明け方降っていた雨も上がって、カーテン越しにやわらかな陽光を感じる穏やかな金曜日。
ただ、どの天気予報でも言われていた通り、ひざ掛けをしていても足元が冷えます、寒い。
先週、北八ヶ岳のゴールデングリーン農園から届いた定期便の中に、可愛らしい人参が2本入っておりました。
冬に甘みを増す人参、しかも特別なゴールデングリーン農園からの人参ですもの、皮ごとお料理に使いたいもの。
そこで今日のお昼は人参ケーキ。
人参をたっぷり、皮ごと全粒粉生地に混ぜ込んだキャロットケーキに致しましょう。

少々色黒なのは重曹のせいかしら。
出来るだけお砂糖の量を控えたいと、完熟バナナを使用したせいかしら。
兎にも角にも人参をたっぷり使用した、シナモン香るキャロットケーキが焼き上がりましたよ。
ゴールデングリーン農園さんから届いた愛らしい形のこの人参。
この姿を見たら、私でなくても『皮ごと使いたい!』そう思うのではないかしら。

キャロットケーキと言えば思い浮かぶのは、スパイス香る生地を覆う真っ白なクリームチーズのフロスティング。
でもね、やわらかなフロスティングは持ち運びが伴うお弁当にはなかなか高難度。
なので生地を少々プリン型に取り分けて、こんなキャロットケーキを焼いてみましたよ。
もちろんこのフロスティングもクリームチーズでなく、水切りヨーグルトを使った軽い食感のフロスティング。
パールシュガーを散らして仕上げます。

今日のお昼に食べない分には、水切りヨーグルトと言えどもフロスティングをたっぷりと。
そうそう、キャロットケーキはこうでないと。
クリームチーズだろうと水切りヨーグルトだろうと、たっぷりのフロスティングがないと気分が盛り上がりません。

使用したお砂糖の量は、一般的なキャロットケーキに比べて半分程度なのではないかしら。
完熟バナナ、そしてたっぷり加えたレーズンとドライフィグの甘さで成り立つ全粒粉キャロットケーキ。
甘みを蓄えた真冬の人参ならではのベジケーキです。

◆材料(パウンド型は底辺約200×70・H60、プリン型は100mlのものを使用しました)
- 人参 正味140g
- レモンの表皮 小ぶりなレモン1個分
- レモン果汁 10g
- 胡桃 40g
- レーズン 30g
- ドライフィグ 30g
- 全粒粉薄力粉 100g
- アーモンドプードル 30g
- ベーキングパウダー 3g
- 重曹 2g
- シナモンパウダー 5g
- すりおろしたナツメグ 適量
- 卵(室温に戻しておきます) 2個
- てんさい糖 50g
- 完熟バナナ 小ぶりなものを1本(正味106gでした)
- お塩 ひとつまみ
- オリーブオイル 40g
◆フロスティング - 水切りヨーグルト 90g
- 和三盆 3g
- レモン果汁 極少量
- パールシュガー 適量
◆作り方
- 人参は皮ごと使います。
適当に切ってミルに移し、粗めに粉砕してボールに移します。
レモンの果汁と表皮を加え、更に刻んだドライフィグと胡桃、レーズンを加えておきます。 - 粉類は予め合わせて2回ふるっておきます。
- 卵を軽くほぐしたら、分量のてんさい糖を3回に分けて加えながら、もったりするまで泡立てます。
完熟バナナをちぎって加え、同時にオリーブオイルとお塩も加えて泡だて器で撹拌します。
ふるっておいた粉類を一気に加えたら、ここからはスパチュラに持ち替えてさっくりと混ぜ込みましょう。
粉っぽさが残る段階で人参も加えて混ぜ込みます。 - オーブンシートを敷いたパウンド型、プリン型にそれぞれ流し込み、底を軽く打ちつけて空気抜きをしましょう。
200℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を170℃にしてじっくり40分。 - フロスティングの材料を合わせます。
艶が出るまでよく混ぜたら絞り出し袋に移し、冷蔵庫で冷やしておきましょう。 - 生地が完全に冷めたら絞り出し、お好みでパールシュガーを散らして出来上がり。
やっぱりね、焼きっぱなしのキャロットケーキではちょと寂しいものね。

今日は金曜日ですもの。
おまけに今週は、主人が帰宅途中にお豆腐屋さんに寄ってくる日。
今宵は丸揚げ、冷ややっこ、作り置き料理は不要です。
作り置き料理を詰め込んで、はい、今週最後のお弁当の出来上がり。


やっぱりね、こうでなくっちゃね、我が家の朝食は。
主人のPET-CT検査による昨日の朝食抜きは、主人はもちろんでしょうが私もつらかった。
お待ちかね、金曜朝の釜玉風伊勢うどん、トップバリュブランドのイワシの生姜煮。
そして何より、お椀が重いくらいの具沢山お味噌汁。

来週は私の特定健診により朝食抜きの日が1日あります。
金曜日だから・・・あら、大変。
主人がなにより楽しみにしております伊勢うどんとイオンいわしの朝食が・・・なし?
今日、熱燗をちびちびやりながら話し合いましょう。
