木曜日です。
前日の夕方に生地を準備し、木曜の朝に焼く全粒粉パン、木曜朝のお約束。
そしてまた器量の悪いパンを焼いてしまいました。

良いのです、もはやお約束のオチみたいなものですから。
主人とふたりの好みに合った風味で、食材を無駄にせず、何より主人が気に入ってくれればそれで良し。
その上、本人が納得して楽しんでいるのですから器量など二の次。
なんて負け惜しみを言いながら・・・それにしてもひどい。

12月に入ったことですしね、そろそろ冷凍庫の中のお片付けも考えなければ、と。
傷みの早かった今年の自家製玉ねぎの救出方法として、飴色たまねぎにして冷凍しておいたのが8月のこと(☆彡)
傷みの早かった今年の自家製玉ねぎの救出方法として、飴色たまねぎにして冷凍しておいたのが8月のこと(☆彡)
流石にそろそろ使ってしまわないとと、全粒粉生地にたっぷりと混ぜ込んだ結果のこの姿。
おまけに貧乏性の血が騒ぎ、少量残っておりました市販のザワークラウトの漬け汁なんてものを生地に混ぜ込むものだから、もう大変。
でも良いのです。
これが我が家のお料理、家事担当の私の楽しみ方なのですもの。

◆材料(小さな小さな飴色たまねぎパンが8つ焼けましたよ)
- 全粒粉強力粉 100g
- スキムミルク 10g
- オートミール 15g
- てんさい糖 5g
- インスタントドライイースト 1g
- 飴色たまねぎ(冷凍してあったものを半解凍の状態で使用致しました) 80g
- ザワークラウトの漬け汁 56g
- ホエー(自家製豆乳ヨーグルトから出た水分です) 36g
- オリーブオイル 10g
◆仕上げ用 - 蜂蜜とオーツミルク 各適量
- すりおろしたペコリーノロマーノ 適量
◆作り方
- 生地の準備は前日の夕方に。
ちらりと触れましたが、市販のザワークラウトを食べてしまった後、その漬け汁で生地を捏ねるという荒技に出ました。
先ずは、全粒粉強力粉・スキムミルク・オートミール・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。
半解凍にしておいた飴色たまねぎをここに加えてなじませます。
ザワークラウトの漬け汁とホエーを合わせ、合わせた粉類の半量をここに加えてよく混ぜましょう。
オリーブオイルも加えて混ぜます。
ザワークラウトの漬け汁に塩分があるので、いつもここで加えるお塩ですが今日は加えません。
残った粉類に戻し入れ、何となく生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。
相当ゆるい生地ですが、どうにかこうにかまとめてビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
いつものようにヨーグルトメーカーに移し、40℃で1時間。
その後軽く捏ねてガス抜きをしたら、再度形を整えビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
保存容器に入れ、野菜室でゆっくりひと晩発酵を促しましょう。 - 今日はここからスタート。
先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげましょう。
ダレる生地であることが一目瞭然。
軽く揉んでガス抜きをし、15分間のベンチタイムを設けましょう。 - ビニール袋の上からめん棒(少量なのですりこ木で代用しておりますが)で長方形に伸ばします。
ビニール袋を切り開いて形を整え、生地を両側から折りたたんで三つ折りにしましょう。
形を調節しながら包丁で8等分し、オーブンシートを敷いた天板に並べます。
お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で40分間発酵を促します。 - 仕上げ用の蜂蜜とオーツミルクをよく混ぜ、刷毛でそっと表面にぬってペコリーノロマーノを散らします。
210℃に予熱したオーブンに移し、190℃で12〜13分焼いて出来上がり。
ダレダレな飴色たまねぎ全粒粉パン。
たまねぎの存在感が顕著です。

器量の悪い飴色たまねぎパンと対照的に、色白で美しい本日のスープ。

大変美味しかった、そう主人からメッセージも頂戴致しました。
帰宅した主人が開口一番、『いやぁ、今日のポタージュ美味しかったぁ』嬉しいお言葉も頂きました。
チクっと良心が痛むのは、追熟させ過ぎてしまった『洋梨』のお片付けの結果のスープだから。
マックスバリュでね、とても良い状態の洋梨を見かけたのです。
つい室温に置いたままにしておいたのがマズかった、半分に切ってがっかり。
処分しようと、ゴミの日までラップで包んで冷凍しておきました。
つい室温に置いたままにしておいたのがマズかった、半分に切ってがっかり。
処分しようと、ゴミの日までラップで包んで冷凍しておきました。
が、つい、また貧乏性の血が騒ぎ、今日のスープに。
ですが、これが本当に美味しいからお料理って面白い。
兎にも角にも、お家にある『白い食材』を圧力鍋に放り込んだスープです。
- 少量のバター・にんにく・下仁田ネギの根元部分・カシューナッツ・皮をむいた蕪・・・
圧力鍋に合わせて炒めます。 - スープストックをひたひたに注ぎ、過追熟した洋梨を加え、加圧すること3分間。
- ココナッツミルクを注ぎ、お豆腐を加えてひと煮たち。
フルールドセルと白味噌を加え、バーミックスで滑らかに撹拌して出来上がり。
スープジャーに分け入れ、すりおろしたペコリーノロマーノを散らし黒胡椒を挽きます。
この無茶苦茶なスープが本当に美味しいのです。
家庭料理ならではのセコいお昼ご飯、これで私は大満足なのです。


今朝は冷凍してあった色々なご飯を盛り合わせで。
銀杏ご飯は新米と古米が入り混じっておりますし、胡桃ご飯も仲間入り。
塩鯖の焼き具合に大満足。

半分に切ってみて、黒ずんだ断面にがっくりと項垂れた洋梨。
泣く泣くゴミ箱行きを決意したにはしたのですが、どうも腑に落ちないとばかり恐る恐るの味見。
スープに使用して大丈夫だったということは・・・
そう、ヨーグルトにも。
主人が何も言わなかったのが気になりましたが、あれ?美味しい。
ドン引きを引き起こす貧乏性行動はもう差し控えないとね。
