2022年04月28日

全粒粉丸パン〜溢れるきんぴらごぼう編

ここ1ヵ月ほどもやもや蟠っていた心中のつっかえが、少し晴れた気がする今日は木曜日。
手作りの豆乳ヨーグルトのホエーを使って、全粒粉パンを焼く日です。

今週は、全粒粉生地に白胡麻をたっぷり練り込んだ『全粒粉きんぴらゴボウパン』ですよ。

20220428 00009.png

ちょっと小ぶりな全粒粉丸パンに、溢れるくらいたっぷりのきんぴらゴボウを詰めました。

華奢な千切りにしたきんぴらゴボウは、随分前に常備菜として拵えたものの食べ切れず、小分けにして冷凍しておいたもの。
ほぼ忘れかけておりましたこの冷凍お惣菜、大型連休前にお片付け出来たのも良いタイミングでした。

20220428 00003.png

いつものように、水曜日の夕方にビニール袋で生地を準備して、翌日木曜日の朝焼き上げるオーバーナイト発酵全粒粉パン。
ビニール袋を通してでもふわりと香る、わずかなイーストが発酵を促す素朴な全粒粉の香り、毎回ホッと心が安らぐのです。

20220428 00010.png





◆材料(小ぶりなきんぴらごぼうパン4つ分です)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g
  • 白胡麻 15g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g


  • ホエー(手作りの豆乳ヨーグルトから出る水分です) 88g
    ※毎週微妙に量が異なるのです

  • お塩 1g
  • オリーブオイル 10g


  • きんぴらゴボウ(ほぼ冷凍したままの状態で使いました) 適量
  • 艶出し用の水溶き卵黄 適量
  • マヨネーズ 適量


    20220428 00004.png






◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    先ずは、全粒粉強力粉・スキムミルク・白胡麻・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

    ヨーグルトのホエーを計量します。
    合わせた粉類の半量をここに加えてよく混ぜましょう。
    次いでお塩、オリーブオイルを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。

    半量残した粉類のビニール袋にこれを加え、生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。

    20220428 00015.png
    20220428 00016.png20220428 00017.png


  2. まとまった生地の形をビニール袋内で整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    容器に入れてヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。

    20220428 00018.png

  3. 1時間経過した生地にあまり変化はみられませんが、心なしかふっくらした印象。
    ガス抜きの要領で軽く揉んだら、再度形を整えビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。

    容器の蓋をし、野菜室でひと晩ゆっくりと発酵を促しましょう。

    20220428 00019.png

  4. 当日の朝、今朝です。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげましょう。

    20220428 00020.png

    その後、軽く生地を揉んでガス抜きをしたら、包丁で4等分します。
    断面を包み込むように丸めて形を整え、ビニール袋に戻して室温に15分間、ベンチタイムを設けます。

    20220428 00021.png

  5. ベンチタイムを経た生地をラップで挟んで丸くのばしましょう。
    きんぴらゴボウはほぼ凍った状態です。
    ポコッと容器から取り出して生地の中央に置き、対角線上の生地を合わせるようにしてしっかりと包みましょう。

    20220428 00005.png20220428 00006.png
    20220428 00012.png


    綴じ目を下にして、オーブンシートを敷いた天板に並べます。
    作業中は生地が乾燥しないよう、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけておきます。

    20220428 00007.png

  6. 湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけた状態で、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵を促します。

    ふわりと膨らんだ生地にそっと刷毛で水溶き卵黄をぬりましょう。

    20220428 00013.png

    キッチンバサミで中央に切り込みを入れ、マヨネーズをチョンッとしぼります。

    20220428 00014.png

  7. 予熱したオーブンに移し、設定温度を190℃にして12分。

    20220428 00011.png

    網の上で冷まして出来上がりです。

    20220428 00008.png






table_s.gif





実は本日、主人は超音波内視鏡検査のために朝食が食べられません。
そしてお昼は職場でなく自宅で。

持ち運ぶ必要のない自宅でふたり揃ってのお昼ご飯。
パンの仕上げに使った水溶き卵黄の残り、黄身がひしゃげた卵1個を使って、気楽な茶碗蒸しなどいかがでしょう。

20220428 00002.png

オーブンで湯せん焼きにする気楽な茶碗蒸し。
明日から始まる連休に備え、冷蔵庫の中の作り置き料理お片付けも兼ねた具沢山で気楽な茶碗蒸しです。





  1. 材料は、パンの艶出しに使った卵黄の残りの卵、そして『お浸し系の作り置き料理』です。
    スナックエンドウのお浸し、山芋の漬けを使いました。

    卵と漬け汁 200tを合わせて溶き混ぜ、数回ザルで漉しましょう。

  2. 仕上げ用に少し残し、『お浸し系作り置き料理』をマグカップに詰めます。
    ヒラタケの佃煮も少々ここに加えましょうか。

    漉した卵液を注ぎ、ひとつひとつアルミホイルでしっかりと蓋をしましょう。

    20220428 00022.png
    20220428 00023.png20220428 00024.png


  3. 天板にお湯を張り、予熱なしのオーブン 150℃で30分間湯せん焼きにします。
    フルッと卵に火が通りましたよ。

    20220428 00025.png


  4. 仕上げ用に残しておいた作り置き料理を上に並べます。
    茄子の姿煮や、彩りにミニトマトの甘酢漬けも。
    極少量残った漬け汁に葛粉でとろみをつけ、上からたっぷり回しかけて出来上がり。

    20220428 00026.png






部屋の中はひやり小寒い本日。
具沢山茶わん蒸し、出来れば温かい状態で食べたいのですが、こればっかりは妥協しないとね。

20220428 00001.png

朝食抜きでお腹をすかせた主人の帰宅は間もなくでしょう。
早く食べさせてあげたい。





完全に晴れた訳ではない蟠りも、やがてはうんと薄らいでなんてことない思い出になるのでしょう。
そしてこんなことの繰り返しなのでしょう。

今回の蟠りも無駄にしない、何かしらの糧にすることがきっと出来るハズ。
何事も無駄にしない、生粋の貧乏性の私なら。


col32-thumbnail2.gif



posted by しんさん at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月27日

鯖へしこの混ぜご飯〜焼きおにぎり編

常備食材は色々ありますが、我が家の常備食材のなかで変わり種がひとつ。
それが『鯖のへしこ』です。
常備食材と言うより常備菜ですね、これは。

今日のお昼は、鯖のへしこの混ぜご飯。
ほぐした鯖のへしこを炊き立てご飯に混ぜ込んで、さっと炙って焼きおにぎりにしましたよ。

20220427 00005.png

残り少なくなった鯖のへしこ、先日主人が取り寄せてくれました。
扱いやすいようにと彼なりのご配慮、半身のへしこが4パック。

20220427 00004.png
3枚おろしにされた半身とは言え、へしこの下処理をその都度では疎遠になってしまいがち。
生産者さまにはシブい顔をされるかもしれませんが、出来るだけ骨と薄皮を除き、食べやすいよう切ったへしこを小分けにして冷凍してあります。

こうしておけば、日本酒の肴にさっと炙って楽しめますからね。

貧乏性ですもの。
糠も冷凍して有効利用致しますが、今日はまず小分けにしたへしこの胸鰭・腹鰭あたりから。
想像以上に身が残っておりますので、へしこの混ぜご飯にはぴったりなのです。

20220427 00003.png





作り方?
混ぜるだけです。

  1. 今朝はついでがあったので圧力鍋でご飯を炊きました。
    いつものように白米ともち麦・押し麦・蕎麦の実・十六雑穀、そして最近加わったオートミールを混ぜたカサ増しご飯です。

  2. 迫力あるへしこの半身 4枚分のひれ部分。
    4枚分の身を混ぜ込むと、塩辛くて大変なことになります。
    ほんの少しで絶大な存在感、それがへしこです。

    20220427 00008.png

  3. 炊き立てご飯にほぐしたへしこを加えます。
    ご飯の熱でへしこの香りがふわりと立ち上がります。

    20220427 00007.png

    刻みネギと白胡麻も加えて混ぜ込みましょう。

    20220427 00009.png

  4. 小ぶりな三角お結びにします。

    20220427 00010.png

    高温に熱したオーブントースターでさっと炙る程度に焼きましょう。
    へしこの脂がジュワッっとしみ出る至福な香り。

    いつもの感じでお醤油など表面にぬってしまうと、とても塩辛くて食べられないほどに。
    へしこは少しずつちびちび、これがお気に入り。
    今日残ったひれの部分だけでもう一品、二品出来そうですよ。

    20220427 00011.png







il-plants5-thumbnail2.gif





今日は朝から豚の角煮など煮てみました。
冷凍庫の中がいっぱいで、間近に控えたゴールデンウイーク用食材の場所確保のため。
私のこの苦労、ちょっとだけでも主人に気付いてもらいたいものです。

20220427 00002.png





圧力鍋を使えば豚の角煮だって簡単簡単ちょちょいのちょい。

  1. 先ずは豚バラブロックを塊のまま下茹でします。
    たっぷりのお水と豚バラブロックを合わせて強火にかけ、煮立ったらひと呼吸おいてお湯にとります。

    脂を落としたら切り分けましょう。
    大ぶりに切るのがお勧め。

  2. 油で全面を焼き付けたら、2回目の脂抜き終了。

  3. ようやく下茹でに取り掛かります。
    茹でて焼いてと2回油抜きした豚バラ肉を圧力鍋に入れ、青ネギとたっぷりの生姜、ひたひたのお水と一緒に加圧すること20分。

    この間に、『2』の段階で残った油を有効利用。
    フライパンで油を熱し、大ぶりに切った茄子の断面をこんがり焼きつけておきます。

    下茹でした豚バラ肉をフライパンに移し、お水・お酒・みりん・お醤油・オイスターソースを加えます。
    落し蓋をしてことこと、煮汁をしっかりと煮詰めましょう。

    20220427 00012.png20220427 00013.png
    20220427 00014.png


  4. 煮詰めた煮汁に葛粉でとろみを加えて出来上がり。

    20220427 00015.png






il-plants5-thumbnail2.gif





圧力鍋で炊いたご飯、半分は朝食の『とろろご飯』になりました。
お出汁と一緒にすり鉢でふわりと擂った山芋に、とろり温泉卵、切り海苔、山葵。
チューブの山葵でも心は満たされます。

20220427 00006.png

伊勢丹ドアのお試しセットに入っていたバームクーヘンも今日でおしまい。
美味しかったね。

20220427 00001.png

伊勢丹ドアのお試しセットの後、先方さまから勧誘の電話がかかってくるとネットにあったのですが・・・

お試しセットが届いて中身を確認し、その充実ぶりにすっかり舞い上がり即座に会員登録をしたのが良くなかったのでしょうか。
がっついていると思われたのでしょうか。
お届け日未指定にも拘わらず、いまだに勧誘の電話がありません。

ちょっと寂しい。


kitchen1-thumbnail2.gif



posted by しんさん at 13:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月26日

おから蒸しパン〜カモとルッコラのサンドウィッチ編

ISETAN DOOR(イセタンドア/伊勢丹ドア)のお試しセットに含まれておりました、『リーフレタスとルッコラのサラダセット』
主人と私のふたり暮らしにはちょうど良い量。
リーフレタスは届いた当日、週末にシンプルなサラダにしてもりもり食べてしまいました。

『伊勢丹』というだけで私などは高揚してしまいます。
極少量残ったこれら葉野菜、お水に挿して冷蔵保存しておきました。
週も明けた本日火曜日。
伊勢丹のルッコラを有意義に使いたいがためだけの、今日のお昼はおから蒸しパンサンドですよ。

20220426 00003.png

電子レンジ調理とどうも相性がよろしくない私。
おから蒸しパンも、ゆっくりのんびりオーブンで湯せん焼きするのが定番となっております。

前日の夕方、冷凍して常備してあります生おからをオーブン庫内へ。
低温でゆっくり加熱して乾燥させたら朝までオーブン庫内に放ったらかし。
カラカラに乾いたおからを当日ミルで粉砕し、おから生地をゆっくり湯せんして蒸し上げる我が家のおから蒸しパン。

20220426 00004.png

最近気に入っておりますのが、イオンネットスーパーさんに届けて頂く『合鴨の燻製』
アボカドと一緒に、おから蒸しパンの上にたっぷり並べましょう。

20220426 00005.png

そしてその上には伊勢丹ドアの伊勢丹ドアのレッドオークとルッコラをこんもりと。
なんでしょう、私のこの権威主義的な味覚。
伊勢丹バイヤーさんが選んだルッコラ、そう思うだけで自身で育てたルッコラよりうんと美味しく感じるのです。

20220426 00007.png

長年続けて参りました畑作業ですが、こうして卒業が決まっても臨機応変に楽しめそうな気が致します。

久しぶりのおからサンド。
そしてたっぷりの鴨肉、ピリっと刺激的なルッコラとの相性、仲介役のアボカド、この組み合わせも狙った通りです。
もちろん主人からはお褒めのメッセージを頂戴致しましたよ。

20220426 00008.png





◆おから蒸しパンの材料(野田琺瑯のレクタングル浅型Sサイズにひとつ分)

  • おからパウダー(生おからから作った手作りです) 20g
  • サイリウム(オオバコパウダーのことです) 5g
  • てんさい糖 3g
  • ベーキングパウダー 2g
  • お塩 ひとつまみ

  • 卵 2個
  • オリーブオイル 10g
  • アーモンドミルク(オーツミルク、豆乳、牛乳、何でも代用可) 80g




◆作り方

  1. 先ずは前日の準備から。

    生おからは100gずつに分けて冷凍してあります。
    凍ったままオーブンに入れ、130℃で1時間35分。
    時々全体をほぐしたりしてカラカラに乾燥させます。

    オーブンが停止したら、後は朝までオーブン庫内に放ったらかし。
    カラッカラに乾燥しています。

    20220426 00011.png

  2. 乾いたおからをミルで粉砕し、更にザルでふるいましょう。
    20gを計量し、サイリウム・てんさい糖・ベーキングパウダー・お塩と合わせておきます。

    20220426 00012.png20220426 00013.png


  3. 卵とオリーブオイルを合わせ、泡だて器でよく混ぜ合わせましょう。
    ここに計量したアーモンドミルクを少しずつ加えながらよく混ぜます。

    合わせておいた、おからパウダーその他粉類をふるい入れて泡だて器で混ぜましょう。

    20220426 00014.png

  4. オーブンシートを敷いた琺瑯容器に流し入れ、天板にお湯を注いで予熱したオーブン庫内へ。

    20220426 00016.png

    200℃で30分間、じっくりと蒸し焼きにしましょう。

    20220426 00015.png

  5. 蒸し上がったら容器から出し、粗熱が取れたらオーブンシートを除いて網の上でしっかりと冷まします。

    20220426 00017.png

  6. 厚さを半分にカットし、片方にはマヨネーズ、もう片方にはマヨネーズと粒マスタードを満遍なくぬりましょう。

    20220426 00018.png

  7. カットした合鴨の燻製を並べ、断面を意識しながらレモン汁をまぶしたアボカドをその上に並べます。

    20220426 00006.png

  8. しっかりと水切りをしたルッコラをこんもりと盛りましょう。

    20220426 00019.png

  9. オーブンシートできっちりと包み、オーブンシートごと2等分して出来上がり。

    20220426 00009.png






2018-07-06T15_39_09-c47b5-thumbnail2.gif





鴨とアボカド、葉野菜たっぷりのおから蒸しパンサンドに添えるお菜は、この上なく横着をしたアジフライの南蛮漬け風。
冷凍アジフライを揚げずに揚げ焼き、それすら端折ったオーブン焼きです。

20220426 00020.png

野菜の甘酢漬けは、常備菜としても大活躍。
在庫野菜を使って多めに拵えておくと何かと助かるのです。





  1. お酢 大さじ4
    生砂糖 大さじ2強
    白だし醤油 大さじ1弱
    お塩 ひとつまみ

    以上を琺瑯容器に合わせてさっと混ぜておきます。

  2. 半分に切ったパプリカ、大きめにほぐしたマイタケをオーブンで焼き、合わせ酢に熱々の状態で加えます。

    パプリカに溜まった野菜のスープも一緒に。
    エイヤッと半分のまま甘酢に放り込み、スープを甘酢に落としてからゆっくりと包丁で縦4等分して漬け込みます。
    熱々の野菜のおかげで、少々のお砂糖のかたまりも綺麗に溶けてくれます。

  3. 全体をざっくり混ぜたら、後はのんびりスライスした新玉ねぎやらミニトマトやらを加えましょう。
    本当は人参も仲間に入れたかったのですが、時間がなくてあっさり断念。

  4. 冷凍アジフライを凍ったままアルミホイルの上に並べ、ちょろっとオリーブオイルを回しかけます。
    180℃でじっくり30分オーブン加熱したら、後は焼き色をつけるために200℃で10分ほど。

    適当に切って、甘酢野菜をたっぷり添えれば出来上がり。

    20220426 00021.png20220426 00022.png
    20220426 00010.png







気楽に冷凍アジフライを使って、冷凍庫の場所確保の企み。
アジフライを大量購入した当のご本人、主人は私のこの努力を買ってくれるのかしら。

20220426 00002.png





2018-07-06T15_39_09-c47b5-thumbnail2.gif





蒸しパンサンドウィッチのフィリングとしてだけでなく、朝食のメンバーとしても合鴨の燻製は登場致します。
今朝の主食は久しぶりのお蕎麦。
もちろん主人大喜びの鴨蕎麦ですよ。
生憎焼きネギは出来ませんでしたので、代わりに大根おろしをたっぷり添えて。

20220426 00001.png

週間ルーティンに則り、お魚はしめ鯖、アボカド、新玉ねぎの組み合わせ。
香酢をチロリ、胡麻油をちろりが我が家の定番です。

ビーツでピンク色に染まった納豆の上には、伊勢丹ドアに届けて頂いた立派ななめこの佃煮を。
木匙の上のバームクーヘンも、もちろん伊勢丹ドアから。
美味しいのです。




外は今にも降り出しそうなどんより曇り空。
ですがそろそろシーツがカラリと乾いた頃合いです。
火曜日はシーツを全てお洗濯する日、そして気持ちよくぐっすり眠る日なのです。



illust-rainydaybk-thumbnail2.jpg




posted by しんさん at 14:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月25日

てんさい糖とアーモンドミルクの全粒粉カヌレ〜最終レシピ編

週の後半から週末にかけ、3日連続でカヌレを焼きました。
 1回目 2022年04月21日☆彡 2回目 2022年04月22日☆彡

予てから目指しております、在庫食材で気楽に焼く全粒粉カヌレ。
白い小麦粉と上白糖、そして牛乳を常備しておりません我が家です。
全粒粉小麦粉、てんさい糖を筆頭に、豆乳・オーツミルク・アーモンドミルクのいずれかを使用し、もちろん蜜蝋不使用のカヌレを焼きたい。

材料と分量、そして手順がどうにかこうにか着地したようです。

20220425 00002.png

大満足とは言いませんが、このレシピでしばらくは焼き続けようと思います。

大きな穴ぼこもなく、しっとりとした生地全体に入った『す』
表面はカリカリ。

20220425 00004.png

以前のレシピよりてんさい糖を1割ほど減らした、気休めかもしれませんがほんの少し主人の体重にも優しい全粒粉カヌレ。
お家で気楽に焼くカヌレならば、私はこれで十分だと思うのです。
伝統的な本当のカヌレが食べたければ、その時はそんなカヌレを焼くお店にお邪魔致しますもの。

20220425 00001.png

今回は、初めて薄力粉と強力粉を合わせた全粒粉生地を試してみました。
材料を合わせる順番もかえて、出来るだけ生地に負担をかけないようにしたつもりです。

てんさい糖とアーモンドミルクの全粒粉カヌレ、最終レシピ編。
しっかりと備忘録しておきます。

20220425 00003.png





◆材料(直径約56×H52mmのカヌレ型に6個分です)

  • 全粒粉薄力粉 35g
  • 全粒粉強力粉 15g

  • てんさい糖 100g
  • フルール・ド・セル 2g

  • アーモンドミルク 250g
  • 無塩タイプの発酵バター 25g
  • バニラビーンズペースト 8g


  • 全卵 1個
  • 卵黄 1個分

  • ラム 30g


  • 型にぬるための太白胡麻油・無塩タイプの発酵バター 各適量




◆作り方

  1. 生地は前日に準備し、丸ッと1日冷蔵庫で休ませます。

    アーモンドミルク・バター・バニラビーンズペーストを小鍋に合わせ、ゆっくりと60℃程度まで温めておきましょう。

  2. 薄力粉と強力粉を合わせてふるいます。
    ここにてんさい糖とフルール・ド・セルを加え、泡だて器で混ぜ合わせましょう。

    少しずつ1のアーモンドミルクを加え、優しく混ぜ合わせます。

  3. 分量と全卵と卵黄を予め合わせてよくとき混ぜておき、2のボールに少しずつ加えて優しく混ぜ合わせます。
    最後にラムも加えて混ぜ合わせましょう。

    ザルで漉し、生地にラップを密着させ(落としラップと言うそうです)て冷めたら冷蔵庫へ。
    しっかりと1日生地を休ませます。

  4. 焼成当日です。

    先ずは生地を室温に戻しましょう。
    型にぬるバターも一緒に戻しておきます。

  5. 型の空焼きも忘れずに。

    カヌレ型に太白胡麻油を流し入れ、内側にしっかりとすり込むようになじませます。
    予熱なしのオーブン 180℃で15分空焼きをしたら、裏返して完全に冷ましましょう。

    室温に戻しておいたバターをクリーム状に練り、しっかりと冷ました型の内側に刷毛で丁寧に丁寧にぬります。

  6. 室温に戻した生地を優しくそっと混ぜ、型に流し入れましょう。

    型の底をそっと打ちつけて空気抜きをしたら、室温に30分ほどおいて更に生地を休ませます。

    20220425 00006.png

  7. 休ませた生地を予熱したオーブンに移し、先ずは250℃で10分、その後240℃に落として5分間。
    190℃でじっくり50分焼きます。

    250℃の時間をもう少し短くしても良いかも。

    20220425 00007.png

  8. 熱いうちに型から抜きます。
    空焼きをした生地からコロコロと転がり出てきますよ。
    冷ませば表面カリカリの全粒粉カヌレの出来上がり。

    このカリカリ食感を持続させるにはどうしたらよいのか、課題は山積みです。

    20220425 00005.png





table_s.gif





週末、伊勢丹ドアのお試しセットが届きました。
その中にあった大きな立派な『なめこ』も加わり、週明けの月曜日は今週の作り置き料理を拵えます。

20220425 00010.png





なめこは石突きを切り落とし、さっと洗って小鍋に。
お酒・みりん・白だし醤油を加え、ほぐした干し貝柱とおろし生姜。
ことこと10分ほど煮て、なめこの存在顕著な佃煮に。

20220425 00012.png

最近お気に入りの食材、ヒラタケも佃煮にします。
いつも仕上げに加える胡桃、今週は忘れました。



日曜日に畑で収穫してきたスナップエンドウ。
さっと塩ゆでにしてお浸しにしました。
彩りに面取り人参、焼きネギも一緒に。




そして夏の到来を告げる茄子。
お安くなってきましたので、大好きな茄子の姿煮を圧力鍋で。
切り込みを入れた茄子にお出汁、お酒、みりん、お醤油、お塩、鷹の爪、千切り生姜。
全部圧力鍋に合わせて加圧すること2分間。

冷やして食べると本当に美味しい。
夏の定番料理です。

20220425 00013.png20220425 00014.png






茄子が加わると夏をグッと身近に感じます。

20220425 00011.png





table_s.gif





伊勢丹ドアのお試しセットの中に、とても美味しそうな『おぼろ豆腐』も入っていました。
大徳寺納豆を刻んで、日本酒と合わせようかとも思いましたが、ここは『お豆腐丼』に。

炊き立てのご飯にすくったお豆腐、そしてお醤油をちろり。
何故かしら。
お豆腐をおかずにご飯、とは思いませんのに、何故だかお豆腐丼は本当に美味しい。
教えて下さったマダムとも最近は会っておりません、お元気かしら。

20220425 00009.png

お豆腐丼を主食に、お待ちかねの朝食タイム。
お魚はさわらのみりん干し。

20220425 00008.png

木匙の上の小さなお菓子は、伊勢丹ドアに入っていたホレンディッシェ・カカオトゥーベのバウムクーヘンですよ。
やっぱり美味しい。





調べれば調べるほど魅力的な伊勢丹ドア。
畑作業は間もなく卒業となりますが、イオンネットスーパー、ゴールデングリーンのお野菜、そして伊勢丹ドアで充実した食生活が楽しめそうです。



illust-flower2-thumbnail2.gif



posted by しんさん at 14:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月22日

全粒粉と豆乳とてんさい糖のカヌレ〜断面良し!編

主人のお弁当が不要な今週の木・金曜日。
この二日間を利用し、訳あってカヌレの焼成に挑んでおります。

今思えばビギナーズラックだった初回を除き、あれやこれやと惨敗続きだった私のカヌレ。
材料は常備してある全粒粉・牛乳以外のミルク(豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク)・てんさい糖で、もちろん常備していない蜜蝋は不使用。
そんなカヌレを、まるでクッキーを焼くように気楽に焼きたいのです。

そんな夢に一歩近づいたような今朝のカヌレ。

20220422 00003.png

いつもの大きな空洞がなく、全体に生地が行き渡りつつ『ス』がしっかり入っています。

型離れの悪さは、型を空焼きすることで克服致しました。
型を空焼きをすることで、楽しいくらいにするりと型から転がり出るようになりました。


20220422 00005.png

そしてギョッとするほど多過ぎるお砂糖は、たった20gですが減らしても問題なしと判明。
ただ単にお砂糖を減らせば良いかと言えば、そう単純でないのがお菓子作りと化学反応が直結している面白さ。

20220422 00001.png

ふくらみが目立っていたりとまだまだ改善点は多々ありますが、とりあえずこれで『空洞』の問題はクリアしたのではないかしら。
在庫食材で焼く全粒粉カヌレ、小さくまた一歩前進です。

20220422 00004.png





基本的な材料は以前と同じです ⇒ ☆彡 2022年04月04日
但し、開封してあったのがアーモンドミルクでなく豆乳でしたので、今回は豆乳編です。

生地は前日の朝に準備し、『落としラップ』をして冷蔵庫で丸1日休ませます。

当日の朝、何よりもまずは生地を冷蔵庫から出して室温に戻します。
型にぬるバターも一緒に戻しておきましょう。

型に極薄く太白胡麻油をぬって、予熱なしのオーブン 180℃で15分空焼きしたら、型を逆さにして冷ましておきます。
型が完全に冷めたところで、刷毛でバターを丁寧にぬりましょう。

室温に戻した生地を優しく混ぜて容器に分け入れます。
ここまでは前回、前々回と同じ。

20220422 00006.png
★型に生地を流し入れたら、そっと底を打ちつけて空気抜きをしましょう。
★更に、型に流した生地を室温で30分間休ませます。
★残り10分ほどになったらオーブンの予熱をスタート。
★予熱したオーブンに移したら、先ずは250℃でガンガン13分ほど、その後240℃に落として2分ほど、後はいつも通り190℃で50分。


生地のふくらみが目立ちますが、その辺はご愛敬の範囲内と大らかに。

20220422 00007.png

型をひっくり返すと、コロンっとお転婆に転がり出てくる焼き立てのカヌレたち。

20220422 00008.png

実は今朝カヌレを焼きながら、明日の朝焼く生地の準備も致しました。
今度は生地の配分も、手順も少々異なるカヌレ。
明日、土曜日の朝は、主人が淹れてくれた濃いめのコーヒーにカヌレの食べ比べです。

20220422 00009.png






table_s.gif





カヌレに夢中になって、肝心の朝食を忘れるところでした。
ですが金曜日の朝は、伊勢うどんとマックスバリュブランドのイワシの生姜煮。
なんの手間がありましょうか。

20220422 00002.png

空洞のない、全体に『ス』が行き渡った焼き立てのカヌレを主人と半分こ。
昨日、今日と検査のために朝食抜きの主人、それに付き合った私の体重がコトンと落ちました。

お酒も控えたこの二日間。
今宵はその反動が押し寄せることでしょう。
お楽しみの週末です。


col32-thumbnail2.gif



posted by しんさん at 12:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする