あおさ・ひじきと合わせて月初めに数本まとめて取り寄せてくれるのですが、月の中頃には使い切ってしまう程。
胡桃と一緒に甘辛く煮たり、玄米ご飯に炊き込んだり、ツナ風にオリーブオイルに漬け込んだりと、冷蔵庫には常になまり節で拵えた作り置き料理が何かしら鎮座しております。
・・・日本酒のお供として、これら作り置き料理がまた重宝するのです。
そんなお気に入りの食材 鰹のなまり節、今朝はパン粉をまぶしてフライにしてみましたよ。
ライ麦と全粒粉入りのミニブールはスーパーで手に入るお手軽なパン。
玉ねぎを添えるだけでアボカドが変色しないなんて、なんて素敵な相乗効果。
ニンニク醤油に浸した青紫蘇をなまり節にくるりと巻いてフライにし、メインのフィリングにしましたよ。
トマトの水気を程よく残したセミドライのトマトはサンドウィッチにぴったり。
セミドライのトマトと粒マスタードの組み合わせ、個人的には最強だと思っております。
パンがフニャフニャになることもありませんし、何より真っ赤なトマトはサンドウィッチをより美味しそうに演出してくれますしね。
平日の朝食にほぼ毎日登場するイワシと並び、岐阜市内でいちばんイワシとなまり節を消費している家庭かも、我が家って。
スーパーで手に入るお手軽パンの中で、パスコのミニブールはよく買うもののひとつ。
ひとつひとつラップで包んで常備冷凍保存してあります。
- 自然解凍したパンを半分に切り、軽くトーストして冷まします。
室温に戻しておいた無塩タイプの醗酵バターを断面に満遍なくぬり、更に粒マスタードをぬっておきましょう。 - トマトは昨日のうちにセミドライ状態にしてあります。
オーブンで乾かすので簡単簡単。
輪切りにしたトマトを網に並べ、アルミホイルを敷いた天板に。
110℃のオーブンで90分ほどかけてゆっくり乾燥させるだけ。 - 徐になまり節フライへと参りましょう。
なまり節は1cm強の厚さに切り、たっぷりの熱湯を回しかけておきます。
ニンニク醤油に漬け込んだ青紫蘇を丁寧にひろげてくるりと巻きましょう。
炭酸水 大さじ4
米粉 大さじ3
レモン汁 小さじ1/2
をよく混ぜ合わせます。
目安はゆるめのホットケーキ生地といったところ。
ここになまり節をそっと浸して全体にからめ、パン粉をたっぷりとまぶします。
どちらもビニール袋使用でちょちょいのちょい。
後は太白胡麻油で両面からりと揚げ焼きにするだけ。
網の上に並べてしっかりと油を切り、冷ましておきます。 - さ、仕上げです。
醗酵バターと粒マスタードをぬったパンにアボカドとスライス玉ねぎをたっぷり。
なまり節のフライにはニンニク醤油風味がしっかりなじんだ青紫蘇。
そしてセミドライのトマトを重ねましょう。
小ぶりなフランスパン生地のミニブルーでサンドしたなまり節フライ。
あぁ、思惑通りの美味しさです。
もちろん主人からは熱いお褒めのメッセージ、何行にも渡って頂戴しました、よ。
揚げ物をして油がなじんだフライパンをさっとふいて、次のお料理にかかりましょう。
なまり節の中心部はサンドウィッチのフィリング、なまり節フライとなりました。
では、なまり節の残った部分はひじき・大豆と合わせて甘辛煮にしましょうか。
- 今度は太白胡麻油でなく胡麻油使いましょう。
千切り生姜、刻んだ鷹の爪を胡麻油で炒め、香りが立ったところで小ぶりな乱切りにした人参を加えて炒め合わせます。
人参は千切りにするより存在感のある乱切りがお気に入り。 - なまり節は適当な大きさに切り、たっぷりの熱湯を回しかけてから大きくほぐします。
マイタケも手でほぐしましょう。
大豆は市販の蒸し大豆。
自分で蒸したり煮たりした方が食感も含めて好きなのですが、それを苦にして大豆を食べないくらいならば潔く市販の蒸し大豆を選びます。
全部フライパンに合わせ、合わせ出汁・お酒・みりん・蜂蜜・少量のオイスターソース、少量の香酢を加えて炒りつけます。 - 水で戻したひじきの水をしっかり切って加え、お醤油を小分けに加えながら炒りつけましょう。
水気が程よく飛べば出来上がり。
仕上げに白胡麻をたっぷりひねります。
ミニブルーのサンドウィッチを主食に、ヒジキやカボチャの煮物がお菜。
好きなもの、食べたいものを拵えたらこんな組み合わせになりました、なんてことは日常茶飯事。
よくあることです。
意外とこのサンドウィッチも和風よりですしね。
- なまり節の作り置き料理は、たとえ人参を入れようとどうしても色合いが地味になりがち。
そんな時のために、と仕込んだ作り置き料理のひとつがカボチャの煮物。
干し貝柱を加え、白だし醤油で彩り鮮やかに煮たカボチャが整列する姿に目を細めます。
今朝の主食は、実家の母親お手製の鮭ご飯。
焼いた鮭をほぐし、ワカメご飯に混ぜ込んだほんのり塩味が懐かしい味。
多めに味ご飯や炊き込みご飯を拵えては、大きなタッパーに詰めて兄弟らとランチを楽しんでいるようで、途中にうちに寄っては1回分のご飯を手渡してくれます。
以前のように、どこかの喫茶店のランチを兄弟と食べるだけよりずっと楽しそう。
何処かのお店で食べたお料理の盛り付けを真似てみたり、母なりに自分の料理を工夫しては楽しんでいるようです。
うん、良いじゃない、良いじゃない、楽しそうで何より。
さ、明日は金曜日。
1週間の早いこと早いこと。