2019年03月22日

鴨とデコポンとザワークラウトのサンドウィッチ

お彼岸のお中日も過ぎ、いよいよ気分は春です。

普段着にしております裏起毛のレギンスを早々と片付け、やや薄手のレギンスにした途端、天気予報では無情な花冷え予報。
今週末の畑も、真冬のつなぎを引っ張り出して真冬の装いで挑む心積もりでおります。

さて、本日のお昼は困った時のサンドウィッチ。
冷凍してある食パンをさっと解凍して軽くトーストし、在庫食材をちょちょいとサンドして出来上がり。
先週デコポンを頂いたので、鴨ロースの燻製とザワークラウトを合わせてみましたよ。

いつからかしら、果物とお肉やお魚の組み合わせが好きになったのは。
子供の頃はパイナップルとお肉なんて嫌いなものの代表でしたのに。
いえ、もとより私、幼少の頃はお肉が苦手でしたっけ。

軽くトーストした山形食パンにたっぷりのザワークラウト、合鴨ロースの燻製、そしてデコポン。
食パンには、甘くない自家製ピーナッツバターに醗酵バター、そしてハリサを混ぜてたっぷりと。
ほんのりと燻製香漂うハリサ、なかなか良いトリオだと自己満足致しております。

出来ればザワークラウトでなく緑鮮やかなルッコラを使いたかったところですが、週末の京都旅行で今週は畑の野菜を収穫しておりませんので。
地味な断面が少々心残りではありますが、ま、それもご愛敬。





  1. 自家製ピーナッツバター (☆彡) ・無塩タイプの醗酵バター (予め室温に戻しておきます) ・ハリサを合わせて滑らかに練りましょう。
    軽くトーストしたパンを網の上で冷ましてから、表面にたっぷりと満遍なくぬります。

    真っ赤で一見辛そうなハリサですがほんのり燻製香、辛さも穏やかです。

  2. 大きめにカットしたラップの上に食パンを並べ、ザワークラウト (市販品です) の漬け汁をしっかりと絞ってひろげましょう。

  3. デコポンは小房に分けて果しん部を切り落とし、気になる薄皮を除きます。
    後ほど半分に切るので、断面を考えながら薄切りにした燻製鴨と交互にパンの上に並べてサンドします。

    軽く圧をかけながらラップでぴったりと包み、軽めの重石をしてしばらくおきます。
    具とパンがなじんだらラップを外し、ワックスペーパーできっちりと包み直しましょう。

    ワックスペーパーごとパンナイフで2等分して出来上がり。











主食はサンドウィッチですが、お菜はお豆腐とシイタケ、ひじきを使った和風な一品。
シイタケのカサに乾物を混ぜ込んだお豆腐を詰め、葛粉の餡をからめた簡単なお菜です。
油で揚げたり焼いたりしない分簡単なのです、いえ、もとい、ヘルシーなのです。






  1. 木綿豆腐・乾燥ひじき・ほぐした干し貝柱をボールに合わせます。
    乾燥ひじきはさっと洗っただけでお水で戻さず使います。

    シイタケの軸部分をみじん切りにして加えましょう。
    人参・刻みネギも彩りに加え、お豆腐を崩しながら混ぜ合わせます。

  2. 軸を切り落としたシイタケは、カサ部分の内側に茶こしを通して小麦粉を薄く満遍なくふっておきます。
    1を等分し、シイタケのカサに詰めましょう。
  3. テフロン加工のフライパンにお豆腐生地の面を上にしてシイタケを並べます。
    油はひきません。
    ぴったりと蓋をし、弱火でゆっくりと火を通しましょう。
  4. 合わせ出汁にお酒・みりん・白醤油を合わせて混ぜ、葛粉を溶かします。
    フライパンの縁からそっと流し入れ、とろみがついたらスプーンで全体に回しかけながら味をなじませれば、はい、出来上がり。

    今宵の日本酒とも相性が良さそうです。











サンドウィッチで残った鴨は、朝食のお蕎麦と合わせて主食としましょう。
九条ネギもたっぷり刻み、自家製の柚子胡椒も忘れずに。

そして今朝の小さなおやつは・・・
そう、私が世でいちばん好きなお菓子といっても過言でないこの独特な形をした揚げ菓子。

八坂神社のすぐ前にある小さな和菓子屋さん、亀屋清永さんの清浄歓喜団。
京都に行ったらよほどの事情がない限り寄るお店です。

この形、いちど見たら忘れられないでしょ。
食べてみると、その味はもっと忘れられなくなりますよ。
とってもかたいので、私は底の部分を親指でザクっと砕いてから細々と噛みしめます。
主人が淹れてくれたちょっと濃いめの柳桜園茶舗のほうじ茶にとてもよく合います。

先日招かれた俵屋さんのお点前に触発され、今朝は久しぶりにお薄を点てようかとも思いました。
もちろん正式なものとは程遠いお遊びのお薄ですけどね。
でも清浄歓喜団にはやっぱりほうじ茶かな、そう思っていつも通り主人にお任せしました。
やっぱり好き、やっぱり美味しい清浄歓喜団。





今朝も充実した朝食で主人を送り出すことが出来ました。
唯一不本意なのは、納豆にいつも添える甘酢漬けラッキョウがとうとう切れてしまったこと。

昨年初めて自分で漬けた甘酢漬けラッキョウ。
ラッキョウの出回る季節まであと数ヶ月、そしてそれが漬かるまで更に・・・あぁ、待ち遠しい。
今年は昨年の倍増でラッキョウを漬けたまえ、そう主人に命じられております。

さ、主人が帰宅しました。
歯医者さんの定期健診に行って、帰りに西友で母の為にスマホの写真をプリントアウトしてこよう。
母のガラケーはこれ以上画像が保存出来ないそうです。

posted by しんさん at 13:55 | Comment(0) | お弁当日記 〜 市販のパンで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月20日

ふわふわ塩ゆず全粒粉パンのマシュマロサンド

柚子の季節になると、まとめて仕込んである 『柚子胡椒の素』 で自家製柚子胡椒を拵えます。

米麹・生唐辛子・お塩で仕込む柚子胡椒の素は、年をまたいで長期冷蔵保存可なので、いちど仕込んでしまえば数年間は柚子さえ手に入れば楽々美味しい柚子胡椒が楽しめる優れもの。

そしてそんな柚子胡椒の副産物、塩レモンならぬ塩ゆず。
柚子胡椒用に表皮を薄く削いだいわば残りの柚子をレモンの代用にし、使い勝手の良い塩ゆずを拵えるのが今シーズンのお気に入りでした。

今朝はそんな “塩ゆず” を使って全粒粉パンを焼いてみましたよ。
ほんのり柚子の香り漂うふわふわ全粒粉パン、可愛らしいこんなフルーツサンドはいかがでしょう。

昨日、職場の方に頂いたそうで主人がデコポンを手に帰宅しました。
瑞々しいデコポンをマシュマロと一緒にフワフワの全粒粉パンでサンドしましたよ。





お塩の代わりに塩ゆずを生地に練り込んだ全粒粉パン。
柚子の風味は極めて控えめですが、もっちりしながらフワフワの全粒粉パンが焼き上がりましたよ。

もちろん本格的なパンではありませんが、全粒粉100%でこの出来ならば私は十分満足。

いつものように前日に生地をビニール袋で捏ね、ヨーグルトメーカーで1時間ほど醗酵を促してからひと晩冷蔵庫で醗酵させます。
朝は成形してから1時間ほど醗酵させてオーブンで焼くだけ、とっても簡単です。

醗酵時には思ったほど生地が膨らみませんでした。
なのでこれは失敗と思いきや、オーブンで焼いたらちゃんとパンらしくなってくれました。
フワフワの焼き上がり。






素朴な100%全粒粉パン、真っ白フワフワのマシュマロ、そして甘酸っぱいビタミンカラーのデコポン、色合いも自慢なサンドウィッチが今日のお昼ご飯ですよ。






前日の夕食を拵える片手間にパンの生地を準備します。
以下の分量でフワフワ全粒粉パン6つ分。
  1. 牛乳 180tを湯せんにかけて人肌程度に温めます。
    ここにてんさい糖 小さじ1を溶かし、インスタントドライイースト 1gを加えてよく混ぜましょう。

    人肌程度を保ち12分ほどおきます。
  2. その間に粉類の準備をします。

    全粒粉強力粉 300gをビニール袋に入れ、塩ゆず 40gを加えましょう。
    塩ゆずについてはこの日の日記の最後の方にあります ⇒ 2018年12月26日 ☆彡
    今回はふと思いついて乾燥ラベンダーを加えたラベンダーver.です。

    ビニール袋の上からほぐすようにして塩ゆずを強力粉になじませ、その半量を1に加えて粉っぽさがなくなるまでよく混ぜましょう。

  3. 無塩タイプの醗酵バター 30gを予め湯せんで溶かしておき、2に加えましょう。
    麹味噌 10gも加えてよく混ぜたら、ビニール袋に残った半量の粉類に加えます。
    生地がまとまるまでビニール袋を揉んだら、口をねじって留めヨーグルトメーカーへ。
    40℃で1時間ほど醗酵を促します。

    少し生地が膨らんだら、その後は野菜室へ。
    ひと晩ゆっくりと醗酵を促しましょう。

  4. 今朝はここからスタートです。

    ひと晩かけてゆっくり醗酵を促した全粒粉生地、ふくらみは今一歩です。
    袋から出して軽く捏ね直し、包丁で6等分したら断面を包み込むようにしながら丸めましょう。
    ぬれ布巾をかぶせて20分間のベンチタイムを設けます。
    この段階で生地はかたいし滑らかではないし、不安が頭を過ぎります。

  5. ベンチタイムを経た生地を丸め直し、茶こしを通し小麦粉をうっすら表面にふりかけましょう。
    菜箸をぐっと押し込んでスジを作り、スジの両端をちょっと指先で摘まんで成形します。

    オーブンの醗酵機能 40℃で1時間、時々霧吹きでお水を吹きかけながら醗酵させます。
    2次発酵が終了したら水溶き卵黄を薄く表面にぬり、包丁の背でもういちど軽くスジを入れ直します。

  6. タイミングを見てオーブンは200℃に予熱しておきます。
    設定温度を180℃にして焼くこと17〜18分。

    今までの不安はどこへやら。
    しっかりと膨らんでくれた上に塩ゆず効果でしょうか、くらくらするほどの良い香り。

  7. 熱々のうちに横に包丁を入れ、マシュマロを並べてオーブン庫内へ戻します。

    オーブンの余熱でマシュマロがとろりとなるまでしばらくおきましょう。

    デコポンの薄皮をざっくりと除き、軽くマシュマロに押し込みます。

    パンでサンドして出来上がり。

    長い工程を経ているようですが、夜の部と朝の部に分かれているので意外と簡単。
    インスタントドライイーストも極少量しか使用しませんので、イースト臭も気になりません。
    しばらくはこの手順のパンが続きそうです。










パンの仕上げに使用した水溶き卵黄、その残りの卵を使った本日のお菜です。
主人は “ハンバーグ” と称しておりましたが、はてさてこれはハンバーグなのでしょうか。






  • 市販のひたし豆 (うっすら塩味で煮た青大豆です) ・乾燥ひじき (戻さずさっと洗ってそのまま使います)・アボカドを合わせて粗くバーミックスで攪拌します。

    みじん切り玉ねぎ・乾燥ポルチーニ・溶き卵・缶汁を切った鯖缶・蕎麦の実等を加え、オイスターソース・ナンプラー・お塩で味付けをしましょう。
    極々薄くフライパンの胡麻油をすり込み、両面焼けば出来上がり。

    つなぎを使っておりませんので崩れやすいのですが、その分ふわふわの食感です。











今朝は久しぶりのへしこ茶漬け。
鯖のへしこをさっと炙り、熱々の昆布だしをたっぷりかけて出汁茶漬けにします。

ご飯は冷凍ご飯を使ってちょっと簡略化。
量が少量でしたので、そこはひたし豆でカサ増しです。
久しぶりのへしこ茶漬けに主人も大喜び、朝食がこんなに楽しみな50代って相当幸せです。
お互いにね。





昨日はお酒を控えましたので、今夜は堂々と飲みましょう。
今宵はワインだそうです。
先日私が割ってしまったワイングラス、昨日届いた新しいワイングラスのお披露目です。

posted by しんさん at 15:47 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月19日

早春の京都 〜 鷹の間 二日目

早春の京都俵屋旅館、鷹の間ふつかめの朝は生憎のしとしと雨模様。
土砂降りでもなくしとしと、止む気もなさそうな雨がしっとりとお庭の松を濡らしてこれはこれで綺麗。

そんな春の雨をしっとり含む松の枝など無視して、お待ちかねの朝食です。
さやさんがヨーグルトを持ってお布団を上げにきて下さいましたよ。





今回、私は大きな冒険を致しました。
俵屋さんに宿泊の際は必ず朝食のお魚をぐじにしておりましたが、悩みに悩んだ結果今回はアジ。
おまけに添えられるハタハタに惹かれたという気も致しますが、兎に角今回はアジです。

そう、アジに湯豆腐。
主人も母もお魚はぐじ、お豆腐は揚げ出汁豆腐を迷うことなく選びましたが、私はアジ。

向かいに座る主人のぐじが心なしか霞んで見えました。

・・・なんてね。
次回はやっぱり私もぐじにしようかしら。

主人がちりめんじゃこを大胆にご飯にかけたのを見て、母も早速真似っこ。
母、何でもご飯にかけて食べるのが好きなのよね。
私が嫌がるから控えていたのでしょうけど、主人を味方につけて勝ち誇ったかのような母の横顔。

この後、俵屋旅館のオリジナルグッズが並ぶギャラリー遊形さんで、母は俵屋さんのちりめんじゃこを10個大人買いしておりました。
注文を聞いてからの後日クロネコさんお届だそうで、それまで母の俵屋さん旅行は続くのでしょう。





俵屋さんの茶室に招かれ、俄然お茶に興味を示し始めた主人。
お茶の席で亭主が面白いと言っておられた映画、故樹木希林さんも出演されている “日日是好日” のDVDを帰宅後早速予約購入したそうですよ。
そして今、その文庫本が届きました。

茶人になると妄想しております主人。
鷹の間のお軸の良さもいずれは理解するようになるのかしら。
そんな時の為に画像を残しておきましょう。

江戸後期の画家、張月樵 (ちょう げっしょう) の嵐山観桜図、と。





俵屋さんの最後はいつもさやさんの写真で幕を閉じます。
今回もさやさんの 『いちにのぉさんっ』 、可愛らしいかけ声で俵屋さんを後にしました。
しとしと雨が続いておりますので、雨ゴートをしっかり着込んで車に乗り込みます。

さやさんに教えて頂いたお正月の俵屋旅館。

お正月三が日は何十年も前から宿泊客が決まっているそうで、予約は受け付けていないそうです。
三日頃になるとたまにキャンセルもあって予約も出来ることがあるそうですが、基本的には常連さんのみ。
私たちが踏み入れてはいけない聖域のような俵屋さんのお話を聞いて、ささやかな感動を覚えました。





俵屋さんを後にして、向かった先は東山の大黒山 金剛寺 庚申堂。
八坂庚申堂の愛称で人気の小さなお寺です。
庚申のお使いとされるおサルさんが境内のいたるところに見られます。

そしてカラフルなくくり猿。

お願いごとを書いたくくり猿が三猿の上にも脇にも沢山奉納されていましたよ。

もちろん私たちも。
着物姿の若いお嬢さんたちに交じって、主人とふたり願い事を書いたくくり猿を結びます。

この時だけは雨が上がってくれました。

もちろん八坂の塔を背景に一枚。
ガラケーを手に、八坂の塔を激写する母を後ろから眺めておりました。
母、たくましい。






そして今、自宅に飾ってあるおサルさんのお守り。
こちらは芸事が上達するように。
主人がお茶を習い始めるのならば是非と購入した2体のおサルさんです。

コロコロと音色も優しいおサルさんの土鈴は厄除けに。
何かにイラっとすることがあっても、この土鈴の音が和ませてくれるハズ。
そんな気もする素朴で穏やかな音がします。

京都俵屋旅館 鷹の間宿泊の一泊旅行はこれにて終了。
後は母のガラケーに今回の旅の画像を送るだけ。
これがまた結構な手間なのよね、母は写りが悪いとスネるし・・・





さ、明日からはいつも通りのお弁当備忘録へと戻りましょう。

posted by しんさん at 14:46 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月18日

京都、早春の俵屋さんへ 〜 鷹の間

先日、ふと思い立って京都の俵屋旅館に予約をしました。
満開の桜には少し早いこの時期。
お部屋の選択も多少は可能かと思いきや、空きがあるのは特別室の “鷹の間” のみとのこと。

これもご縁と、エイやっとお出掛けしましたよ、俵屋旅館 鷹の間の京都早春一泊旅行。

北野天満宮の満開の梅を楽しみにしておりましたが、時間の都合でそれも叶わず。
がっくり (いえ、むっつり・・・かしら) しておりました私の目に飛び込んだのが、この坪庭の源平桃。

三月も中旬とは言え、俵屋さんではまだまだ桃のお節句の誂えが楽しめます。
満開の源平桃の足元にはさり気なく有職貝合わせ。

そしてもちろん主人と記念写真。
お部屋に案内して頂く途中だというのに、忙しないことでお恥ずかしい限りです。

玄関には可愛らしい立ち雛。

源平桃の坪庭を越えた小さなロビーには、江戸末期のお内裏雛がしっとりと飾られていましたよ。







そんなこんなでお部屋に到着するまでのほんの極々短い道のりを有意義に使い、ようやく鷹の間に到着です。

元々は二つのお部屋だったのをひとつにした大きなお部屋。
俵屋さんの中ではいちばん大きなお部屋だそうです。
二部屋だった名残の “桐” の表札がまだ残されているのが俵屋さんらしくて気持ちが和みます。

鷹の名にぴったりな迫力のあるお庭。

そして鷹の羽をうんとひろげたような横にひろいひろいお部屋。
この奥行、伝わるかしら。

お部屋各所の画像を。

この鷹の間、シャワーブースがあるのでも知られたお部屋です。

シャワーは宿泊中に使うとも思っておりませんでしたけどね。
実際、お風呂には2度ほど浸かりましたがシャワーブースには足を踏み入れませんでした。





お風呂の横には明るいちょっと洋風なこんなスペースも。

壁にかかったこのオブジェは?

牧谿さんのおサルさんを想わせる2匹のおサル。
今回の京都旅行はおサルさんとご縁があるようです。






俵屋さんに行ったら、先ずはお風呂を頂かないとダメよ。
そう教えられた私は、その後もその教えをしっかりと守っております。

この日も一番風呂をちゃっかり頂き、例のおサルさんのお部屋でダラーっと寛いでおりましたところに一本の電話。

『今からお茶を点てますので是非いかがですか?
浴衣姿?えぇえぇ、構いませんとも、どうぞお気楽にいらして下さい、皆さま胡坐でお楽しみです』

欲張って一番風呂を頂いた結果。
主人はジャケット着用、私は浴衣のすっぴんという情けないお茶会が始まりました。

自慢じゃありませんが、お茶の心得など皆無です。
ですが物腰柔らかなお美しい亭主 (若女将とのお噂も) との気さくな会話にすっかり打ち解け、浴衣姿ということもあって随分と和んだお茶の席となりました。

お懐紙の扱いも初めてな主人。
ですがお優しい亭主のおかげで、お茶に興味深々の様子。
知人に頼んで習いに行くそうですよ。
・・・ということは私も、ですね。

主人はこの日から茶人になりました。
(・・・少なくとも、私にはそう呼べと命じたのでそうなのでしょう)





そんな和やかなお茶を頂き、カラカラと下駄の音を鳴らして近所のバーに行けども設備のメンテナンスとかでやんわり断わられてスゴスゴと俵屋さんに戻り、書斎で時間をつぶし等しておりましたら夕食の時間です。

やはりお食事も桃の節句の佇まい。
貝合わせの器で早生ミカンのお酒を頂き、海老の雛寿司に目を細めます。
画像にはほんの端っこしか写っておりませんが、蓮根のすり流しに温まります。

河豚の切り方が特徴的。
河豚のお刺身を美味しいと思ったのはこれが初めてです。

器もしんじょうもどこかお雛様を想わせます、立派な蛤の椀。

鯛の鳴門焼きに、山椒がうっすら香る子持ちのもろこ。
子持ちのもろこを初めて頂きました。
これは美味しい、抜群に美味しい。
ちょっぴりの蕗味噌、春の味です。

そしてこの時事件が勃発。
何気に添えられたこの黒豆、主人が言います。
『僕、どぅみぃ (私のことです) が作った黒豆がいちばんだと思っていたけど、今2番に落ちたよ。』

悔しいけれど言い返すことは出来ません。
この5粒の黒豆で私の自慢の黒豆は格下げと相成りました。
恐るべし、黒川板長。
お部屋係のさやさんに黒豆の秘訣を尋ねると、素直なさやさん、ちゃんと聞いてきてくれたようです。

『普通に煮れば良いのです、小豆を炊くように普通に』

・・・なんの参考にもなりません。
恐るべし、黒川修功。





機嫌を直して温物は鱒。

強肴には珍しいスタイルの穴子。
穴子の下にはホタルイカ、そして脇にはお多福豆。

そして止椀の前の記念写真。
そう、今回の俵屋さん一泊旅行は母も一緒。
主人はこの頃になっても黒川さんの黒豆をうっとりした口調で語っておりました。

赤だしが美味しい。

ついついフルフルと器を揺すってしまう八朔のゼリー。
俵屋さん鷹の間の夜も更けました。
後は寝るだけです。






ですが、食べた後にすぐ寝るのも味気ない。
京都へ向かう途中、ちょっと遠回りをして三重県の津に寄るのが私たちの恒例です。
恒例の東洋軒に母も連れ出したこの日のお昼、東洋軒でのランチを振り返りましょう。

あれこれ食べたい欲張りさんは母は、この日のランチ。
うっとりするほどやわらかなトンカツに母は大喜びでした。

そして東洋軒と言えばブラックカレー、ハーフサイズを頼んで母ご満悦。

随分と悩んでおりましたが、主人はタンシチューに落ち着きました。

私は迷わずオックステール。

そして3人で記念写真。
俵屋さんの夕食を数時間後に控えたこの余裕の笑顔。

シャッターを押してくれたフロア係のお嬢さん。
ショートボブがハッとするほどお似合いの感じの良い美人さんでした。





明日は京都の二日目を備忘録。

posted by しんさん at 15:13 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月15日

炒り玄米の玄米ご飯 〜 ひじきと干しシイタケの炊き込み玄米ご飯編

そう言えば、最近 “ご飯” をお弁当の主食にしていなかったなぁ・・・
特に今週はケークサレとかブリートとか、小麦粉系が多かったものね。

なので今週最後のお弁当、金曜日はご飯にしてみました。
玄米ですけどね。

小耳に挟んだ “炒り玄米”
スープにするレシピを多く見かけましたが、炒った玄米にお水を加えて炊いてみました。
ひじきと干しシイタケをたっぷり炊き込んだ炒り玄米ご飯のお結びさんです。
彩りがあまりに地味でしたので、市販の “ひたし豆” を混ぜ込んだらぐっと華やかになりましたよ。

10時間以上十分にお水に浸けておいた玄米を乾煎りしてから炊くだけで、いつもの玄米ご飯よりずっと食べやすい炊き上がりとなりました。
流石に白米のようなもっちり感とまではいきませんが、お結びにしても崩れることはありません。

思っていた程の手間でもないし、これからはまた週にいちど程の頻度で玄米ご飯になりそう。
炒り玄米の玄米ご飯、うん、気に入りました。

今日は金曜日ですので、冷蔵庫の中の作り置き料理一掃の良い機会です。
ひじきと干しシイタケの炒り玄米ご飯のお結びを主食に、作り置き料理をちまちま並べてお昼にしましょう。

随分賑やかなランチプレートになりました。





炒り玄米ご飯、意外と手間はかかりません。
なのにぐっと玄米ご飯が食べやすくなりますよ。
  1. 玄米は両手でこすり合わせるように優しく洗い、たっぷりのお水に浸しておきます。
    昨日の夕方から浸したので、12時間程度になります。
    冷蔵庫ではなく、常温においておきました。
    愛用しております16cmのストウブにぴったり、1合分の玄米です。

    浸した玄米をザルにあけ、30分ほどおいて水を切ります。
    同時に干しシイタケ・ひじきをお水に浸して戻しておきましょう。

  2. ストウブを中〜強火でしっかりと温めてから、水を切った玄米を移しましょう。
    最初はお水がまだ残っている状態ですが、5分も乾煎りするとさらりとした状態になります。
    プツプツとはじける音もしてきますよ。

    干しシイタケの戻し汁・茹で鶏の茹で汁 (鶏ささ身を茹でた茹で汁です、お酒とお塩が入っています) にお水を足して玄米の2.5倍量にし、ストウブに注ぎましょう。
    派手に噴火します。
    コップ一杯程度を加えたらすぐに蓋をし、噴火が落ち着いてから残りの追加を。
    随分とお水が多い気も致しますが大丈夫。

  3. 戻した干しシイタケとひじきを加え、蓋をほんの少しずらして強火で煮立てましょう。
    しっかりと煮立ったらぴったりと蓋をし直し、弱火でじっくり25分。
    火を止める直前、蓋をしたまま強火で10数秒数えてから火を止めましょう。
    蓋をとらずにしばらくそのまま蒸らせば炊き上がりです。

    さっくりとほぐして適量を取り分け、市販のひたし豆 (カネハツの軽く塩味のついたものを使いました) を混ぜ込みましょう。

    熱いうちにラップを使って三角にまとめれば出来上がり。











作り置き料理多種の賑やかな主人のお弁当。
結局、今朝拵えたのはお菜としては “とう立ちルッコラ” のお浸しだけ。

“とう立ちルッコラのお浸し” ?
そう、3月も半ばに入ると、畑の葉野菜も花を咲かせる為とう立ちが始まります。
ルッコラも例外ではなく、やわらかだった茎もずんぐり太く筋張ってきます。

でもね、なかなか無下にはできないのです、いくら周囲に笑われようと、自分で育てたルッコラは。
太いとは言え、食べられそうなルッコラの茎を選りすぐって梅干し風味のお浸しに。





  • お水・お酒・白だししょゆを合わせて煮立て、梅干しをほぐして加えます。
    再度煮立ったところに食べやすく切り揃えたルッコラの茎を加えてひと煮立ち。
    火を止めたらすぐ、ささ身の茹で鶏をほぐして加えてそのまま冷まします。

    保存容器に移し、白胡麻をひねって出来上がり。
    うん、十分食べられます。











ルッコラの葉っぱ部分はしめ鯖に合わせましょう。
我が家の定番、ルッコラ・スライス玉ねぎ・アボカド・しめ鯖の組み合わせです。
新玉ねぎver.はこの時期限定の美味しさ。
胡麻油をちろり、だし醤油をちろりで召し上がれ。






  • お弁当用に炊いた玄米ご飯に鶏の茹で汁を足し、ことこと煮込んで朝食用の玄米粥に。
    白米の炊き粥とは違う食感、どちらも甲乙つけがたい美味しさです。






間もなく主人が帰宅するでしょう。
昨晩はお酒を控えましたから、今宵はワインかしら、日本酒かしら。
金曜日ですもの、ゆっくりお風呂に入ってどちらにするか考えましょう。
お風呂上りのマティーニをちびちびすすりながら、ね。
楽しい金曜日の夜ですもの。

posted by しんさん at 14:40 | Comment(0) | 玄米ご飯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする