加水率って素敵!
蒸し器代わりのフライパンの蓋を開け、二度と挑むことはないとしておりました蒸しパンを前にそう思いました。
バナナとチーズの蒸しパン、10年前以上前に大撃沈した蒸しパンが少しだけ改善された姿です。
・・・ちょっとね、色気のないアルミカップ姿が不本意ではありますが。
数日前に頂いたコメントに大変動揺致しました。
10年以上も前の日記、先ずは何よりその文面がお恥ずかしい。
当時は『べらんめえ口調』の女性に憧れておりまして、もう自身の文を読み返すのが恥ずかしくて恥ずかしくて。
穴でもあれば入って鍵までかけたい気分のところを、そのコメント主さまの冷静な文面。
そうそう、これは気づかない振りをしてやり過ごそう、そう決めたところのそれを許さぬダメ出しコメント。
己のズルさにホトホトあきれ果ててコメントを熟読し、丁寧な数字をご説明を拝見・拝読して今朝を迎えました。
加水率って凄い!
まだまだ全く理解はしていないとしても、加材率って凄い!
加水率を私なりに理解し、1本のバナナの水分量から適正な粉の分量を割り出した今朝の蒸しパン。
何となくカンで計量した10年前とは材料も異なります。
先ずは何と言っても、当時はホットケーキミックス粉だったのが全粒粉薄力粉となったこと。
そしてスライスチーズも、今日はペコリーノロマーノに。
教えて頂いた加水率を正確には打ち出せないままでの実践とはなりましたが、10年前と比べれば生地の断面も歴然です。
ちょっと面白い、加水率。
本当にね、苦手なのです、数字が。
お買い物でも何でも、何となくカンで今まで済ませてきた運のよい人種ですので。
まだまだお叱りを受けるポイントは満載でしょうが、加水率への目覚めを感じております。
まだまだ理想の蒸しパンへと道のりは長いと思いつつ、週にいちど、蒸しパンの日が設定されるくらいの高揚感に只今浸っております。
少なくとも、以前買いだめしてしまったお弁当用アルミカップがなくなるまでは、ね。
◆材料(8号カップに5つ分です)
- 完熟バナナ 小ぶりなものを1本(正味89gでした)
- レモン汁 3g
- 全粒粉薄力粉 60g
- ベーキングパウダー 2g
- 卵 1個
- ココナッツオイル 20g
- ペコリーノロマーノ(ミルで粉砕した状態で) 20g
◆作り方
- バナナとレモン汁をボールに合わせ、フォーク等でざっくりつぶしておきましょう。
ここに卵を加えて泡だて器でよく混ぜたら、ココナッツオイルも加えて混ぜます。 - 全粒粉薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れます。
ペコリーノロマーノも加え、スパチュラで練らないよう混ぜ込みましょう。 - 予め耐熱容器にアルミカップをセットしておき、生地を分け入れます。
- フライパンにお湯を沸かしておき、しっかりと蒸気が上がった状態でここに並べましょう。
水滴が落ちないよう蓋を布巾で包み、最初の数分は強火、その後中火にして計12分。
表面のボコボコ感が少々気にはなりますが、第一の課題でありましたふくらみはまぁまぁ克服。
その後も『ういろう化』することなく、蒸しパンらしい佇まいを保ってくれました。
算数時代からずっと数字を拒否してきた結果の、情けない私の計算方法。
拡大して見てはいけません、絶対なりません。
イオンさんに届けてい頂いた『北海道根菜3点セット』
昨年に引き続き今年もお願い致しました、可愛らしい段ボールの中には玉ねぎ、じゃが芋、カボチャがずっしり。
カボチャはどうにか冬至まで持たせるとして、日々玉ねぎやじゃが芋料理を楽しんでおります。
週末に拵えたポテトサラダ、久しぶりで美味しかったなぁ。
で、付け合わせにしたレタスがしっかり余っております。
お菜に、こんにゃく麺とレタスのナムルの組み合わせ。
- おろしにんにく(蒸したにんにくをピュレにし、小分けして冷凍してあります)・桃屋のきざみしょうが・お醤油・胡麻油をボールに合わせて混ぜておきます。
- サラダスピナーでしっかり水切りしたレタスを食べやすくちぎってここに加えましょう。
細切りにしたパプリカ、鶏ささ身の蒸し鶏も加え、たっぷり白胡麻をひねって和えます。 - さっと湯通ししたこんにゃく麺を冷水でしめ、しっかり水気を抑えたら極少量のお醤油と胡麻油で和えておきます。
- ジャーの底には自家製ビーツのピクルスを刻んで入れ、その上にこんにゃく麺、そしてレタスのナムルをたっぷりと。
お砂糖不使用、全粒粉のバナナ蒸しパン。
ほんのりチーズの塩気とバナナの甘みが相乗効果、蒸しパンって面白い。
10月も半ばだと言うのにこの残暑。
ですがそろそろ温かい麺も朝・夕は恋しくなって参りました。
今朝は残っておりました素麺を温かく頂きましょう。
大好きなアオサをたっぷり、茹で鶏の茹で汁でおつゆをはります。
ですがそろそろ温かい麺も朝・夕は恋しくなって参りました。
今朝は残っておりました素麺を温かく頂きましょう。
大好きなアオサをたっぷり、茹で鶏の茹で汁でおつゆをはります。
そして忘れてはいけない、自家製の柚子胡椒。
届いたばかりの三重のアオサ。
鮮やかな色と、ほんのりキッチンに漂うバナナの香りに満たされた朝でした。
ラベル:全粒粉蒸しパン バナナとチーズの蒸しパン