2021年08月19日

飴色たまねぎの全粒粉オニオンブレッド〜具沢山丸パンver.

久しぶりの青空にホッとしたのもほんの束の間。
梅雨時のような、降りやむ気のなさそうな雨が、時折豪雨を含め降り続いております。

今朝は、オニオンブレッドなど焼いてみました。

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イメージするオニオンブレッドとは全く異なる佇まいです。
上を目指して撃沈するより、出来るだけ失敗が少ない、出来るだけ簡単な工程を踏むのが私の流儀ですので。

飴色玉ねぎをたっぷり生地に練り込んだ全粒粉100%の丸パンです。
中からはセミドライミニトマトとアンチョビ、バジルペーストがひょっこり顔を出す、賑やかでちょっと色黒なオリジナルオニオンブレッド。

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異例なほど早かった2021年今年の東海地方の梅雨入りは、確か5月中頃ではなかったかしら。

取り寄せた玉ねぎの苗がどうにか成長し、例年ならば梅雨前には葉が倒れしっかり干してから保存の準備完了となるところが、今年は突然の梅雨入りに追われるようにワタワタとした収穫。
ベランダに干した玉ねぎの傷みが例年より早いのも、決して気のせいではないと思うのです。

それでも折角育てた玉ねぎが傷んでいくのを見ているだけでは不本意です。
取り敢えず、ちまちまととり込んでは傷んだ部分を削って粗みじんにして冷凍し、量がたまったところで飴色たまねぎに。
たまねぎの存在感が顕著な美味しいパンが焼き上がりましたよ。

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もちろん、前日の夕方にちょちょいと生地を準備して当日焼き上げる、いつのもお気楽なオーバーナイト発酵スタイル。
それに加え、今後は強力粉の量を基本的には100g前後とすることと致しました。

50も過ぎた主人とふたりだけの生活、冷凍パンが増える一方なのも困りものですからね。
オーバーナイト発酵の100gパン、お気楽なパン作りはこうして細く長く続いていくのでしょうね。

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◆材料(小ぶりな丸パン4つ分です)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • てんさい糖 7g
  • インスタントドライイースト 1g

  • 飴色たまねぎ 30g

  • ホエー(自家製豆乳ヨーグルトから出た水分です) 70g
  • お塩 1g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんで溶かしバターにしておきます) 10g


    ◆フィリングその他

  • セミドライミニトマト(自家製です ☆彡) 適量
  • アンチョビ 適量
  • 水溶き卵黄 適量
  • バジルペースト(こちらもココナッツオイル使用の自家製、ニンニクやお塩は入っておりません)適量
  • ミルで粉砕したペコリーノロマーノ 適量
  • 黒胡椒 適量





◆作り方

  • 飴色たまねぎは時間のある時に作って冷凍してあります。

    粗みじん切りにした玉ねぎを冷凍しておきましょう。
    これも時間のある時に玉ねぎを刻み、ラップで包んで冷凍庫へ。
    量が溜まったら飴色たまねぎにとりかかります。

    先ずはフライパンに半解凍にした冷凍玉ねぎを合わせ(油はひきません)、お塩をひとつまみ加えて中火で加熱しながら水分をとばします。
    水分が飛んで少し色づいてきたら少量のバターを加え、後は色づくまで炒めるだけ。

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    出来た飴色たまねぎは小分けしてラップに包み、冷凍しておきます。

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本編へと参りましょう。

  1. 全粒粉強力粉、てんさい糖、インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。
    ここに冷凍しておいた飴色たまねぎ加えましょう。

    たまねぎは冷凍庫から出してすぐの状態で加えました。
    たまねぎをほぐすようにしながら、粉類となじませます。

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    計量したホエーにこの半量を加え、菜箸でしっかりと混ぜ合わせましょう。
    お塩、溶かしバターを順に加え、その都度しっかりと菜箸で混ぜ合わせます。

    残った粉類にこれを戻し入れ、生地がひとつにまとまるまで軽く揉みましょう。
    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで閉じ、ヨーグルトメーカーに移して40℃で1時間発酵を促します。

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    その後軽く揉んでガス抜きをしたら、再度形を整えてビニール袋内の空気を抜きます。
    端のほうで閉じたら、保存容器に入れて野菜室でひと晩ゆっくりと発酵を促しましょう。

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  2. これ以降がようやく今朝の作業です。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻してあげましょう。

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    生地を軽く揉んでガス抜きをしたら、包丁で4等分します。
    生地を引っ張るように丸めて形を整え、ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。

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  3. 手のひらで生地を平らにのばし、セミドライトマトと刻んだアンチョビを包みましょう。

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    綴じ目を下にして並べ、ぬれ布巾とラップをふわりとかけてオーブンの発酵機能 40℃で45分間。

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  4. 表面にそっと水溶き卵黄をぬったら、キッチン鋏でチョンッと切り込みを1本入れましょう。
    ココナッツオイルでかたまった状態のバジルペーストを切れ目に軽く埋め込み、ペコリーノロマーノを上に散らします。
    軽く黒胡椒を挽いたら準備完了。

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    数回霧吹きでお水を吹きかけたら、210℃に予熱したオーブンへ。
    設定温度を200℃にして15分。

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    たまねぎの存在感を存分に楽しめる丸パンスタイルのオニオンブレッド。
    一期一会のパン作りではありますが、是非また挑みたい美味しさです。

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傷み始めた玉ねぎの救出策としての冷凍たまねぎ、そしてその先の飴色たまねぎ。
もうひとつ、目をそらせない事実が発覚してしまいました。

週にいちど、イオンネットスーパーに届けて頂くイワシの生姜煮。
そして金曜日の朝、伊勢うどんと一緒に食卓に上るこのイワシの生姜煮を楽しみにしております主人。
畑の帰りに近所のマックスバリュに寄った時に買ったものでしょうか、賞味期限が今日を示したものがふたつ発掘されました。

主人に聞きます。
『今朝、イオンのいわしひとり2尾でも良いよ』と。
瞬で否決となり、ならばと拵えた本日のお弁当のお菜です。

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イオンイワシのスープ。
思い付きでひよこ豆が調理出来る、圧力鍋ならではのスープです。




ひよこ豆は戻さずさっと洗って圧力鍋へ。
全体がかぶる量のお水とお塩をひとつまみ、加圧すること10分間。

その間に人参を小ぶりな乱切りにし、タマネギを適当に切ります。
圧が抜けたら押し麦と共にこれらを加え、再度加圧すること5分間。

後はイワシの生姜煮を適当に切って加え、冷凍枝豆も莢から出して加えます。
ナンプラーやその他いろいろで適当に味付けをして出来上がり。
スープジャーに注いだら、仕上げにピマンデスペレットをたっぷりと。

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ちょっと甘めのイワシの生姜煮。
仕上げのピマンデスペレットがキリッと味を引き締めてくれます。

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そして朝食にもイワシの生姜煮。
良かった良かった、賞味期限ぎりぎりセーフでした。

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オニオンブレッドの仕上げに使った水溶き卵黄、残った卵で伊勢うどんの釜玉風。
私の卵が白々としている理由です。
もちろん主人の分はしっかり全卵ですよ。




まだまだ外出がままならない昨今、そしてこの先も見えない昨今。
我が家の自宅快適改造計画は着々と進んでおります。

無理して出かけるより快適な自宅。
海外旅行を楽しんでいた時以上の出費なのではないかしら、特に最近は。



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posted by しんさん at 15:04 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする