2021年11月22日

オーブンで焼くおから蒸しパン〜チキンサンド編

昨晩、お風呂から上がってふと思いつきました。
『明日のお弁当は急きょ予定変更、おから蒸しパンに致しましょう』と。

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予定しておりました『切り餅大福』をあっさり先延ばしにして焼いたおから蒸しパン。
今日のお昼は、オーブンで湯せん焼きにする我が家の定番おから蒸しパンと相成りました。

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断面が最高に地味な今日のおから蒸しパンサンド。
フィリングは週末に拵えた、こちらもまた我が家の定番料理のひとつでもある『コック・オ・ヴァン』

もともとはオテル・ドゥ・ミクニのオーナーシェフ、三國シェフがご自身のYouTubeでご紹介していらした『コック・オ・ヴァン』を参考にしていたのですが、回数を重ねるごとにどんどんそれは簡略化されていき、とうとう三國シェフが家庭用にとご紹介されていたオリジナルからかけ離れてしまいました、というもの。

週末は安いロゼワインを片手に圧力鍋1個で拵える『簡略版コック・オ・ヴァン』

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そして週明け、主人の期待を裏切って残しておいた『コック・オ・ヴァン』で拵えるおから蒸しパンのチキンサンド。

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あの時、私が自分の『コック・オ・ヴァン』をいそいそと切り分けていたのを横目で確認しておりました主人。

自分のお皿に盛り付けられるだろうことを期待しておりました主人にとっては悲しい現実だったことでしょう。
あの時残しておいた『コック・オ・ヴァン』は、半分はこうしてあなたのお腹に収まりましたからね。

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これが週末に拵えた、思いっきり端折った『コック・オ・ヴァン』

ざっくりとした手順として、先ずは鶏骨付きもも肉の骨に沿って切れ目を入れ、水気を抑えてちょっと強めに塩コショウ。
イオンネットスーパーでいつもお願いする鶏骨付きもも肉は、良い具合に切れ目も入っているのでこの工程も半分端折って進めます。

圧力鍋に油と発酵バターを合わせ、鶏肉の皮面から焼きかため両面に焼き色をつけます。
赤ワインをひたひたに注ぎ、トマトピュレ・ブーケガルニ・ローリエ・お尻部分に十文字の切れ目を入れた丸ごと玉ねぎ(皮をむいて)を加えたら、加圧すること5分間。

鶏肉と玉ねぎを取り出し、残った煮汁に蜂蜜やらを足して少し煮詰めてソースにします。
ザワークラウトとピクルスを添えて出来上がり・・・といったところでしょうか。

お料理しながらの安ロゼワイン、そしてポリポリ柿の種が週末のささやかな楽しみなのです。

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そして楽しい週末も終わり月曜日を迎えました。
前日の夜、100gずつ小分けして冷凍してある生おからをオーブンで乾燥させておきました。
今朝はこのおからをミルで粉砕するところから始まります。

  1. おからは凍ったままで大丈夫。
    オーブンシートを敷いた天板に移し、予熱なしのオーブンに入れ130℃で1時間35分、時々フォークでざっくりほぐしながらゆっくりと乾燥させます。
    オーブンが切れたらそのままオーブン庫内に朝まで放ったらかし。

    ミルで粉砕してザルで漉しましょう。
    20g分計量し、サイリウム 5g・てんさい糖 3g・ベーキングパウダー 2g・お塩 ひとつまみをザルに合わせておきます。

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  2. ボールに卵 2個・オリーブオイル 10gを合わせ、泡だて器で優しく混ぜ合わせましょう。
    アーモンドミルク(オーツミルクや豆乳でも、牛乳でもお好きなもので) 80gも少しずつ加えて混ぜ合わせます。

    ここに合わせておいた1をふるい入れ、オートミール 10gとお好みでニゲラをひとつまみ、泡だて器で混ぜ合わせます。
    オーブンシートを敷き込んだ容器(野田琺瑯のレクタングル浅型Sサイズを使っております)に流し入れましょう。

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  3. 210℃に予熱したオーブンに素早く移し、天板にお湯を張って200℃で30分間湯せん焼きにします。

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    そのままオーブン庫内で粗熱をとり、しっとり蒸し上がったところで容器から出して冷ましましょう。

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  4. しっかり冷めたところで厚みを半分に切り、断面に薄く満遍なくマヨネーズをぬります。
    片方には粒マスタードも。

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    ほぐした『コック・オ・ヴァン』を厚みを均等に並べたら、ピクルスをその上に。

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    ザワークラウトの水気をしっかり絞って上に重ねましょう。

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  5. おから蒸しパンでサンドしたら、後々2等分する方向に気を付けながらワックスペーパーできっちりと包みます。

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    ワックスペーパーごとパンナイフで2分割して出来上がり。

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言うまでもなく、主材料がおからですのでお腹がいっぱいになります。
加えて腹持ちも良すぎるくらいです。
明日の祝日をお休みに夕食に影響があるといけませんもの、お菜は小さなゼリーに止めておきましょう。

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ハーバライフ製のアロエドリンクとアガーのゼリー。
これもよく拵える簡単過ぎるデザート、に昨日お買い得価格で購入致しましたラフランスを合わせましょう。
抜群に美味しいのです。

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  1. お水 120gとアロエドリンク 30gをお鍋に合わせてよく混ぜます。

  2. アガー 小さじ1/2をダマにならないようふり入れ、素早く優しく混ぜ合わせましょう。
    アガーが溶けたら中〜弱火にかけ、沸騰直前まで優しく混ぜながら加熱します。

  3. 予めラフランスをさいの目に切り、耐熱容器に入れておきましょう。
    アガー液をそっと流し入れ、表面に浮いた泡をすくいます。
    常温でかたまりますが、冷めたら冷蔵庫に移して更にしっかりと冷やしかためましょう。

    最後にラフランスを2個3個、トッピングして出来上がり。

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すっかり我が家に定着致しました、オーブンで湯せん焼きにするおから蒸しパン。
やはり電子レンジよりオーブンとの相性が私には良いようです。

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畑のほうれん草が真っ直ぐお行儀よく順調に育っております。
もはや間引く大きさではなく、立派なほうれん草。
お浸しにするには少々カサが物足りないので、お豆腐でカサ増しした白和えに致しました。

そのお隣の紅芯大根も立派に成長しております。
大きな実になるよう間引いた紅芯大根で、ほんのちょっとの赤味も愛らしい胡桃和えを拵えました。

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おから蒸しパンの余熱が残るオーブンで、胡桃と白胡麻をローストします。

おからを粉砕したミルを使って、先ずは白胡麻をペースト状に。
しっかりと水切りしたお豆腐、白味噌、白だし醤油等を胡麻ペーストに加えて撹拌し、簡略版ですが最高に滑らかな和え衣の出来上がり。

ほうれん草をさっと茹でて冷水にとり、しっかり絞ってから醤油洗いをして和え衣で和えます。
収穫したばかりのほうれん草は緑も鮮やかです。





小さな紅芯大根が愛らしい抜き菜は、刻んで胡麻油でさっと炒めます。
ローストした胡桃を砕いて加え、お酒・みりん・お醤油でシンプルに炒りつければ出来上がり。

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今朝の主食は梅粥です。
もともと今朝は『切り餅大福』を拵える予定でおりましたので、冷凍切り餅を解凍してありました。
小さく切って、たっぷりの大根おろしと梅干と一緒にお粥にトッピング。

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炊き粥はスプーン2杯のお米で十分だと分かっているのですが、ついそれでは心細くて1杯多めにしてしまいます。
ここにもち麦やら押し麦やらが加わるのですから、お椀から溢れそうな量になることは毎度毎度心得てはいるのですが・・・

ちょっと色がつき過ぎた鯖の西京焼き、ぎりぎり合格ラインでした。





秋晴れが続いておりましたが、今日は久しぶりの朝から雨模様。
雨の中出勤する主人には気の毒ですが、昨日畑に蒔いたエンドウの種には嬉しい雨なのではないかしら。
そう密かに今日の雨を歓迎しております自身への言い訳でしょう、今宵は主人の好きな粉吹き銀杏をちょっと多めに煎りましょうか。

・・・粉吹き銀杏は私の大好物でしたっけ。



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posted by しんさん at 14:26 | Comment(0) | お弁当日記 おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月19日

週末お片付けジャースィーツ〜徹底お片付け編

11月も半ば過ぎの金曜日、そして来週には祝日を控えております。

10月に入ってすぐお節料理の予約をした主人、先方さんにも驚かれておりました。
そして最近はいそいそと、お正月の長いおやすみに備えてでしょうか、『くえ鍋セット』を取り寄せる旨提案し、あっさり却下されておりました。

だからという訳ではありませんが、冷蔵庫の中の常備菜のお片付けが最近気になっております。
今日は週末前の徹底お片付け、お片付けジャースイーツですよ。

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先ずは最近勤しんでおります、『自家製ビーツのピクルス』のピクルス液のお片付け。
ビーツの色素で真っ赤に染まったビーツのピクルス液、ドライフィグを漬け込んでマフィンにしたり(☆彡)、更にはドライブルーベリーを漬け込んでパウンドケーキにしてみたり(☆彡)と散々貧乏性を発揮して楽しんだ後は、柿のコンポートにしてお片付け。

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ビーツのピクルス液、色が色だけにお料理方法を選ぶのです。
ですが、相手が柿ならばそれほど衝撃的な色合いに驚くこともないでしょう、と。

蜂蜜を少量加えたビーツ色した柿のコンポート。
煮汁はアガーでゼリーにして徹底的にお片付け。

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そして葛餅のトッピング。
アーモンドミルクの葛餅に、数日前の葛切り用に拵えた緑豆餡(☆彡)を混ぜ込んでみました。
トッピングという脇役のつもりで拵えたのですが、これが食感も含め上々の仕上がり、抜群に美味しいのです。

そうそう、イオンネットスーパーではまだまだ品切れのトップバリュブランドのアーモンドミルク。
先日、畑の帰りに寄った早朝のマックスバリュでお久しぶりに見かけて購入することが出来ました。
小さな喜び。

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ジャーの底にはビーツのピクルス液で煮込んだ柿のコンポート、そしてその煮汁のゼリー。
その上には、サクッとローストしたオートミールとナッツ類、ついでに最近凝っております『塩けんぴ』を砕いて散らしました。

そしてフルフル食感が自慢のアーモンドミルクの緑豆餡葛餅。
きな粉とデーツシロップで仕上げます。

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何分お片付けスイーツですので、分量はいい加減なのですが備忘録として。

  1. 先ずは柿のコンポート、ビーツのピクルス液編。

    柿は皮をむいて縦8等分、更に横半分に切って種があれば除き圧力鍋へ。

    ビーツのピクルス液(ちなみにお酢とお水が1:1、お塩とお砂糖をほんのひとつまみ、スパイス多種にローストして皮をむいたビーツを漬け込んであったもの、更にその後はドライフルーツを漬け込んであるので甘みは十分です)をザルで漉して加えます。

    ブランデーを少々、蜂蜜を少々、加圧すること1分弱。
    圧が抜けたら早々に蓋を開け、柿と煮汁に分けておきましょう。

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  2. コンポートの煮汁が冷めたらゼリーに取り掛かりましょう。

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    煮汁は225t程度でした。
    お鍋に移し、アガー小さじ1をさらさらとダマにならないようふり入れてよく混ぜ合わせます。
    よく混ぜてから、徐に中〜弱火でそっと混ぜながら沸騰直前まで加熱しましょう。

    バットに流し入れてかためます。
    薄いのですぐにかたまりますよ。
    冷蔵庫で冷やしておきましょう。

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  3. 次はアーモンドミルクの緑豆餡葛餅。

    アーモンドミルク 130t・葛粉 15gをお鍋に合わせます。
    10分ほどおいて葛粉をふやかしたら、スパチュラでそっと混ぜ合わせましょう。

    葛粉のかたまりがなくなったら緑豆餡(パームシュガー入り)80gを加え、中〜弱火で加熱しながらぽってりするまでスパチュラで混ぜます。

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    さっとお水にくぐらせた流し型に入れ、表面を平らにならしてラップを密着させ冷ましましょう。

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  4. アーモンド、ナッツ、オートミールを合わせ、予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストして冷ましておきます。
    塩けんぴ(ちょっとお塩を効かせた芋けんぴです)と合わせてビニール袋に入れ、すりこ木等で叩いで粗く砕いておきましょう。

    これで準備は完了

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  5. ジャーの底に柿のコンポートを並べます。
    ゼリーにナイフで切れ目を入れ、スプーンですくって柿の上に散らしましょう。

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    塩けんぴとナッツ類、オートミールをこの上にたっぷり散らします。
    葛餅は包丁で切っておきます。

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    葛餅をトッピングし、きな粉とデーツシロップを散らして出来上がり。
    お昼になると、塩けんぴがちょっと水分を含んでしっとりします。
    そんないつもと異なる食感の塩けんぴも、また美味しいのです。

    こうして、2021年7月12日に仕込んだ自家製ビーツのピクルスは、ピクルス液もろともお片付け完了したのでございます。

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春撒きビーツのお片付けが完了したところで、お次は我が家の定番料理、ゴーヤの氷砂糖漬け(☆彡)の漬け汁までをもお片付け。
手羽肉等を煮込んでお片付けすることが多いのですが、生憎お肉の在庫はありません。

昨日のうちに茹で卵を漬け込んでおきました。
そして今朝は大根、里芋等根菜を煮詰めてお片付け完了と致します。

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ゴーヤの氷砂糖漬け、要は甘酢な感じの漬け汁です。
ゴーヤを食べてしまった後は、長芋を漬け込んだり、焼いたパプリカを漬け込んだりと、悲しいほどに有効利用致しました。

最後は茹で卵をひと晩漬け込んで、卵をとり出したら最後のお片付け。
米粉をまぶした人参、大根、銀杏を胡麻油で焼き色をつけ、漬け汁を加えて煮詰めるだけ。
ちょっとオイスターソースで風味付け。

随分とながいこと鎮座しておりました容器が片付き、冷蔵庫がすっきりしました。

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今日は金曜日、主人が楽しみにしております『伊勢うどんの釜玉風』と『マックスバリュブランドのイワシの生姜煮』の日です。

が、残念なことに伊勢うどんが当日の在庫切れ。
代わりにイオンさんが選んでくださったのは、ほんのちょっと伊勢うどんよりお高い同タイプの『讃岐うどん』
釜玉風にして、生姜をたっぷり添えて頂きましょう。

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・・・主人、意外と気に入っています。





冷蔵庫の中の常備菜が片付き、代わりに引き出しの中の保存容器がタワーのように堆く積み上がっております。
乱暴に引き出しを開けると、琺瑯容器のタワーが崩れそうな不安定な状態。





来週、週明け早々に初めてお世話になる農家さんの野菜が届きます。
今度は冷蔵庫の中でなく、引き出しの琺瑯容器のタワーをすっきりさせなくては。
保存食づくりに取り掛かりましょう。


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posted by しんさん at 14:30 | Comment(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月18日

銀杏ご飯 2021

木曜日なので、今週も自家製豆乳ヨーグルトのホエーを使った全粒粉パンを・・・

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焼きませんでした!
今週木曜日のお昼はパンでなく銀杏ご飯ですよ。

昨日、帰宅した主人の手に嬉しい頂き物。
箱いっぱいに詰まった艶々の藤九郎銀杏。

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長い間ありがたいことに毎年頂いておりました銀杏ですが、昨年で最後のはずでした。
これからは銀杏の季節になるとあの方を懐かしく思うのでしょうね、主人とそんな話をしておりました銀杏が今年も目の前に。

この銀杏を前に、のほほんとパンなど焼いてはいられません。

明日の朝は銀杏ご飯を炊きましょう、そう決め昨年の日記を読み返してみました。
そして思い出しました。
そう、わたし、すっかり忘れておりました。

お米を炊くときにヨーグルトのホエーを加えること。
こうすると、まるでもち米を加えたかのようにもっちりと炊き上がることを。
新米の艶やかな炊き上がりとはまた異なる、もっちりしっとりなご飯が通年春夏秋冬関係なく食べられることを。

ホエーを加えて炊いたもっちりご飯に黄金色のもっちりふっくら銀杏がゴロゴロ。
今朝わたしは、大袈裟でなく日本いち幸せな50代だったのではないでしょうか。

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随分と長年にわたり銀杏を頂いてはいたのですが、これも『日本人の生モノ好きの一環』なのでしょうか、出来るだけ銀杏に火を入れないのを良しとしておりました。
新鮮な銀杏を存分に楽しむためには、出来るだけ短時間でさっと加熱、これを良しとしておりました。

そして昨年くらいからでしたでしょうか。
お米と一緒に銀杏を炊き込むようになったのは。
もっちりとした銀杏を楽しむには、炊き込むのが良いとあっさり転向したのは。

我が家の『にんにく絞り器』はにんにくを絞ったことがありません。
もっぱら銀杏割りに使われております。

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銀杏に軽くひびを入れたら殻を除き、少量の熱湯に加えてコロコロと転がし薄皮もむきます。
しっかりと水切りをしたお米に十六雑穀・もち麦・押し麦・蕎麦の実を加えて準備完了。

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少量のお酒・白だし醤油、ひとつまみのお塩、そしてなによりヨーグルトのホエーを大さじ1弱加え、通常の水加減にして銀杏ご飯を炊きます。

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圧力鍋なら加圧3分で炊き上がり。
煮立ってからザッと全体を混ぜて炊けば、鍋底にご飯がくっつくこともなく後片付けもラクチンです。

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お昼用には小ぶりな三角結びに致しましょう。
銀杏ゴロゴロのお結びさんに刺さっておりますこちらが何かと申しますと・・・

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そう、銀杏ご飯とはいえ、その為だけに大きな圧力鍋を使うことなど私は致しません。

イオンネットスーパーでお買い得になっていたのを見計らい買って冷凍しておいた鮭の切り身。
以前から妙に食べたくて、この機会を待っておりました。
干瓢でくるりと巻いた、鮭の切り身を使ったお手軽昆布巻き。

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切り身の鮭の皮を薄く切り取り、低温のオーブンでじっくり焼いてカリカリに。
これが夜ならば間違いなく日本酒のお供となる訳ですが、朝ですからね、うーんと考えてお結びさんのアクセントに致しました。

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主人のお弁当にもカリカリ鮭皮チップス、忘れずに。
オーブンで焼くだけ、お塩もふっておりませんが美味しいのです。

見た目で躊躇する人も多くいらっしゃるとは思いますが、実は本来私もそちらのタイプ。
生臭みなど全く感じない鮭皮チップス、主人と結婚してから嫌いな食べ物が激減しましたよ。

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  1. 干瓢はさっと洗ってお塩で揉み、お塩を洗い流して10分程度真水に晒しておきます。
    昆布も10分ほどお水に浸けてやわらかくしておきましょう。
    干し貝柱も一緒に浸しておきましたよ。

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  2. 包丁を鮭の皮に添わせるようにしながら、皮をはぎます。
    骨が残っていたら骨取りで抜き、厚みが均一になるよう鮭の身をそぎ切りにしましょう。

    お出汁用お徳用昆布ですので形は不ぞろいです。
    2〜3枚重ねて出来るだけ厚みを均一にし、鮭を並べてきつめに巻きます。

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  3. 干瓢を丁寧にひろげ、羽織紐の要領で縛ります。
    干瓢は長いまま巻いた昆布に巻き付け、長さの目途が立ったところでキッチンバサミで切って結ぶのがラクチンです。

    干瓢の結び目を上にして圧力鍋にならべましょう。
    昆布と干し貝柱の戻し汁・お酒・みりん・お醤油・いしり醤油・生砂糖を合わせてひたひたに注ぎ、余った干瓢を食べやすい大きさに切って隙間に入れます。

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  4. 加圧すること10分間。

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    長いまま保存容器に移し、粗熱が取れたら切り分けます。
    お醤油味が強すぎない、ちゃんと鮭の味がする昆布巻き。
    明日の日本酒が楽しみです。

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と、鮭の昆布巻きが出来上がったところで皮、鮭皮チップス。

はいだ鮭の皮をクシャっとしたアルミホイルに並べ、日本酒をひと吹きふた吹き。
日本酒をこうしてスプレーに入れておくと、ご飯を温める時、朝の干物を焼くとき、時にはバゲットをトースターで焼く時・・・何かと重宝するのです。

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予熱なしのオーブン 160℃でじっくり40分焼けばカリカリ鮭皮チップスの出来上がり。

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お昼時、主人からのメッセージにはこうありました。
『菱岩のお弁当みたい』
恐れ多い褒め言葉、ありがとうございます。

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今日の朝食は我ながら最高でした。

期せず今年もご縁に恵まれた銀杏、そして忘れておりましたホエーを加えたもちもちご飯、そして完璧な塩鯖の焼き具合。
パリっと皮が音を立て、しっとりふくよかな鯖の身、主人が淹れてくれる美味しいほうじ茶。

主人がいちばん楽しみにしているのが朝ご飯、口癖のように言ってくれるのも嬉しいものです。

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頂いた藤九郎銀杏、もちろん当日は粉吹き銀杏にして日本酒と共に頂きました。
そしてやはり少々飲み過ぎました。

今日はお酒を控えてプロテインで帳尻合わせを図ります。

・・・もしかしてこの帳尻合わせが悪影響を及ぼしているのではないかしら、チラとそう思うこともありますが、我が家の二人宴会は本当に楽しいのですもの。
これもまた仕方がないことなのです。



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posted by しんさん at 14:27 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月17日

ココナッツオイルの全粒粉パウンドケーキ〜ビーツのピクルス液ちょこっとお片付けver.

秋撒きした畑のビーツ、少々成長不足なのが気になります。
隣の畝のほうれん草は元気に成長しているのですが、安定したビーツの収穫にはまだまだのようです。

それでも、春撒きして夏に収穫したビーツのピクルスはそろそろお片付けの頃合いです。
ビーツのピクルス液にドライフルーツを漬け込み、全粒粉のパウンドケーキを焼いてみましたよ。

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ピクルス液に漬け込んだ自家製ビーツがなくなる頃によく焼くこのタイプのケーキ(前回は今年の9月のようです ☆彡
焼いたケーキが酸っぱくなることもないし、主人も気に入って食べてくれるので我が家の定番お片付けケーキと言ってもよい頻度かと存じます。

基本的に、私が作るビーツのピクルスはとてもシンプルです。
オーブンで皮ごとグリルしたビーツの皮をむき、お酢とお水 1:1、お塩をほんのひとつまみ、在庫スパイスと一緒に漬けこむだけ。
真っ赤なビーツの色素が溶けだしたこのピクルス液をお片付け、これがこのパウンドケーキの狙いです。

ただし、最近は主人だけでなく私の体重も気になる悲しい事実。
今回は、バターを使わずココナッツオイルでささやかながら低カロリー化を意識しました。
ふくらみは貧相ではありますが、これも全粒粉だからと大らかに。

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全粒粉を多めに使用したパウンドケーキはパサつきがちだとのご意見も耳にしますが、我が家はこのタイプに慣れてしまっておりますのでそれは全く気になりません。

お砂糖をぐっと控えたビーツのピクルス液を有効利用した全粒粉お片付けパウンドケーキ。
たっぷり生地に混ぜ込んだドライフルーツのおかげで、甘さもしっかり楽しめます。

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◆材料(底辺約200×70・H60のパウンド型に1本分です)
  • ビーツのピクルス液に漬け込んだドライフルーツ 適量
    (今回はドライブルーベリー 45g・ドライフィグ 2個を漬け込んでおきました)

  • 全粒粉薄力粉 65g
  • アーモンドプードル 30g
  • シナモンパウダー 3g
  • ベーキングパウダー 2g
  • 重曹 2g

  • 卵 2個
  • てんさい糖 45g
  • ココナッツオイル(湯せんで液状にしておきます)45g

  • 胡桃 25g





◆作り方
  1. ドライブルーベリーとドライフィグは2〜3日ピクルス液に漬け込んでおきました。
    網じゃくしでドライフルーツだけをすくい、ドライフィグはさいの目に切っておきます。
    フルーツ類と粗く砕いた胡桃を合わせておきましょう。

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  2. 卵を軽くほぐし、てんさい糖を加えてふんわり白っぽくなるまで泡立てます。
    ここに粉類を合わせてふるい入れますが、少量を残しておいた1のフルーツ類にまぶします。

    卵と合わせた粉類は、スパチュラでさっくりと混ぜ込みましょう。

  3. 粉っぽさがまだ少し残る状態で、粉をまぶしたフルーツ類も混ぜ込みます。
    液状にしたココナッツオイルも加え、練らないようさっくり底からすくうようにふんわりと混ぜ込みましょう。

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  4. オーブンシートを敷き込んだパウンド型に流し入れ、表面を平らにならします。

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    200℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして先ずは10分。

    少し表面が乾いたような状態になったところで、中心にナイフですっと切れ目を入れます。
    その後、更に180℃で10分間、170℃で20分間、計40分間焼いて出来上がり。

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    網の上で冷まし、厚めに切って召し上がれ。

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先日、主人はポロリとこんなことを言いました。
『いつでも良いのだけれど、冬のうちにクリームシチューなんて作ってほしいな』

あら、なんて可愛らしいリクエスト。
クリームシチューはいつか週末にでも、ちゃんと鶏肉とかじゃが芋とか人参を入れて作ってあげるとして今日は簡略版。
パウンドケーキを焼いたオーブンの余熱もあることですし、クリームシチューとグラタンの中間といったお菜をひとつ。

チーズをまとった山芋がホクホクで美味しいのです。
但しクリームシチュー、グラタンとは言いつつ、バターは不使用、葛粉で、ね。

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  1. オリーブオイルで粗みじん玉ねぎ、さいの目人参をじっくりと炒め合わせます。

  2. 一旦火を止め、オーツミルクを注ぎましょう。
    ここで葛粉も加え、数分おいて葛粉がふやけたところでよく混ぜて塊をなくします。
    お塩、白胡椒、白味噌等で味付けをしたら徐に火にかけ、煮びたしにしておいたひよこ豆、マイタケ等を加え、ぽってりするまで混ぜながら加熱しましょう。

  3. 長芋は皮をむいて厚みのあるいちょう切りにし、すりおろしたペコリーノロマーノと粗挽き黒胡椒をまぶしておきます。
    耐熱容器に極々薄くオリーブオイルをぬって2を分け入れ、長芋を上に散らしましょう。

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    オーブンでうっすら焼き色がつくまで焼けば出来上がり。

    彩りにほうれん草とパプリカを添えました。
    途中で放り込んだ里芋の磯部揚げも、良い感じに温まりましたよ。

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今朝のお魚はサンマのみりん干し。
お昼のお菜と一緒に温めたいつぞやの磯部揚げを脇に添えます。

そして主食、これが主人曰く『破壊的な美味しさ』だそう。

頂いたお茶漬け用の鰻の佃煮。
温かなご飯の上に並べたら、熱々の昆布だしをたっぷり注ぎます。
おぼろ昆布と自家製柚子胡椒を添えて出来上がり。
本当に美味しいのです。

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先ほど主人から連絡があり、今日は銀杏を頂いたとか。
焼き銀杏に日本酒、血が騒ぎます。


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posted by しんさん at 15:22 | Comment(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月16日

緑茶の葛切り〜緑豆餡のぜんざい風

まだストーブを点火するほどではないものの、朝夕は随分と冷え込むようになりました。
日がさんさんと差し込み日中は暑いくらいのリビングで、今日は少し汗ばみながら電気毛布の準備をしております。

ひんやりスイーツという季節ではありませんが、今朝は葛切りなど拵えてみましたよ。
葛切りをメイソンジャーに詰め込んで、お豆腐白玉と緑豆餡のトッピング。

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基本的に日々のお買い物は、食材から日用品までイオンネットスーパーのお世話になっております。

但し、ネットスーパーだけでは品切れも多くストレスは避けられません。
日曜早朝の畑の帰り、7時開店のマックスバリュに寄って不足品を補い万事解決、穏やかな日々を送っております。

先日、レジでWAONのチャージをしたところ『おまけの緑茶』を頂きました。
ふいの『おまけ』を喜んだものの、我に返って考えてみると我が家ではペットボトルのお茶を飲みません。
さてどうしたものか、ふとこの緑茶を使った葛切りなど思いつきましたよ。

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そして、朝のNHKの連ドラの影響でしょうか。
最近無性に『あんこ』が食べたくて仕方がありません。
ドラマに出てくる美味しそうな小豆の餡ではないけれど、常備してあります『緑豆』で餡を拵え緑豆葛切りに添えましょう。

どうせならばと、緑豆餡をお水でなくこの緑茶で拵えました。
緑豆で拵えたからと言って風味の差はよく分かりませんが、それで良いのです、満足なのです。
いつものお豆腐白玉団子にも、極少量ですが緑豆を使ってみました。

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葛切りは水分が一緒でないとかたまってお団子状になってしまいますからね。
緑茶を葛切りと一緒にジャーに詰め、その上には冷凍してあった自家製の干し芋(☆彡)、そしてお豆腐白玉、ココナッツシュガーを使った緑豆餡と続きます。

自家製の干し芋が、お昼にはふっくらとして良い感じでした。

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温かいぜんざいが恋しくなるこの季節に、緑茶葛切り、白玉団子の緑豆餡ぜんざい風。
食材ありきの我が家らしい献立なのではないかしら。

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◆作り方と材料(ふたり分)
  1. 緑豆餡から参りましょうか。
    作りやすい量です。
    圧力鍋でちょちょいのちょい、茹でこぼしも端折ります。

    緑豆は150gほど。
    綺麗に洗って水を切ったら圧力鍋に移し、中火でさらりとするまで乾煎りしましょう。
    倍量強(320t程度だったかな?)のお水を注ぎ、15分間加圧します。

    圧が抜けたらお好み量の緑茶を注ぎ、お好み量のココナッツシュガーを加え、お好みの感じになるまで今しばらく煮詰めます。

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    仕上げにお塩をひとつまみ。
    今日使わない分は、保存容器に入れて冷凍保存。

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  2. 緑豆葛切り、お豆腐白玉は同時進行で。

     葛粉 25g
     緑豆 75g

    をボールに合わせてそっと混ぜ、10分ほどおいて葛粉のかたまりをふやかしましょう。
    その後、よく混ぜてから130×180程度のバットに漉しながら移します。
    タイミングよく用意した熱湯に『やっとこ』等を使ってバットを浮かせ、そっと揺らしながら表面がかたまるまで湯せん状態で加熱します。

    表面が波立たなくなったら、バットごと熱湯に沈めます。
    数秒で全体が透き通ってきますので、バットごと氷水にとって冷やしましょう。

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  3. 葛切り用の葛粉をふやかしている間に、ちょちょいっとお豆腐白玉を拵えます。

    木綿豆腐と白玉粉は同量、木綿豆腐 30gに白玉粉 30gをビニール袋に合わせます。
    お豆腐を崩すようにしながら白玉粉になじませ、後は様子を見ながら極少量ずつ緑茶を加えてなじませます。
    緑茶は10g加えました。

    生地が良い感じにまとまったらビニール袋から出して捏ね、棒状にのばして包丁で六等分して丸めます。
    ぐらぐらと煮立たせないよう熱湯で茹で、葛切りと共に氷水にとりましょう。

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  4. 氷水の中で葛切りをバットからそっと剥がします。

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    包丁で切って、葛切りの準備も完了。

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  5. 白玉団子はザルに上げたままにすると、ザルの跡がついてしまいます。
    多めのお水で湿らせたキッチンペーパーでふわりと包んで乾燥防止。
    餡子、白玉団子、葛切り、緑茶の存在感を感じない緑茶スイーツ、これで準備完了です。

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  6. 先ずは葛切りをジャーの底に詰め、緑茶を注ぎます。
    干し芋をひと口サイズに切ってこの上に。
    その上にお豆腐白玉を並べましょう。

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    緑豆餡をたっぷり添えて出来上がり。

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葛切りとは全くご縁がなさそうなピリ辛スープ。
週末に使ったトマト缶のお片付けスープです。

日曜日に畑で間引いてきた紅芯大根の抜き菜、甘酢に漬け込んでおいたひよこ豆等々、在庫食材をほいほいほいっと圧力鍋に放り込むだけ。

主人お気に入りの『アチャール』をこっそり隠し味に使用致しましたら、思いのほかピリ辛スープに仕上がってしまいました。
もちろん主人は、葛切りよりお気に入りです。

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粗みじん玉ねぎ・甘酢漬けひよこ豆・ざく切り紅芯大根の抜き菜・・・
オリーブオイルで炒め合わせたら、トマト缶とスープストックを加えて加圧すること2分半。

オーツミルクを注いで、お塩・オイスターソース等で味付けをし、ほぐしたマイタケを加え、アチャールを刻んで加えます。
ひと煮たちさせたら器に盛り、さっと湯通ししたほうれん草の抜き菜、ミルで粉砕したペコリーノロマーノを添えて出来上がり。

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間引くほうれん草もだんだんほうれん草らしい姿になってきました。
あと数週間もしたら、お弁当の良い彩りになってくれることでしょう。

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今朝の主食は釜玉うどん。
主食はしめ鯖、アボカド、スライス玉ねぎの組み合わせ、火曜日の朝食のお決まりです。

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結婚記念日に主人とふたりで申し込んだ『線虫がん検査』
線虫さんが主人に反応してしまいました。
必死に仕事を早く済ませ、それっと只今主人はCT検査真っ最中。

主人の貪欲な食欲、朝食を頬張る嬉しそうな顔、線虫さん、間違えちゃったかな?
何にしろ、適正な検査はするに越したことはありませんものね。

結婚記念日の線虫がん検査。
主人が言い出したこの記念日のプレゼント、私は大変気に入っております。



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posted by しんさん at 13:54 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする