツミルク ☆彡』を使ったジャースイーツを拵えたのですが、その時のものを発酵バターと合わせたもの。
昔、実家でよく母親がコーヒーのお供にと出してくれた『ナイススティック』をイメージしました。

懐かしいな。

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市販のバタークリーム系はあまり得意ではないのですが、この練乳バターは美味しいのです。
そして間違いなく主人が気に入る味。
ちょっとカロリーが気にはなるところですが、たまにはね、食べたいものね。

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◆材料(ちょっと小ぶりなスティックパン4本分です)

  • 全粒粉強力粉 80g
  • 全粒粉薄力粉 10g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g
  • ノンアルコールビール 70g

  • お塩 1g
  • ココナッツオイル(液状で使用します) 5g

  • 水溶き卵黄 適量



    ◆練乳バター

  • 無塩タイプの発酵バター 40g
  • 手作りのコンデンスココナッツミルク(☆彡) 20g





◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・全粒粉薄力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせましょう。
    更に、お塩とココナッツミルクを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。

    残った粉類にこれを加え、ビニール袋の口をしっかり持ってなじませるように振り混ぜます。
    ころんっと生地がひとつにまとまればOKです。

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  2. まとまった生地の形をビニール袋越しに何となく整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵させましょう。

    微かに膨らんだ生地。
    ビニール袋越しに手のひらで圧をかけてガス抜きをしたら、再度形を整えて端のほうで留めます。
    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵を促しましょう。

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  3. 今日はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげます。

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    室温に戻した生地を徐にビニール袋から出し、手の平で圧をかけてガス抜きをしましょう。
    丸め直して包丁で4等分し、生地をひっぱるようにそれぞれを丸めます。
    ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。

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  4. 成形します。
    打ち粉が惜しい貧乏性なので、ラップを使います。

    ラップで挟んだ生地を楕円にのばし、両端を折りたたみます。
    軽くのばしてから、中央線を押さえながら更に半分に折り、しっかりと生地をつまんで閉じましょう。

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    閉じた生地を両手でそっと転がして棒状に整えます。

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  5. オーブンシートを折り、端をホチキスで留めて無理無理な『布取り』スタイルに。
    思い付きではありますが、それなりに綺麗に焼けました。

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    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。
    ふくらんだ生地に刷毛でそっと水溶き卵黄をぬりましょう。

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    予熱したオーブンに移し、設定温度を210℃にして11〜12分。

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    焼き上がったパンは網の上で冷ましておきましょう。

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  6. 発酵バターとコンデンスココナッツミルクは、絞り出し袋に合わせて常温においておきます。

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    バターがクリーム状になったらよく混ぜ、はい、練乳バターの出来上がり。
    パンに切れ目を入れてたっぷりとしぼります。

    2往復したところで、スパチュラではみ出したクリームをならして出来上がり。
    冷蔵庫で冷やして、練乳バターが少しかたまった状態で召し上がるのが主人はきっとお気に入りかと。

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そうは言っても、そろそろノンアルコールビールも本腰入れてお片付けしたいのが実のところ。
残ったビールのお片付けの定番と言えば、豚肉のビール煮込み。

いつぞや主人が買ってきてくれた豚バラブロックとビールを合わせ、圧力鍋でトロトロに。
具沢山のスープ風豚のビール煮込み、といったところでしょうか。

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  1. 圧力鍋の大きさに合わせて豚バラブロックを2等分しました。
    胡麻油を極少量ひき、鍋の負担にならない程度に空焼きしてから豚バラブロックを全面しっかりと焼き付けます。

    更にキッチンペーパーの上でしっかり油を切っておきましょう。

  2. お鍋の油をしっかりと拭き取ります。
    豚肉を食べやすい大きさに切ってここに移し、ノンアルコールビール・お水を合わせてひたひたに。
    薄切り生姜もたっぷり加え、昆布も加えて加圧すること10分間。

  3. 圧が抜けたら蓋をあけ、人参・里芋・冷凍してあったひよこ豆の水煮・芯がついた状態でくし形に切ったキャベツを加えます。
    お醤油・オイスターソース・ナンプラー等を加え、加圧すること1分間。

    最後に味をみてお好みで蜂蜜を加えます。
    スープジャーに盛り、小ねぎをちろりで出来上がり。

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残った角煮はもちろん保存容器に。
明日の日本酒の脇に辛子と共に添えましょう。

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週末近付く木曜日、毎週のこととは言えワクワクします。
今日のお魚は、えっと・・・『カツオのはらんぼ』ですって。
個性的なお味です。

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蒸し大豆でカサ増ししたご飯の上には、ねばねば3スターを合わせてみました。
ネバリスターのおろしと同じくらいの粘り強さ。





すりおろした山芋、あかもく、そして冷凍オクラ。
味付きのあかもくが調味料代わり。
パンの艶出しに使用した卵黄のお片付けにもしっかり貢献してくれるメニューです。

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イオンネットスーパーさんに届けて頂く冷凍オクラはとても重宝します。
最近は品切れ続きなのがとても残念。





木曜日は土曜に届けて頂くイオンネットスーパーさんの注文日。
今週は冷凍オクラがあると良いのだけれど。


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posted by しんさん at 14:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月05日

オートミールライスバーガー〜鯖の味噌煮とたっぷりキャベツ編

大抵週にいちどの頻度で登場する、本日は我が家の定番メニューでもある『オートミールライスバーガー』にしました。

ご飯の代わりにオートミール。
ライスバンズでサンドせず、バンズはボトムだけのオープンサンドスタイル。
なので我が家のオートミールライスバーガー、お腹の収まり具合もちょうど良いのです。

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そして応用自在、自由気ままなそのフィリング。

本日は『鯖の味噌煮』を鯖の水煮缶で。
鯖缶を使った鯖の味噌煮を、ぽってりと煮詰めたお味噌と一緒にオートミールバンズの上にたっぷりと。

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そして鯖の味噌煮の上にはたっぷりのキャベツ。

何を検索していたのかも忘れてしまいましたが、昨日つらつらスマホを眺めておりました。
あら、モスバーガーが『サバ味噌バーガー』ですって。
本当に面白いことを考える人がいるものね。

という訳で、早速常備してあります鯖缶が大抜擢、という訳です。
改めて見直しましたら、モスバーガーでそれが販売されたのは2013年のお話だったようですね。

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◆作り方と材料

  1. 先ずはオートミールバンズから。

    ・オートミール 30g(クイックオーツとロールドオーツを各15gずつ)
    ・お水 100g

    以上を耐熱ボールに合わせ、ふんわりとラップをして600Wで2.5分間のレンジ加熱。
    一旦レンジ庫内から出してザッと混ぜ、蒸し大豆と冷凍枝豆を加えて再度ふんわりラップで2.5分のレンジ加熱。

    目玉焼きリングにラップを敷き、半量ずつ詰めて成形します。

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  2. フライパンに胡麻油を少量ひき、1をこんがり焼きます。

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    裏返して両面こんがりと焼いたら、網の上に並べて冷ましておきます。

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  3. 2を冷ましている間に鯖缶味噌煮の準備。

    ・たっぷりの薄切り玉ねぎ
    ・たっぷりの薄切り生姜
    ・鯖缶の身(缶汁はお味噌汁に使うのでここでは使いません)

    以上を小鍋に合わせます。
    お水とお酒を合わせてひたひた量よりぐっと控えめに注ぎ、煮立てましょう。

    赤味噌と白味噌を2:1程度の割合で別皿に合わせておきます。
    これをお酒でのばして煮立ったお鍋に加えます。


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  4. 蜂蜜も少量加え、弱火でしばらく煮たら鯖の身を取り出します。
    お味噌だけをポッテリするまで煮詰めて出来上がり。

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  5. キャベツの水をしっかり切って千切りにすれば、準備は完了。

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    ワックスペーパーの上に煮詰めたお味噌をこんもりと。

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    お味噌の上には鯖。

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    たっぷりと千切りキャベツを盛ったら、最後は海苔で軽く押さえましょう。

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    ワックスペーパーでくるりと巻いて出来上がり。

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先日届いた岩手県北上地域の二子芋(ふたこいも)
この時期、毎年イオンさんに届けて頂く我が家の秋の味です。
今年も3キロを2回頼むのでしょう。

最初はきぬかつぎでシンプルに頂くのですが、やはり里芋と聞けば『イカ』と一緒に煮つけにしたいもの。
よりお買い得になっておりました小さな小さなヤリイカと一緒に煮つけにしましたよ。

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笑えるくらい小さな小さなヤリイカ。
ひとパックで263円というお安さでした。

安い分手間をかけ、小さいながらイカの一般的な処理をします。
脚を持ってそっと胴体を引き抜いたら、軟骨を取り、目玉とくちばしを骨抜きでつまみ取ります。

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処理した脚を胴体に戻してイカの下処理は完了。

里芋は綺麗に洗い、くるりと包丁で切れ目を一周。
少量のお水と共に電子レンジで8分加熱・・・はちょっと長すぎたかしら。
皮をつるりとむいておきます。

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昆布だしとお酒を合わせて煮立て、さっとイカを茹でたら取り出します。
イカが縮むので、コロッと可愛らしいフォルムになります。

お醤油・みりんを足してお芋を加え、落し蓋をして10分間。
落し蓋を外して少し煮汁を煮詰めたら、取り出しておいたイカを加えてひと煮たち。
今宵の日本酒のお供に良さそう。

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水曜日のお魚は小ぶりな金太郎イワシです。
ちょっと寂しいので、つい主食を豪華にしがち。

しっかりと昆布だしを煮立て、炙った鯖のへしこの上に回しかけます。
主人も私も大好物、鯖のへしこの出汁茶漬け。
自家製柚子胡椒が欠かせません。

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週も真ん中水曜日。
夕方になったら明日のパンの準備をし、そして楽しい日本酒宴会。
昨晩お酒を控えた分、更に楽しみな水曜日。

こうして主人とふたりで歳を取るのも良いかも。
どんどん向上心が萎えていく昨今なのです。


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