2018年07月31日

全粒粉のズッキーニブレッド 〜 素朴なベーキングパウダー無しver.

今シーズン初めて種から挑戦したズッキーニが収穫期を迎えております。
ウリハムシの攻撃を乗り越え、モサモサと毛深い緑の葉を存分に茂らせ誇らし気なズッキーニ。
10cmに満たない小ぶりなうちに収穫しては、その吸い付くような独特な手触りをも楽しんでおります。

そんな愛おしい自家製ズッキーニ。
いつものように何か目新しいレシピはないものかと英語検索しておりましたところ、やたらと人気のあるワードが目につきました。
それが “zucchini bread” ・・・ “ズッキーニブレッド?何それ?”

早速大好きな妄想料理、アメリカ人が大好きと聞くズッキーニブレッドを焼いてみましたよ。
今しがた聞きかじったばかりの未知の味、ズッキーニブレッドをね。
自家製ズッキーニをたっぷり全粒粉生地に混ぜ込んだ素朴な焼き菓子です。

よく聞くバナナブレッドは想像出来る味ですが、ズッキーニブレッドと来ましたか。
さすが自由な国 アメリカ、発想が自由でお料理ひとつとってもワクワクしてしまいます。

ちょうど数日前、主人が呟いておりました “あ〜、何かまたアメリカ行きたくなっちゃったね”
うんうん、同感同感、楽しいよね、アメリカ。

果たしてこのズッキーニブレッドが正解なのかどうかは分かりません。
いつものように、全粒粉100%の上にベーキングパウダーを使っておりませんのでふくらみは貧相。
ですが美味しいから良いでしょ、正解ってことで。

ココナッツシュガーの穏やかな甘さと胡桃の食感がとても私好みです。
今頃職場で主人もこれを食べている頃。
はてさて、これがズッキーニと認識出来るかしら。





レシピを見ると、ズッキーニは千切りにしてぎゅっと絞ってから生地に混ぜ込むことが多いようです。
ですがそれすら端折って。
フードプロセッサーでズッキーニを刻み、必要以上絞らずそのまま生地に混ぜ込みますよ。
以下の分量で底辺約200×70・H60のやや小ぶりなパウンド型にひとつ分です。
  1. 自家製ミニサイズのズッキーニ 4本、両端を切り落とした状態で正味240g弱。
    フードプロセッサーでざっと粗みじんにし、キッチンペーパーの上にひろげて自然に水気を切っておきます。

  2. ココナッツシュガー 60gをぬるめの湯せんにかけてやわらかくします。
    ここに溶き卵 80gを加え、人肌程度に温まるまで泡立てましょう。

    ・・・溶き卵 80g?
    全卵 約2個分ですが、大さじ1〜2程度を後ほどのお菜に使ったのでこうなりました。

    人肌程度まで温まったら湯せんを外し、ひらひらとリボン状に落ちるくらいにまでしっかりと泡立てます。
    シナモンパウダー (適量) ・自家製塩レモン (細かく刻んで加えます) ・乾燥ラベンダー (ほんのひとつまみ、多過ぎは反って逆効果です) を加えて更に泡立てましょう。

  3. 胡桃 50gは予め150℃のオーブンで20分ロースト (予熱は必要ありませんよ) し、ざっくりと刻んで冷ましておきます。

    1のズッキーニと合わせ、予めふるっておいた全粒粉薄力粉 100gから少量をとって全体にざっとまぶします。
    これを2のボールに加え、スパチュラでさっくりと混ぜ込みましょう。
    7分通り混ざったところで、残りの全粒粉薄力粉を2〜3回に分けては混ぜ込みます。

    最後にオリーブオイル 大さじ2をスパチュラに伝わせるようにしながら加えましょう。
    ざっくりと混ぜ込み生地の完成。

  4. オーブンシートを敷いたパウンド型に流し込み、表面をざっと平らにならします。
    軽く底を打ちつけて空気抜きをし、180℃に予熱したオーブンに移しましょう。

    設定温度を170℃にし、じっくり焼くこと55分。

    5分ほど焼いたところで表面に切り込みを入れてみたのですが効果なし。
    ふくらみは貧相ですが、夏の体にじんわり効きそうなズッキーニたっぷりのズッキーニブレッドが焼き上がりましたよ。

    熱いうちにそっと型から出して網の上で冷まします。

    粗熱がとれたら切り分けましょう。
    見るからに素朴でほんわかとしたズッキーニブレッド。
    うん、ズッキーニに甘い生地、これはアリですね、大アリです、美味しい。

    もちろん主人も気に入ったようですよ。










ズッキーニブレッドに使った卵を少々拝借して拵えたお菜は、鶏ささ身のミートボール。
つなぎの卵、1個分だと多過ぎるし、かと言って卵を使わないとまとめ辛いし・・・というワケ。
照り焼き風に仕上げた鶏ささ身のミートボール、中にはトマトとアボカドが潜んでおります。

ズッキーニを刻んだだけでフードプロセッサーをお片付けなんて、非効率的ですものね。
もうひと踏ん張りしてもらわないと。





  1. 人参・玉ねぎ・干しエノキ・スジを除いた鶏ささ身・溶き卵をフードプロセッサーに合わせてざっと攪拌します。
    トマトとアボカドをそれぞれ包みながら丸めておきましょう。
  2. フライパンに油を熱し、転がしながら焼き色をつけます。
    表面が焼きかたまったところで、お醤油・お酒・みりん・てんさい糖・オイスターソースを合わせて注ぎましょう。
    とろりとするまで少し煮詰め、十分にからめて出来上がり。











朝から暑い日が続くせいか、朝食の白米登場頻度が急降下しております。
ここ数日間、ほぼ冷たい麺類を主食にしているのではないかしら。
今日も冷たい十割そばをツルツルっと、ね。

先程、洗ったシーツを干そうとベランダに出ました。
出ましたよ、ベランダに・・・そしたら居たのです、アイツが、そう、苦手なアイツ、セミが。

夏、好きですよ。
少々の暑さも受け入れられるくらい、少なくとも盛夏でも和装を楽しむくらいは暑さには強い方です。
唯一の憂鬱は虫、Gももちろん大苦手ですが、ここ何年も見ていないので目下のところ敵はセミ。
干したシーツにセミがひしっと掴っていたらと思うと、主人不在時はシーツも干せません。





幸せです、私。
昔に戻りたいとも思いません。
生まれ変わりたいとも思いません。
ですがもし出来るなら、ひとつだけ願いが叶うなら、虫が怖くない、いえ、好きな人間になりたい。
ベランダに突如現れたカマキリやセミ、挙句の果て蝶々にまで恐怖するのが阿保らしい・・・
おぉおぉ、どこかにお行きとそっと手のひらに包んで遠くに逃がしてあげられる人間になりたい。

夏の間、我が家の玄関とベランダに通ずる窓の脇には水鉄砲が置いてあります。
セミの撃退には水鉄砲がいちばん。
先程、水鉄砲でセミを撃退した際、右足の小指を思いっきり網戸に打ちつけました。
・・・痛い。

posted by しんさん at 13:20 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月30日

残り僅かなプンパニッケル 〜 サンドウィッチ編

定期購入までしてお気に入りだったプンパニッケル、突如打ち切りになって早1年が経ちます。
賞味期限の長いプンパニッケルですので、非常食として常備する計画も呆気なくおじゃん。
在庫プンパニッケルの賞味期限を眺め惜し惜し食べておりましたが、とうとう最後のひと袋です。

ちょうどお中元で頂いたミートローフがありました。
週明け月曜日、本日のお弁当はカラフルなプンパニッケルサンドなどいかがでしょう。

むっちり肌理の詰まったプンパニッケル生地にミートローフ、カラフルな野菜で脇をかためます。

今シーズン初めて挑戦したミニトマトも小ぶりながら豊作で、オーブンでセミドライにしては色々とお料理に使っております。
水気に泣かされるトマトではありますが、こうしてセミドライにすればサンドウィッチにもぴったり。
アボカドのグリーン、ミニトマトの赤、そしてサワークリームの白とカラフルなサンドウィッチに仕上がりました。

好き嫌いが分かれるプンパニッケルではありますが、この真っ黒な佇まい、カラフルなフィリングとのコントラストが抜群にフォトジェニックで美味しそう。

最後のひと袋と聞いて、心なしかホッとしている様子の主人。
そう、主人は言う程プンパニッケルを好んで食べていなかったことがここに来て判明致しました。
ですが今日のプンパニッケルサンドはお気に召したご様子。

うーん、嬉しいような気の毒なような・・・複雑な気分。





  1. そのまま食べても美味しいプンパニッケルですが、私は断然トースト派。
    長くトーストしても焦げることのないプンパニッケル、焼くと生地がむっちりとして何より香りが魅力的。
    ちょっとさつま芋を焼いた時のような甘い香りに満たされます。

    トーストして冷まし、室温に戻しておいた無塩タイプの醗酵バターを満遍なくぬりましょう。
  2. ミニトマトは横半分に切り、網の上に並べてオーブンへ。
    110℃で1時間半以上かけ、セミドライ状態になるまでゆっくり乾かします。
    ここまで時間のある時に済ませて冷蔵保存しておけば、サンドウィッチはもちろん、ケークサレやキッシュなどとても便利。

    薄切りにしたミートローフ・アボカドを並べた上に出来るだけ厚みが均一になるよう散らします。

  3. 自家製ズッキーニのピクルスは刻み、みじん切り玉ねぎ・サワークリームと合わせます。

    もう片面にたっぷりとぬりひろげて合わせましょう。
    手の平で程よく圧をかけながらラップでぴったりと包み、適度な重石をしてしばらくおきます。

    パンと具がなじんだらラップごとパンナイフで切り分けましょう。

    ラップごとワックスペーパーで包めば出来上がり。
    腹持ちの良いプンパニッケルです。
    夕食までお腹がすくこともなく、その上不快なずっしり感もなくキビキビ動けますよ。











結婚当初から愛用致しておりました雪平鍋を最近買い替えました。
新しいお鍋は16cmのソースパン。
直径は以前の雪平鍋と同じですが、深さがあるので使い勝手は抜群に良いです。
その上テフロン加工が施されているので、今までは出来なかったオムレツまで熟してしまう優等生。

お弁当のお菜に夏野菜たっぷりのスペイン風オムレツを焼いてみました。
作り置きしてあった “マッシュルームのオリーブオイル漬け” は、ドライトマト入りのマイナーチェンジver.
今月の中旬に仕込んだものですのでそろそろ今日で使い切ると致しましょう。






  1. マッシュルームのオリーブオイル漬けをオリーブオイルごと小鍋に移します。
    刻んだズッキーニ・玉ねぎを加えて炒め合わせましょう。
  2. 卵・すりおろしたペコリーノロマーノ・少量の生クリームを合わせ、お好みのミッスクシーズニングで軽く味付けをします。

    1を少し冷まして加え、ざっと混ぜます。
    ひよこ豆や人参のスープ煮等、在庫の作り置き料理もここに加えてお片付け。
    少し余っていた冷凍枝豆も入れましょうか。
  3. オリーブオイルがしっかりとなじんだ小鍋に流し入れ、火が通った縁を内側に移すようにしながら中火で焼きます。
    表面が乾いてきたら、にじみ出た油を回しかけるようにコンフィしながら焼きます。
  4. 一旦別皿に取ってから裏返し、両面こんがり焼けば出来上がり。

    焼きたては崩れやすいので、粗熱をとってから包丁で切り分けます。
    ソースパンに残ったオリーブオイルを使って茄子を炒め、朝食のお味噌汁に。
    茄子と油の相性は言うまでもないことですし、お鍋も綺麗になりますからね。











金曜日に届いた宅配野菜の中に “赤オクラ” が入っておりました。

加熱すると普通の緑色になってしまうことでも知られている赤オクラ、それを知りながら茹でてしまうのはちょっと悔しいじゃない?
なので赤オクラを生食してみました。
今朝の主食、茶そばの上に麺つゆとしてたっぷりと・・・

・・・赤にも緑にも傾かない何とも中途半端な色合いのお蕎麦がここに。
これならば茹でて緑に染めたほうが賢明だったのではないかしら。





  • 赤オクラはガク部分をくるりと切り落とします。
    先端も少し切り落とし、お塩を全体にすり込むようにしてうぶ毛をとりましょう。

    ・・・早くもこの時点で赤色が褪せております。
    小口に切り、合わせ出汁・白だし醤油・極少量のお酢を加えてバーミックスで攪拌しましょう。
    麺つゆとして茶そばに添え、アボカド・枝豆をトッピングして出来上がり。
    赤オクラ、何とも繊細な食材でした。






今週も夏野菜満載の常備菜を仕込んであります。
育ち過ぎたお化けキュウリは相変わらずの葛煮に。
茄子は厚揚げと合わせて蒸しびたし、茄子の下にはニラが潜んでおります。
夏野菜のお浸しは冷やして食べると本当に美味しいのです。
もちろんイワシのお酢煮もスタンバイしております。






週末、近所の葡萄農園で調達したデラウェアが今週朝食のレギュラーです。

さ、主人が帰宅しました。
仕事部屋を空けましょうね。

posted by しんさん at 14:20 | Comment(0) | お弁当日記 〜 市販のパンで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月27日

じゃがいもポン デ ケイジョ 〜 想定外のふくらみver.

畑で収穫したじゃが芋に加え、定期購入中の宅配野菜にも時々じゃが芋が含まれています。
ふと気付けば随分じゃが芋の在庫が増えました。
いくら日持ちするじゃが芋とは言え、ぼちぼち機会を見ては使っていった方が良さそうです。

先日主人に取り寄せてもらった有機コーンスターチとじゃが芋を合わせて、ポン デ ケイジョなど。

え?
ポン デ ケイジョ?
想定外のふくらみ方に、笑ってしまうやら驚くやら。

たっぷりとじゃが芋を練り込んだ生地は艶々で、成形の時点ではただ成功を予感致しておりました。
こんな可愛らしいコロンっとした丸い生地が、こう自由にふくらむなんて・・・

混ぜ込んだ黒い粒々は黒胡麻ではなくカロンジ。
ニゲラとかブラッククミンとか様々な呼び方をされるスパイスです。
“死以外のあらゆる病を癒す薬” とまで評される薬効の高いスパイスで、小粒ながら絶大な存在感。

真上から見てもやっぱり自由気ままなふくらみ具合。

このプクッとしたふくらみが妙に美味しそうな色合いで、これはこれで気に入ってしまいました。

チーズがたっぷり入ったカロンジ風味のじゃがいもポン デ ケイジョ。
チーズの香りとカロンジのパンチがクセになる味です。

主人曰くワインにも合いそうだ、と。
簡単なので週末にまた作ってみようかしら。





本当に簡単です。
以下の分量で、プクッとひょうきんにふくらんだポン デ ケイジョ 8つ分です。
  1. じゃが芋はやや小ぶりなメークインを2個、洗って皮つきの状態で238g。
    串がすっと通るまでレンジ加熱し、ザルにとって自然に水気をとばしておきます。
  2. ペコリーノロマーノ 50gをフードプロセッサーで粉砕しましょう。
    1のじゃが芋が熱いうちに皮をむいてここに加え、滑らかになるまで攪拌します。

    コーンスターチ 10g・カロンジ 適量・お塩 ひとつまみを加え、黒胡椒を挽きましょう。
    滑らかになるまで再度攪拌します。

  3. 生地をまとめて包丁で8等分し、まん丸に丸めてオーブンシートを敷いた天板に並べます。
    ほんの少し手のひらをお水で湿らせて作業すると簡単ですよ。
    ただしお水はほんの少し、わずかに湿らせる程度。

    190℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして焼くこと20分。
    まん丸にぷっくらふくらむ期待を裏切るこの自由感。

    すぐにオーブンから出さず、そのままオーブン庫内で粗熱をとります。
    じゃが芋主体ですので、どうしても冷めるとパサつきがち。
    ですが、ふわりとラップに包んで数秒レンジ加熱するとモチモチが復活しますよ。











フードプロセッサーを使ってもう一品。
極少量小ぶりな葉っぱを残すのみとなった青紫蘇を使って、在庫一掃サラダなど。
ドライトマトやマッシュルームのオリーブオイル漬け等、冷蔵庫の中の食材一掃を兼ねたお菜です。
















今朝の主食は、最近お気に入りの “水キムチぶっかけご飯” です。

今シーズン豊作なキュウリで仕込んだ水キムチを、炊き立てご飯の上に漬け汁ごとたっぷりかけてサラサラっと朝食に。
生姜と唐辛子が効いた水キムチの漬け汁は、ほんのり酸味があってスープとしても本当に美味しい。
実山椒の醤油漬けをちょっと添えてアクセントにするのがお気に入りです。

今日は宅配野菜が届く日。
今回もきっとキュウリが入っているに違いないと、また水キムチを仕込むつもりでおります。





が、どうしたものでしょう。
午前中に届くはずの野菜がいまだに届きません。
佐川さん、別の荷物は持ってきてくれたのですが宅配野菜はまだ。
初めての宅配野菜トラブルでしょうか。

ま、気長に待ちましょう。
間もなく主人も帰宅する頃。
週末の台風に備え、畑にちょっと寄って野菜を収穫して参りましょう。

posted by しんさん at 13:47 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月26日

ズッキーニたっぷり 自称リュスティック 〜 3日かけて焼く大らかなパン

在庫食材で酵母を起した自家製酵母のパンに数回チャレンジ致しました。
見た目や細かなことはともかく、楽しいし主人からも好評価で気分は上々。
多めに取り寄せた全粒粉強力粉を早くも使い切ってしまったので、主人に再度取り寄せてもらいました。

今回はインスタントドライイーストを使ったお気楽全粒粉パン。
自称ではありますがリュスティックです。

何をもってリュスティックの定義とするのかは正直存じません。
ですが勝手なイメージで、成形出来ないくらい生地がゆるくて、形が不揃いで、素朴なパン、そんなところかしら。

自家製のズッキーニをたっぷり練り込んだ生地はもっちり。
これ一切れで十分満たされそうな程に具沢山なリュスティックが焼き上がりましたよ。

パン作りは大変!主人はそう思っているようですがとんでもない。
このパン生地、ちょこちょこっと生地を準備したら後は冷蔵庫へ。
そう、3日かけてのんびりと生地を準備するパンなのです。
お家で食べるパンですもの、これくらい大らかな方が私の性に合っています。

何だか動き出しそうなくらい不格好で素朴な全粒粉パン、自称リュスティック。
3日かけて作る頑張らないパンです。
  1. 1日目

    全粒粉強力粉 180g
    全粒粉薄力粉 50g
    粗挽きグラハム粉 20g
    以上をボールに合わせ、菜箸で丁寧に混ぜ合わせます。

    中央に窪みを作り、インスタントドライイーストを3つまみ4つまみ。
    1g計量したかったのですが、愛用中の古いスケールでは上手く計量出来なかったのです。
    計量スプーンで計るほどでもないけれど、スケールが反応する重量でもない、そんなところ。

    イーストの窪みにてんさい糖を8g、窪みから離して粉の縁にお塩を4g加えます。
    湯冷まし160g強を様子を見ながら窪みに注ぎ、中心から外に向かって菜箸で崩していくようになじませていきましょう。

    全体的にゆったりとした相当ゆるい生地です。
    粉っぽさがなくなる程度にざっくりと菜箸でなじませましょう。
    ボールの内側についた粉もスパチュラで削ぐようにしてなじませます。

    ラップをして1時間ほど室内に置くと、早くもしっかり醗酵しております。
    その後冷蔵庫に移してひと晩おきましょう。

  2. 翌日の朝、2日目です。

    生地を冷蔵庫から出して室温に戻します。
    醗酵が進んで生地がラップにくっついてしまいましたが、気にせず上下左右を折りたたむようにパンチします。

    ややボールが小さいようなので、ビニール袋にそっと移しました。
    ビニール袋内の空気を抜き、口をねじって端で結びます。
    再度冷蔵庫へ戻し、このまま当日まで放置します。

  3. ここからが今朝の作業。

    1日おいた生地は保存容器いっぱいに膨らんでおります。
    先ずは室温に戻しましょう。

  4. 具の準備をします。
    ズッキーニは皮つきのままさいの目に切り、お塩をふってしばらくおきます。
    水気が出てきますのでザルに移し、更にキッチンペーパーに包んで水気を絞りましょう。
    生ベーコン・黒オリーブ・・自家製ドライミニトマト・刻んだ自家製塩レモンと合わせます。

    生地のビニール袋を切り開き、指先を軽くお水で湿らせながら長方形にのばします。
    上から2/3程度まで具をひろげ、下から1/3のところで生地を折り上げましょう。

    折り上げて表面になった面に、残り1/3量の具をひろげます。
    1/3のところで左右から折りたたみ、つなぎ目をしっかりと綴じます。

    生地を包丁で4等分し、そっとオーブンシートを敷いた天板の上に移しましょう。

    乾燥しないように水で湿らせた晒布をふわりとかけ、30〜40分間室温におきます。
    ムクムクふくらんでいます。
    茶こしで全粒粉をふりかけ、切れ目を1本入れましょう。

  5. 250℃に予熱したオーブンに素早く移し、15〜20分焼いて出来上がり。

    これっぽっちも本格的でない全粒粉 100%の大らかリュスティック。
    お家で焼くパンですもの、これくらいいい加減でも良いと思うのです。











週末も近いことですし、我が家の冷蔵庫はガランとしております。
こんな時助かるのが乾物。
ひよこ豆を戻さず圧力鍋で調理してお弁当のお菜と致しましょう。
時間差で人参や玉ねぎも加圧すれば、我が家らしいお菜の出来上がりです。






  • 乾燥ひよこ豆を洗って圧力鍋に移し、多めにスープストックを注ぎます。
    つぶしたニンニク、お塩も加え、20分加圧しましょう。
    圧が自然に抜けるのを待って、面取りした人参・小ぶりな丸ごと玉ねぎを加えて5分加圧します。

    仕上げにお塩と黒胡椒でシンプルな味付けを。、






時間が余ってしまったので、もう一品。
オーブンでじっくり焼く鶏胸肉のロースト。
  • 鶏胸肉を室温に戻し、全体を丁寧にフォーク等で突きます。
    全体にお好みのシーズニングをしっかりとすり込み、網の上に皮面を上にして並べます。
    網の下にアルミホイルを敷き、肉汁受けに。

    130度のオーブンで1時間じっくりと湯せん焼きにして出来上がり。
    可能ならばアルミホイルで包んで冷ますと、お肉が落ち着いて更に風味が増します。











今年の夏は暑さのせいか、朝食の麺類登場頻度が急上昇致していります。
さっと茹でるだけの麺類は、ご飯を炊くより加熱時間も短くて涼しいですもの。
スーパーの乾麺売り場に並ぶ麺をあれこれ調達しては楽しんでおります。

今日は茶そば。
冷凍してあったオクラと茶豆を使ったおつゆでスルスルっと召し上がれ。

さて。
急きょ予約した美容院の時間が迫って参りました。
この気温ですので今日はタクシーで参ります。
お弁当を持参して、美容師のたまチャンと半分こしましょうか。





行くと必ずワインを抜栓してくれるたまチャン。
髪を切りながらのワインも良いのだけれど、1本飲むと帰りがベロベロですからね。
今日は遠慮しておきましょう。

そろそろタクシーを呼びましょうね。

posted by しんさん at 12:10 | Comment(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月25日

ベーキングパウダーは使いません、カボチャのマフィン

先週の宅配野菜の中に、可愛らしい小ぶりなカボチャが1/2個入っておりました。
三重県の鈴鹿山麓に拡がる畑で愛情深く育ったカボチャ。
せっかくですもの、可愛らしく皮まで食べてあげたい。

そこで本日のお弁当、カボチャのマフィンです。

サクッとした生地はもちろん100%全粒粉。
ベーキングパウダーを使っておりませんので、表面はクッキーのような軽い食感です。

生地にカボチャの皮を混ぜ込んでしまうと口当たりが悪くなりそうなので、仕上げのトッピングに。
アーモンド・胡桃・カボチャの皮を合わせて軽くキャラメリゼしてあります。

ベーキングパウダー不使用、しっかりフカフカに泡立てた卵だけのふくらみです。
ですのでふくらみは貧相ですが最近このサックリとした生地がお気に入り。
特に意識してベーキングパウダーを使わない訳ではないのですが、今後も使うことはなさそうです。

お砂糖は上白糖でなくココナッツシュガー。
角のない甘みがカボチャの生地にもぴったりです。
サックサクのトッピングも良い感じ。





卵白と卵黄を合わせて泡立てる共立て法なので、メレンゲを合わせるのが苦手な私でも楽々。
ボールひとつで出来る気軽さもお気に入りです。
以下の分量で8号サイズのグラシンカップに6つ分です。



  • カボチャはワタとヘタを除いた状態で100g強。
    皮つきのままやわらかくなるまでレンジ加熱します。
    ザルにひろげ、断面を上にして自然に水気をとばしておきましょう。
  • ナッツ類を合わせてオーブンで空焼きしておきます。
    今回使ったのは、胡桃とアーモンド 合わせて25g。
    ざっくりと刻み、予熱をせずに150℃で20分ほどローストします。
  • マフィン型には予めグラシンカップを敷いておきましょう。




  1. ココナッツシュガー 60gを湯せんにかけ、やわらかくしておきます。
    予め室温に戻しておいた卵 2個をここに加え、軽く混ぜ合わせましょう。

    50℃程度の湯せんにかけ、全体がもったり白っぽくなるまで泡立てます。
    大体人肌程度に温まったところで湯せんを外し、更にしっかりと泡立てます。
    ひらひらとリボン状になって落ちるのを目安に、しっかり泡立てて空気を含ませましょう。

  2. カボチャの実をスプーンですくい取り、1のボールに加えます。
    泡だて器でカボチャを崩すようにしながら、しっかりと混ぜ込みましょう。

    カボチャがしっかりと混ざったら、全粒粉薄力粉 60gを2回に分けてふるい入れます。
    1回目の薄力粉と同時にナツメグもすり入れましょう。
    スパチュラを使い、その都度練らないようにさっくりと混ぜ込みます。

  3. 無塩タイプの醗酵バター 20gは予め湯せんにかけて溶かしておきましょう。
    粉っぽさがほぼなくなったところで、スパチュラを伝わせながら生地に加えて混ぜ込みます。

    用意した型に流し入れ、底を打ちつけて空気抜きをします。
    180℃に予熱したオーブンに素早く移し、設定温度 170℃で焼くこと20分。

  4. 生地を焼いている間にトッピングの準備をします。

    グラニュー糖 20g・お水 小さじ1を小鍋に合わせ、中〜弱火にかけます。
    ゆっくりとお鍋を傾けながらなじませ、沸々と泡だって少しとろりとしてきたところで生クリーム 小さじ1を加えて素早くなじませます。

    ローストしておいたナッツ類を加え、素早くなじませたら火を止めます。
    キャラメルがかたまらないうちに、刻んだカボチャの皮を加えてからめましょう。
    ひと塊にならないよう、ざっくりとほぐして冷ましておきます。

  5. タイミングよく焼き上がったマフィンにトッピングします。
    トッピングが落ち着くよう、170℃のオーブンで3分ほど焼いて出来上がり。

    粗熱がとれたら型からそっと出しましょう。
    網の上に並べ、完全に冷まして出来上がり。
    ベーキングパウダー不使用でも、全粒粉 100%でも、十分らしく仕上がるものです。

    ・・・手前味噌ですけどね。











折角オーブンも温まっております。
オーブンの熱で室温が上がるのは少々辛くもありますが、ここはもうひと踏ん張りささっと一品。
常備菜をつかった簡単なオーブン焼き、野菜がいっぱいですよ。






  1. ズッキーニは耐熱容器の大きさに合わせて長さを揃えて切ります。
    更に薄切りにして容器に並べましょう。
    鴨肉の燻製も薄切りにし、ズッキーニと交互に並べます。
  2. 自家製ミニトマトは、横半分に切ってオーブンでドライトマトにして冷蔵保存してあります。
    網に並べ、110度のオーブンで1時間ほどかけて乾かすだけなので簡単。
    何かと重宝する上、ミニトマトのまま保存するより若干日持ちするので便利ですよ。

    マッシュルームのオリーブオイル漬け (☆彡 今回はドライトマト入りver.です) と合わせ、ズッキーニと鴨肉の間を埋めるように散らしましょう。
    その上に刻んだマイタケを散らし、マッシュルームのオリーブオイルを回しかけます。

  3. 予熱をせず、170℃のオーブンで20分ほど焼けば出来上がり。
    塩胡椒無しでも、マッシュルームのオリーブオイルに含まれる僅かな塩分で十分です。

    主食に全粒粉パンを選ばなかったのがちょっと悔やまれます。
    残ったオリーブオイルをパンですくって食べたかったぁ。











畑の夏野菜が全盛の今、特に今年はキュウリが好調です。
そんなキュウリ豊作な今シーズン、我が家のヒット料理はキュウリの水キムチ (☆彡 後半にて)
お米のとぎ汁を使わず、気軽に米粉を使って醗酵を促します。

具はキュウリとりんごだけのあっさりとした水キムチ。
その都度ちょっとだし醤油を足し、香酢をたっぷり回しかけた水キムチは漬け汁もスープとして大活躍。
炊き立てご飯にたっぷりかけてぶっかけご飯、素麺に合わせて具沢山素麺、文字通り今年の夏の大ヒット料理です。

今朝もやっぱり素麺と合わせて。
青紫蘇や実山椒の醤油漬けなど、トッピングで味の変化も自由自在なので全く食べ飽きる気配はなし。

今朝、素麺を盛ったお椀に仕上げの水キムチスープを注いでおりました。
真横で朝食のスタートを待ちわびる主人、派手にお腹の虫が騒いでおりました。
我が家の朝食はいつも笑いが絶えません。





そろそろ週末が近づいてきました。
週末に畑で収穫した小ぶりなズッキーニもそろそろお片付けの頃合いです。
明日は自家製ズッキーニをたっぷり使ったお弁当と致しましょう。

posted by しんさん at 13:21 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする