2021年08月17日

青柳(ばかがい)の酢味噌和え〜おから寿司ver.

長い長い主人の夏休みが明け、早いもので二日目のお弁当です。
夏休み最終日の前日、つい羽目を外したワインで最終日は深刻な二日酔いに苦悶した主人。
連休明けはお恥ずかしながら少々げっそりとした面持ちでの出勤と相成りました。

苦しい思いをして減少した体重を維持しようと、今朝は久しぶりの『おから寿司』など拵えてみましたよ。

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ばかがいのむき身、青柳(あおやぎ)のおから寿司です。
とあるYouTuberさんに影響を受け、主人が取り寄せた冷凍の青柳 400g×3つの1キロ強 ☆彡2021年08月02日

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お刺身と違って、貝なら私も大好きです。
しかもきちんと下茹でまでしてある冷凍の青柳は使い勝手も良さそうではありますが、なにしろ初めての食材。
適量も分からずとりあえずひと袋分を一気にお料理してしまい、少々ゲンナリとも致しました初回編。

2度目の今日は少々学習もし、適量を酢味噌に合わせておから寿司に。
これが大変美味しいのです。
あおやぎに酢味噌、要するに『あおやぎのぬた』の想像に勝る美味しさに目覚めてしまった我が家なのであります。

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先ずは青柳の下ごしらえ。
とは言っても、すでに下茹でして冷凍してあるむき身ですので基本的には解凍するだけです。

ザルとボールを重ねた中に適量をとり、ひと晩かけて冷蔵庫でゆっくり解凍するだけ。
翌朝、貝ひもと小柱をちょいちょいっと指で摘まめば下拵えの終了。
ちなみに貝柱は大きめのものと小ぶりなものがふたつ、これがいわゆる『小柱』なのですって。

おや?砂?
かたい感触に目を凝らすと、小さなカニが青柳さんから出てきましたよ。

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我が家では定番のおから寿司。

おからは100g。
卵1個分と寿司酢(☆彡)大さじ3をよく混ぜて合わせ、フライパンでしっとりとした状態になるまで乾煎りしましょう。
火を止めて白胡麻をたっぷりひねれば準備完了。

おからの粗熱がとれたら、小ぶりな俵にまとめておきます。

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簡略版ではありますが酢味噌を拵えます。
我が家の白味噌は、京都のしま村さんのものを長年取り寄せて愛用致しております。

  • 白味噌 100g
  • 生砂糖 15g
  • みりん 大さじ2.5
  • 卵黄 1個分
  • お酢(こちらも京都、村山造酢さんの千鳥酢を愛用しております) 小さじ1

  1. 白味噌と生砂糖をよく混ぜ合わせます。

  2. みりんを少しずつ加えてのばしたら、弱火で艶が出るまで練り上げましょう。
  3. 火を止めて卵黄を加え、熱が入らないよう素早く混ぜ合わせます。
  4. お酢を加えてよく混ぜ出来上がり。

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仕上げます。
海苔を細長く切り、俵にまとめたおからに巻き付け形を整えます。

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舌切りの部分に少し切れ目を入れて開き、アボカドと一緒に盛り付け酢味噌を添えて出来上がり。

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さて。
取り除いた貝ひもと小柱、そして酢味噌で残った白身、かき揚げにして一気にお片付け致しましょう。
貝ひもと小柱、玉ねぎと人参のかき揚げです。

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  1. 先ずは衣。
    残った白身に冷水を少々、米粉とお塩を加え、ちょっとゆるめのホットケーキ生地くらいに致しましょう。
    貧乏性なので、解凍した青柳の水気もここに。

  2. 薄切り玉ねぎと細切りにした人参、貝ひもと小柱をここに加えて和えましょう。

  3. 熱した太白胡麻油で両面からりと揚げれば出来上がり。

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作り置き料理と一緒にお弁当箱に詰めます。

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揚げたてのかき揚げをご飯に乗せて、今朝の主食はかき揚げ丼です。
自家製柚子胡椒の登場頻度が圧倒的な我が家ではありますが、今朝はキリッと一味唐辛子でアクセント。

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今朝のお魚はしめ鯖の予定でしたが、主食のボリュームを考えると小ぶりな金太郎イワシが賢明かと。
お腹をすかせた主人も、かき揚げ丼の魅力にうっとり酔いしれておりました。





さ、乾燥機のブザーに呼ばました。
シーツが乾いたようですよ。


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posted by しんさん at 14:22 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月16日

アボカドとサクサクレタスの太巻き寿司

10日間に渡った今年の主人の長期夏休み。
そしてお盆も明けた本日月曜日、すっかりゆるくなってしまった頭を平日モードに戻さなければ。

最終日の昨日、その前日に少々羽目を外して飲み過ぎたワインの残像にほぼ1日悩まされておりました主人ですが、今朝は幾分すっきりしたウエスト周りも誇らし気に意気揚々と出勤していきました。
昨日1日、何も口にしなかった主人から本日お昼のご要望は『太巻き寿司』

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ほっ、簡単なもので良かった、シメシメと胸をなでおろした次第です。
但しこの雨空で畑にも行けず、イオンネットスーパーで仕入れたささやかな野菜だけが頼りの太巻き寿司。

たっぷりのレタスとアボカド、ぐっと甘みが凝縮されたセミドライミニトマト、全てフロムイオン、イオン巻きとでも申しましょうか。

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ちょっと巻きが甘くてレタスに押され気味なのも、これまたいつものご愛敬。
今朝はあくまでも『慣らし』なのですから。

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目下のところ、畑で収穫するもの以外は日用品も含めて全てイオンネットスーパーに届けて頂いております。
おかげで全くのストレスフリー。
特にイオンさんのアボカドの目利きには感心するばかりで、『ありゃ、これはマズいでしょ』そんな外見のアボカドも切ってみると鮮やかなアボカドグリーン。

おかげでアボカドを切ってがっかりすることがなくなりました。
白だし醤油に少々のレモン汁、胡麻をたっぷりひねって和えましょう。

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しっかりお水を切ったレタス。
110℃のオーブンで2時間弱、網の上に並べてセミドライ状態にしたミニトマトと一緒に太巻き寿司に。

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慣らしにふさわしい簡単なお弁当。

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セミドライトマトも立派な作り置き料理としてカウントします。
意外と隙間埋めに重宝しますもの。

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先日頂いた『おかひじきとひじきの和え物』がとても美味しかったので、ピーマンとひじきで代用。
賞味期限ぎりぎりの蒸し大豆は、高野豆腐と一緒にこってり煮物に致しましょう。





ゆるッと巻いた太巻き寿司が崩壊しないうちに、素早く素早くお弁当箱に詰め込みます。

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お弁当に太巻き寿司をご所望の主人。
昨日は一日不調で『大徳寺納豆』ひと粒しか口にしていない主人ですもの、充実した朝食で更に喜ばせてあげたいもの。

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今朝のお魚は『サンマのみりん干し』なので少々小ぶり。
そうそう、炊き立てご飯にぴったりなお菜を先日頂きました。
『お茶漬けにして召し上がって下さいね』と、生姜がきりりと効いた『鰻の佃煮風』を。

自家製の柚子胡椒と小口ネギを添えて、今朝の主食は鰻茶漬けです。
抜群に美味しい鰻茶漬けをすすりながら平日を実感するのです。





久しぶりの二日酔いで激減した体重も、明日の朝には元通りになっていることでしょう。
兎にも角にも日常が戻ってきました。


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posted by しんさん at 14:20 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月12日

夏ははまぐり〜大和さん

盛夏の京都俵屋さんで誕生日を過ごし、普段ならばその帰り道に立ち寄る三重県は最北端の多度、お店のホームページ曰く『田舎料理』が頂ける大和さん。

たまの外出だからとあちこち寄り道して、ご先方にご迷惑やご心配をおかけすることだけは避けねばと一旦帰宅。
1日のんびりと旅のお片付けに時間を費やした翌日の昼下がり、いそいそ大和さんに向けて自宅を出発致しました。

『夏のはまぐり』なんてネガティブな表現もありますが、大和さんに至ってはそんな隠語は通用しません。
夏ははまぐり、夏こそはまぐり、出来れば初夏と盛夏に2度頂きたいはまぐり、それが大和さんのはまぐりです。

先ずは逸る心を落ち着けて夏野菜の前菜。

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おかひじきとひじきの和え物なんて、家庭でも取り入れられそうな一品。
そう、おなじみの野菜が並ぶ大和さんのこの前菜が出来そうで出来ない魅惑の味、逸る心が更に加速します。

サクサクのトウモロコシのかき揚げ。
お塩の利かせ方がトウモロコシの魅力を更に引き立てます。

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そしてお待ちかねのはまぐり。

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お口を開くのを今か今かと主人とふたり見守ります。

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ここからははまぐりに集中。

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誰が言ったの?
『夏のはまぐり』
可愛そうに。

『夏ははまぐり』
こんなふっくらしたはまぐりを知らないなんて。

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はまぐりの旨味をまとった湯豆腐。
味の濃い三つ葉との相性がまた最高。

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主人、熱いですからね、気を付けて食べるのですよ。
もちろん最後は雑炊ではまぐりの余韻を楽しみます。
お名残り惜しさが残された土鍋に表れておします。

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最後はわらび餅。
デザートまで家庭的なおおらかさに満ちた大和さんのお料理、お腹から和む食後感。

主人とふたり、浴衣に着替えてふらりと出かける昼下がりの大和さん。
盛夏のはまぐりを頂き夏が終盤に入った気分になりました。

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と、窓のお外にこのお家のご子息がご挨拶。

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ちょっと日が傾き夕涼みでしょうか、くつろいでいらっしゃいます。

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雄二郎氏、堂々とした凛々しいお姿です。
こう見えて実は情に厚い子で、自らもかつて迷いネコであった身を重ねたのか、子猫を拾ってきてお世話をし立派に育て上げたのだとか。
殆どは大和さんの手による保護とは言え、立派です。

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2021年、夏のお出かけはこれでおしまい。
以降はまた自主的外出自粛に努めます。

あら、もうお昼の時間。
今日のお昼は、イオンネットスーパーでお願いした柿安のスペシャルハンバーグですよ。
ワイングラス片手にお料理しましょう。



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posted by しんさん at 11:57 | Comment(0) | 鯉自然薯山菜はまぐり 大和さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月11日

2021年の京都俵屋旅館〜茜の間・暇乞いと反省会

これで何度目になったのでしょうか。
主人からのお誕生日プレゼント、盛夏の俵屋旅館。

そして何枚目になったのでしょうか、この場所で毎年お願いするお暇乞いの記念写真。

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デジカメからいつからかスマホに替わり、写真上手な若い仲居さんのやんわりとした掛け声が替わり、主人は気づいていない私の着物がこっそり替わり、そして来年はどんな変化が訪れるのかしら。
そろそろ京都の賑わいも戻ってきて欲しい、そう密かに願うと致しましょう。

そして変わらない俵屋さんの朝ごはん。


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お豆腐から出し巻き卵に替わったのは昨年?いえ一昨年くらいからだったかしら。

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坪庭での一枚も忘れずに。

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冷たいお茶を頂きながら車の到着を待ちます。
土曜日午前の俵屋さんは大変静かでした。

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そして今年は新しい試みをひとつ追加致しました。

俵屋さんでお誕生日を過ごし、いつも問題なのはその日のお昼。
そもそも観光も致しませんし、帰宅日のお買い物だって俵屋さんからほんの20メートル範囲内。
岐阜に着いてからゆっくりお昼が賢明として、さぁどこで?雰囲気が台無しになるようなお昼は避けたいもの。

そこで主人が考えたのは、文句が出ようはずもない菱岩さんのお弁当。
強烈な保冷剤を調達し、渋る先方さんを説き伏せて用意して頂いたお弁当を取りに俵屋さんから直行致します。

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そして帰宅。
洗濯機では麻の長襦袢がコロコロ回っております。
ざっくりと旅の後片付けを済ませたら、いそいそお酒の準備を初めて旅の反省会。

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帰宅後も楽しい2021年の俵屋さん。
主人からの誕生日プレゼントが益々パワーアップ致しました。
来年からはこれが定番になることでしょう。

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昨年に引き続き、2021年盛夏の京都も静かでした。
ですが昨年の取り残されたような閑散とした感じではなく、ただ外国人を見かけない、それだけ。
京都としては静か、というだけで岐阜の柳ヶ瀬くらいの賑わいには満ちておりました。


長い長い主人のお盆休みは只今ようやく中盤といったところです。


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posted by しんさん at 12:38 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月10日

2021年の京都俵屋旅館〜茜の間・夕餉

2021年8月6日。
例年は主人のお仕事の都合で少々のズレも生じる誕生日の京都俵屋旅館ですが、今年の8月6日は金曜日。
正にお誕生日当日の宿泊と相成りました。

2021年は茜の間。
ゆっくりといちばん風呂を頂き、主人がお風呂から上がるのを待って程よく冷えたビールで水分補給。
お誕生日プレゼントで頂いた白ワインが程よく冷えた頃合いを見てお部屋に届けて頂きました。
十分過ぎるアペリティフを頂いた後、お楽しみの夕餉のお膳が運ばれてきましたよ。

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こんな涼し気な着こなしが自身の和装にも活かせたら、盛夏の京都散策もさぞ楽しいでしょうね。

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自身の誕生日を想わせる香りがあるって最高に贅沢。

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太刀魚にほんのちょっと効かせたバターが奥ゆかしい。
こんな風にバターをお家のお料理に活かせたら・・・はい、私はいまここに居ないでしょうね。
今のまま、現状維持で良いのです。

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お膳も終盤。
ふっくらとしたお茄子の脇の昆布巻き。

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この鰊の昆布巻きが本当に美味しかった。

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夏生まれが誇らしくなるような強肴。

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光り輝く小ぶりなお米。
楽しい夕餉の膳も幕引きです。

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なつさんが手際よくお部屋のターンダウンを始めます。
茜の間は別館の3階、窓の開閉は出来ません。
窓の外で先ほどから物音がしますよ。

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窓の向こう側ならばこっちのもの。
セミが飛び立とうと躍起になっておりました。
随分遅くまでチャレンジを繰り返しておりましたが、はてさて、久しぶりの日光を燦燦と浴びた我々は大変草臥れております。
自身の道は自身で切り開くことを祈って眠りにつきます。

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色々とチャレンジの多い2021年ですが、いつも通り良いお誕生日プレゼントを頂戴しました。




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posted by しんさん at 11:03 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする