木曜日なので、今週も自家製豆乳ヨーグルトのホエーを使った全粒粉パンを・・・

焼きませんでした!
今週木曜日のお昼はパンでなく銀杏ご飯ですよ。
昨日、帰宅した主人の手に嬉しい頂き物。
箱いっぱいに詰まった艶々の藤九郎銀杏。

長い間ありがたいことに毎年頂いておりました銀杏ですが、昨年で最後のはずでした。
これからは銀杏の季節になるとあの方を懐かしく思うのでしょうね、主人とそんな話をしておりました銀杏が今年も目の前に。
この銀杏を前に、のほほんとパンなど焼いてはいられません。
明日の朝は銀杏ご飯を炊きましょう、そう決め昨年の日記を読み返してみました。
そして思い出しました。
そう、わたし、すっかり忘れておりました。
お米を炊くときにヨーグルトのホエーを加えること。
こうすると、まるでもち米を加えたかのようにもっちりと炊き上がることを。
新米の艶やかな炊き上がりとはまた異なる、もっちりしっとりなご飯が通年春夏秋冬関係なく食べられることを。
ホエーを加えて炊いたもっちりご飯に黄金色のもっちりふっくら銀杏がゴロゴロ。
今朝わたしは、大袈裟でなく日本いち幸せな50代だったのではないでしょうか。

随分と長年にわたり銀杏を頂いてはいたのですが、これも『日本人の生モノ好きの一環』なのでしょうか、出来るだけ銀杏に火を入れないのを良しとしておりました。
新鮮な銀杏を存分に楽しむためには、出来るだけ短時間でさっと加熱、これを良しとしておりました。
そして昨年くらいからでしたでしょうか。
お米と一緒に銀杏を炊き込むようになったのは。
もっちりとした銀杏を楽しむには、炊き込むのが良いとあっさり転向したのは。
我が家の『にんにく絞り器』はにんにくを絞ったことがありません。
もっぱら銀杏割りに使われております。

銀杏に軽くひびを入れたら殻を除き、少量の熱湯に加えてコロコロと転がし薄皮もむきます。
しっかりと水切りをしたお米に十六雑穀・もち麦・押し麦・蕎麦の実を加えて準備完了。
少量のお酒・白だし醤油、ひとつまみのお塩、そしてなによりヨーグルトのホエーを大さじ1弱加え、通常の水加減にして銀杏ご飯を炊きます。

圧力鍋なら加圧3分で炊き上がり。
煮立ってからザッと全体を混ぜて炊けば、鍋底にご飯がくっつくこともなく後片付けもラクチンです。


銀杏に軽くひびを入れたら殻を除き、少量の熱湯に加えてコロコロと転がし薄皮もむきます。
しっかりと水切りをしたお米に十六雑穀・もち麦・押し麦・蕎麦の実を加えて準備完了。
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少量のお酒・白だし醤油、ひとつまみのお塩、そしてなによりヨーグルトのホエーを大さじ1弱加え、通常の水加減にして銀杏ご飯を炊きます。

圧力鍋なら加圧3分で炊き上がり。
煮立ってからザッと全体を混ぜて炊けば、鍋底にご飯がくっつくこともなく後片付けもラクチンです。


お昼用には小ぶりな三角結びに致しましょう。
銀杏ゴロゴロのお結びさんに刺さっておりますこちらが何かと申しますと・・・
銀杏ゴロゴロのお結びさんに刺さっておりますこちらが何かと申しますと・・・

そう、銀杏ご飯とはいえ、その為だけに大きな圧力鍋を使うことなど私は致しません。
イオンネットスーパーでお買い得になっていたのを見計らい買って冷凍しておいた鮭の切り身。
以前から妙に食べたくて、この機会を待っておりました。
干瓢でくるりと巻いた、鮭の切り身を使ったお手軽昆布巻き。
以前から妙に食べたくて、この機会を待っておりました。
干瓢でくるりと巻いた、鮭の切り身を使ったお手軽昆布巻き。

切り身の鮭の皮を薄く切り取り、低温のオーブンでじっくり焼いてカリカリに。
これが夜ならば間違いなく日本酒のお供となる訳ですが、朝ですからね、うーんと考えてお結びさんのアクセントに致しました。
これが夜ならば間違いなく日本酒のお供となる訳ですが、朝ですからね、うーんと考えてお結びさんのアクセントに致しました。

主人のお弁当にもカリカリ鮭皮チップス、忘れずに。
オーブンで焼くだけ、お塩もふっておりませんが美味しいのです。
オーブンで焼くだけ、お塩もふっておりませんが美味しいのです。
見た目で躊躇する人も多くいらっしゃるとは思いますが、実は本来私もそちらのタイプ。
生臭みなど全く感じない鮭皮チップス、主人と結婚してから嫌いな食べ物が激減しましたよ。

- 干瓢はさっと洗ってお塩で揉み、お塩を洗い流して10分程度真水に晒しておきます。
昆布も10分ほどお水に浸けてやわらかくしておきましょう。
干し貝柱も一緒に浸しておきましたよ。 - 包丁を鮭の皮に添わせるようにしながら、皮をはぎます。
骨が残っていたら骨取りで抜き、厚みが均一になるよう鮭の身をそぎ切りにしましょう。
お出汁用お徳用昆布ですので形は不ぞろいです。
2〜3枚重ねて出来るだけ厚みを均一にし、鮭を並べてきつめに巻きます。 - 干瓢を丁寧にひろげ、羽織紐の要領で縛ります。
干瓢は長いまま巻いた昆布に巻き付け、長さの目途が立ったところでキッチンバサミで切って結ぶのがラクチンです。
干瓢の結び目を上にして圧力鍋にならべましょう。
昆布と干し貝柱の戻し汁・お酒・みりん・お醤油・いしり醤油・生砂糖を合わせてひたひたに注ぎ、余った干瓢を食べやすい大きさに切って隙間に入れます。 - 加圧すること10分間。
長いまま保存容器に移し、粗熱が取れたら切り分けます。
お醤油味が強すぎない、ちゃんと鮭の味がする昆布巻き。
明日の日本酒が楽しみです。
と、鮭の昆布巻きが出来上がったところで皮、鮭皮チップス。
はいだ鮭の皮をクシャっとしたアルミホイルに並べ、日本酒をひと吹きふた吹き。
日本酒をこうしてスプレーに入れておくと、ご飯を温める時、朝の干物を焼くとき、時にはバゲットをトースターで焼く時・・・何かと重宝するのです。

予熱なしのオーブン 160℃でじっくり40分焼けばカリカリ鮭皮チップスの出来上がり。

日本酒をこうしてスプレーに入れておくと、ご飯を温める時、朝の干物を焼くとき、時にはバゲットをトースターで焼く時・・・何かと重宝するのです。

予熱なしのオーブン 160℃でじっくり40分焼けばカリカリ鮭皮チップスの出来上がり。

お昼時、主人からのメッセージにはこうありました。
『菱岩のお弁当みたい』
『菱岩のお弁当みたい』
恐れ多い褒め言葉、ありがとうございます。


今日の朝食は我ながら最高でした。
期せず今年もご縁に恵まれた銀杏、そして忘れておりましたホエーを加えたもちもちご飯、そして完璧な塩鯖の焼き具合。
パリっと皮が音を立て、しっとりふくよかな鯖の身、主人が淹れてくれる美味しいほうじ茶。
主人がいちばん楽しみにしているのが朝ご飯、口癖のように言ってくれるのも嬉しいものです。

頂いた藤九郎銀杏、もちろん当日は粉吹き銀杏にして日本酒と共に頂きました。
そしてやはり少々飲み過ぎました。
今日はお酒を控えてプロテインで帳尻合わせを図ります。
・・・もしかしてこの帳尻合わせが悪影響を及ぼしているのではないかしら、チラとそう思うこともありますが、我が家の二人宴会は本当に楽しいのですもの。
これもまた仕方がないことなのです。
