いち早く数年前に大腸内視鏡を経験した私(☆彡)と同じ医院を選んだ主人、にも拘わらず、私の機嫌を損ねたのは検査前日の検査食。
薬剤師に不思議な顔をされながらも、私の時にはふたり分の検査食を購入致しました。
せっかくの大腸内視鏡検査、初めての検査食をふたり味わいながら挑むなんてスリリングでしょ?
今回ひとり分の検査食を抱えて帰宅した主人に拗ねるわむくれるわ、自身のことながら全く大人気ないと思いつつここは譲れない。
検査食当日は主人の検査食を湯せんで温めると同時進行で、プロテイン・オートミール・豆乳をふくれっ面で配合するのでありました。
検査前日3食の検査食、当日の朝食抜きを経て、今週初めてのお弁当は和風ジャースィーツですよ。
ジャーの底にはほんのり柑橘系の風味漂う小豆餡。
その上にはひと晩ハーブティーに浸したドライマンゴー。
ドライフルーツは消化があまりよくないということを小耳に挟みましたので、ハーブティーに浸してぽってり食感に。
お豆腐で捏ねたもちもちの白玉団子は我が家の定番、今日はほうじ茶風味にしてみましたよ。
そしてほんのり甘い飴生地をカリッとコーティングした炒り大豆のトッピング、と彩りの金柑。
そう、このジャー全体が在庫食材お片付け、または副産物の有効利用の寄せ集め。
冷凍してあった小豆を金柑の煮汁で小豆餡に。
ドライマンゴーを漬け込んだほんのり甘いハーブティーで炒り大豆の飴生地。
主人の大腸内視鏡検査を予定しておりました今週。
イオンネットスーパーの注文もぐっと控え、在庫食材お片付け強化週間とするつもりでおりましたが故の寄せ集めです。
冷凍食材、作り置き料理、備蓄品、色々駆使して今週はやり過ごすつもりでおります。
- 先ずは冷凍小豆を使ったお片付け小豆餡。
小豆は以前乾煎りしてやわらかく煮ておいたもの。
お砂糖を加える前に小分けにして冷凍しておきました (☆彡)
適量をお鍋にとってしばらく室温に戻し、ひとつだけ余っておりました金柑の甘露煮の煮汁を加えて軽く煮詰めるだけ。
みりんで煮た金柑の甘露煮は甘さも穏やかです。
仕上げにお塩をひとつまみ。
粗熱がとれたらジャーに分け入れましょう。 - ドライマンゴーはひと晩カモミールティーに漬け込んでおきます。
ポッテリやわらかく戻りますよ。
適当に切って小豆餡の上に散らしましょう。 - お豆腐白玉、今日はほうじ茶風味です。
白玉粉 50g、ほうじ茶パウダー 小さじ1/2をビニール袋に合わせて振り混ぜ、ここにお豆腐 85gを加えてよく捏ねます。
いつもはずっしりとした木綿豆腐を使うことが多いのですが、今回イオンネットスーパーでいつもお願いする木綿豆腐が品切れ、イオンさんが代替品にと選んでくれたのがこの波型にカットされたお鍋用のつるんっとした頼りないお豆腐だったのです。
生地がひとつにまとまったらビニール袋から出してさらによく捏ね、棒状に伸ばして包丁で6等分して丸めます。
お湯をたっぷり沸かし、グラグラと煮立たせないよう少し火を弱めましょう。
中央を少し窪ませた白玉団子をそっと移し、ふわりと浮かび上がったら今しばらく待って冷水に。 - マンゴーをひと晩漬け込んで風味が移ったカモミールティー、捨ててしまうなんて致しません。
漬け汁は75tありました。
蜂蜜 25gとテフロン加工のフライパンに合わせ、中火で少し煮詰めます。
泡が全体にひろがり少しとろみがついたところで、袋の上からすりこ木でたたいてざっくり砕いた炒り大豆(2月の節分豆です 50g入りをひと袋分)を加えて素早くなじませましょう。 - 白玉団子の間をマンゴーや炒り大豆で埋めながら詰め、最後に彩り良く白玉団子その他をトッピングして、はい、出来上がり。
もちろん余った炒り大豆の飴がけも無駄にしませんよ。
残り野菜、冷凍野菜、常備食材を圧力鍋に合わせて煮込んだスープ。
ざく切り白菜、冷凍マイタケ、粗みじんにした玉ねぎ、包丁の腹でつぶしたニンニク、冷凍かぼちゃと里芋、そして押し麦、蕎麦の実、もち麦、酒粕等を圧力鍋に合わせてスープストックを注ぎ、加圧すること5分間。
オイスターソースやナンプラーで味を調えてスープジャーに分け入れ、最近お気に入りの“桃屋のきざみしょうが”と刻みネギを添えれば出来上がり。
実は大腸内視鏡検査の延長で、小さな小さなポリープを切除した主人のための消化の良さに特化したスープです。
大腸内視鏡検査前日を検査食で過ごし、当日の朝は絶食、主人には相当応えたことでしょう。
心なしか昨日は検査前から顔も少々青白く、心ここにあらずといった別人のような佇まい。
医院に向かう主人の後姿を車中で見送り、強風の中傘をさして医院から出てくる主人をポットに入れたルイボスティーで迎えました。
帰宅して『腹減った』とうるさい主人を手作り豆腐でなだめ、その日の夜はおじや・・・
だけで主人が納得するはずがありません。
イオンさんに届けて頂いたカツオのお刺身をひとりでぺろりと平らげ、大事をとってその日はシャワーで済ませぐっすり眠りにつくのでありました。
そしてもちろんお待ちかねの朝食は釜玉うどん、プラス桃屋のきざみしょうが添え。
1週間はお酒を控えるようにと担当医に言われた主人。
往生際悪く、只今色々試行錯誤しているようでございます。
・・・1週間くらいならお酒を抜いても差し支えないでしょうに。
いえ、こんな機会でもないと出来ないお酒控え、一緒に楽しむ所存です。
文字通りの1週間だけですけどね。