統計史上2番目に早いという5月半ばに梅雨入りをした今年、2021年。
昨日は間もなくであろうリビングのクーラー稼動に備え、主人先導による念入りな清掃を済ませました。
そして普段は小さな脱衣所で活躍する衣類乾燥機をリビングに移動し、おやすみモードでひと晩稼動。
朝ほどよくふんわり乾いた洗濯物に和む私。
ワインセラーの結露がすっきりしたと喜んだ後、衣類乾燥機のタンクに溜まった水量を確認し“ヘヘっ”と妙な笑みを浮かべる主人。
喜びを見出すのは人それぞれ、そういうことですね。
梅雨の湿気すら清々しく思えてしまうような爽やかスイーツ、拵えてみましたよ。
透明度の高いアガーを使った、なんだかずっと眺めていたくなってしまうゼリーです。
アガー液には敢えてお砂糖を使わず、濃いめに煮出したカルダモンの風味だけでグリーン、ゴールド、2色のキウイを閉じ込めました。
仕上げに蜂蜜ちろりで甘さを補った、シンプルにキウイの風味を楽しむためのゼリーです。
実はこのゼリーには、ささやかなおまけ談があります。
当初の予定では、このようなシンプルなゼリーにするつもりではありませんでした。
カルダモン水の代わりに、ポール・ジローの葡萄ジュース、そう、知る人ぞ知るコニャック生産者のポール・ジロー手掛けるスパークリング グレープジュースを使うつもりでいたのです。
我が家にふたつあるワインセラー。
ひとつは私が自由に開け閉め出来るもの。
ひとつは私が自由に開け閉め出来るもの。
もうひとつは、鉢植えのバイマックルの奥にデンと構える、私が開け閉めすることを許されていないもの。
後者には私が知らない、知らないほうが主人のためにも良いワインがぎっしり。
そのなかにあるポール・ジローのスパークリング グレープジュース。
主人がいつぞや1ダース購入したきりで、いまだ1本2本しか飲んでいないポール・ジローのスパークリング グレープジュース。
主人がいつぞや1ダース購入したきりで、いまだ1本2本しか飲んでいないポール・ジローのスパークリング グレープジュース。
『あれ、料理に使ってダメ?』
問うた私に主人は即答『それはちょっと・・・』
今朝、この涼やかなキウイのゼリーを目にした途端、主人の態度が豹変しました。
『なんだ、これに使うつもりだったの?なんで?なんで言わなかったの?使って、使って、そりゃ美味しいだろうよ、是非使って』と。
大事にし過ぎて賞味期限が切れ、よよと泣く主人を楽しみにしております。
シンプルなキウイゼリー、もちろんとっても簡単ですよ。
主人はちょうど良いと評してくれましたが、私としてはもう少しアガーの量を抑えても良かったかしら。
主人はちょうど良いと評してくれましたが、私としてはもう少しアガーの量を抑えても良かったかしら。
◆材料(245tのメイソンジャーにちょっと多めのふたつ分)
- お水 500tくらいかな?
- ホールのカルダモン 5粒
- アガー 8g
- キウイ 3個(ゴールド2個、グリーン1個)
- 蜂蜜 適量
◆作り方
- カルダモンを縦半分に切ってお茶パックに入れ、お水と合わせてやかんの蓋をせず強火で煮立てます。
煮立ったら火を弱めて10分ほど。
そのまま冷ましておきましょう。 - カルダモン水を冷ましている間に、キウイを切ってジャーに詰めます。
トッピング用に綺麗な部分を数枚、厚さ1センチ弱の半月にして除けておきます。 - 冷めた1のカルダモン水を250g計量します。
乾いたお鍋にアガーを入れ、カルダモン水を少しずつ加えてダマにならないようそっと混ぜ合わせましょう。
アガーがしっかり溶けたら徐に中〜弱火にかけ、煮立ったら弱火にして2分弱。
火からおろし、お鍋の底をお水で冷やしながら40〜50℃程度に冷ましましょう。 - 3を茶こしを通し、極少量を残してそっとジャーに注ぎます。
表面に浮いた泡をスプーンですくい取ったら、トッピング用に除けておいたキウイを飾りましょう。
残しておいたアガー液を再度茶こしを通して注ぎ、スプーンで泡を取り除きます。
アガーなので室温でかたまります。
かたまったら蜂蜜をお好み量ちろりと垂らして出来上がり。
よく冷やして召し上がれ。
梅雨時、ジャーサラダは冷たい麺でも大活躍。
こんにゃく麺とベジミートで拵える汁なし担々麺風、ベジミートのそぼろは多めに作っておくと何かと便利なのです。
- 作り置き料理も兼ねた茄子の焼き浸し。
茄子を皮つきのまま輪切りにし、オーブントースターでうっすら焼き色がつくまで焼きましょう。
その間にかつお出汁、酒、みりん、お醤油、鷹の爪を合わせてひと煮たち。
お出汁も熱々、茄子も熱々の状態で合わせます。
冷める頃には味がなじんで美味しい茄子の焼き浸しの出来上がり。
冷蔵庫で冷やし、味がなじめばまた格別。 - ベジミートそぼろを作りましょう。
ベジミートはたっぷりの熱湯に2〜3分浸してから、キッチンペーパーを敷いたザルに移して水切をしておきます。
お醤油、お酒、みりん、オイスターソース、香酢、豆板醤、たっぷりの刻み生姜を合わせて煮立て、ここに水を切ったベジミートを加えて水気がなくなるまで加熱しましょう。 - こんにゃく麺をさっと湯がいてザルにとり、冷水で冷やして水を切ります。
胡麻油を少量まぶしてからスープジャーに分け入れ、たっぷりとベジミートそぼろを散らしましょう。
茄子の焼き浸し、アボカド、新玉ねぎのスライスをトッピングし、上にもベジミートそぼろ。
大葉とパクチーの醤油漬け(☆彡)をちろりと回しかけて出来上がり。
炭水化物を完全に欠いてしまった本日のお昼ご飯。
献立構成に問題ありです。
今朝のお味噌汁はベジミートを戻した戻し汁を使って。
今朝の主食は釜玉うどんですよ。
最近はすっかり伊勢うどんの釜玉うどんver.に立ち位置を奪われてしまった感が否めませんが、主人のかつての大好物。
・・・でもなさそうです。
主人のお口いっぱいにうどんを頬張る顔を見ると、ね。
大葉とパクチーの醤油漬けは、しめ鯖とアボカドの組み合わせとも相性抜群です。
さて、と。
昨日のクーラー清掃が気持ちよかったからと、家中のクーラーを1日1個清掃すると張り切る主人。
もちろん私も助手として駆り出されます。
いつも通り小さな脱衣場で衣類乾燥機がシーツその他をからりと乾かしてくれた頃合いです。
玄関には先ほど届いたサツマイモが10キロ。
どうやら、主人は今後『芋に凝る』のだそうです。
多趣味な主人に付き合うには体力が要りますよ。