採れたてを丸ごと蒸してガブリとかぶりつくのがいちばんとは承知しつつ、なかなか理想通りにはいかないのも加齢の醍醐味。
若者のように後先考えず食欲に走ることは控え、出来るだけ鮮度を保ちつつ1日1本のトウモロコシを主人とふたりで楽しんでおります。
トウモロコシの炊き込みご飯 (☆彡) 、トウモロコシの全粒粉ガレット (☆彡) と、トウモロコシを主役としたメニューも今日で3日目、本日はトウモロコシの全粒粉クッキーです。
全粒粉とオートミールを混ぜた生地に甘いトウモロコシがゴロゴロ。
トウモロコシの甘さを際立たせる為、お砂糖ではなくお塩を使いました。
ですがそれでは芸がないので、ドライフィグを刻んでトウモロコシの引き立て役に。 そして上にはペコリーノロマーノと黒胡椒。
甘さのタイプが異なるトウモロコシとドライフィグ、そしてペコリーノロマーノの塩気と黒胡椒。
甘いようなしょっぱいような、甘じょっぱいトウモロコシクッキーが焼き上がりました。 ベーキングパウダーを使っていないので、目の詰まった素朴な食べ心地。
生地はビニール袋で捏ねるのでとっても簡単ですよ。
以下の分量で素朴な甘じょっぱいトウモロコシクッキー 9枚分。
- トウモロコシは皮とヒゲを丁寧に取り除きます。
長さを半分に切り、更にそれを縦に2等分して実を削ぎ取りましょう。
親指の腹を使って簡単に削げますよ。
1本分で100g強ですが、朝食用の炊き粥用にも少し残しておきます。 - 薄力粉タイプの全粒粉 70g
粗挽きグラハム粉 30g
オートミール 30g
トウモロコシの実 適量
ドライフィグ 2個 (約30gを刻みます)
粗塩 ふたつまみ
以上をビニール袋に合わせ、口をしっかり持って丁寧にふり混ぜます。 - 豆乳 40g
生クリーム 20g
オリーブオイル 25g
を更に加え、よく揉んで全体になじませましょう。
適量をぎゅっと握ってオーブンシートの上に移し、指先で平らにならしながら形を整えます。
トウモロコシの粒がポロポロ崩れますが、生地の下に押し込んで生地で押さえつけるようにすると意外と簡単に成形出来ます。
すりおろしたペコリーノロマーノを散らし、黒胡椒を挽きます。 - 180℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を170℃にして焼くこと20分。
ほんのりとチーズが焦げて良い感じの焼き上がり。
崩れやすいのでそっと網の上に移して冷まします。 トウモロコシがゴロゴロ入った甘じょっぱい全粒粉クッキー。
甘いトウモロコシが主役のクッキーです。
クッキー生地に生クリームを使うのは、私にとっては稀なこと。
今、ヨーグルトメーカーで仕込んでおります豆乳クリームチーズの材料のひとつが生クリーム。
その生クリームが余ったのでクッキーにも使ったという流れ。
そしてもうひとつ、レモン汁が中途半端な量残ってしまいました。
本日はレモンの風味を効かせた人参のスープをトウモロコシクッキーに添えましょう。
レモン汁+豆乳効果なのか、とろりとしたスープに仕上がりました。
- 人参は適当に切り、エスカルゴバターでさっと炒めます。
スープストックをひたひたに注ぎ、5分加圧しましょう。 - 圧が自然に抜けるのを待って蓋をあけ、バーミックスでピュレにします。
豆乳を注いでレモン汁を加え、素早くなじませながら温めてフルールドセルで味付けを。
マッシュルームのオリーブオイル漬け (☆彡) を加え、かたまったオリーブオイルが溶ければ出来上がり。
器に盛り、パンプキンシードミックスを飾ります。
今月の始めに作ったマッシュルームのオリーブオイル漬け、今日までもちました。
日持ちも抜群ですし、何かと重宝するので常備しておきたいもののひとつです。
トウモロコシクッキーを拵える際、少し除けておいたトウモロコシの実。
朝食の炊き粥に加えましょう。
マッシュルームのオリーブオイル漬けも加えてみたら、いつもの炊き粥とは全く別物の主食になりました。 主人も相当気にってくれたようです。
- お米と押し麦をお鍋に合わせ、お水をたっぷりと注ぎます。
トウモロコシの芯を加え、いつも通り炊き粥を拵えましょう。
お米がやわらかくなった辺り、粘りが出る前にトウモロコシの芯は取り除きます。
お粥が炊き上がったら、トウモロコシの実とマッシュルームのオリーブオイル漬けを加えます。
ぴったりと蓋をし、しばらく蒸らせば出来上がり。
炊き粥のトウモロコシにほんのり焼き色がついたものが紛れ込んでいるのは、クッキーからこぼれ落ちたトウモロコシも寄せ集めてここに加えたから。
今年も母のおかげでいち早く甘いトウモロコシを堪能できました。
先程電話があって、母は今畑にいるとか。
キュウリが沢山収穫できたから後でマンションに寄って届けてあげる、と。
その後、実姉をさそってランチに出掛けるそうです。
週末の日本酒の為に、キュウリの塩麴漬けでも仕込んでおきましょうね。