2020年01月06日

2020年のお弁当始め

主人の長いお正月休みも明け、多くの人がそうであるように今日は主人も仕事始め。
お休みの間、主人の体重激増にヒヤっとしたこともありましたが帳尻合わせも今やお手の物。
まぁ想定の範囲内の体重を維持して今日を迎えました。

ベランダから拝む2020年の初日の出。
これで何度目になるのでしょう。
今年の備忘録も初日の出でスタートです。

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東の空が明るくなったな、その途端空の色が一変します。
昨年辺りから早起きを苦にしなくなった主人も、私の隣で初日の出を待ちます。

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東を向いて初日の出を待つ主人の隣、ふと私の中の天邪鬼がひねくれ心を擡げます。
西に拡がる養老山脈の山肌が聴色に染まって綺麗でした。

『そんな事してると初日の出見逃すよ・・・』
元旦のベランダは凍てつくような寒さですからね。
そんな主人の言葉が終わるか終わらないかのうちに、温かなリビングへと戻ります。

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初日の出を拝んだ後はお待ちかねのお節料理。
そう、主人も分かっているはずです。
私が養老山脈をいつになく気にかけたのは、昨年からお世話になっておりますお料理屋さん『大和』さんがある多度のある方角だから。

昨年は “はまぐり(☆彡)” に始まり、自然薯のコース(☆彡)鯉のコース(☆彡)等々お世話になった大和さん。
2020年のお節料理は、大和さんにお願いした真鮒のお料理が主役です。

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確か鯉のお料理を頂いた12月も半ば。
女将と若女将のお料理にすっかり魅了され、時期も時期、お節料理の計らいはあるかと尋ねたところ想像通り否とのお返事。
ですがこの地方のお正月料理として、真鮒と大豆、昆布をお醤油でやわらかく煮たお料理ならば準備致します、とのこと。

もちろん主人とふたり即答。
こうして多度地方に伝わるお正月料理が我が家のお正月を彩ったのでございます。

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そうは言っても、最近は真鮒を手に入れるのも難しくなったと若女将。
昔はお店のガス台を全て埋め尽くすほどの量を仕込んだものですし、近所では男衆が家の外で鮒を煮るのが年末の光景だったとか。
鮒を使ったお料理は多々あれど、これは鮒を美味しく頂く為のお料理です、と。

お醤油の味もお砂糖の味も程々で、それでいて頭まで食べられる程やわらかく煮込んだ真鮒。
見た目とは裏腹、鮒の旨味を存分に纏いつつ程良い歯応えを残す大豆。
想像した通り、鮒の旨味を存分に含んでトロトロに煮込まれた昆布。
多度地方のお正月料理は美味しい、数え52歳にして知った鮒料理でありました。





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もちろん、有り合わせの材料とは言えお節料理の準備も致しました。
蓮根、人参、大根はこの季節大抵常備してありますからね。
最近気に入ってよく買っております “則武牛蒡”も使った今年のお節料理。

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蓮根は酢蓮根に。

人参は細切りにしてスルメと漬け込みます(☆彡
年末に覗いたスーパーのスルメが高騰しておりましたのに憤慨し、今年はおつまみコーナーにある“あたりめ”を有効利用。
あたりめの塩味の分、ほんの少し味付けを抑えれば問題なしのいつもの美味しさ。

金時人参も使った3色のねじり梅。
言われなければ分からない2色の人参と大根で拵えた紅白のねじり梅です。

太い則武牛蒡は圧力鍋でさっと蒸してたたき牛蒡に。
茹でるよりぐっと風味が残る蒸し牛蒡は主人お気に入りの一品です。

そして左端。
年末、主人がどうしてもと懇願した鯖の味噌煮です。
鯖の味噌煮が冷蔵庫にある、それだけで安心するのですって。





人参のねじり梅を拵える際の切れ端も無駄にはしません。
人参をたっぷり使ったキャロットケーキはお年賀の余興に。

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薄力粉より何よりもすりおろし人参をたっぷりと使ったオレンジ色の生地。
すりおろしたナツメグも加えた奥深いキャロットケーキが焼き上がりましたよ。
胡桃、干しレモン(☆彡)、乾燥ブルーベリーもたっぷり加えたどっしりキャロットケーキで人参の切れ端もすっかりお片付け。

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その他、お出汁用に常備してある昆布で拵えた昆布巻き。
昨年末、主人が衝動買いした高価な塩引き鮭を巻いた累算飛び切り高級な昆布巻きです。
こちらも塩引き鮭の分お醤油は控えめに。
先ずは昆布の戻し汁だけで数分加圧した後、お砂糖とお醤油を2〜3回に分けて加えながらゆっくりと味を煮含ませるのがポイント。

そして残ったかんぴょうは下茹でして酢の物に。
年末でも価格変動なしのセロリを使い、鰹のなまり節・かんぴょう・セロリの酢の物を拵えました。

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こうして年末のキッチンを振り返る上で外せないのが、昨年の年越し蕎麦。
ご多分に漏れず我が家もお蕎麦を用意するつもりではおりましたが、既の所で思い出しました。
我が家に超高級素麺、『白髪』があることに。

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昨年10月、レースの羽織を誂えた残り布で作って頂いた着物日傘。
着物日傘アーティストの柴田さまに会いに向かった奈良で、お昼にお邪魔した三輪素麺。

三輪素麺さんですら限られた素麺師でないと作ることが出来ないという紛れもなく日本屈指のお素麺、白髪。
年越し蕎麦にするにはぴったりなのではないかしら。

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かくして、年越しイワシと共に年越し素麺。
昨年は木箱に入った高級素麺を取り寄せた主人ですが、この極細素麺“白髪”には感服。
今年からずっと、年越し蕎麦はこの白髪にする方向で邁進致しております。
この極細素麺の食感、知って死ぬのと知らずして死ぬとでは・・・って程に感慨深いものがあります。
たかが素麺と侮るなかれ。

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こうして主人のお正月休みも終わり、今日は仕事始めでありお弁当始め。
そこかしこにお節料理感が漂うお昼ご飯。

主食はおから寿司。
海苔で包んだひと口サイズのおから寿司をパッカン、パッカンおにぎり風のおから寿司です。

ぱっくり開いたお口には、カズノコの西京味噌漬け・アボカド・スライス玉ねぎ。
寿司酢で味付けしたおからには刻んだ胡桃を加えて食感を。

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昨年末に頂いた豪華なカズノコの西京味噌漬け。
定番のおから寿司ではありますが、おかげでお弁当始めは豪華なものとなりました。

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そして主人懇願の鯖の味噌煮は、ようやく仕事始めの本日朝食に。
年末、お洋服を買った際に頂いたマコロンを朝の小さな甘いお菓子に。
食べ慣れたマコロンとは違うちょっと高貴なお味のマコロンでありました。

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昨年、熱海の老舗旅館“蓬莱”とその別館 “ヴィラデルソル”の経営を星野グループに託し、実質的な閉館を迎えるにあたり記念に頂いた2膳のお箸(2019年04月03日 ☆彡)
蓬莱の建物の一部である松の古木を手作業で削り出して拵えたお箸を、2020年、主人の仕事始めの日におろそうと主人と話しておりました。

が、それも先送り。
今使っておりますお箸も、結婚する随分前に主人とふたりで選んだ思い出のお箸ですもの。
多少草臥れた感は漂いますが、双方特に折れている訳でも何でもないのでもう少し使おう、と。
少なくとも二人の還暦の年には替えようということでふたり納得し、今年も古ぼけたお箸を使います。





今年は初詣早々に嬉しいことがありました。
毎年年明けの3日、午前中に詣でるお千代保稲荷、おちょぼさん。
年にいちど、初詣の日にだけお邪魔する串かつのお店“百合子さん”の多分百合子さん。
お美しい彼女とほんのちょっとだけ距離が縮まった嬉しい事実。

明日からは主人のシャツのアイロンがけも加わりいよいよ本格的に日常が戻って参ります。
お正月休み中にすっかり身についてしまった飲酒癖も日に日に和らいでいくことでしょう。
それまでは自然の流れに身を任せるとして。
さ、主人が帰宅しましたので、入れ替わり七草を摘みに畑に向かいます。

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posted by しんさん at 14:36 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする