2022年03月24日

練乳たっぷり〜オーバーナイト発酵の全粒粉パヴェ

木曜日なのでパンを焼きました。

いつもの通り、手作りの豆乳ヨーグルトのホエーを使い、オーバーナイト発酵スタイルのお気楽パン。
先週と同じく(☆彡)、小さな小さなひと口サイズの甘いパン、名前も愛らしい『パヴェ』を全粒粉で。

相変わらずの凸凹石畳ではありますが、そこもまた愛らしいと思うのが手前味噌なのでしょうか。

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手作りの練乳、いえ、賞味期限が迫ったココナッツミルクで拵えた手作りのコンデンスココナッツミルク(☆彡)ですね。
そう、手作りのコンデンスココナッツミルクをたっぷり生地に混ぜ込んだ甘い全粒粉パヴェ。

作ってから間もなく1ヵ月になるコンデンスココナッツミルクですもの、流石にそろそろお片付けをしなければ。
前回より2割以上多めに加えたコンデンスココナッツミルクが焦る気持ちを象徴しております。

艶出しの卵黄代わりにぬる蜂蜜の甘さも加わって、穏やかな甘さが春の陽気のような平和なパンです。

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写真で見る美しいパヴェのようには今回も焼き上がりませんでしたが、この素朴な風味と素朴な佇まいで十分満足。
もっちりとした食感が特徴的。

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今日、お昼に食べない分は冷凍します。
週末に主人が淹れてくれる濃いめのコーヒーにもぴったり。
ちょこんっとコーヒーの脇に添えるその姿も愛らしい、最近お気に入りのパンなのです。

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◆材料(前回よりコンデンスココナッツミルク多めです)


  • 全粒粉強力粉 150g
  • 全粒粉薄力粉 35g
  • スキムミルク 15g
  • てんさい糖 15g
  • インスタントドライイースト 3g

  • ホエー(手作りの豆乳ヨーグルトから出た水分です) 56g
  • アーモンドミルク 44g(ホエーと合わせて100g計量します)
  • コンデンスココナッツミルク(ココナッツシュガーで拵えた手作りです ☆彡) 67g

  • お塩 2g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんで溶かしバターにしておきます) 20g


    ◆仕上げ用
  • アーモンドミルクと蜂蜜 各小さじ1強




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・全粒粉薄力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    ホエーとアーモンドミルク、コンデンスココナッツミルクは合わせてよく混ぜ合わせておきましょう。
    合わせた粉類の半量をここに加え、しっかりと混ぜ合わせます。

    お塩、溶かしバターを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

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    残った粉類にこれを加え、生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。
    生地の形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。

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  2. ヨーグルトメーカーから生地を出したら、軽く捏ねてガス抜きをします。
    もう一度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。

    保存容器に入れて野菜室でひと晩、ゆっくりと発酵を促しましょう。

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  3. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻します。

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    室温に戻した生地を厚さ1センチほど、ビニール袋を利用して20cm×19cmほどの長方形に伸ばします。
    ここはいつもの小ぶりなすりこ木ではなく、めん棒を使って丁寧に。

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  4. ビニール袋を切り開き、表面がつるりとした綺麗な面が表になるように、生地を3つ折りにします。
    軽くめん棒で表面を転がしながら形を整え、ぴったりとビニール袋で包んで冷蔵庫に1時間。

    この工程がパヴェの特徴なのですって。

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  5. よく冷えた生地を12等分し、天板に間をあけて並べます。

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    艶出しの蜂蜜とアーモンドミルクをよく混ぜ合わせ、刷毛で表面にさっとぬりましょう。
    後ほど重ねぬりするので、この段階ではさっと。

    ぬれ布巾とラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分の最終発酵を促します。

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  6. 最終発酵が完了したら、オーブンの予熱を始めると同時に、残った艶出し用蜂蜜をなくなるまで繰り返し刷毛でそっと表面にぬります。

    次回は、もう少し蜂蜜・アーモンドミルクの量を減らしましょう。

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    予熱したオーブンに移し、設定温度を190℃にして10分間。

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    甘い素朴な全粒粉パヴェの焼き上がりです。
    手作りのコンデンスココナッツミルクはこれでおしまい。
    次回パヴェを焼くのは、また在庫のココナッツミルクが賞味期限間近に迫った時でしょうね。

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今朝は少々冷え込みました。
まだまだ温かいスープが嬉しい3月の後半、今日は鴨肉とひよこ豆、そして丸ごと玉ねぎのスープです。

私にしては珍しく、ひよこ豆を前日からお水に浸けて戻しておきました。
圧力鍋とはいえ、やはり直接ひよこ豆をかたいまま茹でるより、ほっこり美味しい気が致します。

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  1. ひと晩お水に浸して戻したひよこ豆は、戻し水ごと圧力鍋で加圧すること3分間。

  2. たまねぎはお尻部分に十文字の切れ目を入れておきます。
    早く火が通るのと同時に、食べやすさも倍増しますものね。

    圧が抜けた圧力鍋に加え、押し麦、フルール・ド・セルやエルブ・ド・プロヴァンス、追加のスープストックを加え、加圧すること4分強。
    最後にアーモンドミルク、ナンプラー、オイスターソース等を加えてひと煮たち。

  3. スープジャーに盛り、輪切りにした鴨肉の燻製を加えます。
    生クリームをひと回しして出来上がり。

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甘いパヴェとホコホコのひよこ豆のスープ。
鴨肉のピリッと黒胡椒とも好相性です。

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残った鴨肉を使って、今朝の主食は鴨蕎麦です。
たっぷりの大根おろし、そうそう、手作りの柚子胡椒も忘れずに。

木曜日のお魚は塩鯖です。
塩鯖の焼きに関してだけは、どうやらコツをつかんだようです。

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久しぶりに前髪を作ってもらった昨日。
何年、いえ、何十年ぶりの前髪の対処にまだちょっと苦労しております。

が、巻き髪に拘っていた自分が冗談のように、ますますショートが身近になってきました。






すっかり出不精に慣れてしまった今、意外とヘアチェンジで遊んでみるのには良いタイミングかも。

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2022年03月22日

生の青のり〜春の佃煮

春分の日が過ぎたと思えばこの寒さ。
今日は朝から冷たい雨がしとしとしとしと、降りやむ気配なく降り続いております。

それでも食材は春。
春分の日の前日、日曜の畑作業の帰りに寄ったマックスバリュで、心躍る生の青のりを見かけました。
今日のお昼は、青のりの佃煮をちょこんっと乗せた小ぶりな三角お結びです。

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めかぶでも茎ワカメでも、何でも生の海藻類を見かけると春の到来とばかり気分が華やぎます。
特に大好きな生の青のり。

お味噌汁?かき揚げ?
妄想はふくらみましたが、やっぱりここはシンプルな佃煮になりましたよ。
天気予報で繰り返されていた三寒四温の候、ひょいと見かけた春の味を出来るだけ長く多く楽しみたいもの。

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幼少の頃から大好きな青のりの佃煮。

母がよくスーパーで買ってくれた、有名メーカーの瓶詰のそれは味が濃くて。
極々たまに父親がどこからか調達してくる、四万十川の青い色した海苔の佃煮が本当に美味しかったなぁ。
ふとそんなことを思い出し、今回の青のりの佃煮は白だし醤油を使ってみました。

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生の青のりの佃煮は本当に簡単。

  1. 欲張ってふたパックも買った生の青のり。
    先ずは大きめのボールにたっぷりとお水を張って洗い、目の細かいザルにとって水を切っておきます。
    大ぶりな茶こしをザル代わりに、意外と役立つのです。

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  2. 白だし醤油 60g
    みりん 30g

    を小ぶりなお鍋に合わせて中火で煮立てます。
    その後弱火にして青のりを加え、弱火のまま煮詰めます。

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  3. 焦がさないよう、目を離さないよう、10分弱といったところでしょうか。

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    ビンに移して冷蔵庫へ。

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今週の作り置きお惣菜はシンプルなものが多いですね。

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先週煮た豚の角煮は、おからに生まれ変わりました。

ミニトマトはお浸しに。
ぷつぷつっと爪楊枝で突いてから、皮ごと合わせ出汁に漬け込むので皮がペロンっと少々器量悪し。
でも良いのです、器量より食感・お味。
焼きネギも一緒に漬けこみます。

そろそろ大きなトマトにも手が伸びる季節になりました。
焼いたマイタケ、薄切り新玉ねぎと一緒に甘酢漬けに。
ソースとしても大活躍。

ブロッコリーは、塩麴・摺り胡麻・胡麻油で和えました。





そしてこれらを詰め込んで、主人のお弁当が出来上がります。

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3連休中、主人の食欲は絶好調。
無駄なく体重増加した主人は悪びれる様子もなく、私の方が主人を太らせてしまった罪悪感に苛まれております。

いつも混ぜ物の多い我が家の白米ですが、いつもの押し麦・もち麦・蕎麦の実・十六雑穀に加えて、しばらくはオートミールもここに追加。
お米1合で朝・とお昼、主人に空腹感を感じさせない緩々ダイエット実施に踏み切りました。
小ぶりなお結びにして、おぼろ昆布でくるりと巻いて、青海苔の佃煮をちょこんとトッピング。

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主人にダイエットの旨伝えたところ、
『うん、わかった!頑張ってもりもり食べるよ!』とメッセージ。
。。。





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そんな訳でオートミール入りのご飯を主食に。
いつもより心なしか量も控えめ。

火曜日なのでしめ鯖の日なのですが、いつも添えるアボカドが今日は大惨事。
とても食べられる状態ではなく、早速作り置きのお惣菜として準備したトマトの甘酢漬けが活躍してくれました。

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さて。
春分の日を含めた三連休が明けた月曜日。

いつものように外出は畑とその帰りのマックスバリュ。
お隣のお庭の桜を上から眺め、主人とふたり開花はまだかと家の中。
出かける気配すら漂わない我が家。

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キッチンにはカラになったワインの空き瓶。
グダグダと家でふたり飲むワインじゃぁないよね、半ばあきれ顔で空き瓶をビン用ゴミ箱に放り込んだ朝。

我が家のワインセラーにはあとどれだけこの類のワインが残っているのかしら。
メイデンは流石に美味しゅうございました。


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2022年03月18日

やけっぱちマフィン〜『高野豆腐粉』と『おからパウダー』と『お豆腐』編

明日からの三連休を控えた雨の金曜日です。
在庫食材のお片付けだけを念頭に、また荒業に走ってしまった今日のお昼は武骨なマフィン。

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ココアを多めに加えたこのマフィン。
ゴツゴツした見かに反して意外とやわらかな生地ですが、ボソボソ感は否めません。

そりゃそうなるでしょうとも、納得のその材料は、高野豆腐、おからパウダー、木綿豆腐。
明日からの三連休に備え、お片付けしたい食材を集めて焼いた言わばやけっぱちマフィンとでも申しましょうか。

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食べられるものしか使用しておりませんので、もちろん食べられること前提なのですが、まさかここまでゴツゴツとした焼き上がりになろうとは。
もう少し水分を足した方が良かったかしら。

ですが意外と無茶な味でもなし。

常備してある食材の一つとは言え、我が家では意外と持て余してしまう高野豆腐。
この高野豆腐お片付け技が着地出来たら、それは楽しいのではないかしら。
そんな日のために、今日は止めようかとも思いましたがやっぱり備忘録。

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◆材料(松永製作所のマフィンパンに1枚分です)

  • 高野豆腐 2枚(40g弱でした)

  • おからパウダー 17g(手作りです、先日おから蒸しパンを焼いた時の残り分 ☆彡
  • ココアパウダー 15g
  • シナモンパウダー 3g
  • ベーキングパウダー 2g

  • 卵 2個
  • 木綿豆腐 125g

  • 蜂蜜 50g
  • ココナッツオイル(湯せんで液状にして加えます) 大さじ2強(25g)

  • ドライフィグ・ドライブルーベリー・レーズン・胡桃 各30g
  • 板チョコ 適量

  • 型にぬり込む無塩タイプの発酵バター 適量





◆作り方

  1. マフィンパンには極々薄くバターをぬっておきます。

  2. 高野豆腐はざくざくと刻み、ミルで粉砕します。
    更にザルでふるい、他の粉類と合わせて再度ふるっておきましょう。

    胡桃はざっくり刻み、ドライフィグはあられ切りに。
    レーズンやドライブルーベリーも一緒に、ふるい合わせた粉類に合わせておきます。

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  3. 卵とお豆腐を合わせ、泡だて器で撹拌します。
    (・・・ここの工程、ミルでも良かったかしらと今ふと思いました)

    蜂蜜、液状にしたココナッツオイルを順に加え、その都度しっかりと泡だて器で撹拌しましょう。
    ふるい合わせた粉類・フルーツ類を一気に加え、スパチュラで混ぜ込みます。

    バターをぬったマフィンパンに生地を分け入れ、適当に割った板チョコを軽く埋め込みます。

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  4. 予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして30分。

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    うわっ、ゴツゴツ、岩のようだわ。
    そんな佇まいとは裏腹、意外ともっちりな焼き上がりでした。
    但しパサつき感が少々際立っておりますので、改善点は多々。

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せっかくミルを出したので、今日はスープでも活躍してもらいましょう。
具沢山なマイタケのポタージュ。
キノコ類はコクが出るので、濃厚なポタージュが粉なしで出来上がります。

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  1. やや多めのリーブオイル(とは言っても平均より少なめでしょうが)・つぶしたにんにく・粗みじん玉ねぎをお鍋に合わせ、弱火でじっくりと炒め合わせましょう。

    たまねぎの甘みを十分に引き出したら、ざく切りにしたマイタケも加えて炒め合わせます。

  2. 油がなじんだところで、ひたひた程度のスープストックを加えて軽く煮ます。
    フルール・ド・セルをほんのひとつまみ加え、ミルでピュレ状に。

  3. ピュレをお鍋に戻し、アーモンドミルクでのばします。
    作り置きしてあるお惣菜の中から、キャベツの焼きびたし、菜の花とミニトマトのお浸し、お出汁に使用した干し貝柱、ブロッコリーの胡麻和え等々・・・刻んで加えてひと煮たち。

    スープジャーに盛り、白胡椒を挽いて出来上がり。
    マイタケのおかげで、ほんの少量のお塩だけの味付けでもコクっと美味しいのです。

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高野豆腐をミルで粉砕するときの爽快感。
これもまた粉豆腐クッキングの魅力と気付いてしまった今日。
早速、イオンネットスーパーさんに明日届けて頂くお品を追加致しました。

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金曜日。
主食は伊勢うどん、お魚はイオンネットスーパーに届けて頂くイワシの生姜煮の日。

イオンネットスーパーで扱っていらっしゃったタレなし1食分の伊勢うどんの取り扱いがなくなってから、我が家は伊勢うどんを色々取り寄せては理想の伊勢うどんを探し求めております。

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主人が新しく取り寄せてくれた伊勢うどん。
今朝、初めて食卓に上りました。





まだまだ追及の日々が続きそうです。
先ほど帰宅した主人、日本酒と山ほどのお豆腐屋さん商品をお買い物バックに詰め込んで満面の笑み。
三連休前の食材お片付けはやはり正解でした。


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2022年03月17日

全粒粉パヴェ〜コンデンス ココナッツミルクの小さなパン、凸凹編

木曜日なのでパンを焼きました。

毎朝食べる手作りの豆乳ヨーグルト。
くぼみに溜まるヨーグルトのホエーを使って生地を捏ねる全粒粉パン、これが木曜日のお約束。
前日の夕方にビニール袋で生地を準備し、翌朝木曜日に焼き上げるオーバーナイト発酵スタイルです。

長らく続いておりました木曜日の全粒粉バターロールですが、今週はこれ。
コロンっと小さなひと口サイズの全粒粉パンです。

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以前から、焼いてみたかったパンがありました。
小さな丸っこい四角のひと口パン、その名もお洒落な『パヴェ』
パリの石畳がイメージだとか。

どのレシピを見ても必須なのが『練乳』で、ほの甘い風味が特徴のミルクパンだそう。
そうそう、練乳ではないけれど、手作りのコンデンス ココナッツミルクがあったっけ。

という訳で、ミルクではなくアーモンドミルクではありますが、いわゆる練乳ではなくココナッツミルクの練乳ではありますが、兎にも角にもコンデンス ココナッツミルクをたっぷり生地に混ぜ込んだほの甘い全粒粉パヴェ。

・・・ボコボコの石畳ではありますが。

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焼き上げるまでの工程が少々特殊なパヴェ。
生地を切り分ける前、生地を冷蔵庫でしっかり冷やすのが大事なよう。

ひと晩生地をゆっくり野菜室で発酵するまではいつもと一緒。
その後冷蔵庫で1時間生地を冷やす工程経ての最終発酵ですので、いつもの気楽なパン作りよりは少々勝手が異なります。
ですが事前シュミレーションだけしっかりしておけば、朝焼いてお昼に持っていくのだって大丈夫、余裕です。

ほんのり甘い小さなミルクパン、全粒粉パヴェ。
表面のマットな艶も愛らしい、石畳のイメージからは程遠いひと口サイズのパンです。

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◆材料(3〜4cm角程度のパンが12個焼けましたよ)

  • 全粒粉強力粉 150g
  • 全粒粉薄力粉 35g
  • スキムミルク 15g
  • てんさい糖 15g
  • インスタントドライイースト 3g

  • ホエー(手作りの豆乳ヨーグルトから出た水分です) 74g
  • アーモンドミルク 26g(ホエーと合わせて100g計量しました)
  • 手作りのコンデンスココナッツ ミルク(☆彡) 50g

  • お塩 2g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんして溶かして加えます)20g



    ◆仕上げ用

  • アーモンドミルク・蜂蜜 各小さじ1強




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・全粒粉薄力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    計量したホエーとアーモンドミルクにコンデンス ココナッツミルクを加え、よく混ぜておきます。
    合わせた粉類の半量をここに加えてよく混ぜ合わせましょう。
    ここにお塩・溶かしバターを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。
    残った半量の粉類にこれを戻し入れましょう。

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    生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。

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  2. 形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。
    生地に変化は殆どありませんけどね。

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    生地を軽く捏ねてガス抜きをしたら、再度形を整えビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れてしっかりと蓋をし、野菜室でひと晩ゆっくりと発酵を促しましょう。

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  3. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげましょう。

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  4. 室温に戻した生地を1cm強程度の厚さにのばします。
    ここもビニール袋使いまわしで済ませてしまいましょ。

    ビニール袋を切り開き、生地を3つ折りにします。
    生地の滑らかな面が上になるよう裏返し、形を整えながらビニール袋でぴったりと包みましょう。

    1時間冷蔵庫でしっかりと冷やします。

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  5. 冷やした生地を包丁で12等分します。
    もはや愛らしい。

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    間をあけて天板の上に生地を並べます。
    蜂蜜とアーモンドミルクを合わせてよく混ぜ、刷毛で表面にそっとぬりましょう。
    きつく絞ったぬれ布巾とラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で40分間の最終発酵。

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  6. 自由気ままな発酵スタイル。
    もういちど艶出しの蜂蜜とアーモンドミルクを表面にぬったら、予熱したオーブン庫内へ移しましょう。

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    設定温度を190℃にして10分間。

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    更に自由気まま。

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    凸凹石畳の全粒粉パヴェの焼き上がりです。
    甘い香りにひょうきんな佇まい、和みます。

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ほの甘い全粒粉パヴェには、エルブ・ド・プロヴァンスをほんのり効かせた具沢山スープを添えましょう。
我が家にしては変わり種、アボカドが入ったカラフルなスープです。

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  1. 多めのオリーブオイル・つぶしたにんにく・粗みじん玉ねぎ・さいの目人参・キャベツの芯部分・エルブ ド プロヴァンスをお鍋に合わせ、じっくり炒め合わせましょう。

  2. アボカドはやや大きめに切り、米粉をまぶしておきます。
    お鍋に加えてさっとなじませたら、スープストック・フルールドセルを加えます。

    縦半分に切ったミニトマト・キャベツ・マイタケ・冷凍あさり等を加えてひと煮たち。
    ナンプラーとオイスターソース、そしてガラムマサラを各極少量加えて出来上がり。

    スープジャーに盛りつけ、白胡椒を挽きます。

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気ままに膨らんだ我が家の全粒粉パヴェ。
いちど本当のパヴェを味わってみたいものです。

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パヴェの生地を冷やす工程で、何かと規制はありましたが付きっきりになる訳でもないので事はいつも通り運びます。
今朝のお魚は塩鯖。

そしてやっぱり塩鯖にはご飯ですよね。
頂いた蕗味噌を添えて。

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先ほど、リビングのバイマックルを大胆に剪定致しました。

天気予報通り、お天気が崩れてきましたよ。
明日は雨空のようです。


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2022年03月16日

しっとりおからとバナナのバー 〜 コンデンスココナッツミルク・バナナ・ナッツ編

ここ最近続いております春の陽気のせいでしょうか、とにかく眠い。
寝ても寝ても、9時前には就寝しているにも関わらず、最近はスマートウォッチの振動に起こされてばかり。

西の窓を開け、沈んでいくふくよかな月をボケっと眺めながら、ドッコイショっといった感じで動き始めます。
春の空気のように、どこかおぼろな頭で拵えるどこかおぼろなお昼ご飯。
取り敢えず、昨晩冷凍庫から冷蔵庫に移しておいた『おから』を使って、ノロノロ仕上げた今日のお昼。

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地味なおからバーです。

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期待に反してしっとりしたおからのクラスト。
クラストの上にバナナを敷き詰め、更にココナッツミルクのコンデンスミルクに絡めたナッツをたっぷりひろげて焼きました。
甘い香りが更に眠気を誘います。

フィリングは、随分前に拵えたココナッツミルクのコンデンスミルク(☆彡)、数種のナッツ、そしてこちらもまた随分前に拵えたレモンピールです。

おからのクラストを焼いた後、もう少ししっかり焼いてカリっとさせた方が良かったかしら。
とにかくしっとりした食感。

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◆材料(野田琺瑯のレクタングル浅型Sサイズにひとつ分です)

  • 生おから 100g
  • アーモンドプードル 15g
  • コーンスターチ 15g
  • てんさい糖 5g
  • シナモンパウダー 適量
  • お塩 ひとつまみ

  • ココナッツオイル 25g
  • 完熟バナナ 1本


    ◆フィリング

  • 手作りのコンデンスココナッツミルク(☆彡) 65g
  • 胡桃・アーモンド・カシューナッツ 各20g
  • 手作りのレモンピール 適量

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◆作り方

  1. 先ずはおからのクラストから。

    おから・アーモンドプードル・コーンスターチ・てんさい糖・シナモンパウダー・お塩をビニール袋に合わせて振り混ぜます。
    ここに湯せんして液状にしたココナッツオイルを加え、全体になじませましょう。

    オーブンシートを敷き詰めた琺瑯容器に移し、しっかりと押し固めてピケします。
    予熱したオーブンに移し、170℃で先ずは20分。

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  2. 20分焼いたところで一旦取り出し、輪切りにしたバナナを散らして更に10分。

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    見た目はあまり変わっていなさそうですが、バナナはトロリ熱々です。

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  3. バナナを焼いている間にフィリングの準備。

    コンデンスココナッツミルクを弱火で煮立て、ここにざっくり刻んだナッツ類を一気に加えてからめます。
    オーブンから出したばかりのおから生地、熱々バナナの上にひろげましょう。
    軽くバナナをつぶすようにしながら表面をならします。

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  4. 再び予熱したオーブン庫内へ。
    180℃に少し温度を上げて15分間。
    ですがもう少し焼いた方が良かったかしら。

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    熱い状態でレモンピールを散らし、オーブンシートで押さえ軽く埋め込むように表面を整えます。
    完全に冷めてから切り分けて出来上がり。

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先日、全粒粉のクスクスを取り寄せました。
もちろんハリサと一緒に。

使いたくてウズウズしておりました。
どうせならばエディブルフラワーやカラフルな初夏の野菜やらと合わせて素敵な佇まいに仕上げたかったのですが、好奇心が勝ってしまいました。

在庫食材であり合わせクスクス。

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お湯で戻すのが一般的なクスクス。
具沢山好きな私ですもの、具沢山スープで戻します。

  1. スープストックに刻んだアンチョビ・セロリの葉っぱ・ミニトマト・マイタケ・蒸し大豆・キャベツ・・・
    色々合わせてひと煮たち。

  2. ここにクスクスを適量放り込み、ぴったり蓋をして5分間。

  3. 全体をさっくり混ぜたら、オリーブオイルと黒胡椒、味をみながらフルール・ド・セル。
    はい、ジャーに盛ってハリサを添えれば出来上がり。

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地味ですが、やはり美味しいクスクス。
週末は華やかなクスクスで軽いロゼなど、今から楽しみです。

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今朝の主食は炊き粥。
おぼろ昆布と手作りの梅干しを添えてシンプルに。
この類の組み合わせ、時々妙にホッとするのです。

お魚はイワシ。
いつものお魚に比べると小ぶりですので、実は少々勇気が要るのです。
が、食べた後に後悔したことはありません。
美味しい。

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月・火曜とお酒を控え、週の半ば水曜日、今日は飲みます。
主人お待ちかねの豚の角煮と昭和な香りの日本酒、この組み合わせです、多分。





そしてまた明日、眠い目をこじ開けておぼろな頭でお弁当作り、と。
この季節は毎年こうですもの。


いち早く春を感じ取って眠気を覚える、ある意味本能に忠実だとも言えるのかも。



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posted by しんさん at 14:17 | Comment(0) | お弁当日記 おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする