2021年03月31日

ちょっと着色、ルバーブジャムのクランブルパイ

訳あって今は根絶えてしまった畑のルバーブ。
最後に収穫したルバーブをジャムにして冷凍保存してあったのですが、先日、主人が西京漬けを大量に追加購入したのをきっかけに解凍を決意しました。

土壌の性質か、以前は少々赤かったルバーブが晩年は益々緑がかっておりました。
緑がかったルバーブジャムではありますが、やはりいちどは作りたいのがルバーブのパイ。

今日のお昼はルバーブジャムのクランブルパイですよ。

20210331 00003.png

サクサクのパイケースに自家製ルバーブジャムをたっぷり詰めて。
簡略版クランブルはミルを使ってちょちょいのチョイ。

全粒粉とナッツ、アーモンドプードルに発酵バターの香りが、クールなルバーブジャムに丸みを添えます。
あら、このパイ美味しい。

20210331 00002.png

春になるとグッと登場頻度が増す(気がする)SNSのルバーブ画像。

あの鮮やかなルバーブカラーが羨ましくて、そして手元の緑のルバーブジャムが悲しくて、ちょっと着色してみた自家製ルバーブジャム。
気分って大切ですものね。

20210331 00001.png





冷凍パイシートを使ったルバーブジャムのクランブルパイ、本当に簡単ですよ。

  1. 先ずはパイの下焼き等の下準備。

    冷凍パイシートは正方形にカットし、そっと三角形に折ります。
    頂点に少し空間を持たせ、幅1センチ弱の切り込みを2本入れましょう。

    20210331 00008.png

    切り込み部分を対角線上に生地に重ね、形を整えます。

    20210331 00009.png

    生地がシングルの中央部分にピケをし、縁部分には水溶き卵黄を塗って準備完了。

    20210331 00010.png

    予熱したオーブンによく冷えた状態のパイ生地を移し、220℃で7〜8分下焼きしましょう。

    20210331 00011.png

  2. パイ生地の下焼きをしている間に、クランブルとジャムの準備。


    全粒粉薄力粉 20g
    よく冷えた状態でさいの目に切った無塩タイプの発酵バター 15g

    をミルに合わせて小刻みに回転させ、全体がさらりとなじんだら、

    アーモンドプードル 20g
    生砂糖 15g
    アーモンドと胡桃 各15g

    も加えて小刻みにミルを回せば、簡略版クランブル生地の出来上がり。



    ルバーブジャムの着色にはビーツを使うつもりでしたが、とてもとても太刀打ちできず食紅を使いました。

    20210331 00012.png20210331 00013.png
    20210331 00014.png


  3. パイのケースに着色したルバーブジャムをたっぷり詰めます。
    この間のオーブンの予熱も忘れずに。

    20210331 00007.png

    ジャムの上にはたっぷりのクランブル生地。

    20210331 00015.png

  4. オーブンの設定温度を180℃にし、クランブルにほんのり焼き色がつくまで17〜18分焼けば出来上がり。

    20210331 00006.png

    網の上に並べ冷まし、パイのサクサク感をお楽しみに。

    20210331 00016.png






table_s.gif





艶出しに使った卵黄の残りを使って、ベジミートのつくね団子を拵えました。
大ぶりに切ったキャベツをクタクタに煮たスープに合わせたのですが・・・

20210331 00004.png

・・・そう、合わせたのですが、つくねがつくねとしてまとまらずただのそぼろ煮となってしまいました。
画像を見るのも恥ずかしい、それでも主人は美味しいと言ってくれる恥の上塗り。





昨日、鶏ささみの茹で鶏と同時進行に勧めた鶏ささみのミニ鶏はむが出来上がりました。
画像が少量で寂しいので、関連性はありませんがここに。

20210331 00017.png







table_s.gif





最近我が家だけでブームな伊勢うどん。
いよいよ朝食に登場する運びと相成りました。

伊勢うどんにトッピングは不要だと豪語しておりました主人ですが、茹で鶏を勝手に添えたらそれはそれは嬉しそうに頬張っておりましたよ。

20210331 00005.png

いつぞやの日本酒のシメで、つい調子にのってふた袋あった伊勢うどんを半分こして食べてしまった酔っ払いふたり。
おかげでお腹いっぱい食べられる朝食だというのに、伊勢うどんは寂しい半分こ。




明日はイオンネットスーパー注文の日。
今週も伊勢うどんをお願いしましょう。
岐阜では注目すらされていない伊勢うどん、品切れになることもないでしょうからね。



2018-06-27T13_23_19-52bb8-thumbnail2-1d2f8-thumbnail2.gif








posted by しんさん at 13:55 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月30日

怪我の功名・マーブル模様で胡麻風味、フルフル葛プリン

あ、失敗した!
そう頭を垂れた後、おや?とほくそ笑むこと、お料理の場ではよくあることです。
そんなお料理のこと、あの方は『ケガノコウミョウレシピ』なんて素敵にお呼びしてましたっけね。

正に今朝はそのケガノコウミョウレシピ。
ふるふるでトロトロでゆるゆるな葛プリン、胡麻の風味に満ちた葛粉のプリンです。

20210330 00006.png

葛プリンの食感に負けないくらいの白玉団子を添えて。
いつも拵えるお豆腐白玉に酒粕を足したら、今までにないほどやわらかな白玉団子に仕上がりましたよ。

盛り付ける際、そっと扱わないと崩れてしまうほどのやわらかさ。
そしてもちろん酒粕の風味にうっとり。
たっぷり添えたほうじ茶ソースのほろ苦さとの相性も抜群なのです。

20210330 00004.png

当初の予定では、葛プリン生地とほうじ茶ソースが綺麗な層を成す姿を想い描いておりました。
が、ほうじ茶ソースを流した途端のソース沈下、あっ!失敗した!の瞬間です。

が、沈下したほうじ茶ソース、見方を変えればマーブル模様に見えなくもない。
そう、これはマーブル模様、そう自分に言い聞かせてのケガノコウミョウレシピ完成です。

20210330 00005.png

自家製の胡麻ペースト、豆乳、葛粉で拵えるフルフルの葛胡麻プリン、そしてほろ苦いほうじ茶ソース。
お口に入れるとすっと溶けてしまうほどやわらかな酒粕風味のお豆腐白玉団子。
最後の仕上げのきな粉とデーツシロップ、最高に美味しい和風なジャースィーツが本日のお昼ご飯ですよ。

20210330 00007.png





◆材料(245tのメイソンジャーにふたつ分)

 ◆胡麻風味の葛プリン生地
  • 豆乳 310g
  • 葛粉 15g
  • 生砂糖 20g
  • 練り胡麻(自家製です ☆彡 この時のもの) 20g


 ◆ほうじ茶ソース
  • ほうじ茶パウダー 2g
  • 蜂蜜 20g
  • 熱湯 10g


 ◆酒粕風味のお豆腐白玉団子
  • 白玉粉 50g
  • 酒粕 15g
  • 木綿豆腐 50g+30g前後




  • トッピング用のきな粉、デーツシロップ 各適量





◆作り方

  1. 先ずは葛プリン生地から。

    分量の豆乳のうち200gをお鍋に注ぎ、葛粉を加えてしばらくおきます。
    葛粉がふやけてかたまりがゆるくなったら、スパチュラでしっかり混ぜて葛粉のかたまりを溶かしましょう。

    徐に練り胡麻、生砂糖を加えてよく混ぜます。
    自家製の練り胡麻なので粗めですが、これがまた存在感があって良いのです。

    最後に残りの豆乳を加えてよく混ぜたら中〜弱火にかけ、とろりとするまで混ぜながら加熱しましょう。
    少し冷ましてからジャーに分け入れ、冷蔵庫でなく常温でゆるッとかためましょう。
    葛粉なので、冷蔵庫で冷やすと食感が悪くなってしまいますからね。

    20210330 00009.png20210330 00010.png
    20210330 00011.png


  2. ほうじ茶ソースを準備します。

    ほうじ茶パウダーと蜂蜜をよく混ぜ合わせ、様子を見ながら熱湯を注ぎましょう。
    意外と溶けにくいほうじ茶パウダー、小さな泡だて器を使ってしっかり混ぜ合わせます。

    葛プリンがしっかり冷めてフルッとかたまった上にそっと流します。
    層にするつもりがこうなれば、それは驚きますよね。

    20210330 00012.png

  3. 最後に酒粕風味のお豆腐白玉団子。

    白玉粉と小さくちぎった酒粕、そして分量のうちの先ずは木綿豆腐50gをビニール袋に合わせます。
    酒粕を潰すようにしながらよくなじませ、その後は様子を見ながら木綿豆腐を少しずつ足して滑らかな生地に仕上げましょう。

    棒状にまとめたらひとつ10g前後に包丁で切り分け、真ん丸お団子に丸めます。

    たっぷりとお湯を沸かし、ぐらぐら煮立たせない程度の火加減にしてお団子がプカリと浮くまで茹でます。
    浮いたお団子をひと呼吸おいて網ですくい、冷水にとって冷ましましょう。

    20210330 00013.png20210330 00014.png
    20210330 00015.png


    ザルにとるとザルの跡が付いてしまいます。
    たっぷりのお水で湿らせたキッチンペーパーの上に並べておきます。
    今日使わない分は冷凍保存。

    20210330 00008.png

  4. 白玉団子をそっとそっとトッピング。
    プリン生地と一体化してしまいそうなほどやわらかな白玉団子です、そっとそっと。

    きな粉をふり、デーツシロップをゆるりと垂らして出来上がり。





il-plants5-thumbnail2.gif





昨日イオンさんに届けて頂いた白菜や鶏ささみ、そして鶏レバー。

鶏レバーは昨日のうちにお猪口片手に煮ておきました。
今回は赤味噌を少し加えたニューバージョン、にらんだ通り、赤味噌を隠し味にした鶏レバーはこってり美味。
医療用ピンセットを使って下処理をする我が家の鶏レバー、レバー嫌いな私が自らお料理するとこうなるのです。

そして白菜は毎朝の納豆に添える白菜キムチに。
鶏ささみは一部は茹で鶏、大部分は主人が大好きな鶏はむに。
20210330 00001.png

朝からキムチだの作り置き料理だのの準備をしているものだから、当然タイムズアップ。
昨日拵えた鶏レバーの煮物を詰め込んで、作り置き料理を詰め込んで、でお弁当を仕上げます。





il-plants5-thumbnail2.gif





鶏ささみの茹で鶏の副産物、副産物というにはあまりに主人が楽しみにしている鶏粥が今朝の主食です。
三分粥と言っても良いほどの今朝の鶏粥。

20210330 00002.png

昨晩の日本酒のシメで、主人がどうしても何かが食べたい、お腹が空いて夜中に目が覚めると訴えるものだから。
ついイオンさんが届けてくださった伊勢うどんを半分こ、というにはあまりに主人が多めの半分こ。
私の伊勢うどんは1本2本といったところだったかしら。

そして当然今朝の体重測定の結果に主人は苦笑い。
今朝は三分粥、そして小ぶりな金太郎イワシで我慢我慢。

・・・お味噌汁はいつもの具沢山ですけどね。






そう、最近なぜか伊勢うどんが我が家でひそかなブーム。
実母や実妹を連れての昨年年明け早々の伊勢旅行が影響しているのは明らかですが、以前は美味しいと思えなかった伊勢うどんのブームが到来しております。

イオンネットスーパーには伊勢うどんまであるのです。
もちろんおつゆがセットになったものもありますが、別売りを届けて頂きます。

イオンネットスーパー、何でもあるわ、飽きないわ、という訳で、全く不自由ない我が家の外出自粛の生活はまだまだ快適に続くのであります。



illust-handmade1-thumbnail2.jpg





posted by しんさん at 14:02 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月29日

ふぐひれご飯〜焦がし醤油のパリパリ焼きお結び

毎朝365日、白湯を沸かす間の10分間。
窓を開け、メトロノームのリズムに合わせ、ゼロトレから派生したオリジナルエクササイズをします。

最近は窓を開けて冷たい風に震え上がることもなく、今朝は『ヌルッ』とも『シメッ』とも形容し難い空気に春を感じました。
昨日の雨を含んだ空に、ほぼ真ん丸の月が綺麗に見えましたよ。

さて、今日のお昼ご飯は焼きお結びです。

20210329 00004.png

グリルパンを使って焼いたら、少々焦げが過ぎましたね。

まだまだグリルパンを使いこなせずにおりますが、焼き魚の匂い封じ込めと焼き具合を考えると、これからもどんどん使っていきたい調理道具のひとつ。
まぁ、真っ黒に焦げたお米粒も致命的ではないと思えばそれで解決。

今日のこのご飯、実は年末に頂いたふぐひれの有効利用として落ち着いた炊き込みご飯です。

20210329 00006.png

外出自粛の一環で、お正月のお節料理を始めて自分たちで頼んだ2021年。

その時おまけで頂いたふぐひれ、以前でしたらあっさりひれ酒にしておりましたでしょう。
ですが最近は主人が日本酒に目覚めたおかげで、我が家の日本酒も自己主張が強いものばかり。
とてもとてもひれ酒にして、ひれの香ばしい香りを添えるなんて考え難い。

ワインセラーの隅っこに、気の毒なほどこっそりたたずむふぐひれ、とうとう炊き込みご飯にして有効的にお片付け。
そしてお昼の焼きお結び。

ふぐひれご飯、特に劇的にどうこうという炊き上がりではありませんが、素朴な焼きお結びはいつ食べても美味しいものですものね。

20210329 00005.png





なんてことはない、本当に文字通りふぐひれをご飯と一緒に炊くだけです。

しっかり炙った(すでにひれ酒用に炙ってあります)ふぐひれ、お酒をひたひたに注ぎましょう。

20210329 00007.png

一方でその間にお米の準備。
いつも通りお米を洗い、十六雑穀、蕎麦の実、押し麦、押し麦を加えてスタンバイ。
ふぐひれをお米の上に散らし、ふぐを浸したお酒を漉して足しいつもの分量のお水加減に。

20210329 00008.png

いつも通り炊いて蒸らして出来上がり。

20210329 00009.png



炊きあがったご飯を小ぶりな三角に握り、グリルパンにお魚ホイルを敷いてさっと強火で焼きましょう。
一旦取り出し、刷毛でお醤油をぬって焼く、これを2回繰り返します。

20210329 00010.png

グリルパン、使いこなすまでにまでにはまだまだ長い道のりのようです。

20210329 00011.png







w-line84-thumbnail2.gif





イオンネットスーパーで、アスパラガスがお買い得になっておりました。
その一方で、新ゴボウを注文したはずがまさかの代替品、色黒の泥ゴボウが割り当てられました。

春を満喫するはずが、でもまぁ、そんなところもまた運試しのようで楽しいのです。

20210329 00003.png





春を想わせるアスパラガスの緑を活かし、シンプルなお浸しに。
根本部分を少し切り落として薄く皮をむき、さっと湯がいたアスパラガス。

白だし醤油、お酒、みりん、お出汁を合わせてひと煮たちさせたら氷水で冷やし、茹でたばかりのアスパラガスを食べやすく切って漬け込みます。
冷水にとるのが何だかもったいない貧乏性、これなら冷たい合わせ調味料で急激に冷やせますもの、緑色は抜けません。

それにしても立派なアスパラガス。

20210329 00012.png






切り落とした先端部分、筋張って少々食感が難点ではありますが、お料理方法を変えれば難なく美味しく食べられますものね。
繊維に沿った千切りにし、お出汁をとった後の昆布、干しシイタケ、そして彩りの人参と合わせてかき揚げに。

20210329 00015.png20210329 00014.png
20210329 00013.png







いつもはオリーブオイル、お塩、蜂蜜で洋風寄りな人参サラダ。
今日は手作りの練り胡麻を使って和風にアレンジ。

20210329 00017.png20210329 00016.png






ちょっと焦げた焼きお結び、そして常備菜を詰めて。
本日のお弁当の出来上がり。

20210329 00001.png





w-line84-thumbnail2.gif





焼きお結びでお魚焼きホイルを使用しましたので、その流れで今朝の西京焼きはグリルパンにお魚焼きホイルを敷いて。
想像以上の威力です。

20210329 00002.png

納豆に添える自家製キムチの酸味が増し、ますます納豆との相性が良くなりました。





これで最後にしようと思っておりました自家製キムチ。
ですが最後にもういちど、今日配達して頂くイオンネットスーパーの食材の中にキムチの材料が含まれております。

今日は鶏レバーも注文しましたからね。
間もなく届くでしょう。
今宵はお猪口を持つその前に、レバーの下ごしらえを済ませてしまいましょう。


mono122-thumbnail2.gif






ラベル:ふぐひれご飯
posted by しんさん at 14:15 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月26日

あり合わせ『うぐいす餅』〜炒り大豆と切り餅ver.

待ち侘びた春を想わせる和菓子は多々ありますが、春を意識し始めると食べたくなるお菓子はやはり『うぐいす餅』ではないかしら。

躊躇なくお出掛けが出来た頃は、寒い寒いと厚着をしつつ岐阜の小さな老舗和菓子屋さんの店頭にうぐいす餅が並ぶのを楽しみにしておりました。
そう言えば、昨年も今年もイオンさんに頼りきってうぐいす餅のことなど忘れておりました。
もう終わってしまったかしら、松花堂さんのうぐいす餅。

そんなこと考えていたら、どうしても食べたくなりました、うぐいす餅。

20210326 00009.png

青大豆の儚げなちょっとくすんだ黄緑色のうぐいすきな粉、我が家にあろうはずがありません。
常備品のひとつ、ごく一般的なきな粉をチョイス。
なんだかウグイスに申し訳ない気がして和三盆で甘みを補います。
抹茶パウダーはありませんが、同じお茶と自分を慰めほうじ茶パウダーを使いましたよ。

求肥部分は切り餅で。
白玉粉は常備してありますが、切り餅の方が断然お手軽ですものね。

乾燥小豆も常備してありますので、頑張ればこし餡、少なくとも粒餡は用意できたのですが、そこは頑張らない性分。
そこは2月の節分の折、イオンさんに多めに届けて頂いた大好きな節分豆、炒り大豆であっさり代用。
炒り大豆をペースト状にして餡の代用。

20210326 00008.png

うーん、想像していたほどのペースト状ではありませんね。

20210326 00010.png

うぐいす色した可愛らしい春のお菓子、ふっくらとしたうぐいす餅も私にかかれば・・・
これは・・・そう、この茶色と白の小さな斑点模様は高貴なウグイスではなく、まさに庶民派のスズメ。

2021年の春、我が家にスズメ餅なるものが誕生したのは外出自粛の産物と後々笑い話になりますように。





我ながら呆れるほどのあり合わせ。
ですが楽しいものです。

◆材料(やや大ぶりな自称うぐいす餅 3つ分)

  • 切り餅 2切れ
  • てんさい糖 小さじ1

  • 節分用の炒り豆 ひと袋(150g)
  • 市販の甘酒 大さじ3×2
  • 蜂蜜 15g弱
  • 白味噌 5g



    ◆仕上げ用

  • 市販のきな粉 適量
  • 和三盆 適量
  • ほうじ茶パウダー 適量

    20210326 00001.png





◆作り方

  1. 先ずはきな粉のペーストから。

    節分大豆は予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストします。
    これをミルで粉砕し、先ずは甘酒大さじ3、蜂蜜、白味噌を加えてなじませます。

    後は様子を見ながら大さじ1〜3の甘酒を足し、3等分してまとめておきましょう。
    大豆をもう少し細かく粉砕しても良かったかな?

    20210326 00011.png20210326 00012.png
    20210326 00003.png


  2. お餅生地に参りましょう。

    切り餅をさいの目に切って耐熱性ボールに移し、全体が浸かる量のお水を注ぎます。
    ふわりとラップをし、お餅が十分やわらかくなるまで様子を見ながら3分ほどレンジ加熱しましょう。

    お水を別容器にとり、てんさい糖を加えてお餅を滑らかになるまで練ります。
    スパチュラを使いますが、この時別容器に移したお水を使うとくっつかなくて作業が進みます。

    バットに満遍なくきな粉を敷いてスタンバイ。

    20210326 00013.png20210326 00014.png
    20210326 00004.png


  3. やわらかく練ったお餅をざっくり3等分してきな粉の上に。
    お餅同士がくっついてしまったら、キッチン鋏で切って離すのがいちばん効率的。

    丸めておいたきな粉ペーストを乗せてお餅で包み、形を整えましょう。

    20210326 00015.png

  4. 仕上げ用のきな粉、和三盆、ほうじ茶パウダーを合わせ、茶こしを通して表面に振りかけます。

    うぐいすを全く想わせないうぐいす餅。
    残ったきな粉は、明朝のヨーグルトに添えましょうね。

    20210326 00016.png






table_s.gif





金曜日です。
野菜室に残った食材を全て並べ、そこから何を拵えるかを考えます。

・・・キャベツ、人参、ゴボウ。
ですが時間がない。
耐熱ボールが出ている、はい、全部合わせてナムルでも拵えましょうか。

今日は強風、しかもその風が冷たい。
温かなこんにゃく麺にたっぷりのナムルを添えてスープジャーに詰めました。

20210326 00006.png





  1. 在庫野菜のナムルを作ります。

    酢水に晒したゴボウ、人参にちろりと日本酒をふり、ふわりとラップをしてレンジ加熱。
    ゴボウも人参もピーラーで簡略的なささがき風味。

    時間差でキャベツも加えてひと加熱。
    おろしにんにく、お塩、だし醤油、胡麻油を加えて和えます。

  2. こんにゃく麺はたっぷりの熱湯でさっと茹でてザルにとります。

    茹で鶏を拵えた際の茹で汁にオイスターソースやらナンプラーやらを加えてひと煮たちさせ、水で溶いた葛粉を加えてとろみをつけましょう。
    ここに茹でたこんにゃく麺を加えて温め、予め保温しておいたスープジャーにスープごと移します。

  3. 上にたっぷりのナムルを添え、ついでに茹で鶏もほぐして加えます。
    いつぞや拵えた練り胡麻、ベジミートそぼろも添えて出来上がり。

    20210326 00017.png20210326 00018.png







以前はお酒を飲まない日の夕食にしておりましたこんにゃく麺。
今やすっかりお弁当の定番となってしまいました。
そして主人のお気に入り。

20210326 00007.png





table_s.gif





お餅をレンジ加熱した際の茹で汁で炊いた炊き粥。
白々としているのは、大豆ペーストに使用した甘酒の残りを最後に足したから。

いつもより随分甘い炊き粥に仕上がりました。

20210326 00005.png

主人の提案で、この後炊き粥に梅干しを足しました。
甘酒の甘み、自家製梅干の程よい塩味、あら、この組み合わせは大発見。






今宵は日本酒。
昨日我慢した分、朝から今宵の日本酒を楽しみにしております。

残り野菜のナムル、そうそう、鶏はむの残りもあったわね。
金曜日の日本酒はいつも以上のお楽しみなのです。



2018-06-27T13_23_19-52bb8-thumbnail2-1d2f8-thumbnail2.gif












ラベル:うぐいす餅
posted by しんさん at 14:50 | Comment(0) | お弁当日記 お餅を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月25日

ほんのり甘くてもっちりむっちり〜ホエーとアーモンドミルクの全粒粉ちぎりパン

平日の朝食のレギュラーメンバー、豆乳とギリシャヨーグルトで作る手作りの豆乳ヨーグルト。

以前メグミルクのヨーグルトで作っていた時よりずっと濃厚な仕上がりではありますが、それでも水曜日にもなれば水分、そう、ホエーがヨーグルトの窪みにたっぷり溜まっております。
そのホエーの有効利用にと見様見真似で始めたのが、木曜日の手作り全粒粉パン。
水曜日の夕方、お猪口やワイングラス片手に生地を仕込み、翌朝木曜日に焼き上げます。

今週は最近お気に入りの全粒粉ちぎりパン、ほんのり甘いシュガーバターパンですよ。

20210325 00002.png

全粒粉100%パンって、どうも武骨で肌理がぎゅっと詰まっていて・・・なイメージが付きまといますが、いえいえ、パンが焼き上がる時の素朴な香りはそのままに、ふんわりもっちり、そして今日のパンは特にむっちりとした食感です。

今回はいつものホエーに加え、開封済みのアーモンドミルクがあったのでこれもたっぷり。
野田琺瑯の白い容器にむぎゅっと窮屈そうに詰まった佇まいがまた愛らしいのです。

20210325 00007.png

生地に使ったお砂糖はどちらかと言えば控えめですが、生地にたっぷり混ぜ込んだレーズン、そして表面に散らしたざらめ糖とパールシュガーのおかげで程よい甘み。

相変わらずクープが上手く入れられず、器量はとても自慢出来たものではありませんが、その手軽さと味はちょっとだけ自慢。

20210325 00006.png

ほんのり甘くてもっちりむっちり、ホエーとアーモンドミルクとたっぷりの全粒粉シュガーバターレーズンちぎりパン。
欲張ってあれもこれもと加えるものだから、毎度長い長いネーミングになるのです。

20210325 00001.png





◆材料(野田琺瑯のレクタングル浅型 Sサイズにひとつ分)

  • 全粒粉強力粉 160g
  • スキムミルク 15g
  • てんさい糖 10g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエー 75g
  • アーモンドミルク 75g
  • レーズン 35g

  • お塩 1g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんで溶かしておきます) 15g


    ◆仕上げ用

  • 無塩タイプの発酵バター 適量
  • ざらめ糖とパールシュガー 適量
  • プロテイン(ハーバライフ製のストロベリー風味を使用) 適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    先ずはホエーとアーモンドミルクを容器に合わせ、レーズンを漬け込んで2時間弱。

    強力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。
    この半量をホエーの容器に加え、菜箸でしっかりと混ぜ合わせます。

    お塩、溶かしバターを順に加えてよく混ぜたら、半量の粉が残ったビニール袋に加えましょう。
    生地がひとつにまとまるよう、軽く揉んで形を整えます。
    ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留め、ヨーグルトメーカーに移して40℃で1時間。

    その後軽く揉んでガスを抜き、再度形を整えたらビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れ、野菜室でひと晩発酵を促しましょう。

    20210325 00008.png
    20210325 00009.png20210325 00010.png


  2. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から室温に戻しましょう、30分以上はおいてから次に進みます。

    20210325 00011.png

    室温に戻した生地を軽く捏ね直して形を整え、ひとつ47〜48gずつに包丁で8分割しましょう。
    丸め直してビニール袋に戻し、軽く霧吹きでお水を吹いて15分間のベンチタイム。

    20210325 00013.png

  3. ベンチタイムが終了したら、生地のガスを抜いて丸め直します。
    綴じ目を下にしてオーブンシートを敷いた容器に並べましょう。

    20210325 00012.png

    ふわりとラップをし、時々霧吹きでお水を吹きながらオーブンの発酵機能 45℃で50分。

    20210325 00014.png

  4. クープナイフで切れ目を入れ、発酵バターを軽く押し込みます。
    ざらめ糖とパールシュガーを散らし、茶こしを通してプロテインを振りましょう。

    20210325 00015.png

    もちろん普通に強力粉をふっても。
    200℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を170℃にして15〜17分。

    20210325 00017.png

    レーズンがたっぷり入った全粒粉のシュガーバターちぎりパン、素朴な香りともっちりむっちり食感がお気に入り。
    そして何より、お気楽なオーバーナイト発酵スタイルがお気に入り。

    20210325 00016.png





il-plants125-thumbnail2.gif





お菜は主人が喜びそうなチキンたっぷりのサラダです。

鶏ささみの鶏はむ、そして鶏ささみの茹で鶏、同じささ身ではありますが食感の異なる2種をたっぷり詰めたサラダです。
アボカドはパセリと自家製ルバーブジャムのソースで和えました。

20210325 00004.png





  1. ルバーブジャムとパセリをミルでピュレ状に。
    ミルを使うので、パセリの茎も全部一緒で問題なしです。

  2. 1をお鍋に移し、にんにくペースト、白ワインと一緒にミルで撹拌した玉ねぎ、お塩等々を加えてひと煮たち。
    火を止めて白味噌を加えれば、ルバーブジャムとパセリのソースの出来上がり。

    アボカドを加えて和えます。

  3. ジャーの底にはたっぷりのザワークラウト、そしてさいの目に切った鶏はむ、自家製ビーツのピクルス、アボカド、茹で鶏、担々麺風ベジミートそぼろを順に詰めれば出来上がり。

    20210325 00018.png20210325 00019.png






我が家にささやかなちぎりパンブームが到来しております。

20210325 00003.png





il-plants125-thumbnail2.gif





主人が昨晩から楽しみにしておりました、今朝の主食は主人の大好物、鶏粥ですよ。
今朝の焼き鯖は理想的な焼き加減、皮はパリパリ中ふっくら。

20210325 00005.png

鶏粥がお鍋から派手に吹きこぼれ、朝からトホホとガス周りの大掃除に徹したことは主人には言っておりません。
鶏粥を作ったのがそもそもの原因だと、密かに責任転嫁をする自分に呆れつつ。





さ、今日は土曜日に配達して頂くイオンさんお買い物の日。
実店舗から益々足が遠のく昨今、オンラインでの食材調達、日用品調達が特にこんな雨の日は本当に楽しいのです。




illust-raineyday08-1-thumbnail2.jpg





posted by しんさん at 14:15 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする