芋を生活の一部に、先ずは手始めにサツマイモを積極的に取り入れよう』
そう主人が言い出し、2ヵ月間熟成されたサツマイモを10キロ取り寄せたのはつい先日水曜日のこと。
初日は焼き芋とサツマイモご飯(☆彡)、2日目のサツマイモ全粒粉パン(☆彡)。
そして、主人のサツマイモ強化宣言から本日3日目です。
遅ればせながらといったところでしょうか。
この地方で“サツマイモ”と言えば“鬼まんじゅう”
鬼まんじゅう専門店までかつてはあったくらい、生活の一部となっております、コロコロのサツマイモがゴロゴロ入った鬼まんじゅう。
近ごろよく耳に致します『グルテンフリー』
何となく体に良いのかしら、くらいに思って何となく興味は示してはおりましたが、ふと思いました。
・・・なんだ、日本人本来の主食、お芋とお米ならそもそもグルテンフリーじゃないですか、と。
なので小麦粉を使わず、米粉とほんのちょっとの蕎麦粉でサツマイモをつないだ鬼まんじゅう、拵えてみましたよ。
我が家にかつてはあった蒸し器ですが、意外と量が入らない、ふたり分ならお鍋で十分、割に収納に場所を要する・・・等々の理由で処分してしまいました。
ですのでいちばん量が入りそうな、フライパンに丸網を敷いての鬼まんじゅう。
蒸し水があまり入らないので、お水をつぎ足しつぎ足しの工程ではありましたが、流石和菓子は寛大です。
蓋を開けた時のこの艶に自画自賛の笑みがこぼれます。
お砂糖は一般的な量の約半量、サツマイモの美味しさを十二分に楽しむための鬼まんじゅう。
ご覧の通りのほぼ芋、正にグルテンフリーです。
難しい工程、特別な材料など必要なし。
先人の知恵にただ恐れ入るグルテンフリーな鬼まんじゅう。
鬼まんじゅうが東海地方のおやつだと私が知ったのは、インターネットが普及した後のことでしたっけ。
◆材料(26cmのフライパンに無理無理ぎりぎり収まる量です)
- サツマイモ やや大ぶりなものを1個(皮を厚めにむいて正味440g弱でした)
- てんさい糖 50g
- お塩 2g
- みりん 10g
- 米粉 40g
- 蕎麦粉 10g
◆作り方
- サツマイモの皮を厚めに切り、1.5cm角程度のさいの目に切りましょう。
たっぷりのお水に軽く晒し、しっかり水を切ってからボールに移します。 - てんさい糖とお塩を加え、ボールをふってサツマイモ全体にまぶしましょう。
20分ほどおくと、サツマイモがうっすら汗をかいた状態になります。 - みりんを加えて全体にからめ、米粉と蕎麦粉を加えて全体になじませます。
とにかくしっかりなじませます。 - フライパンに丸網を敷き、5〜6cm角に切ったオーブンシートの上にまとめたサツマイモ生地を並べましょう。
サツマイモ生地は、アイスクリームディッシャーですくって形をある程度整えてからオーブンシートの上にまとめ、後はサツマイモを1個2個形よく積み重ねるとうまくまとまります。
残った生地を上から回しかければ準備は完了。 - お湯を多めに沸かしておき、沸騰した状態で脇から少しずつ注ぎます。
注いだ直後は強火、全体に蒸気がしっかり満ちたら中火にし、空焚きしないよう気をつけながらフライパンの蓋をぴったりとして20分。 - 蒸し上がったら、冷風をあてて素早く冷ますと艶々に仕上がりますよ。
数年前、畑作業中にと主人から誕生日プレゼントにもらった首掛け扇風機。
意外なキッチンで只今大活躍中です。
主食がせっかくのグルテンフリーなので、にわか健康意識ではありますがお菜はおからなど使ってみましょうか。
週末恒例の作り置き料理一掃メニューを今日はおからで。
茄子の焼きびたしの浸し地をおからでお片付け、おからのサラダをメイソンジャーに詰め込みます。
焼いた茄子を浸しておいた浸し地、要するにお出汁+合わせ調味料ですね。
フライパンに移し、アガーを少々加えてしっかり混ぜ合わせたら火にかけ煮立て、1〜2分弱火を保ちます。
電子レンジで1〜2分加熱して軽く水気をとばしたおからをここに加え、さっとなじませて火を止めます。
粗熱が取れたら、かたゆで卵、ザワークラウト、たっぷりのみじん切り玉ねぎ、極少量のマヨネーズ、黒胡椒を加えて和えましょう。
塩して水気を絞ったキュウリや、セミドライトマト、茹で鶏等々あればもっとサラダらしくなったのですが・・・
今朝はこれでタイムズアップ。
ビーツのピクルス、セミドライトマトとなまり節のサラダ等、作り置き料理と一緒にジャーに詰めてお弁当に。
サツマイモ10キロはなんてことありません。
只今私が頭を抱えているのは冷凍庫です。
冷凍庫がいっぱいです、もう何もはいりません。
なので、今朝の主食は冷凍してあったカボチャを使ったカボチャたっぷりの炊き粥です。
焼き魚は、大ぶりで場所をとる塩サバに白羽の矢。
明日、広島から冷凍カキフライが届きます。
しかもたくさん届きます。
冷凍庫を何とかしないと大変なことになります。
とは言え、大好きなカキフライが食べられる楽しみの方に圧倒軍配が上がっているのは事実ですけどね。
今宵は鬼まんじゅうと日本酒ですよ。
サツマイモと日本酒、意外と合うのです、これ本当。