2022年03月25日

お砂糖不使用〜『発酵小豆餡』と『オートミール』のぼた餅風

ふと気づけば、春分の日もとうに過ぎた3月も後半の金曜日。
3月最後の金曜日です。

お彼岸ともなれば、そして春のお彼岸ともなれば、スーパーでもどこでもぼた餅が目立つところに陳列されるのが毎年のこと。
お買い物は大抵イオンネットスーパーさんで満足するようになってしまった昨今。
随分と乗り遅れてしまったようですが、やっぱり食べたくなるものですね、春のぼた餅。

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あり合わせではありますが、拵えましたよ、春の気分を盛り上げるぼた餅を。

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小さな小さなひと口サイズ(にしては大きめです)の自称ぼた餅。
先に申し上げておいた通り、文字通りのあり合わせ。

中のご飯はオートミール。
オートミールと葛粉を合わせ、『半ごろし』風に仕上げました。

そして外の小豆餡は、お砂糖不使用のいわゆる『発酵餡子』です。
やわらかく茹でた小豆に米麹を合わせ、ヨーグルトメーカーでゆっくり発酵させ甘さを導きます。

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これだけでなぜか気分が春めいてくるから不思議です。
お隣のお庭の桜も、間もなく開花するような気になってきましたよ。
お花見用に主人が調達した日本酒、出番間近です。





◆作り方と分量

先ずは発酵小豆餡を拵えます。
昨日の朝、いつもの朝仕事の片手間に小豆を煮たら、後はヨーグルトメーカーにお任せですもの。
時間はかかりますが手間は全く。


 ◆発酵小豆餡の材料

  • 小豆 100g
  • お水 400g
  • 米麹 100g
  • お塩 ひとつまみ

  1. 洗った小豆の水を切り、圧力鍋に移して中〜弱火でさらりとするまで乾煎りします。
    お水を注ぎ、加圧すること20分。

  2. 十分やわらかくなった小豆を混ぜながら60℃まで冷まします。
    米麹を加えてよく混ぜ、ヨーグルトメーカーに移し60℃で9時間。


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    途中、折を見て清潔なスプーンで全体を混ぜながらゆっくりと発酵させます。
    その時、水分が足りないようなら白湯を少しずつ加え、小豆餡として扱いやすいかたさに仕上げましょう。

  3. 最後にお塩を加えてよく混ぜ、ぴったりとラップを密着させた状態で冷まします。
    しっかり冷めたら翌朝まで冷蔵庫へ。

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 ◆オートミールぼた餅の分量


  • 発酵小豆餡 適量

  • オートミール 40g
    (粒の大ぶりなロールドオーツ・小ぶりなクイックオーツをそれぞれ20gずつ計量しました)
  • 葛粉 10g 
  • 豆乳 100g

  • 仕上げ用のきな粉 適量


  1. 2種類のオートミール・葛粉・豆乳を耐熱ボールに合わせます。
    よく混ぜて葛粉のかたまりをしっかり溶かしてから、ふわりとラップをして600Wの電子レンジで2分間加熱しましょう。

    途中、1分ほど加熱したところで一旦取り出してよく混ぜ合わせます。

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  2. 加熱したオートミールを、もっちりとした状態になるまでしっかり混ぜ合わせます。
    ぴったりとラップを密着させて粗熱をとります。
    手で触れられる程度にまで冷めたら、6等分して丸めましょう。

    ラップを使うと綺麗に丸められます。
    使用後のボールは、お水に晒せば葛粉のかたまりが面白いくらい綺麗に取れます。

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  3. オートミール生地の粗熱をとっている間に、昨日準備しておいた発酵小豆を丸めておきましょう。
    ひとつ40g前後計量すると、良い感じの包み具合。

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  4. 準備が整ったら、後はオートミール生地を発酵小豆餡で包むだけ。

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    ラップの上に小豆を乗せて軽くひろげ、丸めたオートミールを乗せて包み込む。

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    段々コツをつかんで参りました。

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    最後に茶こしできな粉をふって出来上がり。

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在庫食材が貧相になる金曜日。
さぁて、何を拵えようかと相当悩んだ結果・・・

すりおろした玉ねぎを煮てみよう、そしてスープに仕立ててみよう。
そんな投げやりな考えにたどり着きました。

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そしてびっくり。
ピンク色に色づいた不思議なスープが出来ましたよ。
たまねぎと何かの科学反応でしょうが、これだからお料理って面白い。
何のためにもなりませんが備忘録。





  1. 干しシイタケと干し貝柱を合わせ、お水に浸しておきましょう。

  2. 1のお出汁を少し加えながら、薄切りにした玉ねぎをミルでピュレ状にします。

  3. 干しシイタケを細切りにして火にかけ、たまねぎピュレも加えて弱火でことこと10分ほど煮詰めます。
    ここでびっくり、スープが赤く色づいてきましたよ。

  4. 目ぼしい在庫食材と調味料を加えてひと煮たち、トマトとお豆腐が投入されました。
    どうせならばと、折角のこの赤色を活かすべく色の淡い調味料をあれこれ加えて着地致しました。

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不思議な玉ねぎの赤いスープ。
火を止めた直後は少々感じた苦みは、スープジャーの保温効果でしょうか、食べる頃には甘い玉ねぎの味が後引く美味しいスープとなっておりました。

さ、主人の反応が楽しみです。

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金曜日の朝食は、伊勢うどんとマックスバリュブランドのイワシの生姜煮、これが随分と前からの定番メニュー。

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2月中旬に漬け込んだ白菜キムチが、最後のリリースとなりました。

思えば、私、白菜を買ったことがここ数年間、記憶がある限りはありません。
お相手こそ違えど、全て頂いた白菜で漬け込んだ今年のキムチもいよいよ最後。
良い具合に酸味が際立って、朝の納豆との相性も抜群です。






さ、先日ショートカットにして初めての外出。
行先は歯医者さんの定期健診ではありますが。
ちょっとダイナミックに寄り道をして、そろそろ在庫のなくなった化粧品でも買いに行こうかしら。

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posted by しんさん at 12:30 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする