2021年10月18日

ひと粒でお口いっぱい〜ほこほこ栗ご飯

ようやく秋らしい肌寒さを感じながらの起床、そして窓を開ければひやりとした空気。
とてもじゃないけど窓を開けたままではいられない程の冷気。

今朝は栗ご飯を炊きました。

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少々のお焦げはご愛敬。
イオンネットスーパーの予約販売で届けて頂いたコロコロの栗。

正直、こうして外出自粛にすっかり順応するまでは、旬の食材は買えなくなるのだと思っておりました。
週にいちど、主人と一緒に農協朝市に行って旬の野菜を買い込むのが長年の習慣としておりましたので。
ですが今、返って少々値が張るイオンさんの旬野菜の方が慈しいと思えてしまうほどの順応ぶり。
しかもイオンさん、質も形も厳選して届けて下さるのでお料理が進みます。

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過去数回扱ったことのある生栗は、鬼皮をむいてから茹でることが多かったと記憶しております。
ですが今回、初めて鬼皮のまま、しかも圧力鍋を使って『蒸す』という工程に初挑戦。

アクはどうなるのかしら?
鬼皮や渋皮の剥きやすさはどうなるのかしら?

不安伴う圧力鍋を使っての栗の下処理、結果は『今まで食べた栗の中で最高の甘さ』なる名誉を勝ち取りました。
本当に美味しい。
鬼皮や薄皮には相変わらず苦労致しましたが、小さな欠片を口に放り込んだ時のあの驚き、あの甘さ。

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但し残念なことがひとつ。
イオンさんが選んだこの栗だったからこの美味しさだったのか、圧力鍋で蒸したからこの甘さだったのか、もしくはひと晩チルドルームで冷やしたからこうなったのか、要素があり過ぎて確定が出来ません。

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大きな栗がごろごろ入ったほこほこの栗ご飯。
かつて食べた栗ご飯の中でいちばん美味しい栗ご飯です。







  1. 栗の下ごしらえから。

    検索してこの方法に辿り付いたのは確かなのですが、私にはよくあること。
    途中まで読んで早速とばかりに始め、さて次の工程は・・・となったところで、そのサイトが行方不明。
    なので、ある意味オリジナルになってしまっているのかも、不本意なオリジナルですが。

    先ずは栗を2%程度の濃度の塩水に7〜8時間浸しておきます。
    これをザルにあけ、ひとつひとつしっかり水気をふき取って新聞紙に包みましょう。
    我が家は新聞をとっておりませんのでそこは適当に。

    空気穴を開けたビニール袋に包み、ひと晩チルドルームで休ませておきましょう。

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  2. ひと晩をチルドルームで過ごした栗たち。

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    本来ならば“座(お尻部分?丸っこい方です)”の方に切り込みを入れるのでしょうが、かたくて怖いので座の反対側、尖った方に小さく切り込みを入れて破裂防止と致しました。
    圧力鍋に蒸しすをセットし、5分間蒸します。

    そのまま圧力鍋に放置して触れられる程度にまで冷ましたら、座の方に少し切り込みを入れて鬼皮をめくりましょう。
    めくった個所を基にして鬼皮を座の方から包丁で引っ掻けるように剥いたら、渋皮も同様に。

    段々とコツをつかんで綺麗に剥けるようになってきた頃には栗の残りは僅か、これも毎年のことです。
    押し麦、もち麦、蕎麦の実、十六雑穀を混ぜ込んだお米の上に散らし、加圧すること3分間。

    味付けはシンプルにお塩をほんのひとつまみ。
    大さじ1程のお酒とお塩だけを加えたシンプルな栗ご飯です。

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    十分に蒸らして出来上がり。

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イオンさんに届けて頂いたのは栗だけではありません。
初めての食材、マコモダケです。

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随分と前、お世話になっているシェフがテレビの番組でマコモダケを紹介していらっしゃたのを見て以来気になっていた食材です。
とても良い状態で届けて頂いたのに、数日冷蔵庫に放置してあったので少々黒ずんでしまったのが申し訳ない。

今週の作り置き料理はマコモダケ尽くしです。
マコモダケの醤油漬け、マコモダケのきんぴら、マコモダケのかき揚げ。

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薄緑色の外葉を剥がし、表面全体をピーラーで薄く剥いたら下処理完了。

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中心のやわらかい部分は醤油漬けに。
次にやわらかそうな部分は繊維に沿った細切りにし、オクラやパプリカ、人参と合わせてかき揚げにしましょう。

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米粉を全体にまぶしたら、米粉と炭酸水を合わせたバッター液に加えて絡めます。
バッター液はコロッケに利用した後の再利用。
先週に拵えたは良いけれど、パン粉がなくて素麺で代用しつつ途中で素麺切れとなって断念したコロッケ。
イオンさんにパン粉を届けて頂いたので一件落着です。

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いちばんかたそうな端っこ部分はきんぴらに。
初めてのマコモダケは想像以上に扱いやすい素直な食材でした。

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ちょっと“ウド”にも似た触感のマコモダケ。
ウドほどクセもなく、それでいて繊維質で私好みの食材です。
もっと手に入りやすくなってほしい食材のひとつ。

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ゴロゴロと栗が入った栗ご飯をたっぷり詰め込んで主人を送り出します。

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月曜日ですので今朝のお魚はちょっと甘い西京漬け、今週は鮭でスタートです。
主食の栗ご飯、そしてイオンさんに届けて頂いた柿、一気に秋めいてきましたよ。
もうお味噌汁のお茄子もおしまいにしましょうか。

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月曜日のお味噌汁はいつもながらの具沢山に加え、こってり複雑な味。

週末に仕込む納豆、その大豆の蒸し汁を使って拵えるのが常なので。
大豆の蒸し汁に干しシイタケは昆布を浸しておき、それら乾物も具の一員となる具沢山を卓越した具沢山お味噌汁となるのです。

さ、主人が帰宅致しました。
5時からの宴会を楽しみに、主人の仕事部屋を後にします。


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posted by しんさん at 14:32 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月15日

『おから稲荷』と『変則肉じゃがコロッケ』

お待ちかねの金曜日です。

いつもいつも金曜日は楽しみですが、今週の金曜日は格別のお楽しみが今宵の日本酒を盛り上げてくれそうです。
昨日届いたばかりの日本酒を抜栓し、時間が過ぎるのも忘れ、主人も私も二人揃って体重増加傾向なことも忘れ、互いに相手がお開き宣言をしないことを幸いと宴会が続くのでしょう。

なので伏線を張っておきましょう。
今日のお昼は久しぶりの『おから寿司』、甘辛く煮含めた油揚げにおからを詰めた『おから稲荷』ですよ。

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酢飯の代わりに、寿司酢をたっぷりおからに含ませ油揚げに詰め込みます。
おからの登場頻度は平均以上であろう我が家ですが、おから寿司はその気楽さもあって随分と前から我が家に定着しております。
そして何より主人もお気に入り。

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油揚げは昨日のうちに圧力鍋で一気に煮含めて冷蔵保存しておきました。
なので今朝はちょっと余裕。
ちょっと甘めのしっとり炒り卵、自家製ビーツのピクルス、そして枝豆を添えて彩りおから稲荷に。

甘辛お醤油味の油揚げ、そしてお酢の効いたおからは抜群の相性です。
おからが油揚げの煮汁を無駄なく含んでくれるので、もしかしたら酢飯の定番お稲荷さんより私好み。
これが明朝の体重増加の伏線になるか否かは別として、ですけど。

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  1. その昔は文字通りゆっくりじっくり煮汁を煮含めておりました油揚げ。
    いつからか電子レンジを使うようになり、更には電子レンジ調理が苦手だと分かると圧力鍋を頼るようになり今に至っております。

    袋状に開いた油揚げを熱湯でさっと茹でて油抜きをし、冷めたら手のひらで挟んでしっかり絞ります。

     ◆お水 100t
     ◆お酒・みりん・お醤油・お砂糖 各大さじ1

    を圧力鍋に合わせてお砂糖を溶かしたら、油揚げを少しずつずらしながら放射線状に並べ加圧すること2〜3分。
    圧が抜けたら蓋を開け、その時の気分で煮汁を煮詰めるなり、保存容器に煮汁ごと移すなり。
    1日じっくりとなじませた油揚げは最高に美味しいのです。

  2. 炒り卵はみりんを多めに加えてしっとり、ちょっと甘めに仕上げます。

     ◆卵 1個
     ◆みりん 大さじ1弱
     ◆お砂糖 小さじ1/2程度
     ◆お塩 ひとつまみ

    をしっかり泡だて器で混ぜたら、テフロン加工のフライパンに流し入れます。
    徐に中〜弱火にかけ、フライパンに傷をつけないタイプの泡だて器で常に混ぜながらそぼろに仕上げます。

  3. フライパンをさっと洗っておからの準備。

     ◆生おから 100g
     ◆卵 1個
     ◆寿司酢(☆彡) 大さじ3

    卵を寿司酢を合わせてよく混ぜ、フライパンに流し入れましょう。
    ここにおからを加えてしっとりと炒りつけます。

    粗熱がとれたらラップを使って丸く握っておきましょう。

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  4. ビーツのピクルスをいちょう切りにし、キッチンペーパーの上で水を切って準備完了。
    油揚げに丸めたおからを詰めて形を整え、トッピングをして出来上がりです。

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おから稲荷のトッピングにした枝豆は、昨日の肉じゃが全粒粉パン(☆彡)にも使用致しました“牛スジ肉の肉じゃが”の一部です。
そろそろお片付けしないといけない頃合いですからね。

という訳で肉じゃがコロッケ。

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・・・を拵えようと昨日思いついたのは良いのですが、我が家にはパン粉を常備していないことに気付いたのはその後のこと。
手っ取り早く姿形が良く似たオートミールを使おうとも思いましたが、以前やってみてどうもしっくりこなかったことを思い出しました。

冷凍してあるバゲットを使おうか。
・・・いえいえ、わざわざ主人がパン屋さんにお願いして焼いて頂いているバゲット、これは失礼でしょう。
以前聞いたことのある高野豆腐は?
・・・すりおろした高野豆腐が衣では、唐揚げや竜田揚げ状態になるのでは?なにより油の吸収率も上昇しそう。

と、色々考えた結果、打って付けの食材がありました。
頂いた素麺、中途半端な量を残してしまい、先延ばしにしていた素麺に白羽の矢。





  1. じゃが芋を数個茹で、粉吹き芋にして水分をとばしたらフォークでざっくりつぶします。

  2. 戻したひじきはしっかりと水を切って刻みましょう。

  3. 以上を、蒸し大豆と一緒に残った肉じゃがに加えます。
    ちょっとゆるかったのでオートミールも加えて調整、丸めます。

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  4. 素麺は袋のまま揉むようにしてバキバキに折ります。
    めん棒を転がして更に細かくしたらビニール袋に移しましょう。

    米粉と炭酸水、極少量のお塩を合わせ、ゆるめのホットケーキ生地程度に混ぜます。
    丸めた生地をさっとここに通したら、砕いた素麺をたっぷりまぶしましょう。
    意外と沢山つきます。

    やや低めの温度でじっくり揚げ焼きにして出来上がり。

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残念ながら、途中で素麺がなくなってしまったので残りは冷蔵庫へ。

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明日イオンさんに届けて頂く食材に『パン粉』を先ほど追加しておきました。

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今朝からランチョンマットを変えました。
・・・なんだかしっくりこない。

金曜日は主人お楽しみの伊勢うどん、そして“イオンいわし”と我が家では呼ばれておりますトップバリュブランドのイワシの生姜煮。

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さ、間もなく主人の帰宅時間です。
帰宅途中に寄ったお豆腐屋さんの丸揚げとおからを持って。

そして5時からの宴会スタート。
今日のお開きは8時頃かしら。
思い出話で盛り上がりましょう。

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posted by しんさん at 15:32 | Comment(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月14日

肉じゃが全粒粉パン

木曜日なので今週もパンを焼きました。

ヨーグルトメーカーで拵える1週間分の朝食用豆乳ヨーグルト。
窪みに溜まるたっぷりのホエーを使って捏ねる全粒粉パンは、今や我が家の木曜朝のルーティンです。
前日の夕方にビニール袋で生地を捏ね、ゆっくりひと晩野菜室で発酵を促すオーバーナイト発酵のお気楽パン。

今週は全粒粉生地に白・黒、2種類の胡麻をたっぷり混ぜ込んでみましたよ。

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何よりも数字を苦手とする私が、ご本人曰く『通りすがりのお節介』さんの影響で“加水率”などを意識するようになりました。
ざっくりとした加水率は60%の全粒粉パンです。

豆乳ヨーグルトからとったホエーは65g。
ちょっとこれでは少ないから、オーツミルクを10g追加して・・・と。
使用する全粒粉強力粉は大抵決まって100g。
あ、でもちょっと待てよ、使い切ったが良い頃合いのそば粉が少し残っていたっけ、10g分差し替えましょう。

と、自分でもよく分からない計算をし、何が基準か説明不可能な加水率で焼いた今週の全粒粉パン。
加水率への関心が影響したのか、とても扱いやすい生地でした。

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扱いやすいとは言いながら、ひとつ派手にフィリングが頭を出しておりますが。

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そう、全粒粉生地に包まれているのは肉じゃが。
昨日拵えたスジ肉の肉じゃがをたっぷりと、本当にたっぷりと全粒粉生地でつつみました。

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ゴロンッと大きなじゃが芋の底には、お慰み程度のスジ肉も。
とろとろに煮こんだスジ肉、そして味がしみたじゃが芋ゴロリの全粒粉パン。
生地にはバターでもココナッツオイルでもなく、存在感ある胡麻油を加えました。

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◆材料(9号サイズのアルミカップに無理無理な4つ分です)
  • 全粒粉強力粉 90g
  • 蕎麦粉 10g
  • スキムミルク 10g
  • 白胡麻と黒胡麻 合わせて10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g
  • ホエー(豆乳ヨーグルトから出た水分です) 65g
  • オーツミルク 10g

  • お塩 1g
  • 胡麻油 5g

  • 水溶き卵黄 適量
  • 牛スジ肉の肉じゃが 適量




◆作り方
  1. 生地の準備は前日の夕方に。

    全粒粉強力粉・蕎麦粉・スキムミルク・てんさい糖・胡麻・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    ホエーとオーツミルクを合わせた中に、粉類の半量を加えてしっかりと混ぜ合わせましょう。
    お塩・胡麻油を順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。

    残った粉類にこれを戻し入れ、生地がひとつにまとまるまで軽く揉んだら形を整えます。
    ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留め、ヨーグルトメーカーに入れて40℃で1時間発酵を促します。

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    その後軽く揉んでガス抜きをしたら再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れ、野菜室でひと晩ゆっくりと発酵を促しましょう。

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  2. 今日はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻しましょう。

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    その後軽く揉んでガス抜きをしたら、包丁で4等分して丸めます。
    ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。

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  3. 肉じゃがは予めキッチンペーパーの上に並べて煮汁を切っておきます。

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  4. 生地を平らにのばし、肉じゃがを包みましょう。

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    綴じ目を下にしてアルミカップに詰め、きつく絞ったぬれ布巾とラップをふわりと被せてオーブンで最終発酵を促しましょう。

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    40℃で45分。
    その後、水溶き卵黄をぬってキッチンバサミで切れ目を入れます。

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  5. 200℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして15分強。

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    フィリングのじゃが芋がダイナミックにはみ出たのも、見様によっては愛敬があって良いのではないかしら。

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木曜日のパン作りがルーティンなら、パンの仕上げに使った卵の残り、その有効利用に悩むのもまた一種のルーティン。

ちょっと体重が増加気味の昨今。
キノコ多めのあっさりスープ。
卵の残りもそうだけど、いつもの貧乏性根性からひねり出した酸辣湯風のちょっと酸味を効かせたあっさりスープはいかがでしょう。

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流石の主人もこの隠し味には気づいていないでしょう。
ちょうど昨日なくなった、今年の7月に漬けた茗荷の甘酢漬けの漬け汁を有効利用した酸辣湯風スープです。
今年の甘酢漬けは、鰹節の欠片を一緒に漬けこみましたからね。
きっと旨味も例年より増し増しだったはず。




  1. 甘酢漬け茗荷の漬け汁、そしてお水、お酒等をお鍋に合わせ、葛粉を少々。
    しばらくおいて葛粉がほどけたらよく混ぜます。

  2. 干しえのき・細切りにした干しシイタケ・マイタケ・蒸し大豆等を加えます。
    お醤油・おろし生姜・オイスターソース等で味付けをしてひと煮たち。

  3. たっぷりのレタスをちぎって加え、溶き卵を回し加えたら火を止めます。
    予熱で火を入れ、スープジャーに盛りましょう。

    これ見よがしに干し貝柱をひとつ。
    胡麻油をちろりと垂らし、七味唐辛子をふります。

    お昼には、干し貝柱が良い具合に蒸されてふっくら、魅力的な香りに頬が緩みます。

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肉じゃがのじゃが芋が大きすぎて、ほぼ『芋』といった全粒粉パンでした。
でも美味しいんだな、これが。

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スジ肉を扱ったのはこれが初めて。
ましてや肉じゃがに使うなんて、しかもスジ肉の茹で汁までをも使って。

これが相当に主人はお気に召したご様子で、今後我が家の肉じゃがはスジ肉だ、スージーだと繰り返す有様。
そして昨晩日本酒をちびちび飲みながら、つい私が発したひと言に過大に反応。
『汁かけご飯でもする?明日の朝』

噛みつかれそうな勢いで反応する主人、そして止めの私の言葉『温泉卵でも添えて』

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汁かけご飯ですよ、汁かけご飯。
昭和の食卓、それもあまり自慢出来ない食卓ですよ。

ただ、悔しいことにこれが美味しい。
コラーゲンたっぷりの牛スジ肉の肉じゃが、そしてその煮汁。
熱々のご飯にとろりととろけるトロトロの煮汁。
昨晩、寝る前から主人が楽しみにしておりました今朝の主食です。

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今朝の塩鯖は信じられないくらい完璧な焼き具合でした。





今日は随分と秋らしい空気です。
そろそろ茄子のお味噌汁も終盤ですね。


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posted by しんさん at 14:13 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月13日

きな粉風味の葛プリン〜お豆腐白玉とみたらし餡

先週拵えた『葛粉のきな粉プリン ☆彡』が不本意な出来でしたので、本日再チャレンジです。

葛粉でフルっと固めたきな粉風味の葛プリンの上に、たっぷりのみたらし餡。
前回は、解凍して随分長い間放っておいた切り餅を使ったみたらし団子で大変無念な思いを致しました。
なので今回は、もはや勝手も知り尽くしたお豆腐白玉をみたらし団子風にトッピング。

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甘さをおさえた葛粉のプリンはオーツミルクで。
きな粉と思いの外好相性です。

時間が経ってもかたくならないお豆腐白玉をトッピングし、お砂糖でなくデーツシロップを使ったみたらし餡をたっぷりと。
食感のアクセントに、ナッツとオートミール、蕎麦の実をローストして散らしました。

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葛プリンは葛餅のようにしっかりかためるのではなく、ややもするとシェイクとして飲めそうなくらいの頼りなさ。
それでも、重量のあるトッピングをしっかり支える頼もしさも持ち合わせたハイブリットです。

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先日おまけで頂いた、ハーバライフ製のプロテインバーも脇に添えて仕上げます。
バニラアーモンド風味のプロテインバー、あら、これ美味しい。

ゆるりトロリの葛プリン、材料も工程もシンプルそのもの、それでいて美味しいのですから登場頻度向上も納得です。

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◆材料(245tのメイソンジャーにふたつ分です)
  • 葛粉 10g
  • きな粉 10g
  • てんさい糖 10g

  • オーツミルク 250g



    ◆お豆腐白玉
  • 木綿豆腐 45〜50g
  • 白玉粉 30g


    ◆みたらし餡
  • お水 85g
  • デーツシロップ 25g
  • お醤油(久原のあごだしつゆを使いましたが) 10g
  • 葛粉 6g


    ◆トッピング
  • 胡桃
  • アーモンド
  • 蕎麦の実
  • オートミール
  • プロテインバー





◆作り方
  1. 葛粉・きな粉・てんさい糖を合わせてよく混ぜましょう。
    ここにオーツミルクを注いでよく混ぜ合わせたら、1〜2回ザルで漉してお鍋に移します。

    中〜弱火にかけ、そっと混ぜながら煮立たせとろみをつけます。

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    混ぜながら艶やかにほんの少し冷ましたところで、ジャーに分け入れましょう。

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  2. お豆腐白玉を作ります。

    ビニール袋に白玉粉とお豆腐を合わせますが、少しずつ様子を見ながらお豆腐を足していきましょう。
    程よく生地が捏ねあがったら、棒状にのばして包丁で6等分します。

    たっぷりのお湯を沸かし、ぐらぐらと煮立たせない程度に火を弱めてまん丸に丸めたお団子を加えます。
    ふわりと浮いてきたらひと呼吸おいて冷水にとりましょう。

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  3. その他トッピングの準備を。

    ナッツ類、蕎麦の実、オートミールを予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしておきます。

    みたらし餡の材料を全てお鍋に合わせ、中〜弱火にかけて混ぜながら煮立てます。
    とろりとしたら火を止めて出来上がり。

    白玉団子はお水から引き上げ、たっぷりのお水で湿らせたキッチンペーパーの上に並べておきましょう。

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  4. 冷めてフルッとかたまった葛プリンの上に白玉団子、その上にたっぷりとみたらし餡を注ぎましょう。
    ナッツその他をトッピングをして出来上がり。

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既に何度か言及しておりますが、イオンさんにじゃが芋を届けて頂きました。

じゃが芋と聞けば、やはり作ってみたいのが肉じゃが。
圧力鍋を新調したことですし、畑の帰りの早朝マックスバリュで張り切って主人と一緒に牛肉コーナーの前へ。
前日に見たイオンネットスーパーと同じく、牛肉ははやり値が張りました。
お肉にそれほど感情移入出来ない私にとっては受け入れ難いお値段。

そこで目についたのがスジ肉。
スジ肉で拵えた肉じゃがです。
煮汁多めなのは、幾度か温め直すことを念頭に置いてのこと。

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  1. 先ずはスジ肉の下ごしらえから。

    たっぷりのお水と共に強火にかけて煮立てます。
    1〜2分煮立てて灰汁がたっぷり出たらお肉を引き上げ、お湯で軽く洗ってザルにとります。

    マックスバリュのスジ肉はとてもきれいで、お肉の知識に欠けた私は下茹でなしでお料理するところでした。

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  2. 水を切ったお肉を圧力鍋に移し、かぶる量のお水を注いで生姜を散らします。

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    加圧すること10分間。
    ボールとザルを重ねたところに茹で汁ごと移し、お肉と茹で汁に分けましょう。

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  3. 圧力鍋を綺麗に洗い、胡麻油を熱して面取りした人参とじゃが芋、玉ねぎを炒めます。

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    油がなじんだら肉の茹で汁を注ぎ、お醤油3、お酒とみりん2、お砂糖1、オイスターソースをほんの少々の割合で加え下茹でしたスジ肉を散らしましょう。

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    加圧すること2分間。
    崩れやすいじゃが芋だけを保存容器に避難させ、今しばらく煮詰めて出来上がり。




我が家のお昼にありがちな、脈略なしの組み合わせ。

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今朝の主食は『丸麦とセイタンの玄米ご飯』
非常用に備蓄してあるご飯の賞味期限が近付いておりましたので入れ替えです。
もちろんイオンネットスーパーさんに届けて頂いたもの。
今週の注文でまたお願いしておかないと。

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お魚はサンマのみりん漬け。
お味噌汁には、今朝はアオサをたっぷり添えてみました。
届いたばかりのアオサ、色も格別ならば香りも格別です。




主人がリビングで仕事部屋の空きを待っております。



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posted by しんさん at 14:38 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月12日

しぼまなかった!バナナとペコリーノロマーノの全粒粉蒸しパン

加水率って素敵!
蒸し器代わりのフライパンの蓋を開け、二度と挑むことはないとしておりました蒸しパンを前にそう思いました。
バナナとチーズの蒸しパン、10年前以上前に大撃沈した蒸しパンが少しだけ改善された姿です。

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・・・ちょっとね、色気のないアルミカップ姿が不本意ではありますが。

数日前に頂いたコメントに大変動揺致しました。
10年以上も前の日記、先ずは何よりその文面がお恥ずかしい。
当時は『べらんめえ口調』の女性に憧れておりまして、もう自身の文を読み返すのが恥ずかしくて恥ずかしくて。

穴でもあれば入って鍵までかけたい気分のところを、そのコメント主さまの冷静な文面。
そうそう、これは気づかない振りをしてやり過ごそう、そう決めたところのそれを許さぬダメ出しコメント。
己のズルさにホトホトあきれ果ててコメントを熟読し、丁寧な数字をご説明を拝見・拝読して今朝を迎えました。

加水率って凄い!
まだまだ全く理解はしていないとしても、加材率って凄い!

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加水率を私なりに理解し、1本のバナナの水分量から適正な粉の分量を割り出した今朝の蒸しパン。

何となくカンで計量した10年前とは材料も異なります。
先ずは何と言っても、当時はホットケーキミックス粉だったのが全粒粉薄力粉となったこと。
そしてスライスチーズも、今日はペコリーノロマーノに。

教えて頂いた加水率を正確には打ち出せないままでの実践とはなりましたが、10年前と比べれば生地の断面も歴然です。

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ちょっと面白い、加水率。
本当にね、苦手なのです、数字が。
お買い物でも何でも、何となくカンで今まで済ませてきた運のよい人種ですので。
まだまだお叱りを受けるポイントは満載でしょうが、加水率への目覚めを感じております。

まだまだ理想の蒸しパンへと道のりは長いと思いつつ、週にいちど、蒸しパンの日が設定されるくらいの高揚感に只今浸っております。
少なくとも、以前買いだめしてしまったお弁当用アルミカップがなくなるまでは、ね。

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◆材料(8号カップに5つ分です)
  • 完熟バナナ 小ぶりなものを1本(正味89gでした)
  • レモン汁 3g

  • 全粒粉薄力粉 60g
  • ベーキングパウダー 2g
  • 卵 1個
  • ココナッツオイル 20g

  • ペコリーノロマーノ(ミルで粉砕した状態で) 20g




◆作り方
  1. バナナとレモン汁をボールに合わせ、フォーク等でざっくりつぶしておきましょう。
    ここに卵を加えて泡だて器でよく混ぜたら、ココナッツオイルも加えて混ぜます。

  2. 全粒粉薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れます。
    ペコリーノロマーノも加え、スパチュラで練らないよう混ぜ込みましょう。

  3. 予め耐熱容器にアルミカップをセットしておき、生地を分け入れます。

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  4. フライパンにお湯を沸かしておき、しっかりと蒸気が上がった状態でここに並べましょう。
    水滴が落ちないよう蓋を布巾で包み、最初の数分は強火、その後中火にして計12分。

    表面のボコボコ感が少々気にはなりますが、第一の課題でありましたふくらみはまぁまぁ克服。

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    その後も『ういろう化』することなく、蒸しパンらしい佇まいを保ってくれました。

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    算数時代からずっと数字を拒否してきた結果の、情けない私の計算方法。
    拡大して見てはいけません、絶対なりません。

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イオンさんに届けてい頂いた『北海道根菜3点セット』
昨年に引き続き今年もお願い致しました、可愛らしい段ボールの中には玉ねぎ、じゃが芋、カボチャがずっしり。
カボチャはどうにか冬至まで持たせるとして、日々玉ねぎやじゃが芋料理を楽しんでおります。

週末に拵えたポテトサラダ、久しぶりで美味しかったなぁ。
で、付け合わせにしたレタスがしっかり余っております。
お菜に、こんにゃく麺とレタスのナムルの組み合わせ。

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  1. おろしにんにく(蒸したにんにくをピュレにし、小分けして冷凍してあります)・桃屋のきざみしょうが・お醤油・胡麻油をボールに合わせて混ぜておきます。

  2. サラダスピナーでしっかり水切りしたレタスを食べやすくちぎってここに加えましょう。
    細切りにしたパプリカ、鶏ささ身の蒸し鶏も加え、たっぷり白胡麻をひねって和えます。

  3. さっと湯通ししたこんにゃく麺を冷水でしめ、しっかり水気を抑えたら極少量のお醤油と胡麻油で和えておきます。

  4. ジャーの底には自家製ビーツのピクルスを刻んで入れ、その上にこんにゃく麺、そしてレタスのナムルをたっぷりと。

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お砂糖不使用、全粒粉のバナナ蒸しパン。
ほんのりチーズの塩気とバナナの甘みが相乗効果、蒸しパンって面白い。

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10月も半ばだと言うのにこの残暑。
ですがそろそろ温かい麺も朝・夕は恋しくなって参りました。

今朝は残っておりました素麺を温かく頂きましょう。
大好きなアオサをたっぷり、茹で鶏の茹で汁でおつゆをはります。
そして忘れてはいけない、自家製の柚子胡椒。

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届いたばかりの三重のアオサ。
鮮やかな色と、ほんのりキッチンに漂うバナナの香りに満たされた朝でした。



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posted by しんさん at 14:17 | Comment(1) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする