しめしめ楽をさせてもらいましょう、そんなことを思っていると主人は思っているかもしれませんが、そうはならない真面目な性分。
起床はいつもどおりの4時、朝食までの時間をずっと気になっていた玉ねぎのお片付けに費やしましたよ。
そして新たな挑戦、玉ねぎクッキーなど焼いてみました。
じっくりと炒めた玉ねぎの甘さは流石の存在感です。
お口に入れた瞬間玉ねぎの甘さにハッとし、やがてチーズの塩気と玉ねぎの甘みの相乗効果に驚き、最後は玉ねぎの余韻とカリッとざらめ糖のアクセントに自画自賛に浸る、そんな不思議と美味しい玉ねぎクッキー。
正直、こんなに美味しいクッキーが焼き上がるなんて想定外でした。
もともとの狙いはベランダに吊るした玉ねぎのトリミング。
無造作に吊るした玉ねぎの薄皮や土が風で舞わないよう、そして傷んだ玉ねぎを回収して他に害を及ぼすのを食い止める、その結果山ほど回収した玉ねぎのお片付けに追われる羽目になったという訳ですが・・・
玉ねぎの深い甘み、チーズの塩味、そしてざらめ糖の食感、全粒粉とオートミールの素朴な生地。
こんな美味しいクッキーが焼き上がるなんて嬉しい誤算、主人に食べてもらえないのが残念です。
傷んだ部分を切り落とした玉ねぎをみじん切りして冷凍するのに、久しぶりにフードプロセッサーを引っ張り出して参りました。
その流れでクッキー生地もフードプロセッサーで。
兎にも角にも、クッキー生地を含めて全ての材料を冷やしておくのが唯一のコツかしら。
◆材料(控えめな6枚分です)
- 飴色玉ねぎ(簡略版ですが) 35g
- オートミール 50g
- 全粒粉薄力粉 10g
- ペコリーノロマーノ(ミルで粉状に粉砕します。もちろんすりおろしても)20g
- 生砂糖 10g
- 無塩タイプの発酵バター 30g
- 粗挽き黒胡椒 適量
- 中ざら糖 適量
◆作り方
- 乾いたフードプロセッサーにオートミールと薄力粉を合わせて粉砕しましょう。
これをビニール袋に移し、ペコリーノロマーノ・生砂糖を加えて振り混ぜます。
さいころ状に切ったバターをここに加えて黒胡椒を挽き、冷蔵庫で冷やしておきましょう。 - 簡略版飴色玉ねぎを作ります。
フードプロセッサーで玉ねぎをたっぷりみじん切りに。
ラップをしないで、やわらかく透き通った状態になるまで時々全体を混ぜながら3分ほどレンジ加熱しましょう。
玉ねぎから出た水分ごとお鍋に移し、油を使わずお塩をほんのひとつまみ加えたら混ぜながら中火で水分を飛ばします。
5分ほどすると水分が随分飛んで縁が色づいてきますので、このタイミングでバターを少々。
飴色というほどではありませんが、まぁ程よく色づくまで計10分ほどといったところでしょうか。
小ぶりなボールに移して氷水で冷やしておきます。 - フードプロセッサーに玉ねぎの欠片が少々残っていても気にせず次に進みましょう。
合わせて冷蔵庫で冷やしておいた生地の材料をフードプロセッサーに移し、全体がさらっとした状態になるまで高速小刻みに回転させます。
ここに冷えた状態の飴色玉ねぎを計量して加え、全体が大ぶりなそぼろ状になじむまで高速で回転させます。
今回使用しない飴色玉ねぎは冷凍してまた後日。 - 生地をラップの上に移して棒状にまとめ、冷蔵庫で30分ほど冷やします。
カットしてオーブンシートの上に並べたら、更にこの状態で出来るだけ冷蔵庫で冷やしておきましょう。
キッチンペーパー等の上に出した中ざら糖を適量、生地の側面だけに軽くまぶします。
190℃に予熱したオーブンに移し、170℃で15分強。
不思議な甘さ、不思議な美味しさの玉ねぎクッキー、たいへん私好みの焼き上がりです。
今朝の主食は、ひじきと干しシイタケの炊き粥です。
塩鯖の焼き色が抜群に良い色合い。
今となってはお魚焼きグリルを使っていなかった結婚当初も合わせた数年間が信じられません。
そう、以前はお魚焼きグリルを使っていなかったんですね。
先ほどキッチンのシンクした収納部分を整理していて、当時は革新的だと絶賛しておりましたお魚焼き網を断捨離候補に追加致しました。
時々、主人とお酒を飲みながら昔の室内の動画を見たりもします。
当時はそれが精一杯だったんだよね、僕たちの。
だけどそれに十分満足していたんだよね、僕たち。
昨晩も昔をふと思い出し、そう言った主人に大きく頷きました。
ますます居心地よくなっております我が家。
お掃除して頂いたベランダが今日も眩しいのです。