随分と前、そう、お中元だったかお歳暮だったかで頂いたレトルトカレーを震災時用にしまい込んでおきました。
もちろん『備え』ではなく、見るからにお高そうなカレーに躊躇しての行動です。
何事もなく平和に時が経ち、いよいよその高級レトルトカレーの賞味期限が迫ってきました。
開封せざるを得ない状態に背中を押され、それでも一気に食べることはなくチマチマ使用すること1回目(先ずは飛騨牛だけでクレープ ☆彡)、そして2回目(具のなくなったスープ状のカレーでカレーパン ☆彡)、いよいよ今日が最終日。
あまり奇をてらわずカレートーストに着地致しました。
週末のお昼に拵えたサンドウィッチ、6枚切り食パンの残り2枚を冷凍しておきました。
解凍して中央の窪みにカレーをたっぷり・・・
それだけではあまり面白くないので、食パンの窪みの中で小さなカレーを作るイメージで。
こんがり焼いた茄子、そしてひよこ豆が実はカレーの中に潜んでおります。
本当は卵も上にのせたかったのだけど、この小さな窪みにそれはあまりに無理難題。
あっさり諦め、こんがり焼いたバター風味のパン粉とペコリーノロマーノ、そして冷凍してあったセミドライミニトマトを彩りに。
あまりひねりのない高級レトルトカレー最終日ではありましたが、主人から嬉しそうなメッセージが届いたのでそれで良しと致しましょう。
手順も何もないくらい簡単ですが、一応の備忘録。
- 茄子は大ぶりに切って、胡麻油で断面両面をこんがり焼いておきましょう。
多めに焼いて、朝食のお味噌汁の具にも。 - 食パンは解凍しておきます。
食パンの大きさにあった琺瑯容器にラップを巻き、ぐっと押し付けて窪みを作ります。
力を入れ過ぎて穴が開いても大丈夫。
オートミールをパテ代わりに。
焼いた茄子、冷凍してあった水煮ひよこ豆を窪みに散らしましょう。 - 茄子を焼いたフライパンをさっと拭き、少量のパン粉と少量のバター。
バターが溶けてパン粉全体になじむ程度にさっと炒め合わせましょう。 - レトルトカレーを軽く温めます。
茄子やひよこ豆の間を埋めるようにたっぷり、更に上にもたっぷり、茄子やひよこ豆を完全にカレーで覆います。
その上に炒めたパン粉、ミルで粉砕したペコリーノロマーノをパラリ。 - オーブンに移し、200℃で20分焼いて出来上がり。
彩りにセミドライミニトマトを添えます。
開封済みのレトルトカレー、想像していたより日数をかけましたが楽しくお片付け完了。
週末のサンドウィッチの残りの食パンもこれでお片付け完了致しました。
そうそう、サンドウィッチに使ったレタスが野菜室にまだ残っていました。
佃煮にしようと2パック届けて頂いたヒラタケは、急きょ昨日使って残り1パックになってしまったことですし、在庫食材を寄せ集めてマリネにしてカレートーストに添えましょう。
きのこと大豆のマリネに、レタスのグリーンとミニトマトの赤が映えます。
レタスが嬉しくなる程シャキシャキで、シンプルな味付けなのに美味しいのです。
多めに拵え、作り置き料理として冷蔵保存。
- オリーブオイル・ニンニク・鷹の爪・エルブ ド プロヴァンスをフライパンに合わせ、弱火でゆっくりと加熱しましょう。
ここに大ぶりに裂いたヒラタケとマイタケをたっぷり。
強火にし、あまりいじらず片面にしっかり焼き色をつけます。
焼き色がついたら全体をザッと混ぜて火を通し、取り出します。 - 取り出したキノコ類に、薄切り新玉ねぎ・蒸し大豆・半分に切ったミニトマト・大ぶりに手でちぎったレタスを加えてざっと混ぜます。
野菜の水気はしっかり切って。 - 空いたフライパンを拭いたりせず、お酢・蜂蜜・お塩を合わせて蜂蜜が溶ける程度に加熱します。
これを2の上から回しかけ、全体をざっと混ぜて黒胡椒を挽きます。
味がなじめば出来上がり。
ジャーに詰めて、主人の分のカレートーストを包んで、はい、本日のお昼ご飯の出来上がり。
そう言えば、レトルトカレーをカレーとして食べていなかったことに今更気付きました。
投げやり感は否めませんが、朝食の主食は小さなカレーと致しましょう。
カレーが少し足りない分は温泉卵で誤魔化して。
用意してあった福神漬け、しめしめ賞味期限ぎりぎりでした。
主食はカレーですが、火曜日の決まりでお魚はしめ鯖、アボカド、薄切り玉ねぎの組み合わせ。
主人がないより楽しみにしております、朝の具沢山お味噌汁も欠かすことは出来ません。
日曜日限定だったとは言え、随分と長い間楽しんできました畑作業を引退するというのは、想像以上に相当な喪失感を伴いました。
今からでも間に合うかな、やっぱりもう少し・・・そう言ってみようかな、往生際悪くそんな考えも過っておりました。
が、流石わたし。
最初の畑から今の畑に引っ越し、そして更にステップアップする方法を思いついてしまいました。
加齢による畑のステップアップ、そしてアップデート。
ここしばらく凹むことが多かったのがすっきり、なんだか楽しくなってきましたよ。