何が功を奏したのか定かでないところが、いかにも運だけを味方にしている私の畑作業といったところ。
取り敢えず初収穫した大・小ふたつのビーツ。
収穫したその日に圧力鍋で20分蒸して下茹でし、小ぶりなビーツはカルパッチョに。
もうひとつ、大きなビーツはいつも通り保存が利くピクルスに・・・する前にちょっと脱線。
存在感は言うまでもないビーツの赤。
サックサクのパイケースに、ハニーレモン風味をまとったビーツをぎっしり敷き詰めましたよ。
ビーツって本当に興味深い野菜です。
生で食べたことは今のところありませんが、茹でるなり蒸すなりグリルするなりしっかり加熱することで、ビーツの特徴でもある『土臭さ』をはるかに上回る甘さがグッと前面に。
サクサクのパイシートはもちろん大好きなBELLAMY'S
週末のパスタに使ったバジル、そして畑で摘んだチコリの花を散らしたビーツのキッシュ。
甘過ぎないハニーレモン風味が大変私好みです。
分量なんてお好み適当で平気。
とっても簡単でとっても美味しいのです。
◆作り方
- 先ずはパイのケース。
冷凍パイシートを扱いやすい半解凍状態に戻し、幅1.3〜1.5cm程度のリボン状のシートを数本切りとります。
残ったパイシートをお好みの大きさに切り分けたら、水溶き卵黄を糊代わりにしてリボン状のパイシートをきっちり貼り付けましょう。
貼り付けた枠部分にもしっかり水溶き卵黄をぬります。
中央部分にピケを施し、250℃に予熱したオーブンへ。
作業中にパイシートがダレてしまったら、冷蔵庫でしっかり冷やしてからオーブン庫内へ移します。
設定温度を220℃にして10分間。 - その間にフィリングの準備をします。
先ずはビーツ。
前述の通り、ビーツは既に圧力鍋で20分蒸したものを冷蔵保存してあります。
キッチンペーパー等で表面を軽くこすれば、ツルンッと気持ち良く皮がむけますよ。
さいの目に切り、蜂蜜、レモン汁、粗く挽いた白胡椒、刻んだバジル、小さく切った無塩タイプの発酵バターを加えて和えておきます。
パイシートに使った卵の残りは、粗くおろしたペコリーノロマーノ、エルブ ド プロヴァンス、フルール ド セル、ガラムマサラ等を加えてよく混ぜておきましょう。 - ふくらんだパイシートを一旦オーブン庫内から出します。
その間のオーブンの予熱を忘れずに。
中央のくぼみをフォーク等で少し崩し、卵液を注ぎ入れましょう。
素早くビーツを散らし、再度オーブン庫内へ。 - 設定温度を180℃にし、更に12〜13分焼きます。
焼き上がったら早々に網の上に移して冷ましましょう。
完全に冷めたらバジルを飾り、チコリの花とペコリーノロマーノを散らして出来上がり。
そうそう。
週末のパスタに使ったバジルの葉っぱ、残った分を空き瓶に挿しておきました。
茎が短いので不安定なのが心配だったのですが、いつだったか、ワインのコルクをふたつワイヤーで繋げて水の上に浮かべるというフラワーアレンジをテレビで紹介されていたのをふと思い出しました。
週末、主人がベンジャミンのワインを抜栓した時のコルク・・・
ほら、あった、ゴミ箱の中、家のどこか探せばもう一つくらい出てくるでしょう、コルク。
と、そんな朝の行動をふと思い出したのが夕方。
キッチンカウンターに置いたハズのコルクはどこにもない。
主人に聞くと、『あぁ、僕、捨て忘れてたみたいでさぁ、ちゃんとゴミに出しておいたよ』
おしゃれなコルクの予定が、2匹のアヒル隊長に支えられる羽目となりました。
ささっと簡単なお昼のお菜。
アボカド、畑で摘んだコリアンダー、間引きしたビーツの葉っぱ、ローストしたアーモンド、ゴールドキウイ、ドライフィグをボールに合わせ、レモン汁、オリーブオイル、フルール ド セルで和えるだけ。
美味しいのです。
今朝の主食は鶏粥。
鶏ささみの茹で鶏で拵える炊き粥、週にいちどの頻度で登場する我が家の朝の定番です。
そして肉厚な焼き鯖。
ひじきやレバー、今週は作り置き料理が豊富です。
オリーブの木の根元、期待せず自生しておりますパクチーがこの湿気で活き活きと芽吹いております。
巨大化したパクチーを引っこ抜き、オリーブの根元に捨てておいたところ勝手に自生した図々しさ。
そしてどうも畑とは相性の悪いバジル。
わざわざ畝を作って種を撒いたというのに、発芽したのはたったひとつ。
初心者向きと言われるハーブですらなかなか難儀する畑作業なのです。