2018年05月31日

“自家製ツナ”と“お片付けマヨネーズ”の太巻き寿司

今朝はいつもより30分早く出勤する主人。
しかもお昼休みもあまり余裕がない上、気の重い仕事内容だと前々から聞いておりました。
忙しくてもササッと食べられる、お弁当箱をパカッと開けて気分が和むような、そんなお弁当は・・・

パンッパンに具が詰まったはち切れそうな太巻き寿司などいかがでしょうか。
彩りよろしいシャキシャキレタスたっぷりのサラダ巻き、少しは重い気分も紛れないかしら。

具は先日拵えた自家製のツナ。
サラダ巻きと言うからには、マヨネーズが欲しいところ。
ですが我が家はマヨネーズを常備致しておりません。
そこでふと思いつきました。
自家製ツナを漬け込んだスパイス風味のオリーブオイル、これでマヨネーズが出来ないかしら。

マヨネーズ、出来ましたよ。
しかも、卵を使わず豆乳で。
聞くと、ビーガンの方でも食べられ卵を使わない豆乳マヨネーズが密かな人気なのだとか。

もちろん私はビーガンではありません。
豆乳マヨネーズに茹で卵と自家製ツナを混ぜたサラダをたっぷり使って太巻き寿司に。

お菓子作りに欠かせない電動の泡だて器で意外と簡単に出来る豆乳マヨネーズ。

大量のオリーブオイルを使う自家製ツナですが、最終的にはマヨネーズでオリーブオイルもろともお片付け出来るとなると、うん、自家製ツナの登場頻度もぐんと上昇しそうです。

もちろん主人にも大好評。
結婚した当初はマヨネーズ大好きだった彼ですもの。
マヨネーズの風味にほんのひと時だけでも酔いしれて、一瞬だけでも嫌なことは忘れて、ね。





自家製ツナの作り方はこの日の日記に備忘録してあります ⇒ 2018年05月24日 ☆彡
高価なマグロのさくを使わずとも、お手頃価格のさくで作るのがお勧め。
  1. 豆乳マヨネーズを作ります。
    以下の分量で、480mlのメイソンジャーにいっぱい出来ますよ。


    自家製のツナをオリーブオイルから取り出し別皿に。
    この残ったオリーブオイルを使いますので、ローリエやローズマリー等口当たりの悪いものは取り除いておきましょう。イエローマスタードシードや黒胡椒等はそのまま使います。

    豆乳 (お豆腐が出来る無調整のタイプを愛用致しております) 75g
    蜂蜜 15g
    お塩 ひとつまみ (魚の塩気がオリーブオイルにも移っているかと。ここのお塩は控えめに)

    以上を大きめのボールに合わせ、泡だて器でふわふわになるまで攪拌しましょう。

    残ったオリーブオイルに新しくオリーブオイルを足して120gにし、少しずつ泡立てた豆乳に加えては泡だて器でひたすら攪拌します。
    やがてとろりととろみがついてきたら、最後に米酢 大さじ1を加えて再度攪拌します。

    お塩を加えるのなら最後の仕上げに味をみて。
    今回はトリュフ塩をほんのひとつまみ加えて仕上げました。

  2. 自家製ツナをざっくりとほぐし、刻んだ固ゆで卵・みじん切り玉ねぎと合わせます。
    ふわふわの出来立てマヨネーズを加え、丁寧に和えましょう。

  3. 十六雑穀を混ぜ込んだご飯を炊き、寿司酢 (☆彡)を加えて酢飯にします。
    海苔の上にひろげ、レタスとツナサラダをたっぷり。

    くるりと巻いて、しばらく巻きすごと輪ゴムで留めておきます。
    具と酢飯がなじんだところで巻きすから出して切り分けましょう。
    太巻き寿司作りってやっぱり楽しい。











いつもより30分早い主人の出勤、さぁそれは大変だわと、お菜は冷凍食材を有効利用。
いつぞや多めに揚げて冷凍しておいた “鯖缶と蒸し大豆のお団子” と、先日作って冷蔵庫にある自家製のスイートチリソースを使ってパパっと一品。






  • 薄切り玉ねぎを胡麻油で炒めたところに、小ぶりな乱切りにして予めレンジ加熱しておいた人参を加えて炒め合わせます。
    自家製のスイートチリソースを加えてひと煮立ち。
    解凍した鯖缶のお団子・予め塩茹でにして冷蔵保存してあるスナックエンドウを加え、水で溶いた葛粉を加えて仕上げます。











お弁当を太巻き寿司にしたことですし、今日は朝食もお粥でなくご飯と参りましょう。
鰯のお酢煮も今日はちょっとお休みして、久しぶりの塩引き鮭。
やっぱりご飯には焼き鮭ですもの。

そして昨晩先方さんからお電話があり、主人の30分早い出勤は見送られたのでした。

大好きな塩引き鮭をつつきながら、朝の連ドラを見ながら、主人とゆっくり朝食タイム。
急がなきゃと思っていた分、なんだか随分と得した気分。

その上明日は金曜日。
早めの出勤は免れたとは言え、気分の思い仕事をこなして帰宅する主人ですもの。
明日はゆっくり飲みましょう。
そしてお待ちかねの週末に突入です。

posted by しんさん at 15:23 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月30日

生姜たっぷり 全粒粉ケーキ 〜 懲りずにベーキングパウダー不使用ver.

いよいよ明日で5月も終わりです。
今日は朝からしとしと雨が降り出し、どこか梅雨を想わせる空気が漂っております。

さて。
今月始めの宅配野菜に入っていた生姜を使い、ざらめ糖と合わせて生姜シロップを拵えました。

いよいよ残りも僅かとなった今、甘さも抑えてありますので保存性は全く期待出来ません。
5月の終わりを良いきっかけに、そろそろ使い切ってしまいましょう。
刻み生姜をたっぷり散りばめた全粒粉100%のパウンドケーキなどいかがでしょうか。

全粒粉の上にベーキングパウダーを使っておりませんので、ふくらみは貧相です。
ですがたっぷりと使ったバターの香り、そして生姜のアクセントが抜群に私好みです。
かりっとした表面もお気に入り。

もう少しふくらんでくれると思っていたのですが、やはりそこは未熟な技術、ふくらみは控えめ。
・・・というか、全くふくらんではくれませんでした。

でも気にしません。
こんなモノでしょうとあっさり受け入れ、生姜シロップをすっきりお片付け出来たことを喜びましょう。

以下の分量で、底辺約200×70・H60のやや小ぶりなパウンド型にひとつ分です。





材料
  • 薄力粉タイプの全粒粉 100g
  • 全卵 2個 (卵黄と卵白に分け、卵黄は室温に戻し、卵白は冷蔵庫で冷やしておきます)
  • 無塩タイプの醗酵バター 90g (室温に戻しておきます)
  • てんさい糖 60g (メレンゲ用とバター用、30gずつに分けておきます)
  • 自家製の生姜シロップ (この日の日記 2018年05月09日 最後に登場します )
    シロップ (大さじ2) と生姜 (30g強) に分け、生姜は刻んでおきましょう。
  • レモン汁 大さじ1

準備
  • パウンド型に薄くバターをぬり、薄力粉をはたいておきます。
    出番まで冷蔵庫へ。
  • 全粒粉をふるいますが、粒の粗めのものを使っております。
    頑張ってふるい切らず、ふるいに残った全粒粉は刻んだ生姜にまぶしておきましょう。

作り方
  1. よく冷やしておいた卵白を軽くときほぐし、お塩をひとつまみ加えて泡立てます。
    しっかり泡だってきたところで、てんさい糖 30gを2回に分けて加え、その都度しっかり泡立てて艶やかなメレンゲにしましょう。

    出番まで冷蔵庫で冷やしておきます。

  2. 室温に戻しておいたバターをよく練り混ぜます。
    てんさい糖 30gを2回に分けて加え、その都度しっかりと泡立て空気を含ませます。
    白っぽくふわっとするまで空気を含ませたら、室温に戻しておいた卵黄を1個ずつ加えてしっかりと混ぜ合わせましょう。

    生姜シロップとレモン汁を少しずつ加え、全体に艶が出るまでしっかり泡だて器で混ぜます。

  3. メレンゲとバターを合わせます。

    先ずはメレンゲを少し泡だて器ですくい、2のボールに加えて泡だて器で混ぜます。
    しっかり混ざったところで、メレンゲのボールに戻しましょう。
    メレンゲをつぶさないようスパチュラで底からすくうように混ぜ込みます。

    ほぼ混ざったところで、ふるっておいた全粒粉・全粒粉をまぶした生姜を一気に加えてスパチュラで混ぜ込みましょう。

  4. 冷やしたおいた型に生地を流し、表面をざっと平らにならしましょう。
    底を数回打ちつけて空気抜きをし、190℃に予熱したオーブンへ。

    設定温度を180℃にし、先ずは30分。
    その後様子を見ながら160℃に下げ、20分ほど焼きましょう。

    ・・・こうして見ると、少しはふくらむつもりだったのかしら。

    型を横にして粗熱をとり、冷める前に型から出して網の上で冷ましておきましょう。
    温かなうちは生地がもろいのでそっとそっと。
    完全に冷めたところで切り分けます。

    全粒粉らしい素朴なパウンドケーキに仕上がりました。
    たまには発酵バターをしっかり使ったケーキにうっとりするのも悪くないものです。











週末、どうしてもカレーが食べたいという主人の為にカレーを作りました。
スパイスを多用した私のカレーは、夏の野菜がとてもよく合います。
そろそろ納得の価格になってきた茄子を使ったカレーに主人は大満足のようでした。

その茄子が1本余っておりましたので、お弁当のお菜に使いましょう。

先週拵えた自家製のツナ。
ツナを漬け込んであるオリーブオイルを使って茄子を炒め、在庫食材を合わせたごちゃ混ぜサラダ。
自家製のスイートチリソースで和えるだけで、具沢山の美味しいサラダの出来上がり。





  • 茄子は乱切りにし、自家製ツナ (☆彡) を漬け込んであるオリーブオイルで炒めます。
    アンチョビも崩しながら一緒に。

    茄子をボールに移し、人参を鬼おろしですりおろしましょう。
    みじん切りにした新玉ねぎ・アボカド・ざく切りトマト・市販の蒸し大豆を加え、自家製のスイートチリソース (☆彡) で和えれば出来上がり。











お弁当のお菜に使った茄子を半分残し、朝食のお味噌汁にも。
お味噌汁用には胡麻油で炒めます。
胡麻油で炒めた茄子のこってりとしたお味噌汁は、主人も私も大好きです。

いつものように、新玉ねぎの葉っぱをネギの代わりにたっぷりと。
葉ネギよりしっかりした新玉ねぎの葉は香りも良いし、何より葉ネギより日持ちする気が致します。

今朝は主人が大好きな鶏粥。
梅干しと実山椒の醤油漬け (☆彡) を添えます。
これだけでぐっと夏らしくなるから味の記憶って面白い。





朝から降り始めた雨は止む気配を見せません。
週末はお天気が良いようなので、また畑に行けそうです。
ズッキーニの成長が気になります。

posted by しんさん at 14:03 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月29日

いちご酵母の全粒粉パン 〜 ゴツゴツ ストレート法ver.

主人が全粒粉を取り寄せました。

いつ頃から何がきっかけだったかは今や定かではありませんが、あからさまな主人の健康意識の高まりには少々戸惑うこともございます。
が、そこは私の性分、順応性の高さは自負致しておりますので、主人の健康意識にも難なく順応。

主人が全粒粉とくるのであれば、私はインスタントドライイーストを使わず天然酵母と参りましょう。
先ずは農協朝市で見つけた小さなお買い得品のいちご。
いちごで天然酵母を起し、早速焼いてみましたよ、全粒粉100%の健康意識向上パン。

もう調べ始めるとキリがないこの類。
色々な情報があり過ぎて、この人はこう言う、いやいやあの人はそれではダメだと断言している。
一体全体どれを試せば良いのやら。

なので開き直りました。
良いんです、材料が分かっているだけで。
ふくらみが貧相だろうが黒焦げだろうが、材料を把握している、これこそが私のささやかな健康意識。

ヨーグルトメーカーを使って起こしたイチゴの天然酵母で中種を仕込み、その残った酵母液を使って、いわゆるストレート法で焼き上げた初めてのいちご酵母の全粒粉パン。
胡桃・ドライフィグ・クリームチーズに蜂蜜と黒胡椒を合わせ、いちご酵母パンに合わせてみました。

美味しそうでしょ?
今までにない程パンの生地はむっちりしていて、そして表面はざっくり、私の大好きなタイプです。





実を申しますと、このいちご天然酵母、最初から全くこれっぽっちも期待致しておりませんでした。
天然酵母はとてもデリケートなので、ヨーグルトメーカーを納豆作りに使っている場合、同じヨーグルトメーカーで酵母を起すのは無理です、とのご意見を拝見致しました。
・・・毎週末、1週間分の納豆をヨーグルトメーカーで仕込む我が家でもの、期待は出来ません。

確かに、出来上がったイチゴ酵母は聞くほどの元気もなく、中種の発酵も今一歩といったところ。
そんなイチゴ酵母を使ったパンですので、膨らみは悪いし出来栄えなどとてもとても。
ですが元気のない酵母でも、しっかり発酵時間をとればどうにか期待に沿ってくれるようです。

底が真っ黒焦げなのは、多分単に火加減の問題なのではないかしら。
それなら改善の余地は十分ありですものね。

あぁ、それにしてもなんて器量の悪い。。。






底は真っ黒焦げでふくらみは貧相ですが、いちごから育てた天然酵母を使って焼いた全粒粉パン。
何とかな子ほど可愛いいの心情ではありませんが、やっぱり可愛いものなのです。

近々元気のないイチゴ酵母の中種を使い、これに懲りずに再チャレンジするつもりです。
その時はせめてもう少し火加減を抑えてね。
真っ黒焦げだけは回避したいものです。





ヨーグルトメーカーで起したイチゴ酵母ですが、今頃の気温ならば必要なかったかも。
あくまでも
  • いちご 100gはさっと洗い、ヘタを取っておきましょう。
    消毒した瓶に湯冷まし 200t・てんさい糖 20gを合わせ、てんさい糖をしっかり溶かしたところにいちごを加え、ぴったりと蓋をします。

    ヨーグルトメーカーを28℃ / 99時間でセットし、いちごの発酵具合を見ます。
    1日に数回、瓶をよくふってから蓋を開けて空気を入れ替えます。

    私のヨーグルトメーカーは最長で99時間なので、その後3時間延長して合計102時間。
    約4日とちょっとかけて出来たのが今回のいちご酵母。

    蓋を開ける度、甘いいちごの香りに心は踊ります。
    ですが、やはりちょっと急ぎ過ぎたかも。
    次回はもう少し時間をかけて酵母液を育てることにします。





さて。
少々の中途半端な感じを残しながらも完成したと思われたイチゴ酵母。
これを全粒粉と合わせて中種を仕込みましたが、はてさて、残ったいちごと酵母液はどうしたものか。
そこで中種を使うのに先駆け、残ったいちごと酵母液を使ってストレート法でパンを仕込みます。
天然酵母は醗酵に時間がかかるとのことですので、生地は前日に捏ねておきました。
  1. 残ったいちご酵母液は、いちごと合わせて144g。室温に戻しておきます。
    元気のない酵母液でしたので、念のためにインスタントドライイーストをほんのひとつまみにも満たない量加えてからフォークでいちごを潰しておきます。

  2. 強力粉タイプの全粒粉 150g
    粗挽きのグラハム粉 30g
    てんさい糖 20g
    お塩 5g

    以上をビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるようにふり混ぜます。
    ここに1の酵母液を加え、袋をふるようにしながらなじませましょう。

    僅かながらではありますが加えたインスタントドライイースト、塩は全体が少しなんでから加えたほうが良かったのかもしれませんね。

    発酵が心配でしたので、もうひとつ素人ながらの考えでお味噌を混ぜてみました。
    麹の強い麹屋さんのお味噌 10gを加えて生地を捏ねます。
    全体にまだ粉っぽさが残る程度でボールに移し、ラップをしてボールごとジッパー付きの保存袋に入れて室温に置きましょう。

  3. 1時間ほどおいたところで、聞きかじった “パンチ” とやらを施します。
    前日はこんな状態で、ボールにラップをして保存袋に入れて室温においておきました。

  4. そして翌朝、今朝の状態です。
    酵母ってすごい。

  5. そっと生地をオーブンシートの上に移し、ゆるゆるな生地ながらも丸め直します。
    ふわりとラップをし、15分間のベンチタイムを設けましょう。

    その後再び丸め直し、オーブンシートごとストウブ (16cmを愛用) に移しましょう。
    蓋をし、室温で発酵させます。

    ですが、ここでの発酵が不足していたのかもしれません。

    1時間おいたのですが、生地がふくらんでいる気配はしません。
    ですが主人のお弁当が無しになってしまってはよろしくありませんからね。
    1時間後、発酵不足だとは知りながら、表面にグラハム粉をふって焼きに入りました。

  6. 250℃に予熱したオーブンに蓋をした状態でストウブごと移し、先ずは25分間焼きます。
    その後蓋をとって更に15分、合計40分間焼いたのが・・・

    どう見ても焼き過ぎですね、これは。
    もはやパンなのか武器なのかカーリングなのかと言ったところ、がっかり落胆致します。

    ですが、網の上に放置して粗熱をとった後切ってみましたら・・・

    これっぽっちも自慢出来る焼き上がりではありませんが、一筋の希望の光。
    出来はよろしくありませんが、私、好きです、このパンの風味。
    本当に順応性が高いこと。





  • 室温に戻したクリームチーズ
    ざっくり砕いてから乾煎りし、冷ましておいた胡桃
    刻んだドライフィグ
    少量の蜂蜜・挽きたて黒胡椒・極々少量の乾燥ラベンダー

    以上をよく混ぜ合わせ、スライスしたパンにたっぷりと盛りましょう。

    サンドウィッチのように2枚合わせ、2枚セットにしてお弁当に。
    食べる時はサンドウィッチとしてではなく、パンをはがしてオープンサンドスタイルがお勧め。
    主役はパン、改善点は盛り沢山ですが、いちご酵母チャレンジは実りあるものとなりました。











お弁当には簡単なスープを添えましょうか。
そろそろ冷たいスープが嬉しい頃合いです。
冷凍食材や常備菜を使ったトマトと豆乳のスープ、バーミックスで攪拌するだけの簡単スープです。
















朝食の主食に冷たい麺が登場する季節となりました。
たっぷりの大根おろしをお出汁でのばし、麺つゆをちろり。
冷水でしめたうどんをたっぷり盛って、刻んだ新玉ねぎの葉っぱとひねり胡麻、つるつるっとね。

出来ないだろうと思っていたいちごの天然酵母。
同じヨーグルトメーカーに潜んでいるであろう納豆菌に拒まれることもなく、健気に発酵してくれました。
次回はビンももう少し適したものを使って、何より慌てず発酵のタイミングを見極めないと。





おっと。
取り敢えず予約してある歯医者さんの定期健診に行く準備をしないと。
間もなく帰宅する主人と入れ替えに。
車一台の生活はなかなか快適です。

posted by しんさん at 13:58 | Comment(0) | 見よう見まねの天然酵母 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月28日

甘辛鰹の玄米ご飯 〜 人参の葉っぱの佃煮ver.

週明けの月曜日は玄米ご飯、これが我が家の最近のお約束。
半信半疑で始めた週にいちどだけの玄米食ですが、これがなかなか応用も自在で楽しいもの。
もちろん主人にも好評で、それでいてレパートリーを考えるのも楽しいのですから長続きしそうです。

唯一残念なところと言えば、その地味な佇まいかしら。
今週は玄米に甘辛く煮た鰹を混ぜ込んでみました。

ね、地味でしょ。




魚介類をたっぷり炊き込んでパエリヤ風にもいつかはしたいものですが、玄米と干しシイタケの組み合わせが大好きなので、それに挑戦するのはまだまだ先のお話になりそうなのです。

スーパーの鮮魚売り場でお買い得商品となっておりました “鰹のたたきの切り落とし” をたっぷりと玄米ご飯に混ぜ込んでみましたよ。

生姜をたっぷり効かせた合わせ調味料に漬け込んだ鰹のたたき、うん、玄米とも好相性です。
お味噌やお醤油と玄米の相性は最高ですもの、ここに鰹と生姜が入れば尚更な相性ですよ。






お昼用には、山椒風味のお醤油をちろりとぬって焼きおむすびに。

ほろっと崩れやすい玄米ご飯ではありますが、またそこも玄米の魅力です。
じっくりといつも以上によく噛んで食べる玄米ご飯は、主人も大のお気に入りです。





大きな鰹がごろごろと入った玄米ご飯。
鰹のたたきの切り落としを使うのでとっても簡単、その上お値打ちですものね。
  1. 鰹のたたきは前日に合わせ調味料に漬け込んでおきます。
    下準備というよりは、単に鰹のたたきをすぐお料理する時間がなかった、それだけのお話。
    調味料に漬け込んで保存期間をほんのちょっと延長してしまおう、そんな力技です。

    お水・お酒・みりん・だし醤油を合わせ、千切り生姜をたっぷり散らしてひと煮立ち。
    そこに鰹のたたきを加えます。

    表面が白っぽくなればそれでOK。
    火を止めてそのまま冷まし、すぐに使わないのなら冷蔵庫へ。

    今朝、冷蔵庫から出してみると合わせ調味料が煮凝り状態になっておりました。
    軽く温めて漬け汁を溶かし、ザルにあけて漬け汁と鰹に分けておきましょう。
    鰹は大きなものはざっくりとほぐしておきます。

  2. 玄米はそっと洗い、たっぷりのお水に1日浸しておきます。
    もちろん冷蔵庫で。

    これをザルにあけて水を切り、基本的には1.6倍程度量の水を合わせて炊飯します。
    今日は干しシイタケの戻し汁、そして鰹の漬け汁をお水に合わせて1.6倍量に。
    戻した干しシイタケは千切りにして散らし、鰹と一緒に煮た千切り生姜もたっぷり散らします。

    お塩をひとつまみ加えてざっと全体を混ぜ、お鍋の蓋をして強火にかけましょう。
    煮立ったら弱火にして25分。

  3. お鍋の火を止めたら、鰹を素早く散らします。
    すぐに蓋をし、何食わぬ顔でいつも通りに蒸らしましょう。
    しっかり蒸らしてから徐に蓋をあけ、全体をさっくりと混ぜます。

    お茶碗に盛り、人参の葉っぱと一緒に佃煮風に仕上げた鰹を飾ります。






そうそう、今週の常備菜用に鰹を使ってもう一品。
漬け込んでおいた鰹と人参の葉っぱを合わせて、簡単な佃煮風にしてみました。
白いご飯に添えても美味しそうです。
  • 鰹の漬け汁に極少量てんさい糖を足し、お鍋で少し煮詰めます。
    煮詰める途中、人参の葉っぱを刻んで加えましょう。
    かたい茎の部分は細かく刻み、比較的やわらかな葉っぱ部分はざっくりと。

    煮詰まったところで粗くほぐした鰹を加え、丁寧に煮からめれば出来上がり。











主人の分はお弁当箱に詰めて。

昨日の昼食で使ったまぐろの切り落とし、残った分でハンバーグを。
人参の葉っぱの茎部分や玉ねぎ、人参、シロップ漬けにした生姜等々、フードプロセッサーで合わせて水煮トマトで煮からめます。

先週末に宅配野菜が届いたのと、畑の野菜の収穫が順調なのが合わさって、今、我が家の冷蔵庫は旬野菜の作り置き料理に満ち溢れております。





そう、畑では種から育てたズッキーニが順調に育っております。
ウリハムシの攻撃も何とか鎮火したようで、活き活きとした雌花と雄花がバランスよく咲き始めました。

ところがぎっちょん。
ズッキーニの最初の雌花は摘花してあげないとその後の収穫率が下がるのですって。
可哀そうですけど仕方がないものね。

ですがみて下さい、この小さなズッキーニ。
宅配野菜の中のミニキャロットと並べて、その可愛らしさをしばし眺めておりました。
小さいクセにちゃんとズッキーニです。





味の保証は出来ませんが、小さな人参と合わせて小さなズッキーニのピクルスに。
  1. 米酢 125t
    お水 50t
    ハチミツ 30g
    お塩 小さじ1/4
    唐辛子・スライスしたニンニク・軽くつぶした黒胡椒・カレーリーフ 各適量

    以上を合わせてひと煮立ちさせ冷ましておきます。
  2. お湯を沸かしてお塩を少量加え、ミニ人参とミニズッキーニを合わせてさっと湯通ししてザルにとります。
    冷めたら1に漬け込みましょう。

    さて、ミニズッキーニの味はいかがなものでしょか。






宅配野菜の中には今週もそら豆が入っておりました。
前回の色白なお歯黒から成長し、その名の通り貫禄のある真っ黒なお歯黒も艶やかに。
今回は薄皮をつけたまま焼きびたしにしてみました。

莢から出した状態で届いたグリーンピースは煮浸しに。
すぐに使わない場合は、冷凍するより浸した状態でほんの少し日持ちを延長する方を選びます。






  • お水・白だし醤油・お酒・みりんを合わせてひと煮立ちさせておきましょう。

    そら豆を莢から出し、胡麻油で薄皮に焼き色がつくまでじっくりと炒めます。
    熱々のところを合わせ調味料に合わせ、そのまま冷めるまでおけば出来上がり。






  • グリーンピースも手順は似たようなもの。

    合わせ調味料をひと煮立ちさせておいて瓶に移し、熱湯・少量のお塩でさっと煮たグリーンピースの水をしっかり切ってここに漬け込むだけ。
    これで豆ご飯を拵えても美味しそうです。






週末、朝・昼・夜とキッチンに立つ度に何かしらの作り置き料理を拵えます。
もちろん時にはワイングラスやお猪口片手に。
こうして、今週分の作り置き料理が揃いました。

そろそろ薹が立ち始めたラディッシュは、ほんのりとラベンダーを効かせたピクルスに。
お酢にお塩、やや多めの蜂蜜を加え、ラベンダー・ローズマリー・イエローマスタードシードやクローブ等のスパイスを合わせてひと煮立ち。
ここにお塩を軽く揉み込んで水気を切ったラディッシュを加えて漬け込みます。

ちょっとかたくなってしまったラディッシュの葉っぱ、やわらかな部分だけを選って胡桃和えに。

同じく薹立ちの始まった畑のチンゲン菜は胡麻和えにしましょう。

今年初収穫のスナックエンドウは、塩茹でにして早々に使い切ることを前提に保存します。
冷凍するとどうしても風味がおちるので、せめて初収穫の分だけでもこの状態で。





緑の野菜に偏ってはおりますが、これもまたこの時期の醍醐味と肯定的に受け止めましょう。
だから余計に薹立ちが始まっているとは言え、畑のラディッシュが愛おしいのです。










最近はシジミの登場頻度が急上昇しております。
シジミのお味噌汁、この時期のシジミは大ぶりで特に美味しいものね。
今日も新玉ねぎの葉っぱをたっぷりお味噌汁に。

週末、50歳の誕生日を迎えた主人。

この辺りではスーパーで見つけることが出来なかったマラスキーノチェリー、Amazonで取り寄せて私からの誕生日プレセントとなりました。
そして念願のマンハッタン。
週末のワインの後、夕焼けには早過ぎる時間でしたけど、ね。

早くも週末が待ち遠しいなんて、本当に困ったこと。

posted by しんさん at 15:01 | Comment(0) | 玄米ご飯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月25日

自家製ツナとフェンネルのカンパーニュサンド

今日は主人の誕生日。

何年か前ならば、数日、いえ、数週間以上前から誕生日プレゼントを考えたりも致しました。
そうね、遡れはそれはロマンティックなバラのエチケットのワインだったり、レモンイエローの小さな軽自動車だったり、素敵なシルバーと皮のシューホーンだったり、シンプルなビジネスバッグだったり。

今年も実はあれこれ考えてはみたのですが、どれもどこか見当違いで今日になってしまいました。
私から主人への今年の誕生日プレゼントは、先日Amazonで買った “マラスキーノチェリー” ということで落ち着きそうです。

なので、せめてお誕生日の今日、お弁当だけはスペシャル感を漂わせてみたいものです。

あら、とっても地味なサンドウィッチになりました。
主人お気に入り、名古屋の小さなパン屋さん “ブランジェリーぱぴ・ぱん” さんの “カンパーニュ・ルーアン” を使ったカンパーニュサンド、これが本日主人の誕生日を祝うささやかなお弁当です。





噛み応えのあるパンドカンパーニュの表面にはパセリとニンニクをたっぷり使ったエスカルゴバター。
そして肉厚なアイスプラント。

アイスプラントの上には、ざっくりと大きくほぐした自家製のツナをたっぷり盛りましょうか。
そう、自家製のツナでサンドウィッチが作りたくて、今回初めて自家製ツナに挑戦したという訳。

そして自家製ツナの上にはフェンネル。
畑作業にこれっぽっちも興味のなかった主人が、嫌々ながらも興味を持った初めての野菜です。
大雑把ながら主人が見守るフェンネルは、この時期華奢な葉っぱを携えて活き活きと成長します。

先週末主人がひとつ収穫した頃から、うん、主人の誕生日にはフェンネルとツナのサンドウィッチにしようと密かに計画致しておりましたの。






エスカルゴバターにアイスプラント、自家製ツナとペコリーノロマーノで和えたフェンネル。
これらをフィリングにしたパン ド カンパーニュのサンドウィッチ。
この組み合わせはきっと主人も気に入ってくれるはずですもの。

誕生日だからと言って、昔のようにレストランを予約したりプレゼントを渡したりといった特別感は今やすっかり影をひそめてしまいました。
今宵は主人のご希望通り、お家で鶏胸肉のお料理とワインになりそうです。

でもそれが良いかな。
お家でゆっくり主人とふたり、どうでも良いお話をしながら、そして酔っぱらって寝る、それがね。





  1. これが主人が育てたフェンネル。
    時々は丁寧に草引きをし、必要な時は土寄せをし・・・する私を遠くから主人が見ていたっけ。

    少々薹が立ってはおりますが、収穫期だけは主人に任せようと決めておりましたので。
    大丈夫、美味しく食べられるようお料理するから。

    先ずはペコリーノロマーノをたっぷりとすりおろし、黒胡椒をこれもたっぷりと挽きます。
    お塩を少々、そしてレモン汁も少々加えます。
    繊維を断ち切るようにスライスしたフェンネルを加え、自家製ツナのオリーブオイルをちろり。
    丁寧に和えておきます。

    ・・・今宵の白ワインのお供にもなるようたっぷりと拵えておきました。

  2. エスカルゴバターはたっぷりのパセリ・ニンニク・無塩タイプの醗酵バターをフードプロセッサーに合わせて攪拌するだけ、既に前もって拵えチルドルームで保存してあります。

    必要量だけを切り、室温に戻してからスライスしたパ ド カンパーニュにぬりましょう。
    さっとトーストし、冷ましておきます。

  3. パンが冷めたところで、アイスプラントを盛りましょう。

    自家製ツナの作り方は昨日の日記にて ⇒ 2018年05月24日 ☆彡
    適当に切り分けてからざっくりとほぐし、アイスプラントの上にたっぷりと。

    ペコリーノロマーノで和えたフェンネルをたっぷり上に盛り、パンドカンパーニュで挟みます。

    はい、ささやかな私からの誕生日プレゼント。

    主人が育てたフェンネルを主役に脇役をかためたカンパーニュサンド、主人が気に入って時々かってきてくれる “ブランジェリーぱぴ・ぱん” 、このお店のパンはやっぱり美味しい。











今日は月に2回定期購入致しております野菜が届く日です。
葉野菜が多いので、在庫のパセリを今日は使い切ってしまいたいものです。

卵白だけを使ったパセリのかき揚げ、パセリと水切りしたお豆腐をかき揚げにしてみました。
山ほどのパセリもぺろりと食べられてしまいます。





  1. 卵白に極少量のレモン汁を合わせ、メレンゲ状に泡立てます。
    ここに米粉・スパイスソルトを加え、メレンゲをつぶさないようさっくりと混ぜ込みましょう。

    スパイスソルトは主人が大好きなHitching Postのステーキシーズニング。
    ガーリックが効いたシーズニングは、ステーキに使うだけではもったいない美味しさです。
    容器も可愛らしいでしょ?

  2. お豆腐は重石をしてしっかりと水切りをし、さいころ状に切っておきます。

    パセリはしっかりと水を切り、葉先の部分は指で摘まみます。
    茎の部分は1cm程度に切り、お豆腐と一緒にビニール袋に。
    米粉をふって全体にまぶし、メレンゲのボールに加えてさっくりと和えましょう。

  3. 低温よりの中温に太白胡麻油を熱し、スプーンで軽くまとめながら生地を油の中に。

    両面さっと揚げたら網にとり、更にキッチンペーパーの上で油を切って出来上がり。






常備菜と一緒にかき揚げを詰め、サンドウィッチをワックスペーパーで包んで出来上がり。
50歳のお誕生日のお弁当はいつも通り、いえ、いつも以上に地味だったかしら。











お弁当が地味なので、せめて朝食だけはカラフルに演出しましょうか。
昨日主人に聞きました、お誕生日の日の朝食は何が良い?
期待に満ちた目で主人が答えたのは、 “卵かけご飯!” 、文字通りの即答でした。

はい、主人、ハッピーバースデイ、卵かけご飯をどうぞ。
お弁当のお菜にした卵白だけのかき揚げは、朝食で使った卵黄の残りを有効利用したものです。





  • 常備菜として週明けに拵えたミニトマトのお浸し。
    ここにアボカドを浸して “づけ” にしておきました。
    十六雑穀を混ぜ込んだご飯を炊き、炊き立てにアボカドのづけを混ぜ込みます。

    アボカドご飯をお茶碗に盛り、ミニトマトのお浸しを飾ります。
    中央に卵黄をそっと乗せ、お醤油をほんの少量ちろり。






あ、いつもの朝食とは異なるちょっと華やかな主食が場違いな気も致します。
そして主人は大満足な朝食を終えて出勤致しました。

毎朝毎朝、私が恐縮してしまう程に朝食を褒めてくれる主人。
親バカならぬ夫バカとでも申しましょうか、でもそれだからお料理も楽しく続けられます。





今宵は主人の50歳を祝い鶏胸肉とワインで乾杯です。
きっと5時からのスタートになることでしょう。
さ、主人も帰ってきたことですし鶏胸肉を買ってきましょうね。

posted by しんさん at 14:05 | Comment(0) | お弁当日記 〜 市販のパンで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする