2022年04月04日

全粒粉・てんさい糖・オーツミルクのカヌレ

4月最初の月曜日です。
降水確率90%との予報も嬉しく外れ、お隣のお庭には満開の桜、ポカポカ陽気にひろがる青空、気分の良い週明けです。

そして今日はお弁当不要とのこと。
週末に主人が前もってそう教えてくれたので、今朝はのんびりオーブン仕事。
失敗続きだった『全粒粉カヌレ』を焼いてみましたよ。

20220404 00006.png

今日失敗したらカヌレは二度と焼くまい、そう思って挑んだ今朝の全粒粉カヌレ。

いちどは失敗を覚悟したその直後。
コロンっと勢いよく型から転がりでたカヌレを見て、正に喜びで飛び上がりました。
その後は6個全て、コロンコロンっと型から転がるカヌレが愛おしいやら誇らしいやら。

全粒粉、てんさい糖、そして今回は開封してあったオーツミルクを使った普段着のカヌレ。
すっかり気分を良くし、また近々今度はアーモンドミルクか豆乳か、表面パリパリのカヌレを撫でながら期待は膨らむばかりです。

20220404 00005.png

そうそう、備忘録するのならば断面も。
そう自信に満ちて入れた包丁。

・・・あれ?
見事な空洞。
朝食に食べたカヌレはしっかり詰まっておりましたのに。
まだまだカヌレに翻弄され一喜一憂のオーブン仕事は続きそうです。

20220404 00004.png






それでも備忘録。
そう、今回の成功のいちばんの理由は、何と言っても『空焼き』です。
カ・ラ・ヤ・キ
『空焼き』の一語。

いままで、新品の状態も含め、私、型の空焼きをすっ飛ばしておりました。
今更ながらの空焼きではありますが、しっかり効果はあったようです。
そして生地は前日のうちに準備し、しっかりと丸1日休ませること。

ちなみに、使用しておりますカヌレ型はcottaさんで購入した『銅製カヌレ型 大』です。
銅製とは言いながら内側には錫メッキ加工、外側の銅部分にはシリコン加工がされている扱いやすい優れものなのです。




◆材料(直径約56×H52mmのカヌレ型に6個分です)

  • オーツミルク(お砂糖不使用) 250g
  • 無塩タイプの発酵バター 25g
  • バニラビーンズペースト 適量

  • 卵 全卵1個+卵黄1個分

  • 全粒粉薄力粉 50g
  • てんさい糖 120g
  • フルール・ド・セル 2g

  • ラム酒 30g

  • 型にぬるための油(太白胡麻油を使いました)と無塩タイプの発酵バター 各適量




◆作り方

  1. 生地は前日に準備し、しっかりと丸1日冷蔵庫で寝かせます。

    先ずはオーツミルク・バター・バニラビーンズペーストを小鍋に合わせます。
    沸騰させないよう弱火で60℃程度まで温め、バターを溶かしましょう。


    20220404 00002.png

  2. 乾いたボールに全粒粉薄力粉・てんさい糖・フルールドセルを合わせ、泡だて器で混ぜ合わせておきます。

    全卵 1個分と卵黄 1個分を別ボールでよく混ぜ合わせてから、粉類の中央目掛けてそっと加えましょう。
    泡だて器で混ぜ合わせます。


  3. 2のボールに1を少しずつ半量程度加え、泡だて器で混ぜ合わせましょう。
    滑らかに混ざったら、ラム酒と残ったミルク液を加えて混ぜます。

    ザルで漉し、ラップで落し蓋をします。
    冷めたら冷蔵庫に移し、丸ッと1日しっかり寝かせましょう。

    20220404 00003.png20220404 00001.png


  4. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を冷蔵庫から出して室温に戻します。
    型にぬるバターもやわらかく戻しておきましょう。

    そして型の空焼きを忘れずに。
    カヌレ型に太白胡麻油を適量垂らし、指にラップを巻いて丁寧にすり込むようにぬります。

    予熱なし 180℃で15分空焼きしたら、逆さにして冷ましておきます。
    当初の予定では、空焼きも昨日のうちに済ませてしまうつもりだったのですが、どうやらしっかり冷ませば当日でも大丈夫そうです。

    20220404 00008.png

  5. クリーム状にやわらかく戻したバターを、刷毛を使って型に丁寧にぬります。
    細かいところまでとにかく丁寧に。

    20220404 00009.png

  6. ひと晩寝かせた生地は分離しております。

    20220404 00010.png

    底からしっかり混ぜてから型に流し入れましょう。

    20220404 00011.png

  7. しっかり予熱したオーブンに移し、先ずは設定温度 240℃で15分。
    その後、190℃に落としてじっくり50分。

    天板の上で型がフラフラ動いて不安定だったので、アルミホイルを敷きました。

    20220404 00012.png

    オーブンから出したらすぐに型から出して網の上で冷まします。
    外はパリパリ、中はしっとりもっちりのカヌレ。

    どうやら空焼きが重要だと気付いた今、まだまだ挑戦は続くのです。

    20220404 00013.png






il-plants5-thumbnail2.gif






今日は主人のお弁当不要だそうで、おかげでゆっくりとカヌレの焼き具合を楽しめました。
香ばしいお砂糖の焦げる幸せな香りに満ちた朝のキッチン。
窓を開ければお隣の桜は満開、あぁのどかな月曜日だこと。

朝焼いたカヌレを朝のうちに食べられるのも、お弁当がないこんな日でないと叶わぬこと。
主人が淹れてくれた濃いめのほうじ茶で頂きます。

20220404 00007.png

月曜日のお魚はちょっと甘めのお魚、これが週間ルーティン。
ここ最近は西京漬けばかりでしたので、久しぶりに鰆のみりん干しなど。


主食は鶏粥です。





ツマ用に極細スライサーを買ってから、きんぴらゴボウばかり拵えておりました。
が、ふとたたきゴボウが食べたくなりました。

胡麻を煎ったらすり鉢に移し、粗めに摺ってみりん粕・お醤油・蜂蜜を加えましょう。

20220404 00015.png

お鍋の大きさに合わせて切ったゴボウに少量のお水・お酒。
ゴボウは『スジ』に沿って横向きにゴボウをこすって皮をこそげる、と言うより洗います。

ぴったりと蓋をして10分ほど蒸したら、熱いうちにすりこ木等を押し付けてひびを入れます。
・・・焦げましたがギリギリセーフ。

食べやすい長さに切り揃え、和え衣で和えれば出来上がり。
ちょっと甘めの味付けがお勧め

20220404 00016.png20220404 00017.png
20220404 00014.png






2週間ほど前、雑巾がけを発端に続いております腕の痛み。
大したことではないと思いつつ、時間に余裕のあった本日午前中に近所の整形外科を覗いて参りました。
スティック状のお薬を頂き帰宅。
3年前の今日、主人は帯状疱疹で入院していたそうですよ。
先ほどGoogleフォトが教えてくれました。


illust-flower2-thumbnail2.gif




posted by しんさん at 13:47 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする