ですが今年は訳あって、出来るだけクリスマスを意識しないよう今日まで過ごして参りました。
極力地味に、浮かれず騒がず控えめな本日、クリスマス前日24日のお昼ご飯です。

・・・主人がひとめ見てこう言いました。
『うわっ、可愛いねぇ』
今日の主役の食材はこちら。

『赤目芋』・・・私はずっと赤芽芋だと思っていたのですが、赤目芋の方が一般的なようですね。
そしてさらには『セレベス』と言ったほうが認知度が上がるかもしれません。
先日頂いたどっさり冬野菜。
その中にひと際地味な佇まいを放っていたのがこちらの赤目芋。

おそらくお料理しやすい、形の良いものを選りすぐって、更には皮をむくときに怪我などしないよう綺麗に洗って持たせてくれたのでしょう。
そんなこれら野菜が愛おしくてたまりません。
地味な赤目芋を主役にしてあげたい。
そこで思いついたのが『ベジバーガー』
輪切りにした赤目芋をバンズ代わりに、そしてパテはお肉不使用のお豆腐ハンバーグ。
主人の好きなこってり照り焼き風に仕上げたお豆腐ハンバーグを、ほっこりソテーにした赤目芋で挟みます。

そしてもひとつ。
頂いた冬野菜の中から、お浸しにしておいた『なばな』を彩りに添えて仕上げました。

里芋ほどねっとり感はなく、ほっこりとした食感の赤目芋。
ちょうど、根尾の伯母がよく持たせてくれたヤツガシラの親芋のような食感かしら。

形の良い赤目芋を持たせてくださったが故のベジバーガー。
少々地味ではありますが、2021年のクリスマスイブは真心嬉しい赤目芋のベジバーガーと相成りました。

意外と簡単なのです。
もしかしたら、通常のバンズのバーガーより、ライスバーガーより簡単かも。
- 先ずはお豆腐パテの準備から。
お豆腐は熱湯でしっかり茹でてからザルにとり、しばらくおいてしっかり水切りをしておきます。
ボールに移し、すりおろした蓮根・刻みネギ・乾燥ひじき・粉砕したペコリーノロマーノ・お塩を加えてよく捏ねましょう。
蓮根は煮物用に冷凍してあったものをミルで粉砕、ペコリーノロマーノも蓮根の前にミルで粉砕しておきました。
ひじきは戻さずそのまま加え、お豆腐の水分を更に抑えてもらいます。 - 赤目芋は皮をむき、厚さ1.5センチ程度の輪切りにします。
胡麻油をひいたフライパンで、やんわりと焼き色がつくまで蓋をして焼きましょう。
裏返して両面焼いたら、 網の上に取り出します。
お豆腐パテも一緒に焼き、同時進行で仕上げてしまいましょう。
パテの中央に小さなくぼみを作っておくことをお忘れなく。 - フライパンに残ったお豆腐パテに味付けをしましょう。
お酒・みりん・お醤油・少量のオイスターソースと蜂蜜。
以上をよく混ぜて鍋肌から流し入れ、とろりとするまで少し煮詰めながら絡めるだけ。 - パテを赤目芋の上にそっと重ねます。
なばなも添え、焼き色が綺麗な方が上になるよう赤目芋のソテーを重ねて出来上がり。
美味しいのです、これ。

いよいよスープジャーの熱々スープが嬉しい寒さになりました。
今日のスープはキャベツとザーサイのスープ。
最近凝っているのが、スープジャーに入れる滑らかなお餅。

実はこのキャベツ。
やはり先日頂いた冬野菜の中のひとつなのですが、大きな外葉を使って大きなロールキャベツを作るつもりで下茹で致しました。
ところが体力切れとなりまして、手軽なキャベツのナムルとなったわけです。
山ほどできてしまったキャベツのナムル。
これを使ったお手軽スープ、ですが抜群に美味しいのです。
スープストック・キャベツのナムル・ざく切りにしたザーサイ・桃屋のきざみ生姜お塩・粉砕したペコリーノロマーノ。
以上を合わせて煮立てましょう。
この間に、さいの目に切った切り餅をオーブントースターでさっと焼きます。
焼き色がつくかつかないか、表面が膨らんだかな?膨らんでいないかな?この程度で止めるのがポイント。
葛粉でスープにとろみをつけ、予め熱湯で温めておいたスープジャーに注ぎます。
お餅を散らし、粉砕したペコリーノロマーノと黒胡椒を散らして出来上がり。
焼き餅とはまたちょっと異なる滑らかなお餅が美味しいのです。
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最近たまに拵えるこのタイプのお餅スープ。
冬至の日には、カボチャぜんざいを主人に持たせたっけ。


はい、お待ちかねの朝食・・・

はい、今日、私は特定健診のために朝食抜きです。
主人も道連れにとも思いましたが、出勤する主人に朝食抜きはあまりに残酷。
冷凍してあった焼きおにぎりさんに熱々昆布だし、自家製柚子胡椒で、まるで晩酌の〆のような朝食を。
そして明日は主人が朝食抜き。
いえ、それどころか主人が控えておりますのは胃カメラ、しかも夕方近くの。
今宵お酒抜きの夕食を早めに済ませたら、明日の朝とお昼は一環して抜き、これは惨い。
出来るだけクリスマスを考えないようにしておりましたのはこんな理由から。
ですが明日が過ぎたら、もう楽しいことしか考えません。
食事が何よりの楽しみな主人が明日・・・考えただけでも可哀そうです。
ベランダでは今、主人が大好きな白菜キムチを漬けるべく白菜の水切り真っ只中。
明日の夜は好きなものを好きなだけ準備しますからね。
