2021年06月04日

お砂糖ほぼ不使用〜切り餅大福・焼き芋餡ver.

昨日の夜は、焼き芋を肴に日本酒で盛り上がりました。
低温のオーブンでじっくり1時間半かけた甘い焼き芋を主人と半分こ。
クリエイティビティに長けた若い杜氏さんが手掛ける日本酒は、甘いねっとりした焼き芋と驚くほどの好相性なのです。

さて。
食いしん坊な主人にバレやしないか、ハラハラしながらこっそり1本余分に焼き芋を拵えました。
今週最後のお弁当は、甘い焼き芋を使った切り餅大福ですよ。

20210604 00005.png

冷凍してある切り餅を使ったお手軽、ですが真綿のようにやわらかな切り餅大福。
中にはお砂糖を全く使わずとも十分甘いたっぷりの焼き芋餡。

20210604 00007.png

実はこの焼き芋大福、使ったお砂糖はひとり分で驚異の1.25g。
ビールならば“ノンアルコールビール”との表示も認可される値です。

お砂糖なしでも餡として十分通用するほど甘い焼き芋を、冷凍してあった茹で小豆と一緒に切り餅生地でつつみました。

餅とり粉の代用として、きな粉、シナモンパウダー、ほうじ茶パウダーを使用した少々贅沢ですが色黒な切り餅大福。

美味しくないはずがないこの組み合わせ、はい、本当に美味しいのです。
もちろんとっても簡単ですよ。

20210604 00004.png







材料(やや小ぶりな大福4つ分です)

  • サツマイモ 小ぶりなもの1個
  • 無塩タイプの発酵バター ほんのちょっと
  • 茹で小豆(無糖・多分この時のもの、自然解凍して使用 ☆彡)適量

  • 切り餅 2個(120g)
  • オーツミルク 30g
  • 生砂糖 5g

  • きな粉 15g
  • シナモンパウダー 2g
  • ほうじ茶パウダー 適量



◆作り方

  1. サツマイモは前日オーブンに放り込み、朝までオーブン庫内に放ったらかしです。

    サツマイモを綺麗に洗い、キッチンペーパーでしっかり包んでしっかりお水で湿らせます。
    ぼたぼたとお水が垂れない程度に、でもしっかりと湿らせます。

    アルミホイルで2重に包み、予熱なしのオーブン 160℃で1時間35分。
    朝にはねっとり甘い焼き芋に。
    冷凍保存してあった茹で小豆は、前日の夜に冷凍庫から冷蔵庫に移して自然解凍しておきましょう。

    20210604 00001.png

  2. 焼き芋の皮をむいてお鍋に移し、スパチュラで軽くつぶして発酵バターを加えます。
    中〜弱火にかけながら、バターがとけるまで滑らかに練りましょう。
    バターがとければそれでOKです。

    20210604 00010.png20210604 00011.png


    火からおろし、ラップの上に適量とって茹で小豆をのせ、茶巾の要領で包みます。
    出番まで冷蔵庫へ。

    20210604 00009.png20210604 00008.png


  3. きな粉、シナモンパウダー、ほうじ茶パウダーを合わせてふるい、バットにひろげておきましょう。



  4. 切り餅を刻んで耐熱ボールに移します。
    オーツミルク(もちろん牛乳やお水でも)を回しかけ、ふわりとラップをして1分40秒レンジ加熱しましょう。

    スパチュラで練り、生砂糖を加えて更に滑らかになるまで練ります。
    スパチュラをお水で湿らせながら作業すると楽ですよ。

    20210604 00014.png20210604 00015.png


    更にふわりとラップをして10秒ほどレンジ加熱し、準備したバットの上に移します。

    20210604 00013.png

  5. スパチュラを軽くお水で湿らせ、お餅をざっくり4等分します。
    冷やしておいた焼き芋餡をそれぞれのせて包みましょう。

    20210604 00016.png

    スパチュラで切れ目を入れたお餅は、キッチン鋏で切ると作業が楽ですよ。
    綴じ目を下にし、バットの粉類をまぶします。

    20210604 00017.png

  6. 仕上げに粉類を全てビニール袋に移し、大福をここにそっと加えて全体にきな粉その他をまぶしましょう。

    20210604 00018.png

    余分な粉類をはたいて出来上がり。
    残った粉類、茹で小豆その他は、明日朝食のスムージーに使いましょうか。

    20210604 00019.png






il-plants125-thumbnail2.gif





蒸し暑い今日のような日は、あっさり冷たいスープが欲しいもの。
真っ白な塩レモン風味のあっさりスープのこんにゃく麺が本日のお菜です。

20210604 00002.png





  1. こんにゃく麺はさっと湯がいて冷水でしめ、ザルにとって水を切っておきます。

  2. オーツミルク、自家製塩レモンペースト、白味噌、白だし醤油を合わせてスープの出来上がり。
    スープジャーに注ぎ、こんにゃく麺をここに加えます。

    ザワークラウト、粗くほぐした鶏ささ身の茹で鶏、温泉卵、セミドライミニトマトのオリーブオイル漬け、粗く砕いたペコリーノロマーノをトッピングし、黒胡椒を挽いて出来上がり。





20210604 00006.png





il-plants125-thumbnail2.gif






最近すっかり存在感が薄らいでしまった釜玉うどん。
昨日の“伊勢うどんの釜玉うどん風”に続き、今朝は久しぶりに従来の釜玉うどんが食卓に返り咲きましたよ。

うん、やっぱり美味しい。

20210604 00003.png

そしてまた間違えました、金太郎イワシの向き。

グリルパンに並べたその向きから間違えております。
こんがり焼いた方を優先してしまうと、どうしてもこうなってしまうのです。
あぁ、なんだか気持ちがわるい。




外は強風、大雨の金曜日。
今宵の宴会の議題は、『アジフライお取り寄せに関して』だそうです。
主人はどうしてもアジフライを取り寄せたいご様子。
困った食欲ですこと。


illust-rainydaybk-thumbnail2.jpg






posted by しんさん at 14:27 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月03日

ちょっぴりおから入り〜ボロネーゼソースの全粒粉お惣菜パン

木曜日はパンの日です。
毎朝食べる自家製の豆乳ヨーグルトのホエー、週の後半ともなるとヨーグルトのくぼみに随分と溜まりますからね。
そのホエーを有効利用して全粒粉パンを焼きます。

今週はお惣菜パン、週末に拵えたボロネーゼソースをたっぷり詰めた全粒粉パンですよ。

20210603 00010.png

形がバラバラなのも個性的と前向きに捉えましょう。
いつも全粒粉100%を謳う我が家のパンですが、今回は強力粉を少し減らして手作りのおからパウダーを混ぜてみました。

おからパウダー効果か、いつもの全粒粉パンより格段にもっちりとした、それでいてやわらかな一般うけしそうなパンが焼き上がりました。

主人に至っては、今後はずっとこのレシピが良い、と。

20210603 00011.png

おから少々を含んだ全粒粉生地の中には、最近主人が気に入っております、週末限定の粗挽き肉ボロネーゼソースがたっぷりぎっしり。

粗挽き豚肉に香味野菜、在庫野菜を合わせてワインで煮込み、トマトピュレで仕上げるパスタソース。
ボロネーゼに合わせて、ミルで粗挽きにしたペコリーノロマーノも残しておきましたからね。

抜群に美味しいボロネーゼ風味の全粒粉パン。
ベジミートでソースのカサ増しをしたこと、主人は気づいていなかったようですよ。

20210603 00008.png

もちろん前日の夕方にビニール袋で生地を捏ね、ひと晩野菜室で発酵を促して当日の朝焼くオーバーナイト発酵です。
とっても扱いやすいおから入り全粒粉パン生地、そうね、主人の言う通り今後はこのパン生地を定番にするのも良い考えです。

20210603 00009.png





◆材料(いつもよりはやや大きめのお惣菜パン 4つ分です)

  • 全粒粉強力粉 150g
  • おからパウダー(生おからから手作りしたものです ☆彡) 10g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 10g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 120g
  • オーツミルク 20g

  • お塩 1g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんで溶かしておきます) 20g



    ◆フィリング、仕上げ用

  • 自家製ボロネーゼソース
  • ミンチタイプのベジミート
  • 粗く粉砕したペコリーノロマーノ
  • 水溶き卵黄
     
    各適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に。

    全粒粉強力粉・おからパウダー・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

    合わせておいたホエー・オーツミルクに粉類の半量を加え、菜箸でしっかりと混ぜ合わせます。
    お塩、溶かしバターを順に加え、その都度しっかりと菜箸で混ぜ合わせましょう。

    残った粉類に加え、生地がひとつにまとまるまで軽く捏ねます。
    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めたらヨーグルトメーカーへ。
    40℃で1時間発酵を促します。

    その後軽く揉んで再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めたら保存容器に入れて野菜室へ。
    ひと晩ゆっくりと発酵を促しましょう。

    20210603 00012.png
    20210603 00013.png20210603 00014.png


  2. 今日はここからスタートです。
    先ずは野菜室から生地を取り出し、室温に戻してあげましょう。

    20210603 00001.png

    軽く生地を捏ね直してガス抜きをし、形を整えたら包丁で4等分。
    丸めてビニール袋に戻し、10分間のベンチタイムを設けます。

    20210603 00016.png

  3. ベンチタイムの間にフィリングの細工・・・いえ、準備を。

    ベジミートは熱湯に数分浸してから、キッチンペーパーを敷いたザルにとってしっかり水切りをしておきます。
    ボロネーゼソースに加えてひと煮たち、粗熱をとっておきましょう。

    20210603 00015.png20210603 00017.png


  4. ベンチタイムが終了したら成形します。

    生地を縁厚めの楕円に手のひらでのばします。
    カサ増ししたボロネーゼソースを中央にのせ、餃子の要領でしっかり閉じましょう。
    ボロネーゼソースは少し残しておきます。

    生地の閉じ部周辺に、最初に油分等がついてしまうと生地同士がくっつかなくなってしまうのですって。
    欲張りすぎる私にありがちなミス、かつで幾度となく失敗した原因が判明致しました。

    綴じ目を下にして、オーブンシートを敷いた天板に生地を並べましょう。
    形を整えてハサミで切り込みを入れ、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけてオーブンの発酵機能 40℃で40分。

    綴じ目に不安が残る子にはアルミホイルカップで補強を。

    20210603 00018.png20210603 00019.png
    20210603 00002.png


  5. ふっくらと発酵した生地の切れ目を少しひろげ、残しておいたボロネーゼソースを詰め込みます。
    パン生地に水溶き卵黄をぬり、ペコリーノロマーノを散らして黒胡椒を粗挽きに。

    20210603 00004.png

    220℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を200℃にして12〜15分。

    20210603 00005.png

    ボロネーゼソースも綺麗に使い切り、心配しておりましたフィリング漏れも回避。
    我が家のお惣菜パン、定番生地レシピがここに確立致しました。

    器量の悪さはそのうちどうにか、数を重ねればやがてどうにかなることでしょう。

    20210603 00020.png






table_s.gif





お菜は在庫野菜のジャーサラダ。

20210603 00007.png





アボカド、キウイ、自家製ビーツのピクルス、セミドライトマトのオリーブオイル漬け、レーズン、たっぷりのみじん切り玉ねぎ、ザワークラウト、レーズン、自家製塩レモンペースト、オリーブオイル、蜂蜜、ペコリーノロマーノ・・・
名前負けしない、正真正銘あり合わせサラダです。

20210603 00003.png






table_s.gif





そして木曜日のパンに続く、こちらも木曜日のお約束、朝食の釜玉うどん風伊勢うどん。

パンの艶出しに使う水溶き卵黄の残りを、釜玉うどんに有効利用。
いつからだったか、イオンさんが届けてくれる伊勢うどんが主人共々大のお気に入り。
このブームは途切れそうにありません。

そして同じく、イオンさんに届けて頂くイワシの生姜煮も。
20210603 00006.png

朝食を食べる前、頂きますをする前に主人が突然こう言い出しました。
『今夜は赤武(あかぶ)だよ』

。。。

なんのこっちゃな発言ですが、当然私には分かりますよ。
昨晩は久しぶりにお酒を控えましたからね。
今夜の日本酒を相当楽しみにしているご様子の主人。
放っておくと、先週のように私が2日連続で休肝日と言い出しかねない、だったら先手必勝だ、そういうことですね。

先ほど帰宅した主人が、開口一番、今宵の日本酒のお話を始めました。
新型コロナが落ち着いても、我が家の外出自粛は快適に続きそうです。


w45-thumbnail2.gif




posted by しんさん at 14:12 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月02日

グルテンフリーなおからのケーキ〜ほんのり塩レモン風味

主人がまたお取り寄せを企んでいる様子です。
先日取り寄せた冷凍カキフライの品質に気を良くし、今度は冷凍アジフライ。
冷凍庫の場所を相当陣取るようですので、私はせっせと冷凍庫のお片付けを進めております。

小分けにして冷凍してある“おから”は、意外と場所をとります。
今日は“おから”に注目、おからのケーキなどいかがでしょう。

20210602 00008.png

小麦粉を使わない、正真正銘グルテンフリーなおからのケーキ。
しっとりした生おからを乾煎りし、さらさらのおからパウダーにしてからケーキの生地に使います。

フライパンで乾煎りするのは大変ですが、オーブンならば時々ざっと混ぜるだけで乾煎りは完了。
前日の夕方、キッチンカウンター越しの主人とお喋りしながらお猪口片手の乾煎り作業はなかなか楽しいものです。

前日に乾煎りを済ませてオーブン庫内に朝まで放置、朝はミルで粉砕するだけでさらさらおからパウダーの出来上がり。
少々歪な形はいつものご愛敬。

20210602 00007.png

当初の予定では、以前何度も焼いたことのある“紙コップシフォン”、そう、マフィン型を使わず紙コップで焼くつもりでおりました。
が、紙コップをケーキ型に使うのに批判的なご意見があるのを小耳に挟みましたので、急きょマフィンパンに変更。

これはこれで愛らしいのではないかしら。

そして何より、おから100%でもこの仕上がり。
主人も相当気に入ってくれたので、冷凍庫のおからは一気にお片付け出来そうです。

お砂糖を出来るだけ控え、自家製の塩レモンペーストでほんのり塩味のおからケーキ。
小ぶりでもしっかりお腹を満たしてくれますよ。

20210602 00006.png






◆材料(松永製作所のマフィンパンに小ぶりな3つ分)

  • おから 生の状態で200g弱(パウダーにすると60g弱になります。今日使用するのは20g)

  • 卵 2個
  • てんさい糖 20g
  • お塩 ひとつまみ

  • 蜂蜜 10g
  • ココナッツオイル 30g
  • 塩レモンペースト 10g
  • オーツミルク 40g
  • バニラビーンズペースト 適量

  • ベーキングパウダー 小さじ1/2

  • 型にぬるバター ほんのちょっと




◆作り方

  1. 先ずは、生おからでおからパウダーを作りましょう。

    冷凍してあったおからは予め冷蔵庫に移して解凍し、オーブンシートをひろげた天板にひろげます。

    20210602 00009.png

    予熱なしのオーブン 130℃で1時間50分ほど。
    時々全体をスパチュラ等でざっと混ぜながら、しっかり水分を飛ばします。
    前日の夕方にこの作業を開始し、朝までオーブン庫内に放ったらかし。

    20210602 00010.png

  2. カラッとしたおからを2〜3回に分けてミルで粉砕します。
    ザルでふるっておからパウダーの出来上がり。
    今日使う分20gを計量し、残りは保存容器に入れて冷蔵庫へ。

    20210602 00011.png
    20210602 00012.png20210602 00013.png


  3. 卵白と卵黄を分け、先ずは卵白の泡立てから参りましょう。

    よく冷えた状態の卵白を軽くほぐし、お塩をひとつまみ加えて軽く泡立てます。
    分量のうち半量の10gを2回に分けて加え、しっかりとしたメレンゲに泡立てましょう。

    出番まで冷蔵庫で冷やしておきます。

    20210602 00014.png20210602 00015.png


  4. 卵黄、残ったてんさい糖 10gを合わせ、もったりするまでしっかりと泡だて器で撹拌しましょう。
    この順番ならば、泡だて器のアタッチメントは洗わずそのまま使って大丈夫。

    蜂蜜、塩レモンペースト、ココナッツオイル、オーツミルク、バニラビーンズペーストを順に加え、その都度しっかりと泡だて器で撹拌します。
    最後に計量したおからパウダーとベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。

    20210602 00017.png20210602 00016.png


  5. 冷蔵庫からメレンゲを取り出して、おから生地と合わせましょう。

    先ずは卵白をひとすくい、おから生地に加えて泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。
    次いでもうひとすくい、今度は泡だて器からスパチュラに持ち替えて、メレンゲを出来るだけつぶさないよう底からすくうように混ぜ込みます。

    最後にこれをメレンゲのボールに戻し入れ、同じくスパチュラで底からすくうように混ぜ込みましょう。



  6. マフィンパンには、予め極々少量の発酵バターをぬり込んであります。
    生地をふわりと流し入れたら、型と生地の境目を爪楊枝でくるりと一周させましょう。

    20210602 00002.png

    200℃に予熱したオーブンに素早く移し、設定温度を170℃にして28〜30分。
    焼き上がったら、熱いうちに型から出して網の上で冷ましましょう。

    20210602 00001.png

    不安定な様がまた愛らしいおから100%の小さなケーキ。
    小麦粉のケーキとはまた異なるふんわり感、美味しいですよ。

    20210602 00019.png







il-plants5-thumbnail2.gif





畑の帰りに寄った早朝のマックスバリュ。
小さな玉ねぎが袋にいっぱい入って100円でした。
実店舗の魅力ははやりこの類の掘り出し物。

丸ごと圧力鍋でやわらかく煮て、葛粉でとろりととろみをつけました。
ベジミートのそぼろ、彩りのトマト、風味の干しシイタケ、それぞれが名脇役です。
冷やして食べる夏のお菜。

20210602 00004.png





  1. ちび玉ねぎは上下を少し切り落とし、お尻部分に十文字の切れ目を入れて圧力鍋に並べます。
    鰹だしを注ぎ、さっと洗った干しシイタケを戻さずそのまま上に散らしましょう。
    お塩をひとつまみ加え、加圧すること3分弱。

  2. ミンチタイプのベジミートは熱湯に数分浸して戻し、キッチンペーパーを敷いたザルにとって水を切っておきます。
    ベジミートの戻し汁は、朝食のお味噌汁に有効利用。

    圧力鍋の圧が抜けたら、ミニトマトと一緒に加えます。
    オイスターソース、ナンプラー等で味付けをして軽くひと煮たち。

    ミニトマトの皮が派手にめくれないうちに火を止め、保存容器に野菜たちを全て取り出します。

  3. 残った煮汁に水で溶いた葛粉を加え、透き通ってとろみがつくまで加熱します。
    取り出した野菜たちの上に回しかけて出来上がり。

    お弁当用にジャーにとり、週末に拵えたボロネーゼソースとブロッコリーを添えます。

    20210602 00020.png20210602 00021.png
    20210602 00022.png






作り置き料理としての葛煮、うんと冷やして食べるとお酒のお供にとても良いのです。
連日連夜のおうち宴会、流石に今夜はお酒を控えますけどね。

20210602 00005.png





il-plants5-thumbnail2.gif





夜の宴会も楽しみですが、目下のところ我が家いちばんのイベントは朝食です。
それは主人も同じなよう。
毎朝の朝食が楽しみで仕方がない、これって最高に幸せなことなのでは?

今朝の主食は、うどんかお蕎麦か悩んだ結果のきつね蕎麦。
作り置き料理として拵えた甘辛いお揚げは今日でおしまい。
20210602 00003.png

きつね蕎麦に添えられるとは思っていなかったであろう大きな塩鯖。
今朝は皮がペロンとめくれた残念な焼き姿ではありますが、それでも味は最高に美味しい。





どうも最近はお酒の誘惑に負けっぱなし。
週にいちどの資源ごみの日、一升瓶がごろごろ詰まった我が家の袋がちょっと恥ずかしいのです。



mono137-thumbnail2.gif


posted by しんさん at 14:09 | Comment(0) | お弁当日記 おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月01日

レアチーズケーキ風〜酒粕とチコリのお花の2層ゼリー

数年前、チコリの軟白栽培を夢見たことがあります。
小さな苗を取り寄せて畑に植えたところ、ワッサと育って隣のミニトマトやズッキーニの成長を妨げるほどの勢い。

想像以上に生命力旺盛なチコリに手を焼くも、成長力を誇るチコリの葉にそぐわぬ可憐なブルーのお花。
本当に愛らしいお花を咲かせるのです、チコリって。
今年も全く期待されずチコリゾーンが広がっております、そして先日2021年初のお花が4つ咲きました。

初物を食べるとなんとやらな精神で、今シーズン初めて咲いたチコリのお花を4つ、ゼリーに閉じ込めてみましたよ。

20210601 00005.png

チーズケーキみたいな2層のゼリー、いえ、ビスケット部分を合わせると3層かしら。

白い部分は酒粕で。
みりんと蜂蜜、オーツミルクに酒粕を合わせ、アガー控えめにフルッとかためた甘さ程よい酒粕のゼリーです。

上の琥珀色のゼリーはシンプルにお水と生砂糖で。
真っ白なゼリーを作りたかったのですが、ちょっと色のついた生砂糖が意外と良い色合いになりました。

20210601 00006.png

時間がなくて、チコリと小菊の花びらの並べ方が雑なのが少々心残りではありますが。


20210601 00003.png

ボトムのビスケット層。
実は以前全粒粉ビスケットで試したら、ちょっと甘さが過ぎまして。
なので塩味程よいおなじみの“ナビスコリッツ”を使いました。

うん、想像通りの甘さにまた今日もひとりうっとり悦に入るのです。





◆材料(245tのメイソンジャーにふたつ分です)



  ◆ボトム
  • ナビスコリッツ 7枚
  • ナッツ類+蕎麦の実(胡桃、アーモンド、カシューナッツ、蕎麦の実) 合わせて40g
  • ココナッツオイル 10g


    ◆酒粕ゾーン

  • 酒粕 65g
  • みりん 15g
  • 蜂蜜 15g
  • オーツミルク 25g

  • オーツミルク 120g
  • アガー 5g


    ◆エディブルフラワーゾーン

  • お水 100g
  • 生砂糖 10g
  • アガー 5g弱

  • ゴールドキウイ 1個
  • チコリのお花と小菊 適量

    20210601 00010.png






◆作り方

  1. 先ずはボトム。

    ナッツ類+蕎麦の実は、予め予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしておきます。
    ナビスコリッツ、液状に溶かしたココナッツオイルと合わせ、ミルで小刻みに粉砕してジャーの底に敷き詰めましょう。
    すりこ木等を使って、しっかりと押し付けておきます。

    20210601 00011.png20210601 00009.png


  2. 酒粕ゾーンに参りましょう。

    ミルをさっと洗って水気を拭き、酒粕、みりん、蜂蜜をここに合わせます。
    ミルの容器が耐熱性なので、このままレンジで1分半。
    しっかりアルコールが飛んだ酒粕にオーツミルク 25gを加え、滑らかなピュレ状に撹拌しておきましょう。

    お鍋にオーツミルク 120gを注ぎ、ダマにならないようアガーをふり入れます。
    スパチュラで混ぜてアガーを溶かしてから、中〜弱火にかけて混ぜながら全体をしっかり煮立てましょう。

    火からおろし、酒粕ピュレを加えて混ぜます。
    1の上に注いで表面の泡をすくい取り、冷蔵庫で冷やしかためましょう。

    20210601 00012.png20210601 00013.png
    20210601 00014.png


  3. エディブルフラワーゾーンへと進みます。

    華奢なチコリのお花ですが、容器にほんの少しお水を入れて出来るだけ花びらがお水につかないようお花を入れ、蓋をして冷蔵庫で保存すると意外なほど長持ちします。
    週末食べたお刺身に添えられていた小菊の花も、ふわりとティッシュに包んでチコリの脇に入れておきました。

    左は畑でひとり生えしているコリアンダー。
    1週間以上経っても食用として健在です。

    20210601 00008.png

    乾いたお鍋にアガーと生砂糖を合わせてよく混ぜ、ここにお水を注いでよく混ぜてから中〜弱火にかけて煮立てます。

    20210601 00015.png

  4. 3のゼリー液を少し酒粕ゼリーの上に流します。
    ゴールドキウイを並べ、チコリの花びら、小菊の花びらを散らしたら上からゼリー液をそっと流しましょう。

    冷蔵庫で冷やしかためて出来上がり。

    20210601 00016.png






line77-thumbnail2.gif





そうそう、畑で摘んだコリアンダーが冷蔵庫の中とは言え1週間以上放置されております。
そろそろ使ってあげないと。

お昼ご飯にリッツひとり3.5枚では炭水化物が少なすぎます。
コリアンダーを効かせたポテトサラダなどいかがでしょう。
マヨネーズを使わずとも、コリアンダーの風味で大満足な味ですよ。

20210601 00007.png





  1. じゃが芋は皮ごと茹でます。
    30分ほどかかりますが、この方が美味しい気がするのでいつもこう。
    その間に薄切りキュウリにお塩を揉み込み、しんなりするまでおきましょう。

    新玉ねぎをみじん切りにし、茹で卵も作っておきます。
    そうそう、新玉ねぎは今シーズン初めて畑で収穫したもの。
    たっぷり刻みますよ。

  2. ミニトマトはセミドライトマトに。
    昨日の夜のうちに、半分に切って網に並べたミニトマトを予熱なしのオーブン 110℃で1時間35分。
    朝までオーブン庫内に放置し、楽々セミドライトマトの出来上がり。

  3. じゃが芋の皮をむき、フォークでざっくり粗くつぶします。

    みじん切り玉ねぎ、ゆで卵、セミドライトマト、常備してあるセミドライトマトのオリーブオイル漬け(エルブ・ド・プロヴァンス風味)、アボカド、鶏ささ身の茹で鶏、そしてたっぷり刻んだコリアンダー。
    大変な具沢山ポテトサラダです。

    レモン汁は多めに。
    お塩、粗挽き黒胡椒で味付けをして出来上がり。

    20210601 00018.png20210601 00019.png
    20210601 00002.png


    セミドライトマトのオリーブオイル漬けは、この時期常備してあるもののひとつ。
    今日のポテトサラダに使わなかったセミドライトマト、何食わぬ顔でここに追加します。

    20210601 00017.png






甘いセミドライミニトマト、そのセミドライミニトマトをエルブ・ド・プロヴァンス風味のオリーブオイルに漬け込んだもの、セミドライトマト2種をたっぷり加えた具沢山ポテトサラダ。


じゃが芋が脇役に徹しております。

20210601 00004.png





line77-thumbnail2.gif





鶏ささ身の茹で鶏が登場したということは、今朝の主食は鶏粥です。
鶏ささ身を茹でた茹で汁で炊く炊き粥、鶏の旨味とお塩の加減が抜群に美味しいのです。

20210601 00001.png

ポテトサラダに使ったアボカドの残りはしめ鯖に合わせて。
もちろん畑で収穫した今シーズン初の玉ねぎをたっぷり添えます。





先週末にらっきょうの甘酢漬けも仕込みました。
主人がトウモロコシと新じゃがの取り寄せを提案しました。
梅雨を通り越して、すっかり気分は夏です。


2018-06-28T14_19_54-fb2ae-thumbnail2-78ff6-thumbnail2.gif





posted by しんさん at 14:12 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする