小麦粉等不使用・おから100%、電子レンジで仕上げる、すっかり市民権を得て久しいレシピ多様なおから蒸しパン。
ですが大きな問題は、私が電子レンジを全く使いこなしていない、ということ。
おから蒸しパンに適した電子レンジ対応容器を持っておりませんし、電子レンジに対する苦手意識は顕著なまま。
なのでプランb。
『電子レンジでなくオーブンで仕上げるおから蒸しパン』、私にとってはこちらの方がうんと気楽ですもの。
オーブンで湯せん焼きにしたおから蒸しパンで、ボリューム満点のサンドウィッチを拵えましたよ。

極まれに使用することがあるので『オーブンレンジ』を選んで日々愛用致しておりますが、電子レンジを使うのは週にいちど程度かそれ以下、圧倒的な頻度でオーブンを使用致します。
吹きこぼれやしないか、薄切りにした食材がチリチリとめくれ上がって焦げやしないか、終始覗き込んでいなければ安心できない電子レンジに感情移入できずに今日まで。
電子レンジの『自動温め機能』の類も全く信用致しておりませんので、それが返って和解を遠ざけているのでしょうがそれもかまいません。
時間はかかりますが、オーブンの湯せん焼きの方が私にとっては気楽なのですもの。
生おからから拵えたおからパウダー、そしてオーブンで仕上げるしっとりもっちり食感のおから蒸しパン。

おから蒸しパンサンドのフィリングは、週末に拵えたあり合わせのコック・オ・ヴァン。
随分前、主人が是非作ってほしいと見せてくれた三國シェフの動画(☆彡)がお気に入りで、何度か作っているうちにすっかり我が家の週末料理の定番と相成りました骨付きもも肉のコック・オ・ヴァン。
三國シェフのオリジナルからは随分と端折ったり脱線したりもしておりますが、特別な材料も不要で何より簡単、そして美味しいのです。
週末、普段ならば主人に半分食べてもらうところを今回は予め保存容器にとっての試みです。
主人はちょっと悲しそうでしたが、ご自身の体重を考えると何も言えなかったようですよ。

チキンとたっぷりの野菜、そしてバジルペーストを従えたおから蒸しパンのサンドウィッチ。
野田琺瑯のレクタングル浅型Sサイズを型にしたら、前回拵えた電子レンジver.よりずっとサンドウィッチに適したおから蒸しパンに仕上がりましたよ。

おから蒸しパンの断面に見える白い粒々は、ダマではなくて蕎麦の実です。
冷凍して常備してあるおからですもの。
おからが凍ったまま作る荒技おからパウダー作りも含め、このオーブンで仕上げるおから蒸しパンは今度こそ我が家の定番になりそうです。

◆番外編、もとは三國シェフのレシピから派生した我が家の横着コック・オ・ヴァン。
- 骨付き鶏もも肉、イオンネットスーパーのそれが程よく切れ目も入っていていちばんのお気に入りですが、両面に塩・胡椒をすり込んでフライパンに移します。
極少量のバターで両面をカリッと焼いたら、圧力鍋に移しましょう。 - ブランデーを少量注ぎ、玉ねぎ、人参、じゃが芋・マッシュルームを加えます。
赤ワインをひたひたに注ぎ、つぶしたにんにく・トマトピュレ・ローリエ・ブーケガルニを加えて加圧すること5分間。 - 鶏肉を別皿にとり出し、蜂蜜等を加えソースを煮詰めて仕上げます。
・・・と、こんなところでしょうか。
◆おから蒸しパン・オーブン編◆材料(型は野田琺瑯のレクタングル浅型Sサイズを使いました)
- おからパウダー(自家製です) 20g
- サイリウム 5g
- てんさい糖 5g
- ベーキングパウダー 2g
- 蕎麦の実 10g
- 卵 2個
- ココナッツオイル 10g
- オーツミルク 80g
- お塩 ひとつまみ
◆作り方
- 生おからで作る自家製おからパウダー。
前回作った時は、冷凍してあったおからを解凍してからの工程でした(☆彡)
今回は冷凍庫から出してすぐ、凍ったまま事を進めます。
オーブンシートを敷いた天板に置き、130℃のオーブンで1時間と55分。
途中でばらしたりほぐしたりしながら、オーブンでじっくりと乾燥させます。
前日に乾燥までさせたらひと晩オーブン庫内に放ったらかし、翌朝ミルで粉砕してザルでふるいます。
100gの生おからが31gのおからパウダーになりました。 - 卵・ココナッツオイル・オーツミルク・お塩を合わせて泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。
おからパウダー・サイリウム・てんさい糖・ベーキングパウダーを合わせてここにふるい入れましょう。
蕎麦の実も加えて泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。 - 前回のおから蒸しパンより相当ゆるい生地です。
オーブンシートを敷き込んだ容器に流し入れ、表面をさっと均して200℃に予熱したオーブンに移します。
天板にお湯を注ぎ、設定温度180℃で湯せん焼きにすること30分。
断面を押して程よい弾力を感じられれば蒸し上がり。
容器から出し、網の上で冷ましましょう。 - 冷めたら厚さを半分に切ります。
片面にはバジルペースト、もう片面にはマヨネーズを薄くぬり、ほぐしたコック・オ・ヴァン・アボカド・薄切り玉ねぎをたっぷり並べます。
自家製ビーツのピクルス、作り置き料理のひとつでもあるパプリカの焼きびたしは、キッチンペーパーの上で水気をしっかり抑えてから重ねましょう。
おからパンでサンドし、ラップでぴったりと包んでしばらくおきなじませます。 - ラップをそっと除き、ワックスペーパーで包みなおします。
ワックスペーパーごとパンナイフで2等分して出来上がり。

おから蒸しパンの片面にぬったバジルペースト。
畑の隅ですくすく成長する1株だけのバジル、そろそろ花も咲き始めて終盤といったところですが、まだまだ青々と香りのよい葉を茂らせております。
スーパーで買うバジルより格段に香りが強い自家製バジル。
ふと思いついて、白味噌と合わせた和風のバジルペーストに挑戦してみました。
使い勝手は上々、白味噌バジルペースト。
先の週末の日本酒用にと主人が買ってきたカツオのたたき、お刺身を食べない私は早々に半量を冷凍しておきました。
白味噌バジルペーストと合わせてお昼のお菜にリメイク致しましょう。

- おなじみのバジル、変色しやすいのが扱い辛いところです。
変色防止として、さっと熱湯に通して氷水にとり、しっかり水気を絞ってからペーストにします。 - ローストした胡桃・白味噌・酒粕・白だししょうゆ・みりんをミルに合わせて先ずはペースト状にしましょう。
ここにバジルを加えてペーストにします。
潤滑油代わりのみりんは結構な量を使います。 - 鰹のたたきは半解凍の状態でさいころ状に切って、白味噌バジルペーストをたっぷり絡めましょう。
おろし生姜も少々。
オーブンでほんのり焼き色がつくまで焼けば出来上がり。

おからパウダー、バジルペーストと役をこなしたミルにもうひと仕事。
朝食用に大根おろしをミルしてもらいましょう。
今朝の主食はたっぷりの大根おろしを添えたおろし蕎麦ですよ。

我が家ではしめ鯖とセットのアボカド、そしてスライス玉ねぎ。
アボカドの色が少々黒ずんでいたのが残念ですが、食用には差し障りないと判断していつもの姿に。
今日は火曜日。
寝室のシーツを全てめくってお洗濯の日です。
この麻ケットの出番も今シーズンは残り僅か、随分と秋めいて参りました。
