2022年03月31日

みりん粕入りテーブルロール〜大失敗の鯖缶だんごお片付け編

木曜日なのでパンを焼きました。
毎朝食べる手作りの豆乳ヨーグルトから出る水分、ホエーを使って生地を捏ねる全粒粉パンを。

前日の水曜日の夕方、ビニール袋で生地を準備し、ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵を促すオーバーナイト発酵スタイルの全粒粉パン、これが木曜日の週間ルーティン。
今週は、もっちり全粒粉テーブルロールにフィリングをたっぷり、テーブルロールサンドですよ。

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ここ週週間は、手作りのコンデンスココナッツミルクを生地にたっぷり混ぜ込んだ全粒粉パヴェ(☆彡 ☆彡)が続いておりました。

流石にコンデンスココナッツミルクも使い切りましたし、今週はまたバターロールに戻ろうかとも思いましたが。
ふと、好奇心で取り寄せた『みりん粕』が随分と前に開封済みなのを思い出しました。

そこで今週は、バターを使用せずオリーブオイルを混ぜ込んだバターロールならぬテーブルロール。
もちろん全粒粉生地にはみりん粕、もっちり食感の全粒粉テーブルロールが焼き上がりましたよ。

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相変わらずの成形下手は気にしません。

ところどころ裂けてしまった生地を隠すように切り込みを入れ、そして数日前に大失敗した“鯖缶だんごの成れの果て”をフィリングとして詰め込みます。
うん、こうしてみれば『リエット』に見えなくもない気がしてくるから前向きです。

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◆材料(小ぶりなテーブルロール4つ分)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエー(豆乳ヨーグルトから出た水分です) 85g
  • みりん粕(ペースト状のものを使いました) 25g

  • お塩 1g
  • オリーブオイル 10g


  • 仕上げ用の水溶き卵黄 適量
  • フィリング




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。
    先ずは、計量したホエーとみりん粕を合わせ、よく混ぜておきましょう。

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    ビニール袋に全粒粉強力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストを合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    ホエーとみりん粕を合わせた中に、合わせた粉類の半量を加えてよく混ぜ合わせましょう。
    更にお塩とオリーブオイルを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。

    半量の粉類が残ったビニール袋に戻し入れ、生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。
    まとまった生地の形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。

    ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。

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  2. その後軽く生地を揉んでガス抜きをしたら、再度生地の形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵を促しましょう。

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  3. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげましょう。

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    その後生地を軽く揉んでガス抜きをしたら、4等分して断面を包み込むようにして丸めます。
    ビニール袋に戻し、15分間のベンチタイムを設けます。

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  4. ベンチタイムを経た生地を打ち粉の上にとり、手のひらでぐっと圧して平らにします。
    両端を折りたたみ末広にしたら、更にそれを半分に折って綴じ目をしっかりと指でつまんで閉じます。

    両手で転がしながら長いしずく型にのばしましょう。

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    更にそれを平らにのばし、ひろい方から巻いて形を整えます。

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    間をあけて天板に並べたら、きつく絞ったキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分。

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  5. 今日は特にダイナミックな生地の裂け。
    成形って本当に苦手です。

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    そっと水溶き卵黄をぬって、予熱したオーブン庫内へ。
    設定温度を200℃にして12分。

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  6. 焼き上がったテーブルロールは網の上でしっかりと冷ましておきましょう。

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    切れ目を入れ、少量のマヨネーズと粒マスタードをぬり大葉を挟みます。
    フィリングをたっぷり、本当にたっぷり詰め込んで出来上がり。

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テーブルロールのフィリングは、前述の通り『鯖缶だんご』の大失敗作。
鯖缶にひじきや玉ねぎ、蒸し大豆等を合わせてお団子にし、油でからりと揚げるつもりだったのが大撃沈。
油の中でバラバラになり、泣く泣く網ですくって出来るだけ油を切ったもの。

油の吸収量は相当なものでしょうから、あっさりとした薄味のサラダを添えましょう。

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在庫食材をとにかく合わせます。

みじん切りにした新玉ねぎ・アボカド・トマト・茹で鶏・ドライフィグ・オーブンでローストしたナッツ類と蕎麦の実・千切りにした大葉を合わせ、オリーブオイルとフルールドセル、レモン汁で和えるだけ。

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鯖缶だんごの大失敗作は、これですっきりお片付け完了致しました。
お隣の桜も咲き始めたことですし、晴々とした気分の良い週末を迎えられそうです。

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昨日の主食、炊き立てご飯に卵、旬の青のりを白だし醤油で煮詰めた佃煮、この組み合わせが想像以上に美味しくて。
今朝はそのうどんver.
釜玉うどん+青のりの佃煮です。

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なんて美味しいの。

木曜日のお魚は塩鯖です。
皮はパリ、ふわっと上がる湯気、塩鯖に関してだけは焼きはマスター致しました。
多分ね。





今日ひと晩お酒を控えたら明日は金曜日。
明日の日本酒は、おそらく満開になるであろうお隣の桜を眺めながら、お家のリビングから花見酒です。
今にも降り出しそうな雨空ですが、明日には晴れるそうですよ。

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posted by しんさん at 14:04 | Comment(0) | 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月30日

オートミールキッシュ〜大失敗・落とし揚げ救出編

昨日、我が家にしては珍しく『茄子の揚げだし』を拵えました。
ジュワッと太白胡麻油でコーティングされた揚げ茄子と、生姜を効かせた煮汁のゴールデンコンビ。
もちろん主人は大喜びでした。

その陰に悲しい大失敗があったこと、主人のことです、多分気づいてはいるでしょう。
昨日のその大失敗を糊塗した本日のお昼ご飯です。

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オートミールキッシュです。
文字通り、オートミールの台の中にフィリングをたっぷり詰めて焼きました。

昨日の大失敗というのは、そのフィリングです。

茄子の揚げだしに『鯖缶の落とし揚げ』を添えようと。
鯖缶やひじき、たまねぎや大豆、多品目の生地をお団子にし、茄子と一緒に太白胡麻油でカリッと揚げて茄子の横に添えようと。
卵を惜しんだのが凶とでたか、つなぎをパン粉にしたのが凶とでたか、兎に角お団子にはならず、油の中で無残に散りました。

そして翌日の今日、オートミールキッシュのフィリングに。

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油で揚げてあるからでしょうか、良い意味で鯖缶の存在感が薄れております。
外はオートミール、フィリングは鯖缶やひじき、玉ねぎ・・・

ダイナミックな失敗作の巻き返しメニューとしては上々なのではないかしら。

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◆材料(cottaさんのシルフォーム タルト型(8個取)1枚分です)

  • オートミール(クイックオーツを使いました) 60g

  • 全粒粉薄力粉 40g
  • ペコリーノロマーノ(ミルで粉状に粉砕します) 15g
  • アーモンドプードル 15g

  • 卵 1個
  • 蜂蜜 10g

  • ココナッツオイル(湯せんで液状にして加えます) 15g


    ◆フィリング

  • 大失敗の落とし揚げ

  • 卵 1個
  • お塩
  • ミルで粉砕したペコリーノロマーノ 



◆作り方

  1. 扱いやすいクイックオーツを使いました。
    先ずはミルで粉砕します。

    これをボールに移し、全粒粉薄力粉・アーモンドプードル・ミルで粉砕したペコリーノロマーノを合わせて混ぜ合わせておきましょう。

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  2. 別ボールで卵と蜂蜜を合わせてよく混ぜ、1に加えて混ぜ込みます。

  3. 粉っぽさが残る状態で、液状にしたココナッツオイルを加えてスパチュラで切るように混ぜ込みましょう。

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  4. 大粒のそぼろ状になったところで、大きめにカットしたラップの上に移します。
    手で圧す、半分に折ってまた圧す・・・を数回繰り返しながら長方形に整え、更にめん棒で伸ばします。

    冷蔵庫で30分ほど冷やしておきましょう。

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  5. 冷えて扱いやすくなった生地をクッキー型で抜きます。

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    型に敷き込み、フォークで底にピケをし予熱したオーブンに。
    170℃で15分下焼きします。

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  6. 下焼きした生地に、フィリング用卵の卵白を少しとって薄くぬります。

    残ったフィリング用卵・ペコリーノロマーノ・お塩をよく混ぜておきましょう。
    生地の中に落とし揚げ生地を詰め込み、卵液をそっと流し入れます。

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    大失敗した落とし揚げの生地、大失敗もここまでだと誇りになります。

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    上にもペコリーノロマーノを少量散らし、もういちど予熱したオーブン庫内へ。

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    180℃で12〜15分焼いて出来上がり。

    焼き上がったら、すぐに型から出して網の上で冷まします。
    おまけのクッキー、これが意外と美味しいのです。

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オートミールを粉砕したり、その次はペコリーノロマーノを粉砕したりと、今朝はミルが大活躍です。

ですがまだまだ働いてもらいましょう。
今度は玉ねぎをミルでピュレ状にし、豚バラブロックを煮ます。
玉ねぎピュレと豚バラブロックを圧力鍋でとろりと煮込み、スープジャーに詰めて熱々とろりのお菜とします。

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  1. 豚バラブロックは全体をフォーク等で突いてから、大ぶりに切り分けてビニール袋に移します。
    蜂蜜、お塩を順に加え、その都度しっかりと揉み込みます。

  2. タマネギ・ニンニク・生姜を合わせてミルでピュレ状にしましょう。
    1に加えて揉み込み、20分ほどおきます。

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  3. 漬け汁ごと全て圧力鍋に移し、お水・お酒・少量のみりん・お醤油・極少量のオイスターソースとナンプラー等を加え、加圧すること10分間。
    スープジャーに盛り、作り置きしてあるマリネ等を彩りに添えます。


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こってり好きの主人のために、豚バラブロックの下焼き等を端折って仕上げました。
お肉感満載の仕上がりに、もちろん主人は大喜び。
キッシュは添え物程度の存在だったようです。

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今朝、主人に尋ねました。
『海苔の佃煮を添えた卵かけご飯、海苔の佃煮を添えた釜玉うどん、どっちが良い?』

主人の答えはこうでした。
『それを死ぬ直前に聞かないでね、悩みながら死ぬのは忍びない』と。




そして主人が悩みぬいて出した答えは、『今の気分は卵かけご飯、明日は分からない』でした。
という訳で、今朝は炊き立てのご飯に卵、そして手作り青海苔の佃煮、そう相成りました。

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隣のお庭の桜がちらほらと咲き始めました。
週末は紀土を開けて、お部屋からお花見です。

その前に、今日は二日ぶりの日本酒。
月・火曜とお酒を控えるのは良い習慣です。
水曜日と金曜日が特に待ち遠しいのです。


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posted by しんさん at 14:39 | Comment(0) | リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月29日

おから寿司〜アジフライと甘酢漬けトマトの変則版

我が家の冷凍庫はいつもパンパンです。
どれくらいパンパンかと申しますと、冷蔵庫の冷凍スペースだけではお話にならず、三菱の冷凍庫を1台買い足してもパンパン、そんな状態です。

何がそんなに詰まっているのかと言えば、主人が箱買いした干物や西京漬け等、朝食用のお魚が相当な場所を占めております。

それは良しとして、目下のところ困っておりますのが『冷凍アジフライ』
一時、冷凍アジフライに凝った主人が大量に取り寄せるものだから、そして既に飽きてしまっているものだから、もうヤレヤレと苦笑いするしかありません。

なので、私のほうも変則技に出ましたよ。
本日のお昼、我が家では定番の『おから寿司』とアジフライを組み合わせ。

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文字通り、酢飯の代わりに、お酢を効かせたおからを使った『おから寿司』
郷土料理で見るおから寿司は、きびなごをくるりと巻いた上品なもの。
我が家のおから寿司は、アボカドだったりしめ鯖だったり、野菜の甘酢漬けだったりと自由気まま。

今日はアジフライと、甘酢に漬けこんだトマトを合わせて、小ぶりに握ったおからの上に。

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甘酢を存分に含んだアジフライ。
お昼にどんな食感になるかしら、そうも思いましたがさほど心配には及びませんでした。
うん、美味しい。

まるでパズルのような冷凍庫から、アジフライが2枚だけ旅立ちました。

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  1. おからは100gずつに小分けして常時冷凍保存してあります。
    ・・・この類も冷凍庫パンパンの一因かしら。

    卵 1個と寿司酢(☆彡)大さじ3をよく混ぜ合わせておきます。
    前日から冷蔵庫に移して自然解凍したおからをここに加え、さらりとするまで中〜弱火で炒りつけます。

    粗熱がとれたら、ラップを使って小さく丸めておきましょう。
    ひとつ20g前後にすると食べやすい大きさのおから寿司に仕上がります。

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  2. フライパンをさっと洗って水気をふき取り、太白胡麻油を熱して冷凍アジフライをからりと揚げましょう。
    網の上でしっかりと油を切ったら、トマトの甘酢漬けを甘酢も一緒にたっぷり上に。

    トマトの甘酢漬けは、作り置きお惣菜も兼ねて既に調理済み。
    甘酢にざく切りトマト、薄切り新玉ねぎを加え、オーブントースターでさっと焼いたマイタケを加えてしばらくおくだけ。
    ちょっとしたソースにもなるし、そのまま食べても美味しいし、夏に向けて頻度が上がるお惣菜。

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  3. 甘酢がなじんだアジフライを切り、トマトらと一緒にラップに並べておからをその上に。
    キュッと握って出来上がり。

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    大葉で巻けば、美味しくて食べやすくて、そして何よりアジフライが2切れとは言え片付いた安心感。






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アジフライを揚げたついでに、冷蔵庫にあった長茄子も揚げてみました。
我が家には珍しく、茄子の揚げだしなど作り置きお惣菜に追加してみました。

但し、こってりと油で揚げた茄子はその後しっかりと熱湯で油抜き致しましたが。

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油抜きすることであっさりと、それでも茄子色が綺麗な揚げだし茄子になります。





  1. 長茄子はヘタを切り落とし、縦に切れ目を何本か入れて太白胡麻油で揚げます。
    網の上でしっかり油を切りましょう。

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  2. 油を切った茄子に、更にたっぷりと熱湯を回しかけます。
    油が抜けてあっさり揚げ茄子に。

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  3. 昆布だしにお酒・みりん・お醤油等を合わせて煮立て、戻して圧し洗いした高野豆腐を加えます。
    生姜をたっぷり散らしてしばらく煮ましょう。

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    直火にかけられる琺瑯の保存容器で横着料理。
    火を止め、食べやすく切った茄子を沈めて出来上がり。





明日になれば、茄子はもっと美味しくなるハズ。
最近、主人とふたりで月曜・火曜とお酒を控えております。
明日は揚げだし茄子で日本酒、春を通り越して初夏なイメージです。

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『明日の主食は鶏粥が良い』
昨晩、珍しく主人がこうきっぱりと主張しました。
なので当然今朝は鶏粥。

そしてお魚はしめ鯖、アボカド、新玉ねぎの組み合わせ。
今週は甘酢トマトも添えて。

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以前は月曜日もお酒を楽しんでおりましたが、週末存分にお酒を楽しんだ後の月曜が少々辛くなってきた昨今。
衰えと共に月・火曜とお酒を控えるようになりました。

その代わり、月曜の夜はゆっくりふたりで映画を見る日に。
昨日のクリントイーストウッド、格好良かったなぁ。





今日もお酒を控えて、さっさと寝てしまおう。
明日の宴会に備えて。


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posted by しんさん at 14:36 | Comment(0) | おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月28日

春色巻き寿司〜さくら色した貧乏性酢飯ver.

3月最後の月曜日です。

部屋の窓から遠目に見るお隣のお庭の桜も、ようやくふっくらと膨らんだつぼみが色づき始めました。
今週末辺り、主人がその日のために取り寄せた日本酒片手に、お部屋からお花見をする予定です。

さて。
今日のお昼は、大葉を巻いただけのシンプルな巻き寿司。

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春を意識したさくら色した酢飯です。

いつものように、十六雑穀やらもち麦やら押し麦、蕎麦の実、最近はオートミールまで一緒に炊き込んだご飯を綺麗なさくら色に染めました。

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・・・と言えばそれらしく聞こえるかもしれませんが、いつものお片付け料理です。

今年の冬は、自分で育てた紅芯大根やら、頂いた赤色系大根やら、赤い大根を沢山甘酢漬けに致しました。
春が来て、冷蔵庫の一角を占領しておりました甘酢漬けの保存容器がひとつ減り、ふたつ減りして、とうとう漬け汁だけと相成りましたのが先週。

むくむくといつもの貧乏性が顔を出し、甘酢漬けの漬け汁再利用を目論みます。
普通の甘酢漬けならば色々と再利用の道もありましょうが、何しろ相手は真っ赤な甘酢。
大根の色が溶けだした目にも鮮やかな真っ赤な甘酢です。
でもね、これでご飯を炊くと意外と美味しいのです。

もちろん大葉を巻いたのは初めての試みでしたが、主人曰く『どこのお店の巻き寿司より圧倒的に美味しい!』と。

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・・・外食で巻き寿司、食べたことあったかしら?





要するに、炊いたご飯で酢飯を作るのではなく、ご飯に甘酢を炊き込んじゃえって言う無理やりな発想です。
主人と私の間だけの感想ですが、意外と美味しい。

お世話になった紅芯大根や赤色大根の甘酢漬け、そして甘酢だけが残りました。

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いつも通りお米を洗い、いつも通りザルに移して水を切り、いつも通り十六雑穀・押し麦・もち麦・蕎麦の実・オートミールを加え、いつも通りの水加減を大根を漬け込んだ後の甘酢に置き換えるだけ。
足りない分はお水を足して、いつも通りに炊き上げます。

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海苔の上に赤いご飯をひろげたら、大葉を乗せてくるり。
主人からのお褒めのメッセージが何やら恥ずかしいほどの貧乏性酢飯のお昼でした。

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甘酢漬け大根の容器が空になったと思ったら、そこは上手い具合に季節のバトンタッチ。

前日の大雨のせいで中止になった日曜日の畑作業。
いつものマックスバリュではなく、ちょっと離れたスーパーマーケットを訳あって覗いたところ、艶々とした茎ワカメを発見。
もちろん連れて帰りました、ふたパック。

今朝はまだまだ漬かりが浅くはありましたが、我が家の春の味。

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最近気にいっております食材のひとつが、ひらたけ。
先日、イオンネットスーパーでお買い得価格になっておりましたのを目ざとく見つけて2パック届けて頂きました。

ちょっと濃いめの味付けをして佃煮に。

お酒・みりん・お醤油は1:1:1、ここにオイスターソースとナンプラーをほんの隠し味程度に合わせて中火で煮立てましょう。
煮立ったところに、ヒラタケをほぐして加えます。
大きなものも、半分に切ったりせずにそのまま。

ぴったりと蓋をして数分すると、お鍋から溢れそうだったヒラタケがしんなりします。
後はお鍋の蓋をとって弱火でことこと10分ほど、時々全体を混ぜながら煮詰めるだけ。
仕上げに砕いた胡桃を加えて出来上がり。

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冷奴に添えたり、日本酒のお供にしたりと色々活躍してもらえそう。







極細ゴボウのきんぴらは最近のお気に入り。
お刺身のつま用にと買ったスライサー、業務用ベンリナーがこんなところで活躍するとは。

パプリカとミニトマトのお浸しは、彩りお惣菜としても重宝します。
パプリカは半分に切ってオーブンで焼き、野菜から出た水分を無駄にすることなく細切りにして甘酢に漬けこみます。
ミニトマトは爪楊枝で軽く全体を突いて甘酢に漬けこむだけ。

お弁当らしいお弁当で今週も始まりました。

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ちょっと甘めのお酢が効いたさくら色ご飯。
主人も気にいって頬張っておりました。

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そんなご飯に合わせたかのように、月曜日のお魚はちょっと甘めの西京焼き。
今日は鮭がこんがり焼き上がりました。





週末、主人がロゼワインを12本取り寄せました。
これが届くと、我が家にホノホノと初夏の足音が聞こえてきます。
まだお花見も実行しておりませんが、初夏の準備が少しずつ始まっております。

週末のお花見に備え、今日と明日はお酒を控えましょう。
歳も歳、楽しいお酒のためには健康管理も必要ですからね。


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posted by しんさん at 14:03 | Comment(0) | リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月25日

お砂糖不使用〜『発酵小豆餡』と『オートミール』のぼた餅風

ふと気づけば、春分の日もとうに過ぎた3月も後半の金曜日。
3月最後の金曜日です。

お彼岸ともなれば、そして春のお彼岸ともなれば、スーパーでもどこでもぼた餅が目立つところに陳列されるのが毎年のこと。
お買い物は大抵イオンネットスーパーさんで満足するようになってしまった昨今。
随分と乗り遅れてしまったようですが、やっぱり食べたくなるものですね、春のぼた餅。

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あり合わせではありますが、拵えましたよ、春の気分を盛り上げるぼた餅を。

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小さな小さなひと口サイズ(にしては大きめです)の自称ぼた餅。
先に申し上げておいた通り、文字通りのあり合わせ。

中のご飯はオートミール。
オートミールと葛粉を合わせ、『半ごろし』風に仕上げました。

そして外の小豆餡は、お砂糖不使用のいわゆる『発酵餡子』です。
やわらかく茹でた小豆に米麹を合わせ、ヨーグルトメーカーでゆっくり発酵させ甘さを導きます。

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これだけでなぜか気分が春めいてくるから不思議です。
お隣のお庭の桜も、間もなく開花するような気になってきましたよ。
お花見用に主人が調達した日本酒、出番間近です。





◆作り方と分量

先ずは発酵小豆餡を拵えます。
昨日の朝、いつもの朝仕事の片手間に小豆を煮たら、後はヨーグルトメーカーにお任せですもの。
時間はかかりますが手間は全く。


 ◆発酵小豆餡の材料

  • 小豆 100g
  • お水 400g
  • 米麹 100g
  • お塩 ひとつまみ

  1. 洗った小豆の水を切り、圧力鍋に移して中〜弱火でさらりとするまで乾煎りします。
    お水を注ぎ、加圧すること20分。

  2. 十分やわらかくなった小豆を混ぜながら60℃まで冷まします。
    米麹を加えてよく混ぜ、ヨーグルトメーカーに移し60℃で9時間。


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    途中、折を見て清潔なスプーンで全体を混ぜながらゆっくりと発酵させます。
    その時、水分が足りないようなら白湯を少しずつ加え、小豆餡として扱いやすいかたさに仕上げましょう。

  3. 最後にお塩を加えてよく混ぜ、ぴったりとラップを密着させた状態で冷まします。
    しっかり冷めたら翌朝まで冷蔵庫へ。

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 ◆オートミールぼた餅の分量


  • 発酵小豆餡 適量

  • オートミール 40g
    (粒の大ぶりなロールドオーツ・小ぶりなクイックオーツをそれぞれ20gずつ計量しました)
  • 葛粉 10g 
  • 豆乳 100g

  • 仕上げ用のきな粉 適量


  1. 2種類のオートミール・葛粉・豆乳を耐熱ボールに合わせます。
    よく混ぜて葛粉のかたまりをしっかり溶かしてから、ふわりとラップをして600Wの電子レンジで2分間加熱しましょう。

    途中、1分ほど加熱したところで一旦取り出してよく混ぜ合わせます。

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  2. 加熱したオートミールを、もっちりとした状態になるまでしっかり混ぜ合わせます。
    ぴったりとラップを密着させて粗熱をとります。
    手で触れられる程度にまで冷めたら、6等分して丸めましょう。

    ラップを使うと綺麗に丸められます。
    使用後のボールは、お水に晒せば葛粉のかたまりが面白いくらい綺麗に取れます。

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  3. オートミール生地の粗熱をとっている間に、昨日準備しておいた発酵小豆を丸めておきましょう。
    ひとつ40g前後計量すると、良い感じの包み具合。

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  4. 準備が整ったら、後はオートミール生地を発酵小豆餡で包むだけ。

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    ラップの上に小豆を乗せて軽くひろげ、丸めたオートミールを乗せて包み込む。

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    段々コツをつかんで参りました。

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    最後に茶こしできな粉をふって出来上がり。

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在庫食材が貧相になる金曜日。
さぁて、何を拵えようかと相当悩んだ結果・・・

すりおろした玉ねぎを煮てみよう、そしてスープに仕立ててみよう。
そんな投げやりな考えにたどり着きました。

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そしてびっくり。
ピンク色に色づいた不思議なスープが出来ましたよ。
たまねぎと何かの科学反応でしょうが、これだからお料理って面白い。
何のためにもなりませんが備忘録。





  1. 干しシイタケと干し貝柱を合わせ、お水に浸しておきましょう。

  2. 1のお出汁を少し加えながら、薄切りにした玉ねぎをミルでピュレ状にします。

  3. 干しシイタケを細切りにして火にかけ、たまねぎピュレも加えて弱火でことこと10分ほど煮詰めます。
    ここでびっくり、スープが赤く色づいてきましたよ。

  4. 目ぼしい在庫食材と調味料を加えてひと煮たち、トマトとお豆腐が投入されました。
    どうせならばと、折角のこの赤色を活かすべく色の淡い調味料をあれこれ加えて着地致しました。

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不思議な玉ねぎの赤いスープ。
火を止めた直後は少々感じた苦みは、スープジャーの保温効果でしょうか、食べる頃には甘い玉ねぎの味が後引く美味しいスープとなっておりました。

さ、主人の反応が楽しみです。

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金曜日の朝食は、伊勢うどんとマックスバリュブランドのイワシの生姜煮、これが随分と前からの定番メニュー。

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2月中旬に漬け込んだ白菜キムチが、最後のリリースとなりました。

思えば、私、白菜を買ったことがここ数年間、記憶がある限りはありません。
お相手こそ違えど、全て頂いた白菜で漬け込んだ今年のキムチもいよいよ最後。
良い具合に酸味が際立って、朝の納豆との相性も抜群です。






さ、先日ショートカットにして初めての外出。
行先は歯医者さんの定期健診ではありますが。
ちょっとダイナミックに寄り道をして、そろそろ在庫のなくなった化粧品でも買いに行こうかしら。

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posted by しんさん at 12:30 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする