2018年06月29日

酒粕酵母の全粒粉パン 〜 お惣菜パン風ver.

見よう見まねで酵母を起し、100%全粒粉のパンを焼き始めたのはついこの間のこと。
多分主人の健康意識向上が全てのきっかけです。

見た目や品質等、欲を言わなければ自家製天然酵母で仕込む全粒粉パンも意外と簡単で、気付けは主人がクリックショッピングした全粒粉 ふた袋分は早くも残り僅か。
今週末は全粒粉強力粉を買い足そうと、先程主人とも電話で話していたところです。

さて。
いちご酵母に始まり、レーズン酵母と続いた自家製酵母の全粒粉パン。
3回目の酵母は酒粕です。
起した酒粕酵母で中種を仕込み終わった今、残った酒粕酵母液を使って焼いた全粒粉パンです。

いわゆる酵母液をダイレクトに使ったストレート法というもの。
少し粗挽きのグラハム粉を混ぜ込んだいつものスタイルですが、イチゴ酵母ともレーズン酵母とも明らかに風味の異なる全粒粉パンが焼き上がりましたよ。





水分の多い緩めの生地をマフィン型に押し込み、作り置きしてある常備菜を使ってお総菜パン風に。
マッシュルームのオリーブオイル漬けと、豆乳と生クリームで作ったほんのり甘い自家製チーズクリームの組み合わせ、うん、私の好きな味です。

ドライフィグと胡桃を混ぜ込んだ豆乳クリームチーズには、蜂蜜でほんのり甘みをつけてあります。
ぎゅっと目の詰まった素朴なパンとの組み合わせ、想像以上にマッチするのだからお料理って楽しい。






聞いてはおりましたが噂以上に醗酵の早い酒粕酵母に少々戸惑いも致しました。
正直ちょっと独特な香りに失敗かとも思いましたが、まぁこうして様になったところで良しとしましょう。
はい、酒粕酵母のストレート法もまぁ成功ということで。

仕込んだ酒粕酵母の中種はまた来週にでも。
先ずは酒粕酵母ストレート法の備忘録。





酒粕はいつも主人が気に入った酒蔵から取り寄せているものを冷凍して常備してあります。
冷凍した酒粕を自然解凍して、はてさて酵母が起きるのかが少々心配でしたが、酒粕の発酵速度には驚くばかり。
  • 自然解凍した酒粕 50g
    お水(今回は白湯ではなく、主人用に常備してあるボルビックを使いました)200t
    てんさい糖 5g

    煮沸した瓶をしっかり冷ましてから上記全てを合わせ入れ、瓶を振って混ぜ合わせます。
    1日数回振っては蓋を開けて空気を入れ替えてあげること3日程。

    レーズン酵母よりも相当早いお目覚めです。
    ある程度プシュ音が落ち着いたところで冷蔵庫へ。
    1日寝かせた後で中種仕込みにと移りますが、中種のお話はまた次回。
    中種を仕込んだ残りの酵母液を使って全粒粉パンを焼きます。






ストレート法で生地を捏ねますが、私は丸1日かけて醗酵を促します。
前日の朝ビニール袋に粉と酵母液を合わせて冷蔵庫に入れておき、翌日の朝成形して焼きます。
  1. 全粒粉強力粉 100g
    粗挽きグラハム粉50g
    てんさい糖 10g
    お塩 3g

    以上をビニール袋に合わせてふり混ぜましょう。
    ここに酒粕酵母液 118g・麹味噌 6gを合わせ、生地がビニール袋の中でまとまる程度に捏ねます。

    酒粕酵母 118gとは何とも中途半端な量ですが、中種の残りですのでこんなものです。
    ビニール袋の空気をしっかりと抜き、口をねじって端の方で結びます。
    冷蔵庫で丸1日のんびりと醗酵を促しましょう。

  2. 今朝はここからスタートです。
    全然ふくらんでいないと思った生地も、こうして見比べると案外ふくらんでいます。

    グラハム粉で打ち粉をし、スパチュラで上下左右から三つ折りにしてパンチとします。
    生地をざっと丸め直し、包丁で4等分しましょう。
    マフィン型に生地を移し、ふわりとラップをして15分間のベンチタイムを設けます。

    水分の多い相当ゆるめな生地ですが、指先をお水で湿らせると意外と上手くいきますよ。

  3. ベンチタイムが終了した生地を丸め直し、最後マフィン型に入れて2次発酵を設けます。
    オーブンの発酵機能を使い、30℃で1時間。

    2次発酵終了した生地の中央に、水で湿らせたスプーンを押し付けて窪みを作りましょう。
    マッシュルームのオリーブオイル漬け (☆彡)自家製ツナ (☆彡) を窪みに押し込み、豆乳クリームチーズ (乾煎りした胡桃・ドライフィグを刻んで加え、蜂蜜でほのかに甘みを加えています) を上に乗せましょう。

    今日も作り置き料理が大活躍です。

  4. パン生地に艶出しの豆乳をぬり、190℃に予熱したオーブンへ。
    水溶き卵黄ならもっと艶やかに器量良く焼き上がるのでしょうが、見た目より効率です。

    設定温度を180℃にして焼くこと20分、うん、良い感じ。

    マフィン型には極薄く油をぬっておくべきでしたが、パレットナイフを使ってどうにか無事型出しも出来ました。
    網の上で冷ましましょう。

    むっちり素朴な全粒粉 100%の酒粕酵母パン。
    見よう見まねの天然酵母ではありますが、楽しいことがいちばんですもの。











パン作りを生業、または趣味としている方から見れば、とてつもなく粗悪なパンでしょう。
ですが楽しいのですから仕方がない、また全粒粉強力粉を主人に取り寄せてもらいましょう。
見よう見まねの酵母パンはまだまだ続きそうです。

お弁当のお菜ですが、週末ともなると野菜室ががらんとしてきます。
あるのはじゃが芋とアボカド、そして人参くらいでしょうか。
しかも10cm程度の小さな小さな人参が沢山。

ならばこの小さな人参の可愛らしさを活かし、ひょろ長いグラッセ風の一品を。
  1. 人参は皮をむいて縦に4等分します。
    赤ワインビネガーと蜂蜜を加え、クローブを挽いて加えます。お塩も少々。
    少量のお水を足してぴったりと蓋をし、人参が十分やわらかくなるまで蒸し焼きに。
  2. 人参がやわらかくなったらレーズンを散らし、自家製ツナを漬け込んであるオリーブオイルを加えて水気をとばすように炒め合わせましょう。
    保存容器に移して、お弁当のお菜 兼 週末の常備菜の出来上がり。











今朝の主食は素麺です。
刻みネギも絶えた週末、実家の庭で摘んできた青紫蘇が神々しく彩りを添えてくれています。

冷蔵庫の中でうず高く鎮座していた常備菜の保存容器も、週末の今日は随分空きが目立つように。
冷蔵庫の奥が見える程にがらんとしています。





主人が帰宅しました。
さ、入れ替えに食材調達に出掛けましょう。
来週用のヨーグルトを仕込み、納豆を仕込み、そして酒粕酵母の中種でパン生地を仕込みましょう。
何より週末のワインと日本酒のお供を調達してこないと。

そして週明けの火曜日は胃カメラです。
  • 前回の大腸内視鏡でお世話になった検査食。
    主人も巻き込んでその前日3食を検査食にしたのですが、それがなかなか楽しくて。
    今回の胃カメラも前日の夜は消化の良いものを、ということ。
    早速昨日Amazonでオーダーしたら、先程速やかに届きました。
    今回はビーフシチュー、ふふ、どんな味なのかしら。

    胃カメラの前日の夜はこの検査食で済ませ、翌日の朝・昼と主人には検査食、私は絶食。
    お昼は迎えに来てもらう予定の母とどこかでランチを参りましょう。

久しぶりの胃カメラも楽しまないと。
久しぶりに会ったS先生は、体重を20キロ以上も落としてすっかりスマートになっていらっしゃいました。

posted by しんさん at 14:20 | Comment(0) | 見よう見まねの天然酵母 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月28日

夏のあっさりおから寿司 〜 赤紫蘇ver.と青紫蘇 ver.

平日にも関わらず、昨晩はどちらからともなくワインに気持ちが傾きました。
そして飲み過ぎました。
食欲なし、やる気もなし、ただでさえ低い血圧は更に降下、そして脈拍数は急上昇、そんな朝でした。

てっきり主人もそんな朝を迎えていると思いきや、意外とすっきりしているのに驚きました。
飲み過ぎた不快感を自分だけ味わっているのも見苦しいので、気乗りしないのを隠して拵えました。
今日のお昼はおから寿司ですよ。

塩漬けにした赤紫蘇が良い具合に漬かっている頃なので、今日のおから寿司は赤紫蘇ver.です。
ニンニク醤油に漬け込んである青紫蘇も使って、赤・青2種の紫蘇おから寿司などいかがでしょう。

2色の紫蘇で巻いたおからの上には、作り置き料理のトッピング。
赤紫蘇の方には、手作りの豆乳クリームチーズとマッシュルームのオリーブオイル漬け。
青紫蘇の方は、主人の大好きなキュウリの塩麴漬けをトッピングしてみました。

不本意ながら主人の体重がやや増加傾向にある今ですもの。
食欲のない私にも主人にもぴったりなお昼なのではないかしら。





今年初めて挑戦した自家製の梅干し。
赤紫蘇が随分余ってしまい赤紫蘇ジュースでもと考えたのですが、お砂糖の量が多いので却下。
そもそも冷たい飲み物をあまり摂らないので作っても持て余してしまいますものね。

京都の俵屋さんで朝食に出る赤紫蘇でラッキョウを巻いた小さな一品
これを試してみたくて赤紫蘇の塩漬けを仕込んでみました。
  1. 器量良しで比較的大ぶりな赤紫蘇の葉だけを摘み、先ずは計量しましょう。
    赤紫蘇の重さの20%の粗塩を用意します。

    赤紫蘇を丁寧に洗って水を切り、一枚一枚できるだけ葉をひろげてボールの底に合わせて並べては塩をふります。
    最後に塩をふって上から軽く押さえ、ひたひたに水を注いで適度な重石をして冷蔵庫へ。
    2〜3日おいてアク抜きをしましょう。



  2. ボールの水を捨て、赤紫蘇を破らないようそっと手のひらで挟んで水を絞ります。
    赤紫蘇を保存容器に移し、ひたひたに浸かる量のお酢・お酢の5%程度のお塩と合わせて漬け込み、ラップで落し蓋をして冷蔵庫へ。

    ひと晩漬け込めば、真っ赤に染まった赤紫蘇の塩漬けの出来上がり。






  • 青紫蘇はお醤油に漬け込みます。
    綺麗に洗った青紫蘇の水気をしっかりと拭き取って容器に重ね、薄切りニンニクを散らしてひたひたにお醤油を注ぐだけ。






  • おから 100g・卵 1個・寿司酢 (☆彡) 大さじ 3を合わせ、さらりとするまで乾煎りして粗熱をとります。
    冷めたら6等分して丸め、ラップの上に丁寧にひろげた紫蘇の上に。
    丁寧に包み、紫蘇とおからがなじむまでラップに包んだまましばらくおきましょう。

    切り込みを入れ、お好みのトッピングをして出来上がり。
    切り込みを入れる時は、包丁だとなかなか上手くいきません。
    キッチンばさみで紫蘇に切れ目を入れてから、包丁で広げるようにすると良いですよ。

    青紫蘇ver.のキュウリは、蛇腹にしたキュウリを自家製の塩麴で漬けたもの。
    仕上げに白胡麻をひねります。
    赤紫蘇ver.の方は、豆乳クリームチーズと自家製ツナ (☆彡) 、そしてマッシュルームのオリーブオイル漬け (☆彡) をトッピングしました。

    豆乳クリームチーズは、先日友人を自宅に招いた際にパンのスプレッド用に拵えたもの。
    豆乳 500t・生クリーム 100t・レモン汁 大さじ3・お塩 ひとつまみを合わせ、ヨーグルトメーカーで醗酵させます。
    これを冷蔵庫でひと晩寝かせてから水切りをして出来上がり。

    おから寿司が出来上がる頃には気分も改善。
    食欲もむくむくと湧き上がってきましたよ。











塩漬けに向かない小ぶりな赤紫蘇は、干して赤紫蘇茶に致しました。
  • ボールに水をたっぷり張り、小さな赤紫蘇、破れた赤紫蘇、茎の部分を合わせてざぶざぶ洗います。
    ザルに移してしばらくおいて水を切ったら、ザルにひろげて風通しのよいベランダに。
    からからに乾燥するまで日中は外に干して夜間は室内に。

    熱湯で少し長めに蒸らせば、ほんのりと赤紫蘇の風味が漂う赤紫蘇茶が楽しめます。











ぎゅうぎゅう詰めの主人のお昼。
豆乳で作った豆乳マヨネーズが少量残っておりましたので、高野豆腐のサラダをお菜に。






  • 高野豆腐にひたひたのお水を注いで2〜3分おきます。
    水を捨てて電子レンジで1〜2分加熱し、粗熱がとれたらしっかり絞って小さくちぎりましょう。

    アボカド・みじん切り玉ねぎ・すりこ木で叩いた人参・パンプキンシードミックス・刻んだ干しエノキ等々、在庫の食材と合わせて豆乳マヨネーズで和えれば出来上がり。











寝起きの不調はどこへやら、朝食の時間にはすっかり回復しておりました。
今朝の主食は鶏粥、おぼろ昆布のトッピング付きです。

全粒粉のクランブルもアイスクリームを添えてお目覚に。
ヨーグルトの底には主人の血圧を平均値にまで押し下げた(と思われる)干しブドウ酢も忘れません。





明日はお楽しみの金曜日。
今日は流石にお酒は飲みたくありません。
・・・今のところは、ですけどね。

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2018年06月27日

作り置き料理でちょちょいのちょい 〜 ふわふわ米粉ロールパンサンド

今週明けの月曜日、高校時代の友人が久しぶりに我が家にやって来ました。

屈託のない図々しさが高校時代から魅力的な彼女。
忘れた頃にメールが来て、 『ねぇねぇ、娘の就職も決まって落ち着いたからランチ食べさせてぇ』 と。
呆れながらも、それだけ我が家に来るのが楽しみなのかと、どこかで私も喜んでいたりして、ね。

そんな彼女と久しぶりのランチ。
何でおもてなししようかと考えた結果、ちょうど良いタイミングで生地の醗酵が進んでおりました自家製レーズン酵母を使った全粒粉パンと相成りました。

・・・あ、これ、違います。
月曜日のランチとは全く関係ありません、本日水曜日のいつも通り主人と私のお昼です。





主人がまとめ買いした全粒粉強力粉を賞味期限内に使い切る、当初はその為だけに見よう見まねで挑んだ自家製酵母でしたが、それがなかなか面白い。
いちご酵母から始まり、常備してあるレーズンで酵母を起して友人を招いた全粒粉パンは上々の焼き上がりで彼女も大満足の様子でした。

今後の為に是非備忘録をと頑張ったのですが、酵母を起すところから始まり、ストレート法と中種法で仕込んだ全粒粉パンを写真付きで記事にするのは想像以上の労力で・・・
月曜日、火曜日とパソコンの前に座って試みたは良いけれど、まぁそれは大変な地味な作業。

老眼のストレスに、最近主人が買い替えたパソコンチェアとの相性の悪さが重なって、大好きな主人ですら少々憎らしくも思えてしまう程の追い込まれっぷり。
・・・阿呆か、私は、何をやっとんだと、当日の備忘録はあっさり諦めました。





やっぱりそうね、このくらいの市販のパンを使った軽い備忘録が私には合っておりますもの。

週末、いつものようにワインや日本酒片手に準備した常備菜・作り置き料理をお皿に盛り付け、自家製酵母の全粒粉パンでおもてなししたランチは、軽く写真だけで残しておくと致しましょう。
その時の作り置き料理が山ほどありますので、今週はまともにお料理しなくてもやっていけそうな程。





今日のロールパンサンドも、その時の作り置き料理を有効利用したお手軽な一品。
  1. 真っ白でふわふわなパンは冷凍保存してあった市販の米粉ロールパンです。
    自然解凍し、具がたっぷり挟めるよう立体的な切り込みを入れましょう。
    切り落とした部分はお菜に有効利用しますからご安心を。

    お菜用に焼いたマフィン型のオムレツ、マフィン型の上にちょこんと乗せててオーブンへ。
    軽く色づく程度に焼けたら時間差でロールパンだけ取り出し、網の上で冷ましておきましょう。

  2. 以前も拵えた豆乳マヨネーズ (☆彡) は、宅配野菜の人参に添えて月曜日のランチに。
    少量残っておりましたのを今日のお弁当に使います。

    豆乳マヨネーズにみじん切り玉ねぎ・粒マスタード・予め室温に戻しておいた無塩タイプの醗酵バターを加えます。
    トーストしたロールパンが冷めたら、溝部分にたっぷりと。
    青紫蘇をダイナミックに挟みましょう。

  3. 鶏胸肉のローストチキンは、低音のオーブンでじっくり湯せん焼きにします。
    しっとりと仕上がる上に、胸肉の分厚い部分にもしっかりと火が通って皮も抵抗なく食べられるので、鶏肉好きの主人だけでなく鶏皮が苦手な私もお気に入りのお料理。
    これも月曜日のランチ用に週末作っておいた作り置き料理のひとつです。

    室温に戻した鶏胸肉の脂肪部分を丁寧に取り除き、全体をフォーク等で丁寧に突きます。
    お好みのシーズニングを全体にすり込み、重ならないよう網の上に皮を上に並べましょう。

    天板の上にアルミホイルをひろげて網を乗せ、お湯が侵入しないようアルミホイルの4辺を折り上げます。
    天板にお湯を注ぎ、120℃のオーブンで1時間ほどゆっくり湯せん焼きにして出来上がり。

    出来立てを食べるより、アルミホイルで包んで胸肉を寝かせた方が美味しいですよ。
    作り置きするならば、薄切りにしてアルミホイルで包んだまま保存容器に入れて冷蔵庫へ。
    薄切りにした胸肉をロールパンでサンドします。

  4. あら、でも立体的に切れ目を入れたロールパンにはまだまだフィリング不足のようです。
    同じく、月曜日のランチ用に準備した “自家製ツナ” も一緒に挟みましょうか。
    (前回拵えた “自家製ツナ” の備忘録はこちら ⇒ 2018年05月31日
    今回は花椒も使って、よりスパイスの効いたツナに仕上げました。

    畑で収穫したチビズッキーニと宅配野菜の人参で拵えたピクルス。
    ボヤっとした色合いのロールパンサンドに人参で差し色を。

    はい、作り置き料理ばかりの米粉ロールパンサンド。
    あっちこっちと色々脱線致しましたが、ものの数分で出来上がりです。

    豆乳マヨネーズと青紫蘇の相性も抜群ですし、チキンとツナ、そして酸味の効いた人参ピクルスも好相性。
    いつもの手前味噌ながら、うんうん、大好きな組み合わせです。

    次回彼女が我が家に来るときは、こんな有り合わせサンドウィッチも楽しいかも。











そう、月曜日のランチの際、パンを焼くのと同時進行で焼いたのがこのマフィン型のオムレツ。
卵に在庫野菜や作り置き料理を合わせ、味付けはすりおろしたペコリーノロマーノと黒胡椒。
愛用しているマフィン型を使うと、卵 1個分で型から溢れることもなくぴったり3個出来ることが判明。

卵液をマフィン型に流してしまえば、後はオーブンにお任せで別の作業が出来るので楽ちんです。
  • 友人とのランチ時は、自家製ズッキーニやミニトマト、マッシュルームのオリーブオイル漬け (☆彡) を合わせ、すりおろしたペコリーノロマーノをたっぷり加えて焼き上げました。
    パンを焼くオーブンの片隅、同時進行で焼けるので、ちょっと得した気分にもなります。






  • 今朝は更に簡略化し、ペコリーノロマーノをすりおろす手間を省いて包丁で刻みます。
    マッシュルームのオリーブオイル漬けは暇を見ては拵えて常備してあります。
    そうね、お味噌汁用の茄子をいちょう切りにして合わせましょうか。

    刻んだマイタケに切り取った米粉ロールパンの切れっ端もここに加え、豆乳を注いで卵と和え、黒胡椒を挽きましょう。
    極々薄く油をぬったマフィン型に流し入れ、200℃に予熱したオーブンで20分。
    熱いうちにそっとパレットナイフ等で周囲をなぞり、取り出して冷ましておきましょう。






冷めたらお弁当箱に。
オムレツの脇をかためるのは、やっぱり作り置き料理。

今年はゴーヤの出来は今一歩ですが、キュウリが豊作です。
主人お気に入りの蛇腹キュウリの塩麴漬けは、自家製の形の悪いキュウリでも様になるのが嬉しくて今シーズンよく拵えます。
冷蔵庫で数日おいて味がなじんだものは、日本酒のお供としても最高ですしね。





宅配野菜の真っ直ぐなキュウリは、種も少ないし以前何かで見かけた即席漬けに。
紹介していたレシピでは種を削ぎ落しておりましたが、種が少ないキュウリならそのままでも。
  1. 板ずりしたキュウリ (3本) を3〜4cm長さに切り揃え、更に縦に3〜4等分します。
    この時、皮のついていないキュウリが出ないようにするのがよろしいかと。
    皮のついていない部分は、漬け込んでいるうちにシナシナになってしまいますから。
  2. 薄切りニンニク
    小口にした乾燥唐辛子
    黒酢 大さじ2.5
    お醤油 大さじ2弱
    胡麻油 大さじ1
    ホールの花椒 適量

    以上をフライパンに合わせてキュウリを加え、徐に中火にかけます。
    1分ほど混ぜながらなじませて出来上がり。
    保存容器に移し、冷蔵庫でなじませます。






彩りに添えたミニトマトは、みりん漬けにしたちょっと甘いデザートのような風味。
自家製のミニトマトと自家製ブルーベリーを合わせて漬け込んでみました。
  • みりんを煮切り、冷ましておきます。
    ミニトマトは先端が鋭くとがった千枚通しのようなもので2〜3ヵ所浅く突き、ブルーベリーと一緒に瓶に入れてお塩をちろりとふりましょう。

    ここに煮切ったみりんを注ぎ、赤ワインビネガーを並々注いで出来上がり。
    冷蔵庫で味をなじませます。











あっちこっちと脱線した今週最初の備忘録。
いろいろあれもこれもと欲張って、脈略ない備忘録になってしまいました。

そうそう、先週の金曜日に拵えた全粒粉のクランブル ⇒ ☆彡
思った通り、冷蔵庫でしっかりと冷やしたら綺麗に切り分けることが出来ました。
アイスクリームを添えて、月曜日のランチのデザートに致しました。

数日経った今もサクサクの食感で、残りは極少量ずつアイスクリームを添えて朝のお目覚に。





脈略ない備忘録ついでに、月曜日のランチ用に焼いた自家製レーズン酵母の全粒粉パンの画像を。

手前が酵母にしたレーズンも無駄なく混ぜ込んだストレート法の全粒粉パン。
奥が中種法で仕込んだ全粒粉パンです。
もちろんどちらも全粒粉 100%、粗挽きグラハム粉入りです。

当日の主人のお弁当は、セルフサンドウィッチスタイルで。

私たちのお昼はこんな感じ。
もちろんこれだけに止まらず、ちょこちょこと冷蔵庫から出しては数時間に及ぶランチを楽しんだのですが。

ちなみに今は、酒粕酵母を仕込んでおります。
さ、長い長い備忘録はこの辺でおしまいにしましょうか。
気付けば今週のお弁当もあと2回、月・火と備忘録をサボってちょっと損した気分です。

posted by しんさん at 13:22 | Comment(0) | お弁当日記 〜 市販のパンで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月22日

ドライフルーツとアーモンドのサクサク全粒粉クランブル

食材の整理をしていて、ふと思いました。
そういえば最近 “ココナッツシュガー” を使っていないな、と。

一時よく使っていたココナッツシュガー。
主人にいくつかまとめ買いしてもらったことさえ忘れていました。
では、今週最後のお弁当はココナッツシュガーを使った甘いクランブルなどいかがでしょう。

実は、週明けの月曜日、高校時代の友人がお昼にやってきます。
当日あれやこれや拵えるのは大変ですからね、ちまちま月曜日に向けて仕込んでおります。
今日のこのクランブル、アイスクリームなど添えて当日のデザートにどうかしら、と。





彼女が我が家に来るときにいつも言うのは、 “いつも普段あなたが食べているものを食べたいの” 。
ならば、しめしめとばかりに、彼女にはいつものお片付け料理に付き合ってもらいましょう。
台として敷き詰めたクッキー生地は、わたしが時々お酒の肴にする乾パンとビスケット。

その上に艶やかにコーティングしたドライフルーツとアーモンドをひろげてサクサクのクランブルを。
もちろんクランブルは全粒粉、文字通り我が家のいつもの食材です。

大きく焼いてクッキーのように切り分けるつもりでいたのですが、そこは想定外の大失敗。
しっかりと冷蔵庫で冷やしかためていない生地は、悲しいかな、木端微塵と相成りました。

でもアイデアとしてはなかなか良いのではないかしら。





木端微塵にはなりましたが、こうしてカップにさっくりと分け入れればバレませんものね。
実際、主人も失敗作だとは気付いていないようでお褒めの言葉を頂戴いたしました。

アイスクリームを添えて月曜日のデザートにする旨を伝えたところ、その前に週末試食をしよう、と。
そうね、では今日、歯医者さんの帰りにアイスクリームを買ってきてふたりで試してみましょうね。





ココナッツシュガーと全粒粉のクランブル、ドライフルーツとアーモンドがぎっしりです。
そしてやっぱりフードプロセッサーが大活躍。
以下の分量で、野田琺瑯のホワイトシリーズ 浅型レクタングルのSサイズにちょうどひとつ分です。





  1. 先ずは台の準備。

    材料は市販のビスケットと乾パン、私のおやつに常備してあるものです。
    乾パンをポリポリ食べながら安ワイン、日本酒もたまには。
    合わせて60gをフードプロセッサーで粉砕します。

    無塩タイプの醗酵バター 30gを湯せんして溶かして合わせ、オーブンシートを敷いた容器に敷き詰めて冷蔵庫で冷やしておきましょう。

  2. クランブルの材料をフードプロセッサーに合わせ、冷蔵庫で冷やしておきましょう。

    薄力粉タイプの全粒粉 50g
    さいころ状に切った無塩タイプの醗酵バター 40g
    てんさい糖 20g
    シナモンパウダー 適量

    まだ攪拌こそしませんが、合わせて冷蔵庫で冷やしておきます。

  3. ドライフルーツ等の準備をします。

    ドライフルーツは随分と前にオーブンで干したイチゴとブルーベリーを冷凍しておいたもの。
    そうそう、イチゴはこの時のもの ⇒ 2018年04月25日
    ブルーベリーは更に遡ってこの時のもの ⇒ 2018年05月08日
    ・・・どちらも随分と寝かせてしまいました。

    ざっくり刻んで乾煎りしたアーモンド・レーズン・刻んだドライフルーツと合わせておきます。
    全部合わせて100gほど。

  4. 生クリーム 45g
    ココナッツシュガー 45g
    を合わせ、湯せんでココナッツシュガーをしっかりと溶かしたら湯せんから外します。
    お塩をひとつまみ加えて混ぜ、3のアーモンドとドライフルーツを加えてからめましょう。

    冷やしておいた1の上にひろげ、再度冷蔵庫で冷やしましょう。

  5. 入れ違いに冷やしておいた2のクランブル生地の材料を冷蔵庫から取り出しましょう。

    フードプロセッサーで高速でさっと攪拌し、サラサラの状態になじませます。
    全体をさっとスパチュラで混ぜると、程良いクランブル上になりますので大丈夫。

    4の上にひろげ、容器の底を数回しっかりと打ち付けて隙間を埋めましょう。
    180℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を170℃にして焼くこと30分。
    表面に綺麗な焼き色がつけば焼き上がり。

    今回は粗熱がとれた状態で切り分けてしまったので木端微塵になりましたが、しっかりと冷蔵庫で冷やしてからならばうまく切れたかもしれません。

    いつもよりは相当甘めな仕上がりですが、たまにはうんと甘やかすことも必要ですものね。











お菓子が主食のお弁当、我が家ではよくあることです。
せめてスープで野菜をしっかり摂取しましょう。

鮮やかなピンク色のスープは、完熟トマトの冷製スープ。

食べ頃を見逃してやわらかくなり過ぎてしまったトマトのスープ、とも言えますけどね。
ほんのり効かせたカイエンペッパーとガラムマサラがポイントです。
そしてなにより、今週の常備菜の総ざらい役、ここがポイント。





そうです、要するにこれもお片付け料理。
今週常備菜として活躍してくれたオクラ等のお浸しをお片付け。
  • トマトとお浸しのつけ汁を合わせ、バーミックスで攪拌します。

    みじん切り玉ねぎ・アボカド・雑穀入りの蒸し豆ミックス (市販品です) ・お浸しにしてあったオクラ (小口に切って加えます) 等々を合わせ、ガラムマサラとカイエンペッパーをちろり。
    赤ワインビネガーで酸味を足して出来上がり。
    器に盛り、黒胡椒を挽きます。







クランブルもスープも、どうぞ冷蔵庫で冷やして召し上がれ。











朝食はかまたまうどん。
器に卵をといて、甘くないタレをちろり。
熱々の茹でたてうどんをここに加えて出来上がり。
卵かけごはんよりずっとお手軽で、主人が喜んでくれる有り難い主食のひとつです。

・・・え?
本当にあるの?
カマタマーレ讃岐?そんなサッカーチームが?

・・・今朝の朝食時の会話です。
サッカー、まともに見たことありませんからね、私。
主人がくだらないギャグを言ったのかと思いましたよ、本当に。

さ、そろそろ主人が帰宅します。
入れ替えに歯医者に行ってきましょう。
今月も定期健診ですよ。

帰宅したら今夜はワインですよ。

posted by しんさん at 13:51 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月21日

トウモロコシたっぷり 〜 甘じょっぱい全粒粉トウモロコシクッキー

実家の母親が分けてくれたお百姓さん直送の瑞々しいトウモロコシ。

採れたてを丸ごと蒸してガブリとかぶりつくのがいちばんとは承知しつつ、なかなか理想通りにはいかないのも加齢の醍醐味。
若者のように後先考えず食欲に走ることは控え、出来るだけ鮮度を保ちつつ1日1本のトウモロコシを主人とふたりで楽しんでおります。

トウモロコシの炊き込みご飯 (☆彡)トウモロコシの全粒粉ガレット (☆彡) と、トウモロコシを主役としたメニューも今日で3日目、本日はトウモロコシの全粒粉クッキーです。

全粒粉とオートミールを混ぜた生地に甘いトウモロコシがゴロゴロ。
トウモロコシの甘さを際立たせる為、お砂糖ではなくお塩を使いました。
ですがそれでは芸がないので、ドライフィグを刻んでトウモロコシの引き立て役に。

そして上にはペコリーノロマーノと黒胡椒。
甘さのタイプが異なるトウモロコシとドライフィグ、そしてペコリーノロマーノの塩気と黒胡椒。
甘いようなしょっぱいような、甘じょっぱいトウモロコシクッキーが焼き上がりました。

ベーキングパウダーを使っていないので、目の詰まった素朴な食べ心地。
生地はビニール袋で捏ねるのでとっても簡単ですよ。





以下の分量で素朴な甘じょっぱいトウモロコシクッキー 9枚分。
  1. トウモロコシは皮とヒゲを丁寧に取り除きます。
    長さを半分に切り、更にそれを縦に2等分して実を削ぎ取りましょう。
    親指の腹を使って簡単に削げますよ。

    1本分で100g強ですが、朝食用の炊き粥用にも少し残しておきます。

  2. 薄力粉タイプの全粒粉 70g
    粗挽きグラハム粉 30g
    オートミール 30g

    トウモロコシの実 適量
    ドライフィグ 2個 (約30gを刻みます)
    粗塩 ふたつまみ

    以上をビニール袋に合わせ、口をしっかり持って丁寧にふり混ぜます。

  3. 豆乳 40g
    生クリーム 20g
    オリーブオイル 25g

    を更に加え、よく揉んで全体になじませましょう。
    適量をぎゅっと握ってオーブンシートの上に移し、指先で平らにならしながら形を整えます。

    トウモロコシの粒がポロポロ崩れますが、生地の下に押し込んで生地で押さえつけるようにすると意外と簡単に成形出来ます。
    すりおろしたペコリーノロマーノを散らし、黒胡椒を挽きます。

  4. 180℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を170℃にして焼くこと20分。

    ほんのりとチーズが焦げて良い感じの焼き上がり。
    崩れやすいのでそっと網の上に移して冷まします。

    トウモロコシがゴロゴロ入った甘じょっぱい全粒粉クッキー。
    甘いトウモロコシが主役のクッキーです。











クッキー生地に生クリームを使うのは、私にとっては稀なこと。
今、ヨーグルトメーカーで仕込んでおります豆乳クリームチーズの材料のひとつが生クリーム。
その生クリームが余ったのでクッキーにも使ったという流れ。

そしてもうひとつ、レモン汁が中途半端な量残ってしまいました。
本日はレモンの風味を効かせた人参のスープをトウモロコシクッキーに添えましょう。
レモン汁+豆乳効果なのか、とろりとしたスープに仕上がりました。






  1. 人参は適当に切り、エスカルゴバターでさっと炒めます。
    スープストックをひたひたに注ぎ、5分加圧しましょう。
  2. 圧が自然に抜けるのを待って蓋をあけ、バーミックスでピュレにします。
    豆乳を注いでレモン汁を加え、素早くなじませながら温めてフルールドセルで味付けを。
    マッシュルームのオリーブオイル漬け (☆彡) を加え、かたまったオリーブオイルが溶ければ出来上がり。
    器に盛り、パンプキンシードミックスを飾ります。

    今月の始めに作ったマッシュルームのオリーブオイル漬け、今日までもちました。
    日持ちも抜群ですし、何かと重宝するので常備しておきたいもののひとつです。











トウモロコシクッキーを拵える際、少し除けておいたトウモロコシの実。
朝食の炊き粥に加えましょう。
マッシュルームのオリーブオイル漬けも加えてみたら、いつもの炊き粥とは全く別物の主食になりました。

主人も相当気にってくれたようです。





  • お米と押し麦をお鍋に合わせ、お水をたっぷりと注ぎます。
    トウモロコシの芯を加え、いつも通り炊き粥を拵えましょう。
    お米がやわらかくなった辺り、粘りが出る前にトウモロコシの芯は取り除きます。

    お粥が炊き上がったら、トウモロコシの実とマッシュルームのオリーブオイル漬けを加えます。
    ぴったりと蓋をし、しばらく蒸らせば出来上がり。






炊き粥のトウモロコシにほんのり焼き色がついたものが紛れ込んでいるのは、クッキーからこぼれ落ちたトウモロコシも寄せ集めてここに加えたから。





今年も母のおかげでいち早く甘いトウモロコシを堪能できました。
先程電話があって、母は今畑にいるとか。
キュウリが沢山収穫できたから後でマンションに寄って届けてあげる、と。
その後、実姉をさそってランチに出掛けるそうです。

週末の日本酒の為に、キュウリの塩麴漬けでも仕込んでおきましょうね。

posted by しんさん at 13:36 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする