秋撒きした畑のビーツ、少々成長不足なのが気になります。
隣の畝のほうれん草は元気に成長しているのですが、安定したビーツの収穫にはまだまだのようです。
それでも、春撒きして夏に収穫したビーツのピクルスはそろそろお片付けの頃合いです。
ビーツのピクルス液にドライフルーツを漬け込み、全粒粉のパウンドケーキを焼いてみましたよ。
ピクルス液に漬け込んだ自家製ビーツがなくなる頃によく焼くこのタイプのケーキ(前回は今年の9月のようです ☆彡)
焼いたケーキが酸っぱくなることもないし、主人も気に入って食べてくれるので我が家の定番お片付けケーキと言ってもよい頻度かと存じます。
基本的に、私が作るビーツのピクルスはとてもシンプルです。
オーブンで皮ごとグリルしたビーツの皮をむき、お酢とお水 1:1、お塩をほんのひとつまみ、在庫スパイスと一緒に漬けこむだけ。
真っ赤なビーツの色素が溶けだしたこのピクルス液をお片付け、これがこのパウンドケーキの狙いです。
真っ赤なビーツの色素が溶けだしたこのピクルス液をお片付け、これがこのパウンドケーキの狙いです。
ただし、最近は主人だけでなく私の体重も気になる悲しい事実。
今回は、バターを使わずココナッツオイルでささやかながら低カロリー化を意識しました。
ふくらみは貧相ではありますが、これも全粒粉だからと大らかに。
全粒粉を多めに使用したパウンドケーキはパサつきがちだとのご意見も耳にしますが、我が家はこのタイプに慣れてしまっておりますのでそれは全く気になりません。
お砂糖をぐっと控えたビーツのピクルス液を有効利用した全粒粉お片付けパウンドケーキ。
たっぷり生地に混ぜ込んだドライフルーツのおかげで、甘さもしっかり楽しめます。
◆材料(底辺約200×70・H60のパウンド型に1本分です)
- ビーツのピクルス液に漬け込んだドライフルーツ 適量
(今回はドライブルーベリー 45g・ドライフィグ 2個を漬け込んでおきました) - 全粒粉薄力粉 65g
- アーモンドプードル 30g
- シナモンパウダー 3g
- ベーキングパウダー 2g
- 重曹 2g
- 卵 2個
- てんさい糖 45g
- ココナッツオイル(湯せんで液状にしておきます)45g
- 胡桃 25g
◆作り方
- ドライブルーベリーとドライフィグは2〜3日ピクルス液に漬け込んでおきました。
網じゃくしでドライフルーツだけをすくい、ドライフィグはさいの目に切っておきます。
フルーツ類と粗く砕いた胡桃を合わせておきましょう。 - 卵を軽くほぐし、てんさい糖を加えてふんわり白っぽくなるまで泡立てます。
ここに粉類を合わせてふるい入れますが、少量を残しておいた1のフルーツ類にまぶします。
卵と合わせた粉類は、スパチュラでさっくりと混ぜ込みましょう。 - 粉っぽさがまだ少し残る状態で、粉をまぶしたフルーツ類も混ぜ込みます。
液状にしたココナッツオイルも加え、練らないようさっくり底からすくうようにふんわりと混ぜ込みましょう。 - オーブンシートを敷き込んだパウンド型に流し入れ、表面を平らにならします。
200℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして先ずは10分。
少し表面が乾いたような状態になったところで、中心にナイフですっと切れ目を入れます。
その後、更に180℃で10分間、170℃で20分間、計40分間焼いて出来上がり。
網の上で冷まし、厚めに切って召し上がれ。
先日、主人はポロリとこんなことを言いました。
『いつでも良いのだけれど、冬のうちにクリームシチューなんて作ってほしいな』
あら、なんて可愛らしいリクエスト。
クリームシチューはいつか週末にでも、ちゃんと鶏肉とかじゃが芋とか人参を入れて作ってあげるとして今日は簡略版。
クリームシチューはいつか週末にでも、ちゃんと鶏肉とかじゃが芋とか人参を入れて作ってあげるとして今日は簡略版。
パウンドケーキを焼いたオーブンの余熱もあることですし、クリームシチューとグラタンの中間といったお菜をひとつ。
チーズをまとった山芋がホクホクで美味しいのです。
但しクリームシチュー、グラタンとは言いつつ、バターは不使用、葛粉で、ね。
- オリーブオイルで粗みじん玉ねぎ、さいの目人参をじっくりと炒め合わせます。
- 一旦火を止め、オーツミルクを注ぎましょう。
ここで葛粉も加え、数分おいて葛粉がふやけたところでよく混ぜて塊をなくします。
お塩、白胡椒、白味噌等で味付けをしたら徐に火にかけ、煮びたしにしておいたひよこ豆、マイタケ等を加え、ぽってりするまで混ぜながら加熱しましょう。 - 長芋は皮をむいて厚みのあるいちょう切りにし、すりおろしたペコリーノロマーノと粗挽き黒胡椒をまぶしておきます。
耐熱容器に極々薄くオリーブオイルをぬって2を分け入れ、長芋を上に散らしましょう。
オーブンでうっすら焼き色がつくまで焼けば出来上がり。
彩りにほうれん草とパプリカを添えました。
途中で放り込んだ里芋の磯部揚げも、良い感じに温まりましたよ。
今朝のお魚はサンマのみりん干し。
お昼のお菜と一緒に温めたいつぞやの磯部揚げを脇に添えます。
お昼のお菜と一緒に温めたいつぞやの磯部揚げを脇に添えます。
そして主食、これが主人曰く『破壊的な美味しさ』だそう。
頂いたお茶漬け用の鰻の佃煮。
頂いたお茶漬け用の鰻の佃煮。
温かなご飯の上に並べたら、熱々の昆布だしをたっぷり注ぎます。
おぼろ昆布と自家製柚子胡椒を添えて出来上がり。
おぼろ昆布と自家製柚子胡椒を添えて出来上がり。
本当に美味しいのです。
先ほど主人から連絡があり、今日は銀杏を頂いたとか。
焼き銀杏に日本酒、血が騒ぎます。