2021年10月18日

ひと粒でお口いっぱい〜ほこほこ栗ご飯

ようやく秋らしい肌寒さを感じながらの起床、そして窓を開ければひやりとした空気。
とてもじゃないけど窓を開けたままではいられない程の冷気。

今朝は栗ご飯を炊きました。

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少々のお焦げはご愛敬。
イオンネットスーパーの予約販売で届けて頂いたコロコロの栗。

正直、こうして外出自粛にすっかり順応するまでは、旬の食材は買えなくなるのだと思っておりました。
週にいちど、主人と一緒に農協朝市に行って旬の野菜を買い込むのが長年の習慣としておりましたので。
ですが今、返って少々値が張るイオンさんの旬野菜の方が慈しいと思えてしまうほどの順応ぶり。
しかもイオンさん、質も形も厳選して届けて下さるのでお料理が進みます。

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過去数回扱ったことのある生栗は、鬼皮をむいてから茹でることが多かったと記憶しております。
ですが今回、初めて鬼皮のまま、しかも圧力鍋を使って『蒸す』という工程に初挑戦。

アクはどうなるのかしら?
鬼皮や渋皮の剥きやすさはどうなるのかしら?

不安伴う圧力鍋を使っての栗の下処理、結果は『今まで食べた栗の中で最高の甘さ』なる名誉を勝ち取りました。
本当に美味しい。
鬼皮や薄皮には相変わらず苦労致しましたが、小さな欠片を口に放り込んだ時のあの驚き、あの甘さ。

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但し残念なことがひとつ。
イオンさんが選んだこの栗だったからこの美味しさだったのか、圧力鍋で蒸したからこの甘さだったのか、もしくはひと晩チルドルームで冷やしたからこうなったのか、要素があり過ぎて確定が出来ません。

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大きな栗がごろごろ入ったほこほこの栗ご飯。
かつて食べた栗ご飯の中でいちばん美味しい栗ご飯です。







  1. 栗の下ごしらえから。

    検索してこの方法に辿り付いたのは確かなのですが、私にはよくあること。
    途中まで読んで早速とばかりに始め、さて次の工程は・・・となったところで、そのサイトが行方不明。
    なので、ある意味オリジナルになってしまっているのかも、不本意なオリジナルですが。

    先ずは栗を2%程度の濃度の塩水に7〜8時間浸しておきます。
    これをザルにあけ、ひとつひとつしっかり水気をふき取って新聞紙に包みましょう。
    我が家は新聞をとっておりませんのでそこは適当に。

    空気穴を開けたビニール袋に包み、ひと晩チルドルームで休ませておきましょう。

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  2. ひと晩をチルドルームで過ごした栗たち。

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    本来ならば“座(お尻部分?丸っこい方です)”の方に切り込みを入れるのでしょうが、かたくて怖いので座の反対側、尖った方に小さく切り込みを入れて破裂防止と致しました。
    圧力鍋に蒸しすをセットし、5分間蒸します。

    そのまま圧力鍋に放置して触れられる程度にまで冷ましたら、座の方に少し切り込みを入れて鬼皮をめくりましょう。
    めくった個所を基にして鬼皮を座の方から包丁で引っ掻けるように剥いたら、渋皮も同様に。

    段々とコツをつかんで綺麗に剥けるようになってきた頃には栗の残りは僅か、これも毎年のことです。
    押し麦、もち麦、蕎麦の実、十六雑穀を混ぜ込んだお米の上に散らし、加圧すること3分間。

    味付けはシンプルにお塩をほんのひとつまみ。
    大さじ1程のお酒とお塩だけを加えたシンプルな栗ご飯です。

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    十分に蒸らして出来上がり。

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イオンさんに届けて頂いたのは栗だけではありません。
初めての食材、マコモダケです。

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随分と前、お世話になっているシェフがテレビの番組でマコモダケを紹介していらっしゃたのを見て以来気になっていた食材です。
とても良い状態で届けて頂いたのに、数日冷蔵庫に放置してあったので少々黒ずんでしまったのが申し訳ない。

今週の作り置き料理はマコモダケ尽くしです。
マコモダケの醤油漬け、マコモダケのきんぴら、マコモダケのかき揚げ。

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薄緑色の外葉を剥がし、表面全体をピーラーで薄く剥いたら下処理完了。

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中心のやわらかい部分は醤油漬けに。
次にやわらかそうな部分は繊維に沿った細切りにし、オクラやパプリカ、人参と合わせてかき揚げにしましょう。

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米粉を全体にまぶしたら、米粉と炭酸水を合わせたバッター液に加えて絡めます。
バッター液はコロッケに利用した後の再利用。
先週に拵えたは良いけれど、パン粉がなくて素麺で代用しつつ途中で素麺切れとなって断念したコロッケ。
イオンさんにパン粉を届けて頂いたので一件落着です。

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いちばんかたそうな端っこ部分はきんぴらに。
初めてのマコモダケは想像以上に扱いやすい素直な食材でした。

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ちょっと“ウド”にも似た触感のマコモダケ。
ウドほどクセもなく、それでいて繊維質で私好みの食材です。
もっと手に入りやすくなってほしい食材のひとつ。

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ゴロゴロと栗が入った栗ご飯をたっぷり詰め込んで主人を送り出します。

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月曜日ですので今朝のお魚はちょっと甘い西京漬け、今週は鮭でスタートです。
主食の栗ご飯、そしてイオンさんに届けて頂いた柿、一気に秋めいてきましたよ。
もうお味噌汁のお茄子もおしまいにしましょうか。

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月曜日のお味噌汁はいつもながらの具沢山に加え、こってり複雑な味。

週末に仕込む納豆、その大豆の蒸し汁を使って拵えるのが常なので。
大豆の蒸し汁に干しシイタケは昆布を浸しておき、それら乾物も具の一員となる具沢山を卓越した具沢山お味噌汁となるのです。

さ、主人が帰宅致しました。
5時からの宴会を楽しみに、主人の仕事部屋を後にします。


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posted by しんさん at 14:32 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする