2019年04月18日

マッコリ白玉団子 〜 納得出来ない小豆餡編

主人の入院中、たまにはとひとりで宿泊した京都の俵屋旅館。
夕食の際、水菓子の後に出された餅麩ぜんざいが忘れられません ⇒ ☆彡

その数週間前に宿泊した際の黒豆にも感動しましたが、黒川料理長のぜんざいは身近な食べ慣れた食べ物だということも相まってその味、いえ、その佇まいさえが正に秀逸を極めておりました。
そんな黒川さんが拵えるような小豆が炊きたくて、真剣に小豆と向き合ってみましたよ。

違うんです、こんなんじゃぁないんです、全然違うんです。
黒川さんの炊いた小豆はもっとこうふっくらとしていて、それでいて艶があって存在感があり、ぜんざいは顔が映るくらいに澄んでいたんです。

でもね、ま、練習用に農協で調達して参りましたお手頃価格の小豆ですからね。
俵屋さんで使う小豆とは文字通りの雲泥の差でしょうからね。
拗ねていてもお話が進みませんから小豆のことは今日はこのくらいに。

なのでモチモチの白玉団子に集中しましょう。
この白玉団子、よくあるお豆腐を使って捏ねただけでなく “マッコリ” も加えてみました。

姪っ子の韓国土産のマッコリを白玉団子に。
そう、今週は開封したマッコリをきっちり使い切る為にもマッコリ週間と致しましたので。

明らかにいつものお豆腐だけで捏ねる白玉団子とは異なる更にもっちりとした食感。
もっちりを通り越して “もっちょり” といった感じ、抜群に美味しい。
わざわざ白玉団子を拵える為だけにマッコリを買いに走っても良いくらいお気に入りです。





そうは言っても、先ずは小豆を炊く工程を備忘録致しましょう。
実は密かに黒川さんの黒豆も何とかモノにしようと企んでおります。
やや価格もお手頃な小豆から始めたというだけのお話ですが、いつかは主人を感動させた黒川さんの黒豆を自宅で自ら炊けるようになりたいものです。

Googleさんで検索した結果、小豆をしっかり水に浸してから茹でこぼす方法が気になりました。
早速試してみました。
  1. 小豆は200g弱、189gという中途半端な量でした。
    優しく洗い、たっぷりのお水に1昼夜浸しておきます。

  2. 浸けておいた水ごと小豆をお鍋に移し、必要ならばお水を足して強火にかけます。
    煮立ったら茹で汁を半分ほど流し、新しいお水を再度注いでもう一度強火で煮立てましょう。
    再度煮立ったところでザルにあけ、茹でこぼし完了と致します。

  3. お鍋を洗い、茹でこぼした小豆をここに移します。
    小豆の上2cmほどにまでお水を注いで強火にかけ、アクが出たら丁寧にすくい取りましょう。
    弱火にして小豆が十分やわらかくなるまで70分ほどことこと煮ます。

    お鍋の蓋をするか否か、落し蓋はどうするか、悩むところではありましたが今回は両方なし。
    時々お湯を足しながらことこと煮ました。
    殆ど水気がなくなったところで火を止め、お砂糖を上に散らしてひと晩おきます。
    お砂糖はもちろんお気に入りの生砂糖を100g。
    お鍋の蓋は小豆が完全に冷めるまではキッチンペーパーをかぶせる程度にしておきました。

  4. 今朝はここから。
    生砂糖を加えてひと晩おいた小豆、お鍋をゆっくりと回してお砂糖を全体になじませたら強火にかけましょう。
    水気が上がって沸騰し始めたところで弱火にし、途中でお塩をひとつまみ加えて水気がなくなるまで煮ます。

    ・・・煮汁が濁っているので、これは黒川さんの小豆とは全く別物であると納得致しました。






小豆の炊き上がりは不本意でしたが、白玉団子の出来は上々。
  1. 白玉粉は50g。
    木綿豆腐 40gを水切りせずビニール袋に合わせ、指先でほぐすようになじませましょう。
    全体がそぼろ状になじんだところで、マッコリを少しずつ様子を見ながら加えて捏ねます。
    大さじ2加えたところで良い感じにまとまりました。

    ビニール袋から出してよく捏ね、包丁で等分してお団子に丸めましょう。

  2. 真ん中を少し窪ませながら、たっぷりの熱湯に移します。
    ぐらぐらと煮立たせない火加減を保ち、浮いてきたら少し待って冷水にとります。

    粗熱がとれたら水を切り、ラップをひろげたバットに上に並べておきましょう。
    ザルに入れたままにすると、やわらかい表面にザルの跡がついてしまいますから。






金柑はマッコリ・蜂蜜・千切り生姜を合わせた中に漬けておきました。
  • 金柑は綺麗に洗ってなり口を丁寧に取り除き、縦に4本程度の切り込みを入れておきます。
    小粒なので種は取り除かず、食べるその都度各自取り除くことと致しましょう。
    熱湯でさっと茹でてザルにとります。

    保存容器にマッコリ・蜂蜜・千切り生姜を合わせておき、ここに湯掻いた金柑を加えて時々上下を返しながら漬け込んでおきます。






  • 小豆をたっぷりと容器に詰めたら、デコポン、金柑のマッコリ蜂蜜漬け、白玉団子、胡桃、ザクロをお行儀良く詰めていきます。
    胡桃は予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストして冷ましておいたもの。

    小豆の挑戦ままだまだ続きます。











週末も近づいて参りましたので、今日はお片付けスープを添えましょう。






  • セロリ、玉ねぎ、にんにく、アンチョビをオリーブオイルで炒めたところに、鶏の茹で汁やトマト、押し麦、シイタケ・・・・要するに在庫食材をどんどん加え、お鍋の蓋をして10分。
    後は牛乳を注ぎ、クスクスやカレーリーフを少し足してお塩で味付け。
    その名の通りお片付けスープです。











黒川さんのような小豆は炊けませんでしたが、流石の生砂糖、美味しいです。
今朝は久しぶりにお餅を焼いてぜんざいにしてみました。

調子にのって、先程生砂糖を5袋注文致しました。
お正月の黒豆は今まで通り上白糖で煮るつもりでおりますが、それとは関係なく時々は贅沢な黒豆を生砂糖で煮るつもりでおります。





そう、黒豆と言えば。
昨日は主人入院後の外来の日。
診察が終わると、それっとばかりに高速にのって名古屋の端っこ “弥富” に向かいました。
主人が前々から気にしておりましたパキスタン料理を頂きに、ね。
弥富のインターナショナルビレッジと言えば、一部の方々の間では有名なお店のようです。

建物はコンテナ、店内の日本人は私たちふたりきり。
明らかに英語ではない言葉しか聞こえてきません。
そして主人念願のチキンビリヤニ、卵とひよこ豆のカレー、たっぷりのナンをぺろりと平らげ、帰りに向かった先は名古屋のミッドランドスクエア。

主人はビリヤニでお腹を満たし、私は富澤商店で質のよい黒豆を買い、ふたりともが理由は違えど上機嫌で帰宅致しました。
いつもならばお洋服もとなるところですが、今回はそんなこと考えもせず黒豆に直進。





買った黒豆で黒川さんの黒豆を目指すのです。
もちろん小豆も。
俵屋さんの豆の味を自宅でも。
私の身の程知らずの挑戦は始まったばかりです。

posted by しんさん at 16:02 | Comment(0) | ほろ酔い お酒のお菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月16日

マッコリ食パン 続編 〜 端っこでほろ苦ココアラスク

昨日焼いた全粒粉マッコリ食パン ⇒ ☆彡
お水や牛乳を使わず韓国土産の “マッコリ” で全粒粉を捏ね、更にマッコリに漬け込んだレーズンをたっぷり生地に練り込んだマッコリづくしの食パンです。

いつもの手前味噌ながら出来は上々でしたが、残念なのは焼きたてを食べ損ねたということ。
そしてどうも完全に試食のタイミングを逸してしまったようなので、早々と冷凍してしまいました。
どうせすぐに食べられないのならば潔く冷凍してしまったほうが賢明よ、そう自分に言い聞かせて。

冷凍すべく器量の良い部分を切り分け、残った端っこだけでも食べてみましょうか。
ラスクにして、ね。

端っこのボコボコとした部分を使ったココア風味のラスクです。

この食パン、そうは言っても “マッコリ” が主役だと思っておりますので、そこはバター等存在感のある食材を重ねずオリーブオイル仕立てのあっさりラスクに仕上げました。
メープルシロップとオリーブオイルを食パンにしみ込ませた後で、ピュアココアと頂いて以来すっかり気に入ってしまった “生砂糖” をまぶしたほろ苦サクサクのラスク。

冷凍したマッコリ食パンはまた後日、そのうちいつか登場することでありましょう。

低温のオーブンでじっくり焼いて仕上げるオリーブオイル仕立ての端パンラスク。
地味で無骨な佇まいではありますが、これ、結構美味しいのです。






少々時間はかかりますが至って簡単。
  1. 切り落としたマッコリ食パンの端っこを更に大きめに切り分けます。
    130℃に予熱したオーブンで13分ほど焼き、表面を乾燥させましょう。
    この段階では表面を乾かすだけ、焼き色は必要ありません。

  2. パンを焼いている間に、オリーブオイルとメープルシロップ 各15gをビニール袋に合わせてざっと揉み混ぜておきます。
    1のパンをオーブン庫内から出したらすぐここに加え、全体にまぶしましょう。

    再度オーブンシートを敷いた天板に並べて焼きます。
    今度はちょっと長いですよ。
    150℃で先ずは10分、その後140℃に下げて更に10分。
    最後は110℃で3分ほど焼いた後、オーブン庫内に5分ほど放置します。

  3. パンを焼いている間に、ピュアココアと生砂糖を適量ビニール袋に合わせておきます。

    こんがりサクサクに焼き上がったパン、もうこの段階で美味しそう。

    素早くビニール袋に移し、全体に生砂糖とココアパウダーをたっぷりまぶして出来上がり。











ふふ、こうして見るとまるで “かりんとう” のようですがラスクです。

数日間寒い日が続きました。
ちょうど上手く使い切ったと思っておりました灯油ですが、寒がりの私の為にと主人が灯油を買ってきてくれた途端のこの暖かさ。

気温が上がると、何故だかムシャムシャと色鮮やかな生野菜が食べたくなります。
店頭に並ぶトマトの色合いにヒョロヒョロ惹かれ、デコポンのオレンジ色に釘付けになり、そして拵えた本日のお菜は彩りも賑やかなチキンサラダ。

鶏胸肉で拵える茹で鶏は、マッコリ週間らしくいつもの日本酒をマッコリに置き換えてみました。





  1. 鶏胸肉は予め室温に戻しておき、少し残った脂肪部分や血のかたまりを丁寧に除きます。
    お魚に使う骨抜きを使うと簡単。
    全体を丁寧にフォークで突き、蜂蜜、お塩の順に適量をしっかり揉み込んでおきましょう。
  2. 鶏胸肉が重ならないよう並べられる大きめのお鍋にお湯を沸かします。
    お湯は鶏胸肉がしっかり浸かる量、たっぷりと。

    全体がしっかり沸騰したところで、マッコリを多めに注ぎます。
    沸騰が一旦落ち着いたところに、皮面を下にして鶏胸肉を並べましょう。
    すぐに蓋をして弱火にし、8〜9分茹でて火を止めます。
    そのまま粗熱がとれるまで放置し、お好みの厚さに切り分けます。

  3. 茹で鶏、デコポン、トマト、千切りセロリを容器に盛り付けます。
    ややきつめに味付けしたアボカドサラダをドレッシング代わりに添えましょう。

    アーモンドは予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストして粗く刻みます。
    セロリの葉っぱ部分は千切りに。
    アボカドは適当に切り、新玉ねぎはたっぷりみじん切りに。
    自家製の “塩柚子 ☆彡” を多めに加えて和え、脇にたっぷり添えれば出来上がり。











夏に向けて主人のお気に入り、イワシの南蛮漬けはたっぷり作り置きしてあります。
南蛮漬けに添えるお菜も何種か既に作って冷蔵庫の中。

お弁当の主食、マッコリ食パンのラスクも実はこれ昨日に拵えたもの。
なので今朝は楽々余裕の朝食の筈・・・なのですが。

昨日は自家製の泥付き分葱に時間をとられました。
そして今朝はつくね芋。
ゴツゴツしたつくね芋を洗って皮をむくのは相当時間がかかります。
それを覚悟して昨日のうちにラスクも拵えておいたのに、予想をはるかに上回る手間と時間。





  • つくね芋をここまでまとめるのに、1時間以上かけてしまいました。
    親指をおろし金ですりむくし、手の甲は痒くなるし・・・






でもね、こうしてすりおろして小分けして冷凍しておけば、ご飯にうどんにお蕎麦にといつでも主人が大好きなとろろ何とかが食卓に登場可ですもの。





病み上がりでまだまだ本調子でない主人。
下っっっ手くそな (あら、失礼) な目薬も慣れる前に回復しちゃってほしい、いえ、させてあげたい。
取り敢えずゴールデンウイーク辺りまでは禁酒です。

posted by しんさん at 14:27 | Comment(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月15日

マッコリ週間 〜 マッコリレーズン入り 全粒粉マッコリ食パン

久しぶりに今朝はパンを焼いてみました。
器量の悪い我流の食パンですが、極少量のインスタントドライイーストでひと晩かけてゆっくりと生地の醗酵を促すお気に入り、且つ楽ちんな手順の全粒粉100%の食パンです。

そして今回のこの食パン。
特徴は何と言ってもこれ。

初めての海外、韓国旅行を楽しんできた姪っ子。
彼女の韓国土産、マッコリで生地を練りました。
お水を使わずマッコリだけで捏ねた生地・・・いえいえ、それだけでは不満足。

以前教えて頂いた 『酒粕レーズン』 に再挑戦しようと思いつつ、つい出来心で 『マッコリレーズン』 を試してみました。
たっぷりのマッコリに漬け込んだレーズンをパン生地にたっぷり散りばめた 『マッコリレーズン入りの全粒粉マッコリ食パン』 という訳です。

今週はこの開封したマッコリを有意義に(だと良いのだけど)使ったお料理に挑む所存でございます。

野田琺瑯を型の代わりに使ったほのぼのした全粒粉マッコリパン。

訳あって、今朝はその味を確認することは出来ませんでした。
ですがキッチンは小麦粉の焼ける香ばしい香りと、そしてマッコリが放ったであろうどこか懐かしいほのぼのとした香りが漂います。

マッコリレーズン入りの全粒粉マッコリ食パン、その味はまた後日のお楽しみ。
取り敢えずは備忘録。





先ずは前日の準備をいくつか。
マッコリレーズンは前日の朝に漬け込みました。
  • 格別な拘りがある訳ではありませんが、原材料に 『植物油脂』 と記載のないオイルコーティングしていないレーズンを愛用致しております。

    保存容器に適量入れ、振って沈殿物をなくしたマッコリを並々と注ぎましょう。
    振り方を誤るとマッコリが吹きだします、私のように。
    キッチンペーパーで蓋をして輪ゴムでとめ、室温に1日置きましょう。






マッコリを使った全粒粉生地を準備します。
こちらは前日の夕方に。
  1. マッコリは150t。
    湯せんで人肌程度に温め、てんさい糖 大さじ1を加えてしっかり混ぜて溶かします。
    人肌を保ちながらインスタントドライイースト 1gを加え、しっかりと混ぜ合わせましょう。

  2. 全粒粉強力粉 250g
    スキムミルク 10g
    お塩 小さじ1/2強

    以上をビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるようにふり混ぜます。
    この半量を1に加え、菜箸でしっかりと混ぜ合わせます。
    粉っぽさが残る段階で、太白胡麻油 25gも加えて混ぜ合わせましょう。

    いつもならば溶かしバターを使うところですが、マッコリの風味には太白胡麻油かな、と。

    よく混ぜたイースト液をビニール袋に残った粉類に戻します。
    ヨーグルトのホエー (ヨーグルトから出た水分です) 10gを加え、ビニール袋を揉みようにしながらしっかりと捏ね混ぜましょう。

  3. 捏ねた生地にビニール袋をしっかりと密着させ、袋内の空気を抜きます。
    ヨーグルトメーカーに移し、40℃で1時間醗酵を促します。

    その後再度ビニール袋内の空気を抜き、ビニール袋の端の方でとめて保存容器に。
    蓋をし、野菜室にひと晩おきます。






今朝はここから。
分量は野田琺瑯のホワイトシリーズ スクウェアアのMサイズにぴったり1個分です。
  1. パン生地は出来るだけ早いうちに野菜室から出し、室温に戻しておきましょう。
    最低でも40分は室温に戻してから、次の工程へと移りたいところ。
    前日に比べて多少はふっくらしているかな?程度の醗酵です。

    約1日室温でマッコリに漬け込んだレーズンは、マッコリを含んでふっくらしております。

  2. 室温に戻したパン生地を軽く捏ね直して空気抜きをし、包丁で2等分しましょう。
    断面を包み込むように丸め、ぬれ布巾をかぶせて20分間のベンチタイムをとります。

    同時に、マッコリに漬けたレーズンをザルに移して水を切っておきましょう。

  3. 生地の成形をします。

    丸めた生地をのばし、縦にざっと3等分した中央部に1/4量のレーズンを散らしましょう。
    両脇から中央に向けて生地を折りたたみ、軽く手の平で押して平らにならします。

    生地の向きを90度かえ、再度中央1/3部分にレーズンを散らします。
    両脇から折って軽く平らにならしたら、手前からきっちり巻いて巻き終わりを綴じます。

    オーブンシートを敷いた琺瑯容器に、巻き終わりを下にしてきっちりふたつ並べましょう。
    生地が容器にぴったりなサイズなので、そのまま入れるのは至難の業。

    容器に合わせて切ったオーブンシートを一旦容器から出し、生地をふたつ並べてから容器に戻し入れるのが、生地にもストレスなく失敗もないかとぞんじます。

  4. 霧吹きで数回お水をふき、ぬれ布巾とラップをふんわりかけて醗酵を促しましょう。
    オーブンの醗酵機能 40℃で1時間醗酵させました。

    再び霧吹きで数回お水を吹きかけ、220℃に予熱したオーブンへ。
    設定温度を190℃にして焼くこと30分。

    焼き上がったら10cm程の高さから容器ごと落とし、それから容器から出して網の上へ。

    切り分ける時のこの小さな便利グッズ、私とはとても相性が良いようです。
    厚さを設定したらパンナイフの両脇にカチッと留めるだけ。
    場所を取らないのが何より嬉しい優れものです。

    マッコリレーズンのマッコリ全粒粉食パン。
    残念ながら今日は味見なし、香りだけです。











折角パンも焼き上がったのですが、今朝は時間がなくてお弁当も諦めたほど。
ですが、冷凍してあった過去のマフィンと作り置き料理を持たせてなんとか主人を送り出すことが出来ました。

・・・ダメだなぁ。

こんなお昼ご飯なのに、 『どぅみぃ (私のこと) が焼くケーキがやっぱりいちばん!』
そんなメッセージをくれる主人に、ここ数日間のカリカリした自分を恥じるやら反省するやら。

帯状疱疹の後遺症でまだまだ本調子でない主人を労わらないといけないのに、主人に労わってもらっている自分が情けない。





と、ちょっとしおらしく反省したところで・・・
今朝、私の貴重な時間を奪ったコヤツ。

畑で収穫した分葱です。
そろそろ花が咲くから、そろそろ夏野菜を植える時期だから、そう邪険にされている可哀そうな分葱。

泥付きの野菜を洗うのって本当に大変。
なのでスーパーの店頭に並ぶ綺麗な野菜が割高なのは当然だと思っております。
決してお寝坊した訳ではないのに、ちまちまちまちま分葱と格闘致しておりましたらあっという間にお腹を空かせた主人がキッチンに顔を出す時間。





主人を送り出してからは、更にちまちまちまちまこんなことを。











朝食では、昨日カリカリしながら拵えたイワシの南蛮漬けに助けられました。
主人の入院中、イワシの開きを調達して試しに拵えた南蛮漬け。
これからの夏野菜シーズンに向け、ぴったりな作り置き料理かと存じます。
もちろん主人も大のお気に入り、今までのお酢煮への情熱はどこへらやといった気に入り様です。

ふたりの新婚旅行先、熱海のヴィラデルソル宿泊はほんの2週間前のこと。
その間、主人の入院、ひとり俵屋、そしてレースの塵除けと、随分時が経ったような気がします。





二日続けて派手な鼻血に驚いたのも、どうやらそう深刻な事態ではなさそうで胸をなで下ろしております。
これから先、どんどん体の不調が増えていくのでしょう。
鼻血のついたシーツを洗いながら、ふとこれも介護の予行演習かしらなんて呑気なことを想っておりました。

さ、分葱は片付けました。
明日は主人が気を遣いながら、それでも食べたい!そう言い切ったつくね芋に挑みましょう。
乾燥器のシーツがそろそろ乾いたようですよ。

posted by しんさん at 16:22 | Comment(2) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月12日

イワシ南蛮漬けの太巻き寿司

帯状疱疹のため、1週間という短期ではありますが初めての入院を経験した主人。
病室という限られた空間で様々な人となりを目の当たりにし、自らの過去の言動を振り返って反省する思慮深さがやんわり備わったようです。

まだ当然体は本調子とは言えませんが、この入院は案外我が家にとっては有意義だった気がします。

さて。
昨晩は諸々一段落ついたこともあり、スパークリングワインで乾杯しようという運びとなりました。
お供にこってりとしたひよこ豆の煮込みを拵えたのですが、主人はまだ受け入れられなかった様子。
今朝はそのひよこ豆の煮込みをリメイクしてパイを焼くつもりでしたが、急きょ変更。
久しぶりに太巻き寿司などいかがでしょう。

こってりとした煮込み料理が受け入れられない時でも、酢飯ならば食も進むというもの。
揚げ物だって、南蛮漬けにすれば食べられるでしょ?

主人が退院する日に拵えておいたイワシの南蛮漬け。
イワシと一緒に漬けこんだ野菜も一緒に酢飯で巻いて、彩りにアボカドも足して、具沢山な太巻き寿司を拵えました。

いつもはお酢を加えた煮汁でやわらかく煮ることが多いイワシですが、店頭にトマトが並び始めたこともあって今回はイワシを南蛮漬けにしてみました。
これが主人は大変気に入ったようで、これから暑くなる期間のイワシは南蛮漬けが良い、と。

もちろん太巻き寿司はぺろりと完食。
入院中にせっかく1キロ減少した体重も、すぐに追いついてしまいそうな食欲です。






先ずは主人お気に入り、イワシの南蛮漬けの備忘録。
  1. イワシは開いて中骨を除いたものを準備しました。
    お酒 大さじ1・レモン汁 小さじ1/2を合わせて両面にからめ、しばらく漬けておきましょう。

  2. 人参は千切りにし、少量のお塩をまぶして軽く揉み込みます。
    しんなりするまでしばらくおきましょう。
  3. 米酢 大さじ4
    てんさい糖 大さじ2.5
    白だし醤油 大さじ1弱

    以上を大きめのボールに合わせてよく混ぜます。
    オーブントースターで焼いたシイタケ・ぶつ切りにしたネギを熱々の状態で加えましょう。

    シイタケは手で裂いて加えますが、旨味を無駄にしないよう裂くのはボールの上で。
  4. ごく細い千切りにした生姜・薄切り新玉ねぎも加えましょう。
    しんなりした人参、ざく切りトマトも加え、白胡麻をたっぷりひねります。

  5. 1のイワシの水気をしっかりと押さえ、全体に薄く米粉をまぶします。
    多めの胡麻油を熱し、両面こんがりと焼きましょう。

    焼き上がったイワシを琺瑯容器に並べ、4を上に散らします。
    はい、イワシが見えないくらい具沢山、主人お気に入りのイワシの南蛮漬け完成です。
    これからの季節、夏野菜にぴったりなイワシの南蛮漬け。
    冷蔵庫にしばらくおき、味が十分なじんでから召し上がれ。






  • 雑穀米入りのご飯を炊き、寿司酢 (☆彡) をふって酢飯にします。
    イワシの南蛮漬けを半分に切り、他の具と一緒にくるりと巻いて太巻き寿司に。

    ただでさえお酢の使用量が格段に多い我が家。
    これから夏にむけ、更にお酢を使ったお料理が増えるのでしょうね。











言っている傍からお酢を使ったお菜をひとつ。
主人の入院・退院でバタバタしておりましたので、野菜室にあるのは人参とアボカドくらいのもの。
日持ちするこれらにはいつも大助かりです。

人参を主役にした甘酢漬け。
胡桃やわずかに残ったシイタケもカサ増しに使った美味しい一品です。
  1. 人参はピーラーでリボン状にスライスし、少量のお塩を軽く揉み込んでしばらくおきましょう。
    シイタケはオーブントースターで焼きます。

    粗く砕いた胡桃は予熱なしのオーブン、160℃で10分ローストしましょう。
    フライパンで乾煎りするより、こちらの方が美味しい気がするのです。

  2. 米酢 大さじ2
    生砂糖 大さじ1強
    白だし醤油 大さじ1/2

    をボールに合わせてよく混ぜ合わせましょう。
    すっかり生砂糖の美味しさに魅せられております。

    ここに1の胡桃、手で裂いたシイタケを加え、新玉ねぎをスライスして加えましょう。
    極細の千切りにした生姜も少し加えます。

  3. 塩してしんなりした人参、ほぐしたなまり節も加えます。
    なまり節は予め熱湯を回しかけてから大きくほぐし、自家製の塩麴をからめてあります。
    こうしておくとパサつきがちななまり節がふっくらして、色々なお料理に使えて便利です。

    細切りにしたネギを散らして和えれば出来上がり。
    ネギは青い部分を開いて内側のぬめりをしごき、千切りにしてから冷水にとります。

    胡桃の食感がまた良いのです。











今朝のイワシはお酢煮でなく南蛮漬け。
あれほどイワシのお酢煮を気に入っておりました主人、とうとう南蛮漬けに横恋慕。

ご飯を炊く時に一緒に入れた昆布。
やわらかくて子供の頃から好きなもののひとつです。

主人が帰ってきてから、朝の小さな甘いお菓子が復活しました。

今気に入っておりますのが、熱海旅行で買ってきた小さな胡桃のお菓子。
有名なお菓子のようで、仲良くして頂いておりますソムリエールさんに教えて頂きました。
一見、お土産候で期待外れだったのですが、いえいえ、主人も私も大のお気に入りとなりました。

鎌倉紅屋さんのくるみっこ。
描かれたリスの可愛らしさに、売っておりましたマスキングテープまで買ってしまいました。
この味、この美味しさ、いつか再現したいものです。





本日、主人は午前中の眼科を経て午後から仕事へと向かいました。
一緒に並んで太巻き寿司を頬張るのも、近い将来日常となるのでしょう。

今日は私の大好きなお店のケーキをお土産に帰宅するそうですよ。
先程、こっそりトンカ豆のケーキがあるか問い合わせておりましたから。
残念ながらそれはないようですが、今宵はお酒でなくケーキを間にお話しましょう。

posted by しんさん at 16:06 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

桜でんぶのいなり寿司風おから寿司

1週間の入院を経て、体重を1キロ落とした主人が日常を取り戻しました。
帯状疱疹の名残はまだ多少おでこ周辺に見受けられますが、それでもいつもの主人です。

主人の入院も後期に入る頃には、私の方も随分ひとり暮らしが定着致しておりました。
将来どちらかが体験するであろう良い予行演習となりましたが、それもその日がくるまで遠慮します。
私の労をねぎらってか、今はへりくだり気味の主人の態度も多分数週間で元通り。
思えば私も随分と主人には気を遣わせたものね。

さて。
そんなこんなで今日からお弁当も再開です。
昨日主人の退院を間近にして心も弾んだのか、スーパーで見かけた鱈で桜でんぶを拵えました。
桜でんぶを使った春らしい色合いのいなり寿司などいかがでしょう。

ふんわりとちょっと甘めのお出汁を含んだ油揚げの中身は、沼津の釜揚げしらすをたっぷりと混ぜ込んだおからです。
酢飯の代わりに、寿司酢で味付けをしたおからを詰めたおから寿司。
そう、我が家の定番料理であり、主人の大好物でもあるおから寿司が本日久しぶりのお弁当。

ほんの2週間ちょっと前にふたりで行った熱海。
その旅行直後に主人が体調を崩したので、帰りの道中沼津で買った釜揚げしらすも残り気味。
無理に食べたり処分したりするくらいならと、早々に冷凍保存しておいた釜揚げしらすの登場です。

釜揚げしらす入りのいつもよりちょっと豪華なおから寿司。
どうせならばと、今回は桜でんぶ・寿司酢・油揚げ全てに 『生砂糖』 を使用してみました。

主人退院の安堵のせいか、それとも 『生砂糖』 のおかげか、美味しいおから寿司が出来ました。





桜でんぶから何から何まで一度に拵えるのは大変です。
前日のうちに桜でんぶだけは作っておきましたので、朝はらくちん。
お買い得な生真ダラの切り出しを使用しました。
  1. たっぷりの熱湯にお酒・お塩を少々加え、再度にたったところにタラの切り出しを加えます。

    しっかりと火を通したらザルにとり、ザルごとお水を張ったボールの中に沈めます。
    お水の中で、骨や皮を丁寧に取り除きながらざっくりとほぐしましょう。

  2. ほぐしたタラの身をキッチンペーパーにとって水を絞り、フライパンに移します。
    画像よりもう少し細かくほぐしておいた方が、実際は綺麗に仕上がります。

    生砂糖 大さじ2強
    お酒 大さじ1
    お塩・お水で溶いだ食紅 適量

    を加え、弱火でほろりとするまで炒りつければ出来上がり。






いなり寿司の油揚げを煮る時、いつもならお砂糖・お醤油を少しずつ小分けして加えます。
今回は生砂糖を使っていることですし、とばかりにちょっとそれを簡略化。
調味料を加えるタイミングは別々ですが、お砂糖もお醤油もそれぞれ一気に加える方法で。
うん、今後はこのやり方でいきましょう、同じ美味しさならば簡単な方が良いものね。
  1. 油揚げは1辺を切り落として袋状に開き、たっぷりの熱湯で茹でて油抜きをします。
    粗熱がとれたところで1枚ずつ両手で挟んで水を切り、中央を丸く空けながらフライパンに並べましょう。

    油揚げ全体が漬かる量の合わせ出汁 (我が家のフライパンでは300t量) を注ぎ、中火で煮立てたら生砂糖 大さじ2強を加えます。
    火を弱め、落し蓋をして5分ほどことこと煮含めましょう。

  2. 更に、みりん 大さじ1強・白だし醤油 大さじ1弱を加えます。
    再度落し蓋をし、時々油揚げの上下をそっと返しながら、弱火でことこと煮汁が殆どなくなるまで十分に煮含めそのまま冷ましておきます。

    生砂糖効果なのか、本当にふっくらしっとりと煮上がりました。
    煮汁をたっぷり含んでいても、詰めるものがおからですから余すことなく吸収してくれます。






おからはいつものように乾煎りします。
  • おからは100g弱。
    釜揚げしらすが入る分、いつもより量を控えめにしてあります。

    卵 1個・寿司酢 (お気に入りの配分ですが今日は生砂糖ver.で ☆彡) 大さじ3をよく混ぜたところにおからを加え、フライパンに移してさらりとするまで中〜弱火で乾煎りします。

    火を止める直前に、予め冷蔵庫に移して自然解凍しておいた冷凍釜揚げしらす・ひねり胡麻を加えましょう。
    しらすがつぶれないよう、そっと底から混ぜ込んで火を止めます。
    粗熱がとれたらざっくりとお団子にまとめ、油揚げに詰めましょう。

    油揚げの口を少し内側に折り込み、桜でんぶ・炒り卵を飾ります。
    青ネギは内側のぬめりをしごき、白髪ネギならぬ青髪ネギに。
    アボカドには極少量の寿司酢をまぶしてトッピング。

    生砂糖、今後我が家の必須調味料に仲間入りしそうです。











久しぶりのお弁当ですから、今日は慣らし運転の要領で。
隙間埋めには、作り置きしてある千枚漬け・茎ワカメの甘酢漬け・そしてなまり節の塩麴漬けを。

工程が多くて手が込んでいそうですが、いえ、実際はそうでもありません。
久しぶりの我が家の朝食ですもの、主人もゆっくり食べたいでしょうからね。
今日はお互いにゆったり時間に余裕をもって朝食に挑みましょう。










そう、本日の朝食は主人にとっては正に 『挑み』 でありました。
昨日、入院最後の朝食をスマホで送ってくれた主人。
それに対し私が返した私の朝食を見て、主人は崩れ落ちたそうです。

『どぅみぃ・・・釜たまうどん食べとる・・・』
ふたりのメッセージは全て岐阜弁です。
いえ、そんなことはどうでも良くて、主人の頭は以来釜たまうどんに占領されたとか。

昨晩ねる間際になっても、 『明日の朝は釜たまが良いな』
私が承諾したらしたで、 『かにたまと間違えないでね』 ・・・・・・・

今朝は主人待望の釜たまうどんです。
主人が見ていなかった分、朝の連ドラのストーリーを説明する私に彼は言い放ちました。
『朝ドラなんかどうでも良いわ!』





おかえりなさい、主人。
おでこの発疹が綺麗に無くなる頃には、またいつも通り憎まれ口もきいていることでしょう。
そして私は、数年に一回は京都でひとり俵屋旅館を楽しむことと相成りました。
だって楽しかったんですもの、ひとり旅も。

posted by しんさん at 15:28 | Comment(0) | お弁当日記 おからを使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする