名残の夏野菜エリアがぐっと隅に追いやられたと思ったら、今やすっかり旬は晩秋の野菜。
野菜の旬の入れ替わり時、そう、見ていても楽しいものです。
『どぅみぃ (私のことです)って、むかご見ると絶対買うよね』
呆れたような主人の声を聞き流しながら、やっぱりむかごを買ってしまいました。
むかごは今シーズン2度目。
だって前回より断然大きくなっていたのだもの。
むかごをかき揚げにして、今日のお弁当は天むすです。
なぜか1シーズンにいちどは拵えてしまう季節の定番料理です。
卵白をしっかり泡立てたサクッとした生地には、むかごを始め里芋、柿、胡桃、アボカドと具沢山。
主人曰く、 『ほんのりマヨネーズの味がする!』 ですって。
我が家にはマヨネーズは置いてありませんよ。
アボカド効果かしら?
マヨネーズの風味はピンときませんが、時折訪れる柿の甘みがお気に入り。
秋の味覚満載のかき揚げ、今年もそんな季節になりましたね。
かき揚げって、油の中に入れた途端にバラけてしまったりしてとっても苦手。
なので私はメレンゲにいつも助けてもらっています。
メレンゲにからめて揚げると、何故だか天ぷら種がバラバラにならないので。
- むかごはボールに水を張って何度もこすり洗いをします。
更にすり鉢にこすりつけながら綺麗に洗い、しっかり水気をおさえておきましょう。
里芋と柿は皮をむき、むかごと同じくらいの大きさのさいの目に。
胡桃はざっくり割りましょう。
アボカドはあまり小さく切らず適当な大きさに切ります。
全てをビニール袋に合わせ、極少量の米粉を加えて全体にまぶします。 - 卵 1個を卵白と卵黄に分け、卵白にはお塩をひとつまみ加えてメレンゲ状に泡立てます。
- 卵黄には米粉と炭酸水を1:1の分量で合わせ、ゆるめのホットケーキ生地程度になるよう混ぜましょう。
極少量のレモン汁・同じく極少量の白だし醤油を加えて薄めに味付けをし、1のビニール袋に合わせて全体にからめます。
これを2のメレンゲに加え、スパチュラでさっくり合わせましょう。 - 太白胡麻油を低温に温め、3をスプーンですくってじっくりと揚げます。
網の上でしっかりと油を切りましょう。 - かき揚げが熱いうちに、青紫蘇風味のニンニク醤油 (☆彡) を数滴たらしてからめます。
味付けをしたかき揚げを芯に、炊き立てのご飯でふわりと包みましょう
主人に何と言われようと買ってしまうむかご。
言われてみれば何故かしら、ね。
昨日、農協朝市の帰りに寄ったスーパーで半額になっていた “はんぺん” を買いました。
お座なりなスフレを焼いてロゼを楽しんだのですが、欲張って2袋も買うものだから・・・
はんぺんの賞味期限は今日。
ならば楽をしてオーブンで甘い卵焼きなど焼いてみましょう。
お弁当の彩りにもぴったりですしね。
付きっ切りだし、意外と油は使うし、うん、やっぱり手がかかる。
オーブンならば放ったらかし、伊達巻のような甘い卵焼きが放ったらかしでちょちょいのちょい。
- 卵 4個をボールに割り入れ、はんぺん 1枚を手でちぎってここに加えます。
合わせ出汁 大さじ6
みりん 大さじ1
お酒 大さじ1/2
白だし醤油 小さじ1
を加えてバーミックスで滑らかに攪拌しましょう。 - オーブンシートを敷いた型にザルで濾しながら卵液を流し、表面に浮いた泡を丁寧にスプーンですくい取りましょう。
170℃に予熱したオーブンでゆっくり38〜40分焼きます。
串を刺してみて、生の卵液がついてこなければ焼き上がり。
そのままオーブン庫内で粗熱をとっている間に、派手にふくらんだ卵も落ち着きますよ。
しっかり冷ましてから切り分けましょう。
包丁を上から押さえつけるのではなく、前後に動かすように切ると断面が綺麗ですよ。
引っ越しを終えたばかりの畑、まだまだ収穫までには日にちが要りそうです。
ですが新しい畑は日当たりも良好で、以前の畑より場所にも恵まれています。
何より頼もしい先生が何かと世話を焼いてくれるのがありがたい。
畑の収穫がしばらくは見込めないので、農協の朝市でしっかり食材を買い込んできましたよ。
今週の作り置き料理は、夏の名残の夏野菜を使った2品。
やわらかく煮た茄子の煮浸し、そして煮汁を内側にいっぱい満たしたピーマンの煮浸し。
今年最後であろうピーマンの煮浸しは、万願寺とうがらしも一緒に。
夏野菜と冬野菜が入り混じった朝食が今週は続きそうです。
今週は丸々太ったイワシも手に入りましたからね。
主人が大好きなイワシのお酢煮も1週間分準備しましたよ。
帰り道、栗きんとんで有名な “すや” さんに寄って朝食用の小さなお菓子を買ってきました。
その中から今朝は焼き栗を木匙の上に。
・・・不器用な主人。
焼き栗に四苦八苦していると思えば、手が真っ黒になっただのと不貞腐れる始末。
テーブルの上に焼き栗の欠片が散乱していますよ。
挙句、 『僕、この栗要らない!栗なんてもともと好きじゃないもの、これも要らない!』
・・・子供?
こちらは笑いが止まらないのだけれど。
主人曰く、数個残った焼き栗も皆要らないのだと。
残った焼き栗は皆どぅみぃの分だと。
思い出してまた笑いが止まりません。