2021年12月14日

オートミールクレープ〜北八ヶ岳の赤水菜たっぷり編

今朝はオートミールクレープを焼きました。
先日、段ボール箱狭しとばかりに北八ヶ岳から届いた活気みなぎる葉野菜たち。
中でも生で食べるのがお勧めとあった赤からし菜をフィリングに選んでたっぷりと。

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北八ヶ岳の農場、ゴールデングリーンさんのじゃが芋を使って、週末ポテトサラダを拵えました。
ちょうどその時に使用したハムが2枚、使う当てもなく残っておりましたので一緒に。

たっぷりの赤からし菜、ハム、ペコリーノロマーノ、大豆ミートのトマトソース、ついでにアボカドや薄切り玉ねぎまで一緒にクレープ生地で巻いたら、いつものように大変なボリュームを誇るクレープに仕上がりましたよ。
また今日もお腹いっぱいのお昼になってしまいました。

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ほぼ忘れかけていたビーツの抜き菜もちょっと添えて。
オートミール生地のクレープは破れやすく、ちょっと頼りないのですがこれだけのフィリングが包めるのなら十分十分。

それでもささやかな対策とばかりに、ほんの少し加えた葛粉の効果は曖昧、ご愛敬といったところでしょうか。

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◆材料(直径26センチのフライパンを使用、小さめクレープが4枚焼けました)

  • 卵 1個
  • アーモンドミルク 215g
  • オートミール 45g
  • 葛粉 15g
  • フルールドセル ひとつまみ


    ◆フィリング

  • 赤からし菜(昨日の記事では“赤水菜”と誤表記していたようです)
  • ハム
  • ベジミート(大豆ミート)トマトソース(この日、苦し紛れで拵えたものです ☆彡
  • ペコリーノロマーノ(ミルで粉砕して使用)
  • アボカド
  • 薄切り玉ねぎ




◆作り方

  1. オートミールクレープ生地の材料を全て合わせ、バーミックスで撹拌します。
    ラップを生地に密着させ、室温に30分ほどおけば生地の出来上がり。

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  2. キッチンペーパーを使ってフライパンに極少量の油(オリーブオイルを使いました)をしっかりとすり込み、フライパンを温めたらいちどぬれ布巾の上で冷まします。
    それから、生地を焼く都度しっかり底から混ぜながらフライパンに生地を流し入れ、丸く形を整え弱火でじっくり焼きましょう。

    縁がチリッとめくれ上がってきたらそっと返し、裏面も焼きます。

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    焼き上がった生地は、網の上に重ね冷ましておきましょう。

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  3. クレープ生地が完全に冷めたら仕上げましょう。
    ・・・と言っても、ベジミートトマトソースは出来ておりますし、他のフィリングは洗って切るだけ、ラップをめくるだけ。

    サラダスピナーでしっかり水切りをすることだけがポイントです。

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  4. ワックスペーパーの上にオートミールクレープ生地を置き、長さを揃えた赤からし菜をたっぷりと。

    元気な赤からし菜を押さえつけるようにハムを乗せ、更に重石代わりのベジミートトマトソースをたっぷり、アボカドと変色防止の薄切り玉ねぎもたっぷり、そして粉砕したペコリーノロマーノを散らしましょう。

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    パタパタとクレープ生地の両端を折りたたんだら、最後に下側を折りたたみワックスペーパーで固定します。
    自慢気にフィリングがちょっと顔を出すよう包むのがミソ。

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昨日塩漬けをした白菜の本漬けが終わり、只今冷蔵庫でゆっくり熟成を待っております白菜キムチ。
本格的なキムチではありませんが、りんごやイカの塩辛を使ったふくよかな辛みの白菜キムチは主人もお気に入り。

白菜キムチに使ったりんごが半分残っておりましたので、簡単なデザートをオートミールクレープに添えましょうか。
りんごを添えたアーモンドミルク寒天、先週拵えた小豆餡を添えたら立派なデザートに・・・見えないかしら。

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久しぶりに上白糖を使用した小豆餡。
甘さをおさえたアーモンドミルク寒天に意外なほどよく合います。





◆材料(アーモンドミルク寒天は4人分といったところでしょうか)

  • アガー 小さじ1 
  • てんさい糖 小さじ2
  • アーモンドミルク 270g

  • 小豆餡 適量
  • りんご 適量



◆作り方

  1. 乾いたお鍋にアガーとてんさい糖を合わせ、予めよく混ぜておきます。
    ここに少しずつアーモンドミルクを注ぎながら、アガーが溶け残らないようそっと混ぜ合わせましょう。

  2. アガーがしっかり溶けてから徐に中〜弱火で加熱し、混ぜながら沸騰しない程度まで温めます。
    漉して容器に流し入れ、そっと表面の泡を取り除きましょう。

  3. 粗熱が取れたら冷蔵庫でしっかりと冷やしかためます。
    スプーンですくって容器に分け入れ、小豆餡とウサギさんりんごを添えて出来上がり。

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朝の連ドラによる私の小豆依存、まだまだ続きそうです。

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小豆のせいではないけれど、主人のことを言えないほど私の体重も激増中。
昨日、体重激増した主人を笑っておりましたら、今朝は元に戻った主人の体重の下段に私の紛れもない増加体重、これは不本意。

今朝の主食はお蕎麦が良い、こう言う主人を無視してシンプルな梅粥。
ここらで手を打たないと要らぬ苦労をせねばならなくなりますからね。

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長く楽しんでおりました、胡麻油で炒めたお茄子のお味噌汁が先週で打ち切りとなりました。
週末に届いたゴールデングリーン農園の葉野菜も随分残り少なくなってきましたので、明日からはそろそろ根菜に挑み始めると致しましょう。

先ずは気になる“あやめ雪かぶ”
甘酢漬けの色合いの変化が楽しみな昨今、やはり我が家は呑気です。


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2021年12月13日

おから蒸しパンサンド〜アジフライとたっぷりルッコラver.

我が家の定番となりました、おからパウダーから手作りする『おから蒸しパン』

私、加熱時間の短い電子レンジ調理とはあまり相性がよろしくないようなので、オーブンでじっくり湯せん焼きにするおから蒸しパンに落ち着いております。

今朝は、昨日のお昼多めに揚げておいたアジフライをおから蒸しパンでサンド。
おから蒸しパンサンド、アジフライ編です。

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アジフライと変わらぬ存在感を放つのが、週末届いた元気なルッコラ。
標高の高い北八ヶ岳の冷たい空気に晒され、根太く育ったのはルッコラだけではありません。
段ボール箱に閉じ込められていたのが気の毒なほど、元気な葉野菜たちが届きましたよ。

もちろん、間もなくの冬至が楽しみになるような種まで元気なカボチャ、ずっしり重い聖護院大根、皮ごと食べたくなるような人参、根菜たちも元気です。

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今朝はその中からルッコラを選び、アジフライと一緒にたっぷりおから蒸しパンでサンドしました。
ルッコラにアジフライ、冷蔵庫の隅で忘れかけられていた大葉、すりおろしたペコリーノロマーノもたっぷり。

そして、週末初めてフライに添えて試食してみた手作りケチャップ。
先日テレビで見かじったこの手作りケチャップ、トマトの水煮缶と米麹、ほんの少量のお塩を合わせてヨーグルトメーカーで保温するだけ。
想い描く『ケチャップ』とは異なりましたが、これはこれで調味料としてアリなのではないかしら、と。

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今朝こっそりと主人がカレンダーに書き込んだ数字を見て、びっくり仰天致しました。

週末、このアジフライのせいで主人の体重が激増したことを思うと、少々小憎らしくもあるアジフライ。
主人が嬉しそうに食べるから、つい許してしまったポテトサラダのボール抱え食い、もその一因かしら。
いえいえ、ついついいつも多めに配分してしまう半分っこのハズのバッテラかしら。

・・・主人の体重増加は全て私のせいですね。

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◆おから蒸しパンの材料(野田琺瑯のレクタングル浅型Sサイズにひとつ分です)
  • おからパウダー 20g
  • サイリウム 5g
  • てんさい糖 3g
  • ベーキングパウダー 2g
  • お塩 ひとつまみ

  • ニゲラ(カロンジやブラッククミン、ブラックシードなど呼び名多数)ひとつまみ

  • アーモンドミルク 80g
  • 卵 2個
  • オリーブオイル 10g




◆作り方

  1. 先ずはおからパウダーを作るため、生おからをオーブンでじっくり乾燥させます。

    オーブンシートを敷いた天板におからをひろげ、時々フォークで全体をほぐしながら予熱なしのオーブン 130℃で1時間35分。
    前日の夜、オーブンに入れて加熱を始めたら、翌朝までオーブン庫内に放ったらかしです。

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  2. カラカラに乾いたおからをミルで粉砕し、更にザルでふるっておからパウダーの出来上がり。
    100gのおからで30g程度のおからパウダーが出来ますよ。

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  3. 卵とオリーブオイルをボールに合わせ、泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。
    更にアーモンドミルクを加えて混ぜ合わせましょう。

    長らくイオンネットスーパーで品切れが続いておりますアーモンドミルクですが、ようやく近所のマックスバリュで姿を見かけるようになりました。
    もちろん牛乳や豆乳でも。

    おからパウダー、サイリウム、てんさい糖、ベーキングパウダー、お塩をザルに合わせてここにふるい入れ、カロンジも加えて泡だて器で混ぜ合わせましょう。

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    オーブンシートを敷き込んだ耐熱容器に流し入れ、表面をさっと平らにならして素早く予熱したオーブンへ。
    天板にお湯を注ぎ、200℃で30分湯せん焼きにしましょう。

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  4. 粗熱がとれるまでオーブン庫内においておき、徐に網の上に移してそっと型から出し、オーブンシートを除きます。

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  5. 厚みを半分に切り、片面にはマヨネーズと粒マスタード。
    もう片面には麹ケチャップをたっぷりと。

    麹ケチャップの作り方を簡単に。

    トマト缶 200g・米麹 70g・粗塩 4g
    以上を合わせてバーミックスで撹拌し、保存容器に移して蓋をしないでヨーグルトメーカー 60℃で8時間おくだけ。

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  6. しっかり水切りをしたルッコラをたっぷりと。
    ルッコラを押さえ込むようにアジフライ、そして大葉、すりおろしたペコリーノロマーノと続きます。

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  7. おから蒸しパンでサンドし、きっちりとワックスペーパーで包みましょう。
    ワックスペーパーごとパンナイフで2等分して出来上がり。

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週末、カレーを拵えました。
『体がスパイスを欲している』こう繰り返す主人をなだめ落ち着かせるために。
珍しく手羽肉も加えた複雑なスパイスの風味に主人もご満悦。

主人に内緒で、3本だけ残しておいた手羽肉を今日のお昼に使いましょう。
未だに残してある甘酢漬けらっきょうの漬け汁を有効利用した、手羽肉のお酢煮です。
圧力鍋でちょちょいのちょい、手羽肉はホロホロ、玉ねぎはトロトロですよ。

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  1. 鶏手羽元は熱湯を回しかけておきます。

  2. 人参は北八ヶ岳のゴールデングリーン農家から届いたもの。
    小ぶりなので皮ごと、縦半分に切って圧力鍋へ。

    タマネギも小ぶりなので、縦半分に切ってお尻部分に浅い切り込みを入れて圧力鍋へ。
    戻した干しシイタケ、昆布も加え、甘酢漬けらっきょうの漬け汁を少々、お酒、みりん、お醤油、オイスターソース等を加えます。
    お水を加えて煮汁をひたひたにしたら、薄切り生姜をたっぷり散らして加圧すること10分間。

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  3. 圧が抜けたら蓋を開け、茹で卵を浸した状態で粗熱をとりましょう。

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  4. 食べやすく切りそろえた赤水菜を予め容器にたっぷり敷き詰めておき、この上にぽってりと煮こまれたお肉、縦半分に切った茹で卵、その他を並べます。
    煮汁を少し煮詰め、水で溶いた葛粉でとろみをつけてたっぷり回しかけて出来上がり。





甘酢漬けらっきょうの漬け汁、しっかり甘いので煮込みに使用する際はお砂糖なしで十分なのです。

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やわらかな葉先部分をたっぷりおから蒸しパンにサンドしました。
では、比較的歯応えのある根本部分のルッコラは?

ゴールデングリーンさんお勧めのルッコラうどん、早速試してみましたよ。

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  1. 胡麻油・刻んだネギ、鷹の爪を小鍋に合わせ、じっくり加熱してネギの甘みを引き出しましょう。

  2. 小口に切ったルッコラも加えてさっと炒め合わせたら、お醤油をジャッっとひと回し。

  3. お椀には茹でたおうどん、そしてこれはオリジナル案の温泉卵。
    熱々の2をうどんの上に回しかけ、それそれ急いで食卓へ、それそれ急いで召し上がれ。

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お皿と同化してしまったものは、西京漬けの鯖。
やっちゃいましたが、真っ黒な皮のしたはふっくら鯖の身、大惨事は免れました。

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野菜にご縁のある週末でした。

定期購入の野菜に加え、大根と白菜のお福分けにもあやかり、畑の紅芯大根の成長も順調。
頂いた白菜は、早速りんごやイカの塩辛を調達して即席キムチに。
白菜の旬限定、朝の納豆に添える自家製キムチ間もなく完成です。

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12月も中盤の今日は13日。
月にいちど、そして今年最後の歯科定期健診に行って参ります。
何かと忙しい12月後半も間もなくです。
毎年焦って近所のかかりつけ医に飛び込みでお願いする特定健診、白内障手術の後3ヵ月にいちどの頻度でお邪魔する眼科、それとは別に毎年年末に散瞳検査をお願いする近所のかかりつけ眼科医、忙しい忙しいと思う先には必ず医療機関。

・・・50過ぎの長閑な年末を誇りに思うのです。



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posted by しんさん at 13:06 | Comment(0) | おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月10日

びっくりフワフワ〜小麦粉不使用・葛粉のケーキ

我が家における常備食材のひとつ、主人が年にいちど取り寄せてくれる『吉野の本葛粉』
何が気に入ったのかは忘れてしまいましたが、とにかく主人は年にいちど、しかも業務用2キロの本葛粉を取り寄せます。

12月も半ばに近づき、お片付けが気になる頃合い。
思い出しましたよ、今年主人が取り寄せてくれた吉野の本葛粉2キロ、未だ開封もしていないことに。
さほど残ってはいないようですし、前年度の葛粉を今日使い切ってしまいましょう。

フワッフワの葛粉ケーキなどいかがでしょうか。

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小麦粉を全く使用しない、そしてバターを含め油分もなしの葛粉ケーキ。
実はこの葛ケーキ、いつも主人が葛粉を取り寄せる吉野本葛の老舗、奈良の井上天極堂さんのホームページにあったシフォンケーキのレシピです。

分量を1/2にし、お砂糖を少々控え、ついでにお水をオーツミルクに置き換えたりしていつもの大暴走。

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挙句、もとがシフォンケーキのレシピとは思えないほどその風貌も様変わり。
ですが、流石葛粉の老舗が公表するレシピだけあって抜群に美味しい、そしてフワフワしっとりなケーキが焼き上がりましたよ。

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少々分かりづらいのですが、フワフワの葛粉生地の中にはレモン風味の葛餅が潜んでおります。
井上天極堂さんのレシピには、卵白を使用した葛レモンクリームが添えられていたのですが、そこも自分に都合よくあっさり変更。

フワフワの葛粉スポンジ生地の中には、甘さをぐっと抑えた卵不使用レモンの葛餅。
うーん、これ、美味しい。

来週からは今年度の葛粉が解禁されることですし、是非極めたい葛粉のケーキとなりました。
小麦粉のようにふるう必要がないのでとっても簡単ですよ。

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◆材料(野田琺瑯レクタングル深型のLサイズを焼型に使用しました)



 ◆葛粉スポンジ生地
  • 卵 2個
  • てんさい糖 33g(卵白用25g・卵黄用8gに分けておきます)

  • オーツミルク 35g
  • 葛粉 35g

  • バニラビーンズペースト 適量
  • レモンの表皮 1/2個分


  ◆レモン葛餅
  • 葛粉 17g
  • オーツミルク 100g
  • てんさい糖 15g

  • 無塩タイプの発酵バター 7g
  • レモンの表皮 1/2個分



  • 仕上げ用の和三盆 適量




◆作り方

  1. 先ずは葛粉スポンジケーキから。

    葛粉とオーツミルクを合わせてよく混ぜ、更に10分ほどおいて葛粉のかたまりがなくなるようふやかしておきましょう。
    レモンは皮を使用するので安心なものを、しっかり洗っておきます。

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  2. 卵を卵白と卵黄に分けます。
    卵白がよく冷えた状態で軽く溶きほぐし、卵白用 25gのてんさい糖を加え角が立つまでしっかりと泡立てましょう。
    出番まで冷蔵庫へ。

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  3. 卵白⇒卵黄の順なら、アタッチメントは洗わずそのまま使って問題ありません。

    卵黄に分量のてんさい糖を加え、白っぽくなるまでしっかりと撹拌しましょう。
    バニラビーンズペーストとレモンの表皮、そして1でふやかしておいた葛粉をもう一度しっかり混ぜ合わせて加え撹拌します。

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  4. 冷蔵庫からメレンゲを取り出し、卵黄生地と合わせていきましょう。

    先ずはメレンゲをひとすくい、卵黄生地に加えて泡だて器で撹拌します。
    もういちどメレンゲをひとすくい加え、今度はメレンゲをつぶさないようスパチュラに持ち替えて混ぜ込みます。

    最後に残ったメレンゲのボールに戻し入れ、底からスパチュラですくうようにふわりと混ぜ込みましょう。

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  5. オーブンシートを敷き込んだ琺瑯容器に生地を流し入れ、表面を平らにならしてほんの軽くいちどだけ底を打ちつけて空気抜きをしましょう。

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    タイミングを見て予熱しておいたオーブンに素早く移し、設定温度を180℃にして20分。
    素敵にふんわり焼き上がりました。

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  6. 焼き上がってからの反省点、先ずは焼き縮み防止を施すべきでした。

    縮んでいく生地を前に、これはどうにかしないととシフォンケーキよろしく逆さにして網の上に。
    型から出して・・・と、こんな感じ。

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    この状態で粗熱をとり、そっとオーブンシートを剥がします。

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    冷めた頃には、表面が全て網にくっついてしまっておりました。

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  7. フィリングのレモン葛粉へと参りましょう。

    オーツミルク・葛粉・てんさい糖を全て合わせて混ぜ、同じく10分ほどおいて葛粉のかたまりをふやかします。
    ザルで漉して小鍋に移し、中〜弱火にかけ絶えず混ぜながらぽってりと煮詰めましょう。

    一旦火を止め、バターとレモンの表皮を加えてなじませます。
    あまりになじまないようならば、極弱火でほんの数秒温めてあげるとなじんでくれます。

    容器に移し、ぴったりとラップをして室温で冷まします。

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  8. 表面がめくれてしまった側を上にして葛粉スポンジを2等分し、それぞれ中央に十文字の切り込みを入れます。

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    レモン葛餅を中央にのせ、ペットカップを被せるようにして隅を中に押し込みレモン葛餅を包み込みます。

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    自然に切り込みが開いてらしく仕上がりました。
    茶こしで和三盆をふって出来上がり。

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明日、月にいちどのお野菜定期便が北八ヶ岳から届きます。
寒さ厳しいお土地柄故、明日を区切りに暖かくなるまでしばらく定期便はお休みなのがちょっと寂しい。
ですが今シーズン最後のお野菜定期便、存分に旬のお野菜を楽しみましょうと野菜室のお片付けに励みます。

いつか『おろし蕎麦』を拵えようと5cmほど残してあった大根。
明日に備えてお片付け、定番の大根サラダなどいかがでしょう。

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瑞々しい大根ならでは、大根サラダはどうしても水気が出てしまうのがお弁当には悩ましいところ。
塩して水分を出した大根をカリカリベーコンと合わせます。




  1. 先ずは皮をむいた大根を繊維にそった細切りに。
    お塩をふって軽く揉み込み、しばらくおいてしんなりしたら水気をしっかり絞りましょう。

  2. ベーコン・ニンニクピュレを合わせ、じっくり焼いてカリッと仕上げます。

  3. 水を絞った大根・千切り人参を合わせたボールに、脂を切ったベーコンを加えます。
    レモンの表皮も刻んで加え、さっと和えれば出来上がり。

    常備菜と一緒にジャーに詰め、仕上げにすりおろしたペコリーノロマーノをふります。

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網にくっついてしまった葛粉スポンジケーキの表面。
時間が足りなくて大慌てで仕上げた雑な切り込み。

改善点は多々ありますが、今日のところは上出来、ということで。

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金曜日です。
主人お待ちかねの釜玉風伊勢うどん、そしてトップバリュブランドのイワシの生姜煮が朝食に並ぶ日です。

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先日、昆布締めにしたさわらの名残。
残った昆布を佃煮にして、風呂吹き風に炊いた聖護院大根に添えたり、蕪の葉の佃煮と一緒に納豆に添えたり。





先ほど主人が少々がっくりした面持ちで帰宅致しました。


先日、帰宅途中にお使いで寄ったお店に立派なカツオのお刺身があったそうです。
ですがその日は生憎昆布締めにしたさわらが食べ頃だったので、物欲しそうに一通り眺めてお店を後にしたそうです。
今日はカツオを買ってくる、と嬉しそうに今朝出勤していったのに・・・

・・・カツオもアジもなかったそうですよ。
御免ね、大笑いしてしまって。
消去法で選んだツバスのお刺身も、きっと美味しいからね。


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posted by しんさん at 14:30 | Comment(0) | 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月09日

全粒粉あんバターロール〜ふわふわ・きな粉風味

木曜日なのでパンを焼きました。

毎朝食のレギュラーメンバーである自家製の豆乳ヨーグルト、その窪みに溜まるホエーが溜まり始める週の後半。
前日の夕方、そのホエーを使って全粒粉を捏ね、ひと晩ゆっくり野菜室で発酵させて木曜の朝に焼く全粒粉パン。
今週の全粒粉パンはふわっふわなバターロールです。

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成形は相も変わらず大の苦手、不格好なパンが今週も並びます。
バターロールと呼ぶのも躊躇するほどの不器量ですが、ふわり漂うきな粉の香りに和みます。
そう、昨日のお昼に拵えた『切り餅大福 ☆彡』に使用したきな粉の残りを生地に混ぜ込みましたから。

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きな粉の効果とは思えませんが、かつてないほどフワフワな焼き上がり。
焼き立ては指の跡がついてしまうくらいのフワッフワマシュマロ肌。

ふわふわ全粒粉生地の隙間にこっそり忍ばせたのは、前日の大福にも使用した緑豆餡。
緑豆餡と発酵バターを全粒粉生地でくるりと巻いて焼いた『全粒粉あんバターロール』です。

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次回はもう少し器量を改善したい。
そう思いつつ、また来週はお片付けしたい食材が異なるのでしょう、そして暴走してしまうのでしょう。
一期一会のパン作り、それは主人も認めておりますものね。

そうそう、このパンを見た主人がひとこと。
『さかえパン』みたい、と。
実は私もそう思いました、生まれも育ちも岐阜市内のふたりならではの感想です。

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◆材料(さかえパンサイズのバターロール4つ分です)
  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 15g
  • きな粉 10g
  • てんさい糖 8g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエー(自家製豆乳ヨーグルトから出た水分です) 75g
  • オーツミルク 20g

  • お塩 ひとつまみ
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんにかけて溶かしておきます) 10g



     ◆フィリング用

  • 緑豆餡 適用
  • 無塩タイプの発酵バター 適量


  • 仕上げの水溶き卵黄 適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・スキムミルク・きな粉・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

    ホエーとオーツミルクを合わせてよく混ぜておき、合わせた粉類の半量をここに加えてしっかりと混ぜ合わせます。
    お塩と溶かしバターを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

    残った粉類のこのイースト液を加え、生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。
    まとまった生地の形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに移し、40℃で1時間発酵を促しましょう。

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  2. ヨーグルトメーカーから生地を出し、ビニール袋に入れた状態で軽く捏ねてガス抜きをします。
    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。

    保存容器に入れて蓋をし、野菜室でひと晩ゆっくりと発酵を促しましょう。

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  3. 今朝のスタートはここからです。
    先ずは生地を野菜室から出し、室温に戻してあげましょう。

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  4. 室温に戻した生地を軽く捏ねてガス抜きをしたら、形を整えて包丁で4等分します。
    断面を包み込むように丸め、ビニール袋に戻して15分間のベンチタイムを設けましょう。

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  5. 生地を楕円に丸め、しずく型にのばします。
    横着して菜箸を使ったのが不器量な原因、次回はせめてすりこ木を使います。

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    緑豆餡・よく冷えた状態のバターを生地の広い側にのせ、餡を包み込むようにくるりと巻いて形を整えましょう。
    両端と巻き終わりをしっかりと指でつまんで閉じたら、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけてオーブンの発酵機能 40℃で40分間の最終発酵。

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  6. ふくらんだ生地の表面に、刷毛でそっと水溶き卵黄をぬりましょう。
    200℃に予熱したオーブン庫内に速やかに移し、設定温度を180℃にして12〜15分。

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    ・・・餡が流れ出してしまった子もチラホラ。
    それもやっぱりいつものご愛敬。

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    生地の段階できな粉の効果か良い香り。
    焼き立ては本当にフワンフワンですよ、美味しいの。

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ジャーサラダで熱々、具沢山スープを添えましょうか。
大根、人参、じゃが芋にカボチャ、要はいつもの在庫野菜のスープです。
更に体が温まるよう、葛粉でとろみを添えました。

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お庭に生ったから、そう頂いたレモンの端っこを刻んで加えてみました。

レモンの皮の苦みが顕著で、こりゃ失敗とも思いましたが、トッピングで加えたチーズやベジミートトマトソース、温泉卵のおかげでしょうか。
お昼に食べた頃には、レモンの皮の苦みも程よいアクセントと化しておりました。
主人もお気に召したようで、ホッ。





  1. にんにく、人参・エルブ ド プロヴァンスを圧力鍋に合わせ、オリーブオイルで炒め合わせます。

  2. スープストックを注いで大根も加え、刻んだレモンの皮も加えます。
    お塩をひとつまみ加え、加圧すること2分間。

  3. 更にじゃが芋やカボチャを時間差で加え、次は加圧1分弱。
    圧が抜けたらオイスターソースやナンプラー等で味を調え、お水で溶いた葛粉を加えてとろみを添えます。

    スープジャーに盛り、すりおろしたペコリーノロマーノ・ベジミートトマトソース(☆彡)・温泉卵をトッピング。

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そうね、次回は横着せずに、ちゃんと適切な道具を使って成形しましょう。

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今朝の主食は釜玉うどん。
パンの艶出しに使用した水溶き卵黄、残りの卵を有効利用するのにいちばん合理的なので。
その上、主人が大喜びですもの、これ以上ない連鎖です。

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お味噌汁の具に大根が加わるようになりました。
いくらお買い得価格であっても、そろそろイオンネットスーパーで茄子を買うのは控えようかと思います。

今日は木曜日。
パンを焼くのもそうですが、4時を過ぎたらイオンネットスーパーのお買い物を楽しむのも日課のひとつ。
小さな小さな鏡餅の品切れが補充されていると良いのだけれど。


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posted by しんさん at 14:20 | Comment(0) | 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月08日

ぷよぷよやわらか 切り餅大福〜黒胡麻餡とかぼちゃ白玉ver.

先ほど、イオンネットスーパーで年末用のお蕎麦を予約注文致しました。
小さな小さな鏡餅は・・・あら、残念ながら品切れですね、何かしらの策を講じましょう。

主人との会話にふとお正月休みの話題が過ったり、お屠蘇用のお酒が話題に上がったり、知らず知らずのうちに年末を意識しているようです。

そこでふと思い出しました。
今年のお正月用にと実家の母が持たせてくれた切り餅がまだ数個、冷凍庫の中で鎮座していること。
『冷凍切り餅お片付け追い込み週間』と銘打ち、年内の課題と致しましょう。
先ずは定番の切り餅大福。

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朝のドラマに影響されたのか、小豆・緑豆にかかわらず最近『餡子』ばかり拵えている気が致します。

昨日のホットサンド(☆彡)にも使用致しましたココナッツシュガーの緑豆餡がまだ残っているのを承知しつつ、週末は久しぶりに上白糖を使って小豆餡を拵えてしまいました。
間違いなく朝ドラの影響です。

ふたつの餡子を前に、そうは言っても先ずは古いものから順序良く使いましょうと。
今朝はやわらかな切り餅生地で緑豆餡を包んで大福に。
緑豆餡と一緒に、随分前に拵えて冷凍しておいたカボチャとお豆腐の白玉団子(☆彡)も包んでみましたよ。

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そして何より特徴的なのが、その黒ずんだ佇まい。
不格好な上に、器量の悪い色黒な切り餅大福、緑豆餡に混ぜ込んだ黒胡麻ペースト(☆彡)がその理由。

欲張って、あれもこれもと切り餅生地で包もうとするものですからこの結果。
『味は良いのです、美味しいのです』
いつもの言い訳、見た目を全く気にしない主人にはもはや不要なようですよ。

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  1. フィリングの餡子は、前述の通りココナッツシュガーの緑豆餡・自家製の黒胡麻ペーストを混ぜ合わせたもの。

    黒胡麻ペーストは、低温のオーブンでローストした黒胡麻に胡麻油・みりんを加え、ミルでペースト状になるまで撹拌したものです。
    お塩やお醤油、お酢などの調味料は、使用するその都度加えるのでおかずやスイーツ等、応用が利くのです。

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  2. 切り餅大福、お水を使用せず豆乳等を使う手順も色々試しましたが、かぶる量のお水を使うこの方法が私にはいちばんなようです。

    切り餅は1個半(90g)使用しました。
    さいの目に切って耐熱性ボールに移し、全体が十分かぶるようのお水を注ぎます。
    ふわりとラップをし、600Wのレンジで加熱すること2分間。

    ボールを傾けお水を別ボールに移したら、再度ふわりとラップをしてレンジ加熱を30秒ほど。
    十分やわらかくなったお餅にてんさい糖 5gを加え、杓文字を別ボールにとっておいたお水にくぐらせながら滑らかに練り上げます。

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  3. 予めバッドにきな粉をひろげておき、練り上げたお餅をここに移します。

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    キッチンバサミを軽く湿らせながら4等分し、黒胡麻緑豆餡を4等分してその上に。
    ほんとうならば餡も丸めておきたいところですが、やわらか過ぎて叶いませんでした。

    自然解凍した白玉団子、ローストした胡桃と一緒に包みます。
    全体にきな粉をたっぷりまぶして出来上がり。

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週末のサンドウィッチに使用したレタスがまだ残っております。
レタスね、大好きなのです。
サニーレタスでなく、昔ながらの玉になったあのシャキシャキのレタス、本当に大好き。
ですが意外とお料理方法を選ぶのも事実。

お弁当にはちょっと無謀かしら、そうも思いましたが、シャキシャキレタスと相性抜群であろう温泉卵を添えてサラダに。

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柚子風味の人参、トマトソースを気取った大豆ミートのトマト缶煮、そしてすりおろしたペコリーノロマーノを添えたサラダは、思いのほか主人に好評でした。





  1. 苦し紛れのベジミートトマトソース。
    冷凍してあった飴色玉ねぎを使って、風味アップと時間短縮を同時に企てました。

    ベジミート(大豆ミート)は熱湯に数分浸してから、キッチンペーパーを敷いたザルにとってしっかり水切りをしておきます。
    お鍋に移し、飴色たまねぎとにんにくピュレ、オリーブオイルを加えて軽く炒め合わせましょう。
    時間がなかったので、飴色たまねぎやにんにくピュレは凍ったまま。

    炒めるまでもなくトマト缶を加えます。
    お塩やオイスターソース、隠し味のナンプラー等を加え、後はそぼろ状になるまで煮詰めればベジミートトマトソースの出来上がり。

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  2. 人参は鬼おろしで粗くおろし、柚子ジャムで和えておきます。
    この柚子ジャムは、柚子胡椒を拵えるために表皮を剥いた柚子で拵えたもの。
    茹でこぼしなしでも苦みはありません、美味しくて柚子の存在感も顕著です。

    しっかり水切りしたレタスも加えて和えましょう。
    容器に盛り、温泉卵を中央に落とし、ベジミートトマトソースとペコリーノロマーノ、粗挽き黒胡椒を添えて出来上がり。

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温泉卵のサラダ、意外とお弁当でも大丈夫かも。
もちろんこの季節限定で、ね。

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今朝の主食は『ひじき粥』です。

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『ね、ね、明日の主食なに?釜玉?お蕎麦?へしこ茶漬け?』
昨晩、寝る前に期待感溢れる主人を奈落に陥れた私の返事は・・・『お粥』

でも見て。
ことこと炊いた炊き粥に細ひじき、上には大根おろし、そしてこんがり焼いた小さなお餅。
・・・はい、切り餅大福のお残りですけどね。





焼き過ぎてしまった鯖のみりん干し。
今日は『黒』にご縁のある日です。



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posted by しんさん at 14:07 | Comment(0) | お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする