今朝は『ふぐひれご飯』を炊きました。
今年で2回目となりました、和食のお店でお願いするお節料理に添えられる『ふぐひれ』
ふぐ・鰻・鱧をお得意とするそのお店ならでは、お節料理のお重に添えられるこんがり焼き色がついた『ふぐひれ』
先方のお心配り通り、今年こそ『ひれ酒』にするつもりでおりました。
実際、使い勝手の良い酒燗器まで今年は調達致しましたから。
ところがぎっちょん。
主人は一向にひれ酒を準備する気配すら見せやしない。
酒燗器の脇に置いてある『ふぐひれ』をペイッと脇に置いて、いそいそとお燗の準備をする毎日。
おそらくこの時期の恒例になるであろう、我が家の『ふぐひれの炊き込みご飯』です。
今年はひらたけや人参、ついでに切りイカまで加わった具沢山版です。
人参は面取りした切れ端、切りイカはお正月のお好み焼きの残り・・・ではありますが。
昨年の備忘録にも書いてありましたが、ふぐひれを炊き込んだからと言って劇的な変化がある訳ではありません。
ですが、今年は圧力鍋で炊いたからか、または別の何かが功を奏したのか、なぜだか艶々もちもちの炊き上がりと相成りました。
- ふぐひれに日本酒を吹きかけてしばらくおきます。
我が家の料理酒は、安価とはいえ普通に飲める日本酒、料理酒として販売されているものではありません。
スプレー容器に入れて常備しておくと、本当に便利です。 - いつも通り洗ったお米を、蕎麦の実・もち麦・押し麦・十六雑穀と圧力鍋に合わせます。
いつも通りの水加減のうち、大さじ1程度を日本酒に置き換え吸水させましょう。
面取り人参は細かく刻みます。
ヒラタケは食べやすい大きさに切って。
おまけの切りイカも刻みましょうか。
日本酒をふきかけふっくらしたふぐひれと共にお米の上に散らし、加圧すること3分間。
切りイカの塩分を期待して、お塩は加えません。 - 十分蒸らしたら蓋を開け、ふぐひれを取り出し天地を返します。
お塩やお醤油を加えずとも、十分に美味しい、そして何より艶々のふぐひれご飯が炊き上がりましたよ。
去年よりぐっと美味しいふぐひれの炊き込みご飯が。
先日の三連休、その初日だったかしら。
お魚のお刺身が食べられない私にと、主人がイカのお刺身を買ってきてくれました。
イカのお刺身は好きなのです、私。
その時の『ゲソ』を冷凍しておきました。
今朝、初めて解凍してよく見ると立派なワタ付き。
今朝、初めて解凍してよく見ると立派なワタ付き。
そう言えば、年末に届いた『聖護院大根』を厚切りにして干しておいたんだっけ。
ゲソと干し大根のイカワタ煮、圧力鍋でちょちょいと拵えましょう。
- 折角の聖護院大根。
中央辺りを厚切りに、その他は普通サイズの切り干しに。
干した後は冷凍保存しておきました。 - 干し大根・面取り人参・下処理したゲソ・たっぷりの千切り生姜・お酒とひたひたのお水を合わせて煮立てます。
丁寧にしごき出したイカワタ・みりん・白だし醤油を合わせてよく混ぜ、あくを除いたお鍋に加えます。
ここでようやく加圧すること5分間。
5分加圧するとイカもやわらかく仕上がります。
必要ならば少し煮詰め、オイスターソースとナンプラーを隠し味に仕上げます。
保存容器に半解凍にした大根葉(さっと茹でて冷凍しておきました)を並べ、熱々のワタ煮を移します。
作り置き料理と一緒にお弁当箱に詰めます。
厚切り聖護院大根は明日の日本酒のお供です、当然。
厚切り聖護院大根は明日の日本酒のお供です、当然。
2022年のふぐひれ炊き込みご飯。
また来年、再来年と恒例になる申しはいたしましたが・・・
気まぐれな主人のこと、分かりません。
恒例になろうとなるまいと、楽しいことには違いないのですから良しと致しましょう。
ラベル:いかわた煮 ふぐひれ炊き込みご飯