2021年02月17日

ふんわりしっとり、甘くて香ばしい全粒粉パン

怪我の功名と申しましょうか、災い転じてと申しましょうか、瓢箪から駒と申しましょうか・・・
兎にも角にも、今まででいちばんお気に入りのパンが焼きあがりましたよ。

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ホームベーカリーを買うことも一時は考えました、見様見真似ではありますがしばしば焼く完全自己流の全粒粉パン。

生地を捏ねるところから当日挑んでいた頃もありました。
時は流れ無理は極力避けるようになった今、前日の夕方にちょちょいと生地を捏ねてひと晩ゆっくり生地を発酵させるオーバーナイト発酵にあっさり転身、今に至っております。

昨日の夕方、ふと最近パンを焼いていないことに気付きました。
いつものように夕食を拵える片手間、ビニール袋で生地を捏ねてヨーグルトメーカーで1次発酵。
生地があまりにかたく、久しぶりのパン作りは大失敗と覚悟を決めての就寝でありました。

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一般的なパン生地より相当かためのパン生地です。
なので成形がままならず、焼きあがったその姿は相当不器量。

ですが何故?
一か八かのパン作り、何が功を奏したのか全く不明ではありますが、今まででいちばん美味しいパンが焼きあがりました。

多めに加えた溶かしバターの効果でしょうか。
それともいつものようにスキムミルクを入れず全粒粉だけで捏ねたからでしょうか。
イオンブランドのギリシャヨーグルトと豆乳で作った自家製ヨーグルトのホエーを使ったからでしょうか。

・・・全く分かりません。

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ですが主人も言いました。
今までのパンでいちばん美味しい、と。

一期一会の私のパン作り、そう理解はしておりますが今後のために今日も備忘録致します。

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◆材料(直径10センチ弱といった大きさのパンふたつ分です)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • てんさい糖 10g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ホエー(ギリシャヨーグルトと豆乳で作ったヨーグルトの水分です) 55g

  • 無塩タイプの発酵バター 15g(湯せんで溶かしバターにしておきます)
  • お塩 1g



    ◆仕上げ用

  • 米粉・無塩タイプの発酵バター・中ざらめ糖 各適量





◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませてしまいます。

    全粒粉強力粉・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

    容器に入れたホエーに粉類の半量を加え、菜箸でしっかりと混ぜ合わせます。
    お塩、溶かしバターを順に加え、その都度しっかりと菜箸で混ぜ合わせます。

    ビニール袋の残りの粉類にこれを加え、生地がひとつにまとまるまでしっかり揉み捏ねましょう。
    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留め、ヨーグルトメーカーに移して40℃で1時間発酵を促します。

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    再度捏ねたら形を整え、同じようにビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留め、保存容器に入れて野菜室へ。
    ひと晩ゆっくりと発酵を促しましょう。

    あまりに生地がかたくてボソボソでしたので、いつもよりしっかり捏ねました。
    そしてビニール袋内にたっぷり霧吹きでお水を吹きかけて野菜室へと移しました。

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  2. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から室温に戻しておきましょう。
    ガスもほとんど発生しておりませんし、見た目にもほぼ変化なしといったところです。
    多少は生地がやわらかくなっているかな?といった感じ。

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    とりあえずいつもより丁寧に生地を捏ね直し、包丁で2等分して断面を包み込むように丸めたらビニール袋に戻し、10分間のベンチタイムを設けましょう。
    軽く手のひらをお水で湿らせての作業です。

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  3. ベンチタイムを経た生地を再度捏ね直して丸め直し、底をしっかり閉じて成形します。
    小まめに霧吹きでお水を吹きかけながら、ふわりとラップをしてオーブンの発酵機能 40℃で50分間の二次発酵。

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    ホエーとインスタントドライイーストの好相性効果でしょうか、形は歪ながら発酵の兆し。

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  4. 生地の表面に茶こしを通して米粉をたっぷりふります。
    包丁をさっと直火で炙ってから切り込みを入れ、発酵バターを生地に埋め込みざらめ糖を振りましょう。

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    230℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を190℃にして12〜15分。

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    不器量ですが、甘くて香ばしくてしっとりもっちりな全粒粉パン。
    またこの味にたどり着くことが出来れば良いのだけれど。

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お菜は温かなロール白菜。
具沢山なスープを兼ねたロール白菜のフィリングは鯖缶ですよ。

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  1. 食感しっかり目なひよこ豆がお好みならば、ひと晩お水に浸けてひよこ豆を戻す工程を端折っても圧力鍋なら問題なし。

    洗ったひよこ豆を多めのお水と一緒に圧力鍋に合わせ、ひとつまみのお塩と一緒に加圧すること10分強。
    今朝はサフランとパプリカパウダーも一緒に。

  2. ひよこ豆を加圧する前に、白菜を圧力鍋に押し込んで圧がかかったらすぐ火を止めて下ごしらえ。
    電子レンジを使うよりこちらの方が私の性に合っているようです。

    鯖缶、干しえのき、ベジミート、卵等々をビニール袋で合わせてフィリングに。
    パンの生地で使った米粉を茶こしでササっと白菜に振って鯖缶生地を巻きましょう。

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    ひよこ豆を煮た圧力鍋に鯖缶の缶汁、トマト缶、玉ねぎ、ニンニク、オイスターソース、ガラムマサラ等々加えて煮立て、巻き終わりを下にして白菜を並べます。
    3分ほど加圧して出来上がり。

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素朴な全粒粉パンと具沢山スープを兼ねた白菜ロール。
スープジャーの温かさが今日は嬉しい、真冬のような寒いお昼です。

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そしていつものスタイル、主人お待ちかねの朝食タイムです。
今朝のお魚は焼き鯖ですよ。

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我が家で小さなブームとなりそうなノンアルコール飲料。
以前は否定しておりましたノンアルコール飲料ですが、調べてみるとなかなか面白そうです。

月曜日はオランダだったかのノンアルコールビールで乾杯。
そして昨日火曜日は禁酒ディですのでお酒は控えましたが、主人がクリックショッピングした・・・えっと、どこだったか、オーストラリアだったかのノンアルコールビールが2箱届きました。

そして間もなく、イギリスだったかどこかからノンアルコールのジンだったか何だったか・・・・
もう、好奇心旺盛な主人があれこれ調べでは報告して取り寄せるものだから、私の記憶力など完全に置いてけぼりですよ。




ですが今日はきっちり頂きますよ、日本酒を。
あくまでもノンアルコール飲料は弱い心の拠り所的な存在。
加齢に伴い、今のうちから余裕をもって多方面に保険を張っておくのは良い策だと思いますもの。



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posted by しんさん at 15:10 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする