2021年06月11日

最高に美味しい赤ワインのケーキ〜(ロートヴァインクーヘン/Rotweinkuchen )

最近はワインの登場頻度が低迷しております我が家ですが、奥のワインセラーにはおそらく、主人が厳選したワインが詰まっていることかと存じます。
私が自由に開閉できる方のワインセラーには、日本酒やら玉ねぎやら野菜の種やらが並びワインの姿は見当たりませんけど、ね。

それでも週末、ふとワインに心が傾く場合に備えて心強いのが箱ワイン。
極少量、ワイングラスに一杯分あるかないか最後に残ったお手軽赤ワイン、主人が『料理に使って』と。

赤ワインのケーキなど焼いてみましたよ。

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主人から託された赤ワインは約80t。
このワインにドライフィグをひと晩漬け込み、全粒粉生地にたっぷり混ぜ込みました。
もちろんワイン80tは無駄なくこの1本の中に。


全粒粉に加え、アーモンドプードルも使った奥深い生地には、たっぷりのチョコレートとドライフィグ、そして胡桃。
アイシングももちろん赤ワインで。

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赤ワインをふんだんに使ったドイツのケーキ、ロートヴァインクーヘン(Rotweinkuchen)、いちど焼いてみたかったのです。
チョコレートは製菓用でなく、私の口寂しさ解消に常備してあります森永のハイカカオチョコレート “カレ・ド・ショコラ〜カカオ88”

お砂糖控えめの全粒粉生地に、チョコレートとフィグの食感風味、うん、最高に美味しい赤ワインのケーキが焼き上がりましたよ。

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ちなみに、参考にしたロートヴァインクーヘン/Rotweinkuchen のレシピ動画はこちらです。


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全粒粉にしてアーモンドプードルを足したり、お砂糖の量を減らしたりと多々脱線致しておりますが、その手順が少々特質で楽しいのです。

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◆材料(底辺約200×70・H60のパウンド型に1本分です)

  • 赤ワイン 80g
  • ドライフィグ 4個

  • 全粒粉薄力粉 70g
  • アーモンドプードル 30g
  • ココアパウダー(バンホーテン 無糖のピュアココアを使用)10g
  • ベーキングパウダー 3g
  • シナモンパウダー 1g

  • 卵 2個
  • お塩 ひとつまみ
  • てんさい糖 50g
  • 無塩タイプの発酵バター 80g

  • カレ・ド・ショコラ カカオ88 10枚(50g)
  • 胡桃 35g
  • 粉糖 25g





◆作り方

  1. ドライフィグは前日の夕方からワインに漬け込んでおきます。
    フィグをやや大ぶりに切って赤ワインに漬け込み、ひと晩冷蔵庫へ。

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  2. 全粒粉薄力粉・アーモンドプードル・ココアパウダー・ベーキングパウダー・シナモンパウダーを合わせてふるい、ここにチョコレートを割って加えます。
    ビニール袋で楽ちん作業。

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  3. 卵を卵白と卵黄に分けます。

    卵白をよく冷えた状態で軽く溶きほぐし、お塩をひとつまみ加えて泡立てましょう。
    泡立ってきたら、分量のお砂糖の半量を2回に分けて加えながら泡立て、しっかりとしたメレンゲに仕上げましょう。

    出番まで冷蔵庫へ。

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  4. バターは予め室温に戻しておきます。
    卵白⇒卵黄の順番ならば、泡だて器のアタッチメントは洗わずそのまま使って大丈夫。

    バターをクリーム状に撹拌したら、室温に戻した卵黄を少しずつ加えて撹拌しましょう。
    卵黄がしっかりとバターに馴染んだところで、残しておいた半量のお砂糖を先ほどと同じく2回に分けて加え、しっかり空気を含ませるように撹拌します。

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  5. ドライフィグを漬け込んだワイン(室温に戻しておきます)を45g分計量しましょう。

    赤ワイン、2で合わせた粉類とチョコレートを交互に、3回ほどに分けて4のバター生地に加えてはスパチュラで混ぜ込みます。
    最後に粉類を加え、7分通り混ざったところでフィグとざっくり刻んだ胡桃も一緒に加えて混ぜ込みましょう。

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  6. 冷蔵庫からメレンゲを取り出し、卵黄生地と合わせていきましょう。

    先ずはメレンゲをひとすくい、卵黄生地のボールに加えてしっかりと混ぜ込みます。
    次いでもうひとすくい、今度は出来るだけメレンゲを潰さないよう底からすくうように混ぜ込ます。

    最後にメレンゲのボールに戻し入れ、ふんわりと底からすくうように混ぜ込みます。
    オーブンシートを敷いたパウンド型に流し入れ、表面をならして軽く底を2〜3回打ちつけ生地の空気を抜きます。

    スパチュラで中央を少し窪ませるように整えたら、速やかに220℃に予熱したオーブンへ。

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  7. 設定温度を180℃にし、先ずは5分ほど焼いたところで、生地がぱっくり割れるよう中央にナイフ等で切れ目を入れます。
    その後、更に180℃を保って更に33〜35分ほど、計40分弱焼いた凛々しい姿がこちら。

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  8. 生地を焼いている間に、アイシングの準備をします。

    粉糖に先ずは赤ワイン(フィグを漬け込んであったものです)をほんの2g。
    後は少しずつ様子を見ながら赤ワインを足しては混ぜし、端の先からトロトロと緩やかに落ちるかたさに調節しましょう。

    残った赤ワインを焼き立ての生地に刷毛でぬり、型から出してオーブンシートを剥がします。
    アイシングをたっぷり垂らし、網の上で完全に冷まして乾かしましょう。

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    抜群に美味しい赤ワインとたっぷりチョコとフィグのケーキ、ちょっと厚めに切って召し上がれ。

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赤ワインケーキが焼ける香りに心満たされた今、もう朝の作業は完結してしまった気分になります。
なのでお菜はちょちょいとこんにゃく冷麺。

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こんにゃく麺をさっと熱湯で茹でたらザルにとり、氷水でしめてしっかり水を切ります。
胡麻油を極少量まぶしてスープジャーへ。

アボカドと長芋をさいの目に切ってボールに合わせ、韮の醤油漬け(☆彡)、桃屋の刻みしょうがで和えたらこんにゃく麺の上にたっぷりと。
白胡麻をひねって出来上がり。

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赤ワインのケーキ。
加えた赤ワインの量も量ですし、しっかり加熱するので赤ワイン感はさほどありません(いえ、ほぼありません)が、ケーキとして抜群に美味しいのです。
ハイカカオチョコレートとフィグを生地に混ぜ込んだのも大正解。

これは是非、また焼きたいケーキです。
次回は焼いた生地にしみ込ませるワインを増量で、ね。

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今朝の主食は久しぶりのとろろ蕎麦。
お弁当に使った長芋の半量をすりおろしてお蕎麦に添えます。


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ここしばらく、大根おろしも含めておろし金を使用しない期間が相当ありました。
が、久しぶりにおろし金を使うと、シャンと背筋が伸びる気が致します。
そして何より山芋が美味しい。





さ、間もなくイオンネットスーパーの配達時間。
今日は金曜ですからね、日本酒のお供を多めにお願いしましたよ。


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posted by しんさん at 14:44 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする