2022年10月31日

アオヤギの佃煮〜焼きおにぎりで完全幕引き編

朝食を何より楽しみにしております主人ですもの。

しかも今日は月曜日。
土日限定コーヒーの朝食も良いけれど、あくまでもそれは土日限定。
週末明け月曜日の朝食、特に具沢山のお味噌汁は主人のすべてを担う源と言っても良いほど。
定期健診に伴う朝食抜きは全くお気の毒。
心なしが生気の失せた面持ちでしょんぼりお家を出ていきました。

今日のお昼をいつも以上に楽しみにしているであろう主人。
アオヤギの旨味を全身で受け止めた焼きおにぎりなど拵えてみましたよ。

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先週拵えたアオヤギの佃煮。
ご飯に良し、日本酒に良し、そして何より主人が大変気に入ってくれました。
そして大好評だったアオヤギの佃煮ももうおしまい。

最後は、その煮汁を炊き込みご飯にして綺麗すっきりお片付けいたしました。
アオヤギの煮汁にたっぷりのゴボウ、そして人参を一緒に炊き込んだ旨味たっぷりの炊き込みご飯。

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を、更にお醤油をたっぷりぬって香ばしく焼いた焼きおにぎり。
美味しくないわけがない。
空腹で目が回りそうな主人をすくってくれることでしょう。

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しっかりと30分ほど吸水させたお米の水を切ってストウブに移し、千切り人参と千切りゴボウ、そして細切りにした干しシイタケ。
アオヤギの煮汁にお水を足し、ストウブでふっくらと炊き上げます。

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熱々のご飯を小ぶりな三角に握ったら、お魚ホイルを敷いた網の上に。

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刷毛でお醤油を二度塗してオーブントースターで焼きましょう。

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まだまだ続くカボチャ愛。
もともとカボチャは好きなのですが、何故だか甘辛く煮た昔ながらのカボチャの煮物が最近食べたくて仕方がないのです。

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カボチャは昔ながらの味付けで。
お醤油にお砂糖、そしてお酒と少々のお出汁、みりんは使いません。

ブロッコリーは小房に分けてお水に少し晒した後、ほんの軽くお水を切って少量のお塩を全体になじませます。
これをストウブで蒸すと本当に美味しい。

里芋は人参、ゴボウ等の根菜、そして干しシイタケと一緒に煮っころがしに。
最後にみりんを足してふわりと香り立つこの瞬間が大好き。

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我が家の平日の朝食に欠かせないものが、具沢山なお味噌汁。
本当に具沢山です。
そして主人が何よりも美味しいと言ってくれるもの。

いつも通りのお味噌汁を今日はスープジャーに盛りつけました。

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検診後のお弁当、どうぞお味噌汁でひと息ついて下さいな。

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明日はいつも通りの朝食、いつも通りのお昼ご飯です。
検診が終わってぱくりと食べられるよう、別添えのおにぎりも持たせました。

私が検診で朝食抜きの日、それでも僕の朝食は作りたまへと言った主人を忘れてはいませんけどね。



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2022年10月27日

ナッツたっぷり全粒粉テーブルロール〜立派な羽根つきver.

週末目前の木曜日。
そして今週もパンを焼きました。

想定外の焼き上がりになることは決して珍しくはありませんが、今週は飛び抜けて特別。
笑ってしまうくらい妙ちくりんな全粒粉パンが焼き上がりましたよ。

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立派過ぎる羽根を携えた全粒粉テーブルロール。
最終発酵の段階で、これはマズいとは直感致しましたが、ここまで立派な羽根に成長するとは全くの想定外。

ここまで堂々とした羽根を見ると、もしやこれは成功なのかと錯覚してしまうほど。

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羽根の正体は、煮詰めに煮詰めた糖蜜。
先日、芋納豆を拵えた(☆彡 2022年10月25日)時の甘い甘いシロップです。

水飴くらいに煮詰めたこのシロップに、たっぷりのナッツと蕎麦の実、ついでにドライフィグを漬け込んでおきました。
全粒粉生地でくるりと巻いて焼いたら、糖蜜が見事なほどに流れ出て立派な羽根に。

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断面には甘いナッツがぎっしり。

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全粒粉生地の表面に見える黒いチロチロは、玉露の茶葉です。
茶葉の存在感を見事なほどに払拭してしまう煮詰めた糖蜜の存在感。

いつかは玉露の茶葉を活かすパンを焼きたいと思いつつ、ちょっとこの羽根でしばらく遊んでみたいとも。
週にいちど、木曜限定のパン作りは、賞味期限切れのノンアルコールビールがなくなった後もまだまだ続くのです。

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◆材料(4つ分)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g
  • 玉露の茶葉 3g

  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ノンアルコールビール 85g

  • お塩 1g
  • ココナッツオイル(液状で使用します) 10g


  • 煮詰めた糖蜜に漬け込んだナッツ類 適量
  • 水溶き卵黄 適量




◆作り方

  1. ナッツのシロップ漬けを作ります。

    さつまいもを煮た糖蜜を煮詰めます。
    半量程度になるまでしっかりと煮詰めましょう。

    胡桃・アーモンド・カシューナッツ・蕎麦の実は予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストします。
    さいの目に切った胡桃と一緒に、煮詰めたシロップに漬け込むだけ。
    ひと晩寝かせた状態で使用します。

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  2. いつも通り、パン生地の準備も前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・スキムミルク・茶葉・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。
    玉露の茶葉は安心できるものを選ぶのがよろしいかと。

    計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてしっかり混ぜ合わせます。
    お塩とココナッツオイルを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

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  3. 残った粉類に2を加え、ビニール袋の口をしっかり持って振り混ぜながらなじませます。
    自然にひとつにまとまってきますので、形を軽く整えましょう。

    ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留め、保存容器に入れてヨーグルトメーカーに。
    40℃で1時間発酵を促します。

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  4. 微かにふっくらした生地をビニール袋越しに手で圧しガス抜きをします。

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    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留め、保存容器に入れてぴったりと蓋をします。
    ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵を促しましょう。

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  5. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげましょう。

    同時に、シロップ漬けにしたナッツ類も室温に戻しておきます。
    シロップ漬けというより水飴状態でしたので、扱いやすいように。

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    室温に戻した生地を、ここで初めてビニール袋から出して軽くガス抜きをします。
    丸め直して包丁で4等分し、断面の生地をのばすように丸め直してビニール袋に戻し、15分間のベンチタイム。

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  6. 成形します。

    ラップで挟んだ生地を楕円にのばし、更に二等辺三角形をイメージして3辺を折り込みます。
    軽く平らにならしたら縦半分に折り、両手で転がしながら細長いしずく型に。

    生地を出来るだけねじらないようのばしたら、シロップ漬けにしたナッツを散らして幅広の方から巻きます。

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    巻き終わりを閉じ、綴じ目を下にして並べましょう。
    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵タイム。

    もはや嫌な予感しか致しません。

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  7. 被害を最小限に食い止めるため、オーブンシートの端を折り上げて水溶き卵黄をぬります。

    予熱したオーブンに移し、設定温度を210℃にして12〜13分。
    もう少し温度は低い方がよかったかしら。
    取り敢えずオーブンシートごと網の上にズルッと移し、そのまま冷まします。

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    パリパリの羽根つきテーブルロールの出来上がり。

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週末に向け、野菜室の空きが目立ち始めます。
生鮮食材不足で頼りになるのは冷凍食材。

冷凍しておいたひよこ豆の水煮、冷凍枝豆、ここに開封済みの蒸し大豆を合わせた3種の豆のスープ。
昨日、鶏粥用に拵えた茹でささ身の茹で汁をスープストック代わりに使います。

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  1. さいの目に切った人参と蓮根をオリーブオイルで炒めましょう。

  2. 鶏ささ身の茹で汁は赤酒を使用致しました。
    スープストックとして1に注ぎ、根菜がやわらかくなるまで加熱しましょう。

    ひよこ豆の水煮・冷凍むき枝豆・蒸し大豆を加えてひと煮たち。

  3. 葛粉でとろみをつけたら、卵黄(パンの艶出しに使った残りです)をからめた茹で鶏を加えます。
    再度にたったところで火を止め、スープジャーに移して黒胡椒を挽きます。

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この羽根、上手く利用すればとても素敵なパンが焼き上がるとも思うのですが。

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今朝の主食は、すりおろした山芋と温泉卵を添えたとろろご飯。
お魚は鮭の塩麴漬けです。

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北向きの主人の仕事部屋は随分と冷え込みます。
気付けば来週の火曜日は早11月。
主人がお屠蘇用のお酒の銘柄選びに努めております。

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2022年10月26日

オートミールライスバーガー〜ちょっと不本意なピクルスのかき揚げ編

ちょっと肌寒い、今日は週の真ん中水曜日。
本日のお昼は、いまや我が家の定番メニューとなりましたオープンサンドスタイルのオートミールライスバーガーです。

フィリングを何にしようか、あれこれ考えるのも楽しいオートミールライスバーガー。
そして何をフィリングにしても、それなりに様になるのもまたオートミールライスバーガーなのです。
今回のフィリングは、私にはちょっと馴染みのないピクルスのフライ。

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・・・になるはずだったのですが。
バッター液を準備してさぁパン粉、という段階で、パン粉の在庫がほぼないことが判明。
ピクルスのフライになるはずだったのですが、急きょピクルスのかき揚げに路線変更。

冷凍してあった野菜の切れ端をたっぷり混ぜ込んだオートミールライスバンスの上に、鮮やかなビーツのピクルスをかき揚げにして重ねます。

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そう。
ピクルスのフライって初めて聞きました。

ちょうど朝の6時から1時間、HNKラジオで中学生の基礎英語から始まるそれぞれ15分間のラジオ番組を流しながらキッチンに立ちます。
そしていつ頃のどの番組だったか、ふと耳にしたのが『ピクルスのフライ』

バッター液には賞味期限切れのノンアルコールビール、そして使うあてもなくどんどん溜まっていく冷凍卵白。
おそらくガーキンズのピクルスをフライにするのが一般的なのでしょうが、そこは冷蔵庫の奥で陣取っておりますビーツのピクルスに白羽の矢。

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残念ながらフライは叶いませんでしたが、彩りに冷凍枝豆も一緒に揚げたピクルスのかき揚げ。
ハリサやピマンデスペレット、そしてガラムマサラを合わせたところの大正解。
うん、美味しく出来ました。

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◆材料と作り方

  1. 先ずはオートミールのライスバンズから。

    ・オートミール 30g(クイックオーツとロールドオーツをそれぞれ15gずつ)
    ・蕎麦の実 5g
    ・白胡麻 5g
    ・お水 80g

    以上を耐熱ボールに合わせてふわりとラップをし、先ずは600Wで1.5分のレンジ加熱。

    一旦レンジ庫内から取り出してざっくりと混ぜ、かぼちゃの切れ端(面取りしたかぼちゃの切れ端を冷凍しておきました)・蒸し大豆を加えて再度ふんわりラップで1.5分のレンジ加熱。

    ラップを敷き込んだ目玉焼きリングで成形します。

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  2. お魚焼きホイルを敷いたグリルパンに並べ、表面にオリーブオイルをぬります。
    予熱したグリルで、先ずは強火で4分間、その後弱火にして6分弱。

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  3. オートミールライスバンズを焼いている間に、ピクルスのかき揚げへと進みます。

    ビーツのピクルスは軽く漬け汁をきった後、更にキッチンペーパーの上に並べておきます。

    ・中力粉 30g
    ・ベーキングパウダー 1g
    ・エルブ・ド・プロヴァンス 適量
    ・フルール・ド・セル 適量
    ・ガラムマサラ 適量

    以上を乾いたボールに合わせてよく混ぜ合わせます。
    ここにノンアルコールビール 30g・冷凍卵白 1個分(さっくりと半解凍の状態、gにして32gでした)を加えてよく混ぜ合わせましょう。

    30分ほど室温で休ませておきます。

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  4. 休ませたバッター液に、水気を抑えたビーツのピクルス・冷凍枝豆を加えてよく和えます。

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    適度に熱した太白胡麻油に1/2量ずつ加えましょう。

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    このバッター液、本当に扱いやすい。
    裏返したその鮮やかな色合いに心躍ります。

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    網の上にとって油を切っておきましょう。

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  5. お魚グリルで焼いたオートミールライスバンズも準備完了。
    いつもはフライパンで両面焼くのですが、お魚を焼く日を選んでお魚グリル、こっちの方が断然効率的。

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  6. 両者が冷めたら組み立てましょう。

    ワックスペーパーの上にオートミールライスバンズをおき、表面にハリサをぬります。

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    ピクルスのかき揚げを重ね、ピマンデスペレットを散らしましょう。

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    ふわりと包んで、ハイ、出来上がり。

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週末にカレーを作ると、必ず余ってしまうのがトマト缶。
そんなトマト缶を使ってお昼のスープを拵えます。
ゴボウやムール貝、冷凍キノコも入った具沢山スープですよ。

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  1. にんにく・さいの目に切ったゴボウをオリーブオイルで炒めます。

  2. スープストックを注ぎ、里芋と胡桃も加えて里芋がやわらかくなるまで。

  3. トマト缶を加え、タマリンドも加え、冷凍ムール貝と冷凍キノコも加えてひと煮たち。
    オイスターソースやナンプラーで味付けをしてスープジャーに移します。
    チーズを散らして出来上がり。

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温かいスープが嬉しい肌寒い日。
熱燗もまた嬉しい季節となりました。

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今朝の主食は久しぶりの鶏粥です。
鶏ささ身を茹でたその茹で汁でことこと炊く炊粥。

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いつもは、お湯を沸かして日本酒を多めに加えてお塩も適量、再度煮立ったところに室温に戻した鶏ささ身を重ならないよう加えて蓋をする、火を止める、20分以上そのまま、が手順。
ですが、今回初めて日本酒でなく『赤酒』を使ってみました。

心なしか鶏肉もふっくら。
ちょっと心配しておりました甘さもそれほどでなく、日本酒で拵える鶏粥より上かな、とも思えるほど。




今思いました。
今日のお魚、小ぶりな金太郎イワシも日本酒でなく赤酒をふってから焼けば良かった、と。
来週こそです。



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2022年10月25日

厚切りさつまいもの芋納豆〜発酵小豆のとろとろ水ようかん風

最近、主人とふたりでゆっくりとお茶を楽しむ日を努めて設けております。

週末の飲み過ぎ明けの月曜日。
何となく惰性でその日の夜も日本酒、とこれが常だったのですが、これでは良くないとふたりで一念発起。
抜群のタイミングで使いやすそうな急須を見つけたこともあり、月曜日の夜はゆっくりお茶を楽しむことと致しました。

お茶を楽しむには茶菓子が必要です。
ちょうど1本あったサツマイモで、芋納豆など拵えてみましたよ。

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甘い蜜をしっかりと煮含めた厚切りにサツマイモに、たっぷりのグラニュー糖。
普段は使わない上白糖をしっかりと使ったサツマイモも、たまになら良いのではないかしら。

そして前述の『抜群のタイミングで見つけた急須』が煎茶堂東京さんのこの透明急須。
100t分、一人分のお茶が気楽に淹れられる透明の急須は、樹脂製で雑な扱いにも耐えてくれる優れもの。

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月曜日の夜、お猪口を持つ代わりにこの透明急須でお茶の飲み比べを楽しんでおります。

入れ物も素敵でお洒落な煎茶堂東京さんのオリジナル茶葉・・・
の傍らで、お洒落とは言い難い京都柳桜園さんの玉露を淹れます。

いつも朝食の際に主人が淹れてくれるほうじ茶でお世話になっております柳桜園茶舗さん。
夏、俵屋さんにお邪魔する際は必ず寄り道してこちらに寄ります。
お買い物の際に出していただく水出し玉露が美味しくて、今年はこちらも一袋。

京都 伊藤柳桜園茶舗さんの水出し玉露『高瀬川』
東京のお洒落なお茶を物ともしない圧巻の美味しさでした。
主人はこの高瀬川を昨晩口にし、折角申し込んだ煎茶堂東京さんのサブスクをお断りしたそうです、いちどもまだ届いていないうちから。

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さて。
なかなかスリリングなお茶を楽しんだ後、しっとり糖蜜を含んだまるで芋羊羹のような芋納豆はお昼のデザートに。
冷凍した『発酵小豆』に極少量の葛粉を足し、とろとろの水ようかん風に仕上げた上にトッピングの芋納豆。
おまけに、ちょうど食べ頃に追熟した洋梨を、サツマイモを煮た糖蜜でさっと煮てコンポート風に。

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週にいちどのお茶が、我が家にまた新しい楽しみをもたらしてくれたようです。






◆芋納豆の作り方・材料

  • サツマイモ1本 皮つきで470g
  • 上白糖 200g
  • 蜂蜜 40g
  • グラニュー糖 適量


  1. サツマイモを綺麗に洗い、皮つきのまま厚めの輪切りにします。
    さっとお水に晒したら、重ならないようお鍋に並べましょう。

    保存容器としてだけでなく、お鍋としても大活躍の野田琺瑯。
    この類のお料理には本当に重宝致します。

  2. 分量の上白糖から大さじ2ほどをとって1のお芋の上に散らし、お水をひたひたに注ぎましょう。

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    中〜弱火にかけ、断面が黄色っぽくなる程度、ややまだかたいかな?程度に火を通してザルにとります。

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  3. この後、空いた琺瑯容器をいちど綺麗に洗いましょう。
    横着してそのまま使ったら、サツマイモのアクが側面について高揚感が下がりましたので。

    残りのお砂糖・蜂蜜・お水745gを合わせ、2/3程度になるまで中火で煮詰めます。
    少しとろりとしてきたら、重ならないようお芋を並べます。
    落し蓋をして弱火で10分、火を止めてそのまま冷まします。

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  4. 冷めたら、重ならないようお芋をザルに並べます。
    熱湯を回しかけて表面の蜜を落としたら、表面が少し乾くまで少しおきましょう。

    お芋を煮た糖蜜は別容器に移してとっておきましょう。
    何かと重宝致しますので。

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    ビニール袋にグラニュー糖入れ、表面が少し乾いたお芋をひとつ、ふたつずつ入れて全体にたっぷりまぶします。

    網に並べて半日ほど室内で乾かしたら、もう一度グラニュー糖をまぶして乾かします。

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    これで出来上がり。
    保存容器に入れて保存しますが、グラニュー糖が溶けるので食べるその都度グラニュー糖をまぶすと見た目で高揚感アップ。

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昨晩はお茶のお供として楽しんだ芋納豆。
今日は発酵小豆餡(☆彡)と合わせてお昼のデザートに。

  1. 冷凍してあった発酵小豆餡(☆彡)は、前日のうちに冷蔵庫に移して自然解凍しておきました。
    芋納豆を煮た糖蜜も早速使います。

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    ・発酵小豆餡 130g
    ・糖蜜 100g
    ・葛粉 15g
    ・お水 80g

    以上をお鍋に合わせ、バーミックスで滑らかに撹拌しましょう。

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  2. 1を中〜弱火にかけ、絶えず混ぜながらとろりとするまで加熱します。
    火からおろして更にしばらく混ぜたて艶やかになったら、容器に流し入れましょう。

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    室温においてそのまま冷ましておきます。

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  3. 糖蜜で洋梨をさっと煮ます。
    洋梨は追熟が完了して美味しく食べられるもの。
    ひと口大に切ってひたひたの糖蜜と合わせ、中〜弱火でゆっくり煮立たせたらすぐに火を止めます。
    それだけ。
    そのまま冷まして出来上がり。

    芋納豆を1/4にカットして更にグラニュー糖をまぶせば準備は完了。

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    とろとろ水ようかんの上にトッピング。
    少し残った発酵小豆餡も一緒に。
    私にしては少々甘さが過ぎましたが、うん、これはこれで美味しい。

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    月曜日のお茶会。
    初回の先週は、岐阜の老舗和菓子屋さん『松花堂』さんの栗菓子で。
    キッチンカウンターで繰り広げられる、気楽でありながら熱いお茶会なのです。

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作り置き料理として、たたきごぼうを拵えました。
それを少しだけ残してお昼のゴボウサラダに。

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以前はゴボウを蒸すのに圧力鍋を使っておりましたが、火が入り過ぎてしまうので最近はストウブを使います。

  1. ストウブの大きさに合わせてゴボウを切り、少量のお水・お酢・ひとつまみのお塩を加えてます。
    ぴったりと蓋をして10分強(お水がなくならないよう気を付けて)蒸したら、10分弱蒸らします。

    キッチンペーパーの上に出し、包丁の腹を押し当てて繊維を崩したら、食べやすい大きさに切ります。
    更に爪楊枝を使って縦に裂きましょう。

  2. 胡桃と胡麻を予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしてすり鉢に移します。
    程よく擂ったら、サツマイモの糖蜜・お醤油・白味噌・お酢を加えてよく混ぜましょう。

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    1のゴボウを加えて丁寧に和えれば、たたきごぼうの出来上がり。

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  3. 少し残したゴボウを爪楊枝で更に縦に裂いたら、お塩をふってしんなりさせた千切り人参・アボカド・お水に晒してしっかり水気を絞った紫玉ねぎのスライス等々、加えて和えればゴボウサラダの出来上がり。

    ビーツのピクルスらと一緒に詰めます。

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今朝の主食は、あかもくと温泉卵を添えたお蕎麦です。
そろそろ温かいお蕎麦が嬉しい季節となりました。

お魚はしめ鯖。
いつものアボカド・スライス玉ねぎ・胡麻油の組み合わせ。

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随分と長らく追熟させておりました洋梨が最高に美味しくなりました。
そして追熟具合が分かるようになった頃には最後の1個。
また来年。




さ、こまごまとした家事を済ませたら、今日は年にいちどの子宮がん検診へ。
たまのお出掛けが検診と美容便だけ、そろそろこんな生活から抜け出す頃でしょうか。

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2022年10月24日

アオヤギの佃煮〜ふっくらお結び編

昨年だったかな?
そうそう、この日の日記 ☆彡 2021年08月02日
冒頭にもありますが、主人が伊勢湾産の青柳(あおやぎ)を取り寄せました。

そう馴染みのある食材でもないし、当時は扱い方も分からず、今思い出せば随分と気の毒な扱いをしたと反省しております。
そして2回目の取り寄せとなります今回、あおやぎの風味を活かしてふっくらした佃煮にしてみましたよ。

あおやぎの旨味をご飯にもたっぷりとしみ込ませたお結びさんなどいかがでしょう。

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今回取り寄せた3袋のうち、2袋がきっちり収まり良い真空状態になっておりました。

これは質が向上したのだと喜んだのも束の間、あら、真空状態ということは少しずつ使いたいだけほぐしては使えない、ということですね。
解凍したらひと袋分全てを一気に使い切ってしまわないとよろしくない、ということにはたと気付きました。

酢味噌を添えて『ぬた』にした後の冷凍青柳ひと袋分、こうした訳で全て佃煮となりました。

これを怪我の功名と言っては先方さまにも失礼ですが、この佃煮が本当に美味しい。
お砂糖が主張するよくある歯応えの良い佃煮ではなく、ふっくらと貝の風味豊かなそのまま食べても美味しいアオヤギの佃煮。
もうひと袋分全てをこれにしても良い、そう主人が言うほどの傑作なのです。

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◆アオヤギの佃煮作り方

  1. 凍ったままのアオヤギのむき身(加熱済みです)をお鍋に移し、割と多めのお酒を回しかけます。
    ぴったりと蓋をして強火で煮立てたら火を弱め、全体が溶けて崩れてくるまで軽く蒸しましょう。

  2. アオヤギと蒸し汁に分け、蒸し汁の方に千切り生姜をたっぷり加えます。

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  3. 蒸し汁に必要ならば追加のお酒を足し、中〜強火で2分ほど加熱します。

    更にお醤油大さじ4(出汁醤油と普通のお醤油半々で)・生砂糖大さじ2・みりん大さじ2・オイスターソース小さじ1/2を加え、中火で1/3程度になるまで煮詰めます。

    しっかりと煮詰めたところにアオヤギを加えてひと煮たち。


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  4. そのまま冷まして出来上がり。
    いうまでもなく煮汁ごと保存容器に移して冷蔵保存しましょう。

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  5. 炊き立てのご飯にアオヤギの煮汁を少し混ぜて、アオヤギをひと粒包み込みながらふわりと握ります。
    海苔をくるりと巻いて、上にもアオヤギをふたつ。

    あさりやシジミの佃煮にはない、このアオヤギの大胆な佇まい。
    おおらかで分かりやすいアオヤギの風味、もう少し世に知れても良いと思うのです。

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昨年から我が家に仲間入りしたアオヤギですが、つい先日新たにお迎えした新顔の調味料がこちら。
『赤酒』っていうのですって。
色々と主人からは講義を受けましたが、それはそれとして受け止めて取り敢えず色々なお料理に使ってみましたよ。

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週末、文字通りの『煮っころがし』の手順で赤酒を使って里芋を煮てみました。
これがまぁ美味しい。

ならばと、蓮根のきんぴらも、カボチャの煮物も、なまり節の角煮も全て赤酒を使ってみました。
特になまり節の角煮はふっくら仕上がるのが顕著。

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今シーズン最後だからと主人が取り寄せた鰹のなまり節。
こちらは塩麴でマリネした後、甘酢で和えた蓮根・玉ねぎ・人参・ひじきと合わせます。
パサパサしがちななまり節には、塩麴がいちばん、しっとり仕上がるのです。





それにしても無造作なお弁当ですこと。

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まだまだ長芋がお買い得価格なイオンネットスーパー。
今週も届けて頂きました。

品切れがちな『味付けあかもくのパック』
今週は運よく届けて頂いたので、早速すりおろした山芋に合わせてご飯の上にたっぷりと。
味付けは特にせずとも、味付けあかもくが調味料代わり。

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今朝のお魚はハマチのみりん干し。
みりんや西京味噌漬けの類はまだまだコツがつかめず過ぎた焦げ色に毎回毎回凹むのです。

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近所でアパートと空き家の解体作業が同時に執り行われております。
それはそれは賑やか。
ですが、解体業者さんの見事な仕事ぶりは部屋から見ていて楽しいのです。

間もなく帰宅する主人への報告が最近の私の任務。
50も過ぎると人はこう呑気になるものなのですね。


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