2021年06月01日

レアチーズケーキ風〜酒粕とチコリのお花の2層ゼリー

数年前、チコリの軟白栽培を夢見たことがあります。
小さな苗を取り寄せて畑に植えたところ、ワッサと育って隣のミニトマトやズッキーニの成長を妨げるほどの勢い。

想像以上に生命力旺盛なチコリに手を焼くも、成長力を誇るチコリの葉にそぐわぬ可憐なブルーのお花。
本当に愛らしいお花を咲かせるのです、チコリって。
今年も全く期待されずチコリゾーンが広がっております、そして先日2021年初のお花が4つ咲きました。

初物を食べるとなんとやらな精神で、今シーズン初めて咲いたチコリのお花を4つ、ゼリーに閉じ込めてみましたよ。

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チーズケーキみたいな2層のゼリー、いえ、ビスケット部分を合わせると3層かしら。

白い部分は酒粕で。
みりんと蜂蜜、オーツミルクに酒粕を合わせ、アガー控えめにフルッとかためた甘さ程よい酒粕のゼリーです。

上の琥珀色のゼリーはシンプルにお水と生砂糖で。
真っ白なゼリーを作りたかったのですが、ちょっと色のついた生砂糖が意外と良い色合いになりました。

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時間がなくて、チコリと小菊の花びらの並べ方が雑なのが少々心残りではありますが。


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ボトムのビスケット層。
実は以前全粒粉ビスケットで試したら、ちょっと甘さが過ぎまして。
なので塩味程よいおなじみの“ナビスコリッツ”を使いました。

うん、想像通りの甘さにまた今日もひとりうっとり悦に入るのです。





◆材料(245tのメイソンジャーにふたつ分です)



  ◆ボトム
  • ナビスコリッツ 7枚
  • ナッツ類+蕎麦の実(胡桃、アーモンド、カシューナッツ、蕎麦の実) 合わせて40g
  • ココナッツオイル 10g


    ◆酒粕ゾーン

  • 酒粕 65g
  • みりん 15g
  • 蜂蜜 15g
  • オーツミルク 25g

  • オーツミルク 120g
  • アガー 5g


    ◆エディブルフラワーゾーン

  • お水 100g
  • 生砂糖 10g
  • アガー 5g弱

  • ゴールドキウイ 1個
  • チコリのお花と小菊 適量

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◆作り方

  1. 先ずはボトム。

    ナッツ類+蕎麦の実は、予め予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしておきます。
    ナビスコリッツ、液状に溶かしたココナッツオイルと合わせ、ミルで小刻みに粉砕してジャーの底に敷き詰めましょう。
    すりこ木等を使って、しっかりと押し付けておきます。

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  2. 酒粕ゾーンに参りましょう。

    ミルをさっと洗って水気を拭き、酒粕、みりん、蜂蜜をここに合わせます。
    ミルの容器が耐熱性なので、このままレンジで1分半。
    しっかりアルコールが飛んだ酒粕にオーツミルク 25gを加え、滑らかなピュレ状に撹拌しておきましょう。

    お鍋にオーツミルク 120gを注ぎ、ダマにならないようアガーをふり入れます。
    スパチュラで混ぜてアガーを溶かしてから、中〜弱火にかけて混ぜながら全体をしっかり煮立てましょう。

    火からおろし、酒粕ピュレを加えて混ぜます。
    1の上に注いで表面の泡をすくい取り、冷蔵庫で冷やしかためましょう。

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  3. エディブルフラワーゾーンへと進みます。

    華奢なチコリのお花ですが、容器にほんの少しお水を入れて出来るだけ花びらがお水につかないようお花を入れ、蓋をして冷蔵庫で保存すると意外なほど長持ちします。
    週末食べたお刺身に添えられていた小菊の花も、ふわりとティッシュに包んでチコリの脇に入れておきました。

    左は畑でひとり生えしているコリアンダー。
    1週間以上経っても食用として健在です。

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    乾いたお鍋にアガーと生砂糖を合わせてよく混ぜ、ここにお水を注いでよく混ぜてから中〜弱火にかけて煮立てます。

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  4. 3のゼリー液を少し酒粕ゼリーの上に流します。
    ゴールドキウイを並べ、チコリの花びら、小菊の花びらを散らしたら上からゼリー液をそっと流しましょう。

    冷蔵庫で冷やしかためて出来上がり。

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そうそう、畑で摘んだコリアンダーが冷蔵庫の中とは言え1週間以上放置されております。
そろそろ使ってあげないと。

お昼ご飯にリッツひとり3.5枚では炭水化物が少なすぎます。
コリアンダーを効かせたポテトサラダなどいかがでしょう。
マヨネーズを使わずとも、コリアンダーの風味で大満足な味ですよ。

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  1. じゃが芋は皮ごと茹でます。
    30分ほどかかりますが、この方が美味しい気がするのでいつもこう。
    その間に薄切りキュウリにお塩を揉み込み、しんなりするまでおきましょう。

    新玉ねぎをみじん切りにし、茹で卵も作っておきます。
    そうそう、新玉ねぎは今シーズン初めて畑で収穫したもの。
    たっぷり刻みますよ。

  2. ミニトマトはセミドライトマトに。
    昨日の夜のうちに、半分に切って網に並べたミニトマトを予熱なしのオーブン 110℃で1時間35分。
    朝までオーブン庫内に放置し、楽々セミドライトマトの出来上がり。

  3. じゃが芋の皮をむき、フォークでざっくり粗くつぶします。

    みじん切り玉ねぎ、ゆで卵、セミドライトマト、常備してあるセミドライトマトのオリーブオイル漬け(エルブ・ド・プロヴァンス風味)、アボカド、鶏ささ身の茹で鶏、そしてたっぷり刻んだコリアンダー。
    大変な具沢山ポテトサラダです。

    レモン汁は多めに。
    お塩、粗挽き黒胡椒で味付けをして出来上がり。

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    セミドライトマトのオリーブオイル漬けは、この時期常備してあるもののひとつ。
    今日のポテトサラダに使わなかったセミドライトマト、何食わぬ顔でここに追加します。

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甘いセミドライミニトマト、そのセミドライミニトマトをエルブ・ド・プロヴァンス風味のオリーブオイルに漬け込んだもの、セミドライトマト2種をたっぷり加えた具沢山ポテトサラダ。


じゃが芋が脇役に徹しております。

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鶏ささ身の茹で鶏が登場したということは、今朝の主食は鶏粥です。
鶏ささ身を茹でた茹で汁で炊く炊き粥、鶏の旨味とお塩の加減が抜群に美味しいのです。

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ポテトサラダに使ったアボカドの残りはしめ鯖に合わせて。
もちろん畑で収穫した今シーズン初の玉ねぎをたっぷり添えます。





先週末にらっきょうの甘酢漬けも仕込みました。
主人がトウモロコシと新じゃがの取り寄せを提案しました。
梅雨を通り越して、すっかり気分は夏です。


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posted by しんさん at 14:12 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする