一応心ばかりの抵抗はしてはみるものの、いつの間にやら環境に順応し一新した生活も苦にならない。
そんなプライドなき適応能力の高さのおかげで、今や私のカード請求先の殆どはイオンネットスーパーです。
それでも実店舗でのお買い物は楽しいもの。
頻度はぐっと減ったものの、畑の帰りに主人と寄る近所のマックスバリュで先日面白いものを見つけましたよ。
主人が真っ先に興味を示したその食材は『もうかさめ』、平仮名表記ではピンときませんが『サメ』の一種です。
今日はその『もうかさめ』をお結びさんにしてみましたよ。
『もうかさめ』を照り焼き風にし、ふわりとご飯で結びました。
何でも、お酒がお好きでお口の悪い主人お気に入りのユーチューバーさんがしばしば話題にする食材なのだとか。
『サメ』と聞くとアンモニア臭を思い浮かべてしまいますが、噂通りこのもうかさめ、アンモニア臭の少ない淡泊な肉質です。
『もうかさめ』に続いてもうひとつ、初めましての食材がこちら。
イオンネットスーパーと並行してお世話になっております、こちらは野菜が専門の北八ヶ岳の農家『ゴールデングリーン』さん。
月にいちどの定期便をお願いしております。
今月届いた野菜の中にありました、最初はケールかと思いましたが『冬菜』という緑黄色野菜なのだそう。
『もうかさめ』と冬菜のかき揚げなどいかがでしょう。
主人と一緒にお買い物をしなければ手に取ることもなかったであろう『もうかさめ』
まるで鶏むね肉のような肉質です。
照り焼きにしても、小さく刻んでかき揚げにしても、どちらもサメが抱くアンモニア臭など微塵も感じない良い仕上がりです。
特に『もうかさめ』とコリアンダーの組み合わせは良い、そう主人が太鼓判を押してくれました。
『ネズミザメ』と聞くと少々躊躇してしまいますが、『もうかさめ』ならば・・・ねぇ。
二度見してしまいそうなお手頃価格も魅力的です。
モウカサメの下処理から。
やはりそのままだとアンモニア臭漂います。
もうかさめはぶつ切りにした状態で店頭に並んでおりました。
バッドにお塩をふってモウカサメの切り身を並べ、更に上にもお塩をふって10分ほどおきましょう。
キッチンペーパーでしっかり水気を抑えて下処理完了、簡単ですね。
バッドにお塩をふってモウカサメの切り身を並べ、更に上にもお塩をふって10分ほどおきましょう。
キッチンペーパーでしっかり水気を抑えて下処理完了、簡単ですね。
下処理が済んだモウカサメを先ずはかき揚げに。
- 冬菜は食べやすい大きさに切り、程よく水を切ってビニール袋に。
カボチャと人参の千切りも彩りに加えましょうか。
下処理したモウカサメを細切りにして加え、米粉を加えて全体にまぶします。 - 米粉・日本酒・冷水・ほんの少量のマヨネーズ、ほんの数滴のレモン汁
以上をボールに合わせ、ちょっとゆるめのホットケーキ生地程度のかたさにします。
ここに1を加えてよく絡めれば準備完了。 - 太白胡麻油を熱して両面揚げ焼きに。
網の上でしっかり油を切って、サメのかき揚げ出来上がり。
フライパンの油を処理し、胡麻油を新たにひいてサメの照り焼き風へと参りましょう。
- モウカサメをかき揚げ用に細切りにしたのは、照り焼きの形を整えるため。
ぶつ切りにしたネギと一緒にビニール袋に合わせ、米粉をまぶしましょう。 - 胡麻油をひいたフライパンでさっと表面を焼きつけます。
この段階では中まで火が通っていなくても大丈夫、表面に綺麗な焼き色をつけるに止めます。 - お酒・みりん・お醤油を同量、甘酢漬けらっきょうの漬け汁を少々、オイスターソース、刻みネギを合わせてよく混ぜ合わせ、ジュッっとフライパンに加えてなじませましょう。
とろみがついて艶が出てきたら、刻んだコリアンダーとネギを散らして出来上がり。
ご飯をふわりと握り、たれをたっぷり絡めたモウカサメを乗せて形を整えます。
大葉でくるりと巻いて白胡麻をちろり。
大葉でくるりと巻いて白胡麻をちろり。
モウカサメと冬菜のかき揚げと一緒にお弁当箱に詰めましょう。
初めての食材、モウカサメと冬菜。
どちらも使い勝手の良い食材でした。
朝食には、焼き鯖の脇に小さな小さなモウカサメの照り焼きをひと切れ。
酸味が欲しいと言う主人に応え、柚子のジャムを添えてみましたよ。
・・・主人からは何の感想もありませんでしたが。
激増した昨日の体重に驚愕し、昨晩は空腹と戦いながら朝を迎えました。
元に戻った体重にほっとひと安心。
で・す・が
明日、主人はPET-CT検査を控えております。
そう、今夜の9時以降は絶食。
昨晩は空腹に耐え、いびきをかくその元気もなさ気だった主人。
さてどうなることやら。
不安しかありません。