2021年12月07日

緑豆餡ホットサンド〜ほんのりシナモンな求肥入り

週末、主人がリクエストしたお昼ご飯はサンドウィッチ。
月にいちど、いえ、ふた月にいちど程度の頻度でしょうか、『どぅちゃん(私のことです)の焼き卵サンドが食べたい』彼がこう言い出すのは。
気楽なロゼと卵サンド、そしてたっぷり野菜の野菜サンドが定番です。

そして大抵、届けて頂くパンはサンドウィッチにはやや厚めな6枚切り。
当日のサンドウィッチに4枚使用し、残り2枚を冷凍しておくのもいつもの流れ。
冷凍しておいた食パン2枚を使って、今朝はちょっと変わり種なホットサンドを拵えましたよ。

20211207 00005.png

先週のお弁当、 カボチャ白玉だんご(2021年11月30日 ☆彡 )に添えたココナッツシュガーの緑豆餡。

緑豆餡と黒胡麻ペーストだけではちょっと寂しいかな、と。
思いついたのは求肥。
白玉粉で拵えたお気軽求肥にほんのりシナモン風味、そしてきな粉をたっぷりまぶしてパンで挟んでみましたよ。

20211207 00006.png

甘さを控えた緑豆餡に黒胡麻ペースト、シナモンときな粉をまとったモチモチの求肥。
ついでにアクセントの蕎麦の実まで加え、山形食パンで挟んでこんがりホットサンドに。

ホットサンドにしたカリカリの耳部分が大好きなのです。

20211207 00007.png

焼いてカリカリ食感となったパンの耳、そして中から穏やかな甘さの餡子、負けじと主張するとろり求肥、シナモンの風味。
もちろん黒胡麻の存在感も顕著です。

あら、これは主人だけでなく私も大好きなタイプ。

20211207 00004.png





緑豆餡(☆彡)黒胡麻ペースト(☆彡)は既に作ってあるので、とっても簡単なのです。
パンも昨日のうちに冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍済み。
要するにいつものお片付け料理ですね、これは。

  1. シナモン風味の求肥を拵えましょう。
    山形食パンにサンドするのにちょうど良い大きさです。

    ●白玉粉 30g
    ●お水 大さじ4

    を耐熱ボールに合わせ、よく混ぜ合わせます。
    白玉粉のかたまりがなくなったら、

    ●てんさい糖 8g
    ●シナモンパウダー 適量

    を加えて混ぜ合わせましょう。
    ふわりとラップをし、600Wの電子レンジで1分間加熱します。

    20211207 00009.png20211207 00010.png
    20211207 00008.png
  2. スパチュラをお水で湿らせながら滑らかに練ります。

    20211207 00011.png

    予めバッドの上にたっぷりときな粉をひろげておき、この上に滑らかに練り上げた生地を移しましょう。

    20211207 00012.png

    両面にきな粉をまぶしながら長方形にのばします。

    20211207 00013.png

  3. 黒胡麻ペーストと緑豆餡は扱いやすいよう室温に戻しておきます。
    緑豆餡を拵えた時、ローストした蕎麦の実も少し残っていたのでこれも使いましょうね。

    20211207 00014.png

  4. 食パンの片方には、4辺に隙間を残してたっぷりと黒胡麻ペーストを。
    ローストした蕎麦の実も散らしましょうか。

    もう片方には同じく4辺に隙間を残して緑豆餡、そして求肥を重ねます。
    パンを重ね、オーブンシートできっちり包んでホットサンドメーカーで焼きましょう。

    焼き上がったらすぐにオーブンシートを取り除き、網の上で冷まします。
    オーブンシートで包んだままにすると、蒸気でベシャベシャになってしまいますから。

    20211207 00015.png
    20211207 00016.png20211207 00017.png


    パンナイフで2等分して出来上がり。

    20211207 00018.png






w-line81-thumbnail2.gif





お菜はグリーングリーンなジャーサラダ。
千切りレタスにアボカド、ブロッコリー、正にグリーングリーン。

20211207 00003.png

先週末に拵えた、鯖缶入りのベジミート味噌そぼろ(☆彡)をドレッシングとして添えました。

レタスはサラダスピナーでしっかり水切りをしてから千切りに。
ジャーに詰め込み、ベジミートそぼろをたっぷり上に。

塩茹でにしたブロッコリーを塩麴和えに。
さっとレモン汁をまぶしたアボカドと合わせ、ジャーに詰めて出来上がり。

20211207 00019.png20211207 00020.png





緑豆餡と黒胡麻ペースト、求肥・・・
どこからどう見ても地味なホットサンドではありますが、私、気に入ってしまいました、このコンビ。

朝のドラマのおかげで、どうも最近『あんこ』に飢えている気が致します。

20211207 00002.png






w-line81-thumbnail2.gif





今朝の主食は炊き粥。
そしてその上には、昆布締めにしたさわらの漬け。

生姜を効かせた漬けにした昆布締めさわらを炊き粥の上に、そして白胡麻をちろり、自家製のふっくら梅干しを添えました。
隣で主人が大興奮。
彼のなかでまたさわらブームが到来のご様子です。

20211207 00001.png

火曜日なので、しめ鯖・アボカド・スライス玉ねぎの組み合わせ。
但し今日のしめ鯖は、五島列島のしめ鯖の中でもエリートなしめ鯖です。

いつも食べているしめ鯖の倍以上のこちらのしめ鯖。
主人が『絶対朝ごはんには食べさせない』そう言っていたしめ鯖が、いつもの朝のスタイルで食卓に上ることを許された背景には・・・

そうね、プププと笑ってしまういつものオチですね、主人の。
さ、帰宅した主人の仕事部屋を譲りましょう。

昨日からしとしとと降り続く雨にかかわらず、そろそろ乾燥機がシーツ一式をからりと乾かしてくれている頃合いです。

2018-06-27T13_23_19-52bb8-thumbnail2-1d2f8-thumbnail2.gif



posted by しんさん at 14:15 | Comment(0) | お弁当日記 〜 市販のパンで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月06日

さわらのお刺身七変化

雨の週明け、月曜の朝。
今朝の我が家の食卓に上った、まるで晩酌の〆のようなこの主食。
『さわらの昆布締め』の出汁茶漬けです。

20211206 00002.png

事の発端はこちら。
週末、主人の帰宅と入れ替えに私は予約してあった美容院に行って参りました。
その間に届いたさわらのお刺身、これ、何人前でしょうか。

主人も重々承知の通り、私はお刺身を一切食べません。
ちょっと違いますね、自宅では一切食べません。
外食先で私の前に出されたお刺身は美味しく頂きますが、自ら進んで食べることはありません。

20211206 00008.png

そして主人は刺身好き。
いえ、これもちょっと違いますね。
カツオのお刺身と、美味しいさわらのお刺身が好きなのだそう。

そんな主人を気遣い、いつぞやイオンネットスーパーの予約販売で見かけた『さわらのお刺身』を主人に食べさせてしまったのが運の尽き。
寝た子を起こすと言うか、そのさわらがとても美味しかったのだそうで。
以来、主人はうっとりした目で『さわらの刺身』を語ります。
挙句の果てには、『刺身とたたき、何故双方を買わなかったのか』と非難めいた目で私を見つめる始末。

そんなだから、つい、主人がさわらのお刺身の取り寄せを提案した時、首を縦に振ってしまったという訳です。

長くなりましたが、このたっぷりさわら一尾分のお刺身。
届いた当日、YouTubeを見てさばき方をにわか仕込みで習得し、どうにかこうにかお刺身とたたきで晩酌を終えた主人。
その量の多さ、そして何より不機嫌な私に懲り懲りしたのでしょう、『残りはソテーにでもして』と。

そんな主人を見て、私も自らの態度の非を認めました。
主人のにわか仕込みを見て覚えた、さらなるにわか仕込みで正に見様見真似のさわらのたたき、更にそれを昆布締めに。
新たなさわらのお姿に、主人すっかり上機嫌。

20211206 00010.png

そもそもお刺身を食べないので、お刺身包丁など持ち合わせておりません。
切り口がままならないのはご愛敬。
それでも主人は相当お気に召した様子で、案の定、次回のさわら購入を検討している様子でございます。

バーナーで炙ってから昆布締めにしたさわら。
当日、お刺身として切っていた感触とも全く異なるむっちりとした身の変化に実は私も興味深々。
純粋なお刺身でなければ食べられますので、今朝は熱々の昆布だしを回しかけて出汁茶漬けとなった次第でございます。

20211206 00003.png





さわらの中骨を除いたら、容器の大きさに合わせて切ったさわらを昆布で挟んでラップでぴっちり包みます。
昆布は予め日本酒をしゅっと吹きかけやわらかくしてから。

20211206 00012.png

ちょっとお遊びで干しホタテを散らしてみたりして。
20211206 00013.png

昆布でしめたさわらを出来るだけ薄く切り、熱々ご飯の上に並べましょう。
熱々の昆布だしをたっぷり回しかけたら、自家製柚子胡椒と刻みネギ、白胡麻をちろりとひねります。
主人は白だし醤油を数滴たらしてお召し上がりでしたよ。





il-plants125-thumbnail2.gif





最初、主人は確かにこう言いました。
『もうひと切れはソテーなりなんなり、どぅちゃん(私のことです)が食べられるように加熱して良いからね』と。
なので私、今日のお昼は昆布締めにしたさわらで太巻き寿司を拵える予定でおりました。

ところがどうでしょう、すっかり昆布締めにしたさわらが気に入った主人、『それはダメ』と。
出汁茶漬けはよろしい、だけど昆布締めは昆布締めとして食べるのがルールです、と。
なのでお昼はこうなりました。

20211206 00009.png

先週拵えたベジミートと鯖缶の肉そぼろ(☆彡
これも確か、風呂吹き大根用に拵えた赤味噌だれのリメイクだったのですが、畑で収穫してきた九条ネギと合わせて肉みそお結びに。

畑の九条ネギが立派に成長致しました。
掘る途中で折ってしまった白い部分を寄せ集め、グリルパンでこんがり焼き色がつくまで焼きましょう。

20211206 00019.png

炊き立てご飯を小さな三角お結びさんにしたら、中央部分にスプーンでくぼみを作ってベジミート味噌を。
後はネギを乗せ、海苔でくるりと巻けば出来上がり。

20211206 00005.png






九条ネギと並び、今ほうれん草が旬の畑。
収穫したばかりのほうれん草は、赤い軸の部分が甘くて本当に美味しい。
シンプルな胡麻和えも、出来るだけお醤油の味を控えて仕上げます。

20211206 00001.png





そして毎年少量ですが仕込む『自家製柚子胡椒(☆彡)
私が拵える柚子胡椒は、米麹とお塩、生の唐辛子を合わせ何年も寝かせた『柚子胡椒の素』を使って仕上げます。

毎年柚子が手に入ったら、皮を薄く剥いて刻んでここに合わせるだけ。
何年も前に拵えたこの『柚子胡椒の素』は、何年もの間冷蔵庫の奥が指定席。

20211206 00011.png

そして皮をむかれた柚子は、薄皮も全てまとめて柚子ジャムに。
今回は訳あって、久しぶりに、本当に久しぶりに上白糖を使ってみましたよ。
イオンネットスーパーでお願いした柚子ですが、瑞々しくて種の少ない良い柚子でした。

20211206 00014.png

種を除きながら刻んだ柚子をお砂糖と合わせ、丸ッと1日おいて水分が上がったところで火にかけます。
種はお茶パックに入れて一緒に煮込み、とろみがついたら取り出します。






そうそう、北八ヶ岳から届いた野菜たちの中にあった赤カブ。
日持ちするのを良いことに随分と先送りにしてしまいましたが、ようやく先日甘酢に漬けました。
色鮮やかな赤カブの甘酢漬けは、この季節彩りにとても重宝致します。

20211206 00007.png





細かなところまで綺麗に洗った赤カブ。
安い歯ブラシを野菜用にひとつ常備しておくと、赤カブばかりでなくほうれん草の軸部分の泥落としにとても便利。

20211206 00016.png

スライスした赤カブを塩漬けにして1日おきます。
大昔スキューバダイビングで使っていたウエイトが今はキッチンで大活躍。
昆布、鷹の爪、そして甘酢を合わせ、綺麗に赤カブを並べて漬け込みます。

日が経つにつれ、どんどん真っ赤に染まる赤カブはビジュアル的にも大満足。

20211206 00015.png20211206 00017.png
20211206 00018.png







真っ赤に漬かった赤カブ、お弁当の仕切り役も果たす良い子です。

20211206 00006.png





il-plants125-thumbnail2.gif





今朝の主人の朝食に対する期待感、それは尋常でないものでした。
昨日から、口を開けば『昆布締め』『昆布』と、まぁ面白い。

今朝のお魚は金目鯛の西京漬けです。
京都老舗の西京漬けです。
ですが、今朝の主人には昆布締めの出汁茶漬けしか目に入らないご様子でしたよ。

20211206 00004.png

この昆布締めの画像を見て、流石の私も刺身包丁の必要性を感じるようになりました。
それを聞いた時の主人の目の輝き。

・・・これ、主人の思うつぼってヤツですよね。


illust-raineyday08-1-thumbnail2.jpg















posted by しんさん at 14:20 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月03日

小さな小さな『めはり寿司』〜おから寿司ver.

北八ヶ岳から月にいちど届く旬の野菜セット。
冬の間はお休みされるそうで、先月からスタートしたばかりの月にいちどの宅配も来週の配達で一旦一区切り。
来年初夏のお野菜が今から待ち遠しい限りです。

さて。
先月終盤に届いたお野菜(☆彡)の中に高菜がありました。
シンプルな高菜漬けにした高菜、1週間と少々経過致しましたのでそろそろ様子を見てみましょう。
小さなひと口サイズの『めはり寿司』など拵えてみましたよ。

20211203 00001.png

食べやすくひと口ふた口で食べられるサイズの小さなめはり寿司。
定義を逸しているのはそのサイズだけではありません。

塩漬けにした高菜で巻いてあるのは、酢飯でもご飯でもなく『おから』
我が家の定番料理でもあります、『おから寿司』のめはり寿司風といったところでしょうか。
脱線ついでに、おぼろ昆布で風味添え。

20211203 00006.png

寿司酢を混ぜ込んだおからをご飯の代わりに。
白胡麻と一緒に茎部部分をおからに混ぜ込み、高菜漬けできっちり巻いて仕上げます。

20211203 00002.png

塩漬けにした高菜を丁寧に丁寧にひろげる作業が唯一の難所。
忙しい朝でなければ大好きな作業です。

いつもとは少々佇まいの異なるおから寿司。
北八ヶ岳の野菜たちを存分に楽しんでおります。

20211203 00003.png





今を遡ること1週間強、塩漬け高菜の手順をおさらいしておきます。
  1. 高菜を計量したら、綺麗に洗って水を切っておきます。
    260gに対してお塩を15g、根元に切れ目を入れた高菜全体にすり込んで軽く揉み込みましょう。

    厚みが均一になるよう茎と葉を交互に保存袋に入れ、昆布と鷹の爪を加え、重石をして室温に2〜3日。

    20211203 00008.png20211203 00009.png
    20211203 00010.png


  2. 水気がしっかり上がってきました。

    20211203 00011.png

    適当に裂いて各々まとめ、上がってきた塩水と一緒に保存容器に詰めます。
    ラップで落し蓋をし、軽い重石をして冷蔵庫で数日間。

    仮漬けから計1週間強、高菜が美味しく漬かりましたよ。

    20211203 00012.png20211203 00013.png
    20211203 00014.png


  3. おから100gに対し、卵が1個、寿司酢(☆彡)が大さじ2。
    しっかりなじませ、フライパンでしっとりした状態になるまで乾煎りします。

    火を止め、塩漬け高菜の茎部分を刻んで白胡麻と一緒に混ぜ込みましょう。
    小さな俵型に握って準備はほぼ完了。

    20211203 00015.png20211203 00016.png
    20211203 00017.png


  4. 少々手間ではありますが、兎にも角にも丁寧に高菜の葉をひろげます。
    おぼろ昆布を適量ひろげ、茎の部分におからを置いてきっちりと包み込みましょう。

    20211203 00007.png

    小さな小さな、目を張る必要のないめはり寿司風、酢飯でなくおからを伴い出来上がり。

    20211203 00018.png






line60-thumbnail2.gif





主人のお弁当にチンと収まる愛らしいサイズのめはり寿司。

20211203 00004.png

1週間前に届いた野菜たち。
いくら日持ちする冬野菜とは言え、そろそろ使い切ってあげないと不本意でしょう。

後回しにしておりました、聖護院大根をシンプルにお出汁で煮ます。
いつぞや風呂吹き大根を拵えた際の『赤味噌仕立ての甘味噌』が残っておりました。
ベジミートと鯖缶でそぼろ味噌にして添えましょう。

20211203 00019.png






  1. 昆布、干しシイタケ、貝柱を合わせ、前日から漬けて贅沢なお出汁をとっておきました。
    皮を厚めにむいて面取りし、お出汁にお塩をほんのひとつまみ。
    圧力鍋で加圧すること2分強。

    20211203 00020.png

  2. ベジミート(大豆ミート)は熱湯に5分ほど浸してから、キッチンペーパーを敷き込んだザルにあけて水を切ります。

    胡麻油でさっと炒めて水気をとばしたら、鯖缶の身を加えフォークでそぼろ状に。
    甘味噌を加えて水気を程よくとばしたら、刻んだ胡桃を加えます。

    20211203 00022.png20211203 00021.png
    20211203 00023.png







line60-thumbnail2.gif





金曜日です。
主食は金曜日のお約束、釜玉風伊勢うどんとマックスバリュブランドのイワシの生姜煮。
民放のドラマを見ない我が家ですが、朝食で曜日を把握していると言っても良いくらいです。

20211203 00005.png

さ、今日は美容院の予約をしてあります。
主人が帰宅したら入れ違いに出かけられるよう、準備に取り掛かりましょう。

今日は主人が夕食の準備。
自ら取り寄せたさわらのサクに挑みます。

mono122-thumbnail2.gif



posted by しんさん at 12:12 | Comment(0) | お弁当日記 おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月02日

飴色たまねぎたっぷり〜ダレダレ全粒粉パン

木曜日です。
前日の夕方に生地を準備し、木曜の朝に焼く全粒粉パン、木曜朝のお約束。
そしてまた器量の悪いパンを焼いてしまいました。

20211202 00006.png

良いのです、もはやお約束のオチみたいなものですから。
主人とふたりの好みに合った風味で、食材を無駄にせず、何より主人が気に入ってくれればそれで良し。
その上、本人が納得して楽しんでいるのですから器量など二の次。

なんて負け惜しみを言いながら・・・それにしてもひどい。

20211202 00005.png

12月に入ったことですしね、そろそろ冷凍庫の中のお片付けも考えなければ、と。
傷みの早かった今年の自家製玉ねぎの救出方法として、飴色たまねぎにして冷凍しておいたのが8月のこと(☆彡
流石にそろそろ使ってしまわないとと、全粒粉生地にたっぷりと混ぜ込んだ結果のこの姿。

おまけに貧乏性の血が騒ぎ、少量残っておりました市販のザワークラウトの漬け汁なんてものを生地に混ぜ込むものだから、もう大変。

でも良いのです。
これが我が家のお料理、家事担当の私の楽しみ方なのですもの。

20211202 00004.png





◆材料(小さな小さな飴色たまねぎパンが8つ焼けましたよ)
  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g
  • オートミール 15g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g

  • 飴色たまねぎ(冷凍してあったものを半解凍の状態で使用致しました) 80g

  • ザワークラウトの漬け汁 56g
  • ホエー(自家製豆乳ヨーグルトから出た水分です) 36g

  • オリーブオイル 10g


     
    ◆仕上げ用

  • 蜂蜜とオーツミルク 各適量
  • すりおろしたペコリーノロマーノ 適量




◆作り方
  1. 生地の準備は前日の夕方に。
    ちらりと触れましたが、市販のザワークラウトを食べてしまった後、その漬け汁で生地を捏ねるという荒技に出ました。

    20211202 00007.png

    先ずは、全粒粉強力粉・スキムミルク・オートミール・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

    半解凍にしておいた飴色たまねぎをここに加えてなじませます。

    ザワークラウトの漬け汁とホエーを合わせ、合わせた粉類の半量をここに加えてよく混ぜましょう。
    オリーブオイルも加えて混ぜます。
    ザワークラウトの漬け汁に塩分があるので、いつもここで加えるお塩ですが今日は加えません。

    残った粉類に戻し入れ、何となく生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。

    20211202 00008.png
    20211202 00009.png20211202 00010.png


    相当ゆるい生地ですが、どうにかこうにかまとめてビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    いつものようにヨーグルトメーカーに移し、40℃で1時間。

    その後軽く捏ねてガス抜きをしたら、再度形を整えビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れ、野菜室でゆっくりひと晩発酵を促しましょう。

    20211202 00011.png

  2. 今日はここからスタート。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげましょう。
    ダレる生地であることが一目瞭然。

    20211202 00012.png

    軽く揉んでガス抜きをし、15分間のベンチタイムを設けましょう。

    20211202 00013.png

  3. ビニール袋の上からめん棒(少量なのですりこ木で代用しておりますが)で長方形に伸ばします。

    20211202 00014.png

    ビニール袋を切り開いて形を整え、生地を両側から折りたたんで三つ折りにしましょう。
    形を調節しながら包丁で8等分し、オーブンシートを敷いた天板に並べます。

    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で40分間発酵を促します。

    20211202 00015.png20211202 00016.png
    20211202 00017.png


  4. 仕上げ用の蜂蜜とオーツミルクをよく混ぜ、刷毛でそっと表面にぬってペコリーノロマーノを散らします。

    20211202 00018.png

    210℃に予熱したオーブンに移し、190℃で12〜13分焼いて出来上がり。

    ダレダレな飴色たまねぎ全粒粉パン。
    たまねぎの存在感が顕著です。

    20211202 00019.png






w-line84-thumbnail2.gif





器量の悪い飴色たまねぎパンと対照的に、色白で美しい本日のスープ。

20211202 00003.png

大変美味しかった、そう主人からメッセージも頂戴致しました。
帰宅した主人が開口一番、『いやぁ、今日のポタージュ美味しかったぁ』嬉しいお言葉も頂きました。

チクっと良心が痛むのは、追熟させ過ぎてしまった『洋梨』のお片付けの結果のスープだから。

マックスバリュでね、とても良い状態の洋梨を見かけたのです。
つい室温に置いたままにしておいたのがマズかった、半分に切ってがっかり。
処分しようと、ゴミの日までラップで包んで冷凍しておきました。
が、つい、また貧乏性の血が騒ぎ、今日のスープに。
ですが、これが本当に美味しいからお料理って面白い。




兎にも角にも、お家にある『白い食材』を圧力鍋に放り込んだスープです。

  1. 少量のバター・にんにく・下仁田ネギの根元部分・カシューナッツ・皮をむいた蕪・・・
    圧力鍋に合わせて炒めます。

  2. スープストックをひたひたに注ぎ、過追熟した洋梨を加え、加圧すること3分間。

  3. ココナッツミルクを注ぎ、お豆腐を加えてひと煮たち。
    フルールドセルと白味噌を加え、バーミックスで滑らかに撹拌して出来上がり。

    スープジャーに分け入れ、すりおろしたペコリーノロマーノを散らし黒胡椒を挽きます。
    この無茶苦茶なスープが本当に美味しいのです。

    20211202 00020.png20211202 00021.png
    20211202 00022.png







家庭料理ならではのセコいお昼ご飯、これで私は大満足なのです。

20211202 00002.png





w-line84-thumbnail2.gif





今朝は冷凍してあった色々なご飯を盛り合わせで。
銀杏ご飯は新米と古米が入り混じっておりますし、胡桃ご飯も仲間入り。

塩鯖の焼き具合に大満足。

20211202 00001.png

半分に切ってみて、黒ずんだ断面にがっくりと項垂れた洋梨。
泣く泣くゴミ箱行きを決意したにはしたのですが、どうも腑に落ちないとばかり恐る恐るの味見。

スープに使用して大丈夫だったということは・・・
そう、ヨーグルトにも。
主人が何も言わなかったのが気になりましたが、あれ?美味しい。





ドン引きを引き起こす貧乏性行動はもう差し控えないとね。

2019-06-11T17_38_00-dfb23-thumbnail2.gif



posted by しんさん at 14:22 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月01日

紅芯大根の葉っぱをかき揚げに〜アボカドご飯の天むす風

初めて挑んだ紅芯大根の栽培が良い感じで文字通り実を結んでおります。

主人がピアンタで真っ直ぐ作ってくれた畝、いつもになく丁寧な種撒き、いままでは適当だった虫よけネットの設置も念入りに。
何度かの間引きと土寄せを経て、先日間引いてきた抜き菜の先には小さいながらまん丸真っ白な紅芯大根がそれらしく実っておりました。

月にいちどの頻度で取り寄せる野菜の中にも、立派な葉っぱ付きの蕪や大根が含まれるようになりました。
干して佃煮にすることの多い大根葉ですが、今回初めて紅芯大根らしい実を結んだこの葉っぱはちょっと特別。
かき揚げにして、天むす風にしてみましたよ。

20211201 00002.png

間引いたビーツと一緒に、サクサクのかき揚げになった紅芯大根の抜き菜。
これからの季節、大根や蕪の葉っぱをお料理する機会は増えるばかりですもの。
レパートリーを増やしておくのは大切です。

20211201 00006.png

小さな更新大根は真ん中部分はスライスして彩りに。
ピンポン玉より小さな紅芯大根ではありますが、その色合いはまさに紅芯大根。

瑞々しい葉っぱをざくざく切って、大根の端っこと、ついでにビーツの抜き菜も一緒にサクサクのかき揚げに。
米粉を使ったかき揚げは、かき揚げが苦手な私でもさっくり揚がります。

20211201 00007.png

柚子胡椒風味のアボカドを混ぜ込んだ、ピリッと辛いご飯を小さな三角お結びに。
紅芯大根の葉っぱのかき揚げを乗せ、大葉でくるりと包みます。

20211201 00003.png

隠し味に極少量の発酵バターで風味付けしたご飯、さくさくのかき揚げ、大葉の風味。
あら、これ美味しいわ。
今後大根葉のお料理に困った時は『かき揚げ』、これも良いかもね。

20211201 00001.png





とっても簡単。

  1. 愛らしい紅芯大根の抜き菜。
    綺麗に洗って実と葉を切り分け、葉っぱはビーツの抜き菜と共にざく切りに。
    実は中央部分はスライス、端っこは適当に切っておきます。

    20211201 00008.png

  2. 1の水気を軽く切ったらビニール袋に移し、米粉をふって全体にまぶします。
    ボールに米粉・冷水・日本酒・極少量のレモン汁と白だし醤油を合わせ、ちょっとゆるめのホットケーキ生地程度になるよう混ぜましょう。

    粉をまぶした葉っぱ類を加え、和えます。
    太白胡麻油を熱し、少しずつまとめながら両面かりりと揚げます。

    20211201 00009.png20211201 00010.png
    20211201 00011.png


  3. 網にとり、熱いうちにスプーンでちろりとだし醤油を極少量垂らしておきましょう。

    20211201 00012.png





アボカドをさいの目に切り、自家製柚子胡椒とレモン汁で和えます。
炊き立てご飯をここに加え、無塩タイプの発酵バターを極少量加えて混ぜ込みましょう。

三角お結びさんにしたらかき揚げを上に乗せ、紅芯大根とビーツの抜き菜を添えて大葉でくるり。

20211201 00014.png20211201 00013.png
20211201 00015.png







w-line81-thumbnail2.gif





昨日、久しぶりに『キクイモのポタージュ』を拵えました。
近所のマックスバリュで見かけたキクイモ、以前栽培していた頃は味噌漬けにしたりして大いに楽しんでおりましたもの。

懐かしさついでに、少し残しておいてどうしても作りたかった『キクイモソムタム』を拵えましたよ。
大変なあり合わせではありますが、懐かしいキクイモソムタム、やっぱりこれがいちばん好き。

20211201 00016.png





意外と手間のかかるキクイモソムタム。
そりゃそうです、道具がままならないこの状態ではね。
すり鉢とすりこ木で、キッチンを散らかしながらの作業です。

  1. にんにくと生の青唐辛子をすりこ木でたたき、繊維を断ち切るようにつぶします。

  2. 干しエビがなかったので、干し貝柱で代用。
    カシューナッツと一緒にローストし、1に加えて更に叩いてなじませます。

  3. ココナッツシュガー・レモン汁・ナンプラーを加えて更に叩きましょう。
    全体がしっかりなじんだところに、千切りにした菊芋を加えてたたきなじませれば出来上がり。

    たたく、と言うより繊維を断ち切ってなじまる、そんな感じかしら。

    20211201 00017.png20211201 00018.png






ささやかな彩りに、赤水菜の茎をソムタムに添えて。

20211201 00004.png





w-line81-thumbnail2.gif





今朝はお焦げが混じったご飯を主食に。
これで古米は全てなくなりました。
お魚はサンマのみりん干しです。

20211201 00005.png

お味噌汁の具が多過ぎで、レギュラーメンバーであるワカメを加えると『お味噌味の煮物化』してしまうことを懸念して。
今朝はワカメを断念し、とろろ昆布を仕上げに添えました。
我が家ではよくあること、数日前は『あおさ』だったっけね。





先ほど、リビングの小物配置をほんの少し変えました。
以前勤めておりました職場の支店長が移動になった際、記念にと頂いた『天下布武』と刻まれたシルバーの小さな小さな写真立て。
何だか恐れ多くて、写真を入れることなくそのままオブジェとして置いてあったのですが。
ふと、ふたり満面の笑みをたたえた結婚式の時の写真を引っ張り出してきて写真立てに入れました。

2021年もあと1ヵ月。
何となく忙しく感じ始めるこの頃にふと飾った写真。
主人の顔立ちが笑えるほどにシャープです。


illust-flower2-thumbnail2.gif



posted by しんさん at 14:36 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする